太田述正コラム#5681(2012.8.25)
<皆さんとディスカッション(続x1644)>
<太田>(ツイッターより)
またや人民網がヨイショ記事だ。
http://j.people.com.cn/94475/7923242.html
ただし、昔の日本の都市は「美しい」・「清潔で整然としている」とは程遠かったというのは多分間違いだ。
欧米化で部分的に劣化してた、ということだと思うよ。
それにしても朝鮮日報よ、今こそもっと敬日記事を載っけなきゃ。
薄熙来の妻の谷開来が執行猶予付きの死刑判決を受けたが、法廷に立ち、受刑するのは彼女の替え玉じゃないか、という噂が中共で飛び交っている。
英FT紙も替え玉説を打ち出しているし、そもそも、中共じゃカネで被告人をすり替えることがよく行われるんだと。
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-19357107
<武田信玄>
はじめまして。私は外国人です。西洋人ですがポーランド人ではありません。私は日本語が読めますが、まだ正しい日本語の文章を書くのは苦手です。すみません。
太田さんのドイツ・ポーランド関係の認識<(コラム#5679)>には誤りがあります。
吉武さんのほうがより正しいです。カレツキについて、吉武さんの言うとおりです。
直接全文を読んだほうがいいです。ウェブにあります。
あとのことも何故誤りかを知りたければ、The EconomistのWeb版のEastern Approachesというブログに来ませんか?
そこのコメント欄で英語で議論したほうがいいです。
太田さんはきっと英語が上手と思います。
そこのコメンターの人たちは質が高いです。
ポーランドやその他の国の人々から太田さんの間違いの指摘が相次ぐでしょう。
必要な典拠も示してくれると思います。
面倒ならいいです。気にしないでください。
<太田>
ハテ?
吉武さんが言及したドイツ・ポーランド関係のファクトに関して私が否定している箇所は一つもないはずですが?
カレツキの件についても、典拠の明示を求めているだけです。
「全文を読」む時間は私にはありません。
いずれにせよ、原文よりは、「吉武」さんが言っているようなことが書かれている有力評論の該当箇所をURLとともに示していただきたいですね。
なお、エコノミストのブログへのお誘いは、先読みしていただいてるようですが、やはり、時間がないので謝絶するしかありません。
と書いてたら、吉武さんから投稿がありました。
<吉武>
言葉が足りませんでしたが、全体主義という括りではアーレントの著書「The Origins of Totalitarianism」の内容は、言わばジャコバン主義という解釈からの「主張」です。構造に着目した実証的なアプローチではありません。
Wikipedeiaなんか鵜呑みにせずに、太田さんもぜひ元の資料を読んでみてください。
→スターリン主義やナチズムはイデオロギーでもあることから、アーレントのような「哲学」的アプローチも有効でしょう。
いずれにせよ、アーレントの件の本については独立したウィキペディアがある・・米国とフランスでいかに賞賛されているかが英語ウィキペディアに出て来る・・
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Origins_of_Totalitarianism
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90
のに、ブレジンスキーの件の本には存在しません。
影響力が桁違いですよ。(太田)
シューマッハの主張についても元の資料は読んでいませんが、実証研究ではないと思います。
そもそもこの手の主張であれば、当時の人々は多少なりとも共通して持っていたのではないでしょうか?
→しかし、ナチスが昇竜の勢いにあった当時のドイツにおいて、「この手の主張」を公然と行ったこと等により、長きにわたって投獄されたことからすれば、また、戦後の西ドイツの政界で彼が果たした大きな役割にも鑑み、そう軽く扱っては失礼というものでしょう。(太田)
それを踏まえて、検証に耐えるような実証的な社会科学研究としては、あくまでブレジンスキーの「The Permanent Purge: Politics in Soviet Totalitarianism」をオリジナルとします。
そこを出発点としないと売り言葉に買い言葉となり、レトリックの迷路に迷い込みますから。
カレツキについては、社会科学の記述ではちっともアテにならないWikipediaなぞに頼らず原文を直接読まれた方がいいのでは?
http://www.cfeps.org/ss2006/readings/Courvisanos_c.pdf
こちらのほうがHTMLファイルで読みやすいです
http://mrzine.monthlyreview.org/2010/kalecki220510.html
内容を簡単にまとめると、民主主義国で深刻な不景気が続くと完全雇用実現への市民の声(’Something must be done in the slump’)を汲むために往々にして軍事経済が発生し、最終的に戦争となるわけです。そして軍事経済は目標経済の一形態です。この目標経済の目標とは量的目標の意味でしょう。
→武田信玄さんへの回答をご覧ください。
ところで、カレツキやあなたの「民主主義国」の定義は?
私は、戦前の日本と違って戦前のドイツには民主主義も自由主義も定着していなかったと考えています(コラム#省略)が、それはともかく、普通選挙で議員が選ばれ、その議員達によって構成される議会が予算や法律の決定権を握っていることだけをもって民主主義だとおっしゃるのなら、10月革命後の普通選挙後のロシアだって民主主義だったことになるのでは?(太田)
長文となり、連投いたしますが、おつきあいください。
また、スターリニズムに至る過程の端緒が民主主義だという太田さんの主張は相関関係については特に異論はありませんが、因果関係の点では十分な説得力がありません。
→逆に、ナチスの全権掌握とロシアにおける共産党の全権掌握とどこがどう違うのか、ぜひ説明していただきたいものです。(太田)
一方、カレツキは完全雇用への国民の声をファシズム形成の鍵にしています。
そしてスターリニズムへの過程ではこの声が介在しません。
→10月革命当時のロシアは第一次世界大戦の真っ最中ですよ。
国民の最大関心事が異なるのは当たり前です。(太田)
類似点というパースペクティヴであれば太田さんの基準はあまり説得力がなく、よく知られたブレジンスキーの研究のほうが適切です。
このときノーラン・チャートを参照するのも良いかもしれない。
→だから、具体的にあなたの言葉で、語ってごらんなさい。(太田)
ユダヤ人の戦後移民については少し時間をください。
私は以前に読んだ本(英文)で経緯を知り、それ以来この認識ですが、出典の題名を失念して思い出せません。
調べる時間がなかなか取れませんので資料が見つかるまで待ってください。
デイヴィスの「God’s Playground: A History of Poland」かもしれませんが、いま手元にありません。
私は実はこの話にも少々懐疑的で、戦後ドイツ人がユダヤ人に対して反ポーランド主義的プロパガンダを行った結果アメリカのユダヤ人がミスリードされたのだ、という疑いを持っています。
理由のひとつは、ユダヤ人の大半が戦後に東方の地域から直接アメリカやイスラエルなどに渡っていること、二つ目は戦後ドイツ人による表現や統計の誇張が著しいことです。どちらも先に挙げた「God’s Playground: A History of Poland」で指摘されています。
ドイツ人はまるで中韓人のようですね。
なお、こういった、政治的な分野でかつ解釈が絡む部分に関しては特にWikipediaは出典としては胡散臭すぎます。
もし議論の相手に出典を要求するならば、同様にきちんとした出典を示すべきではないでしょうか。
そしてそういった資料を踏まえたうえで太田さんの主張を読みたいものです。
→ウィキペディア自身が典拠主義をとっており、典拠が十分示されていないウィキペディアは、基本的に採用していません。
いずれにせよ、私が書いたことに対して読者の方が反論される場合は、(それこそできれば原典を踏まえた)典拠に基づく議論をしていただくことをお願いします。
大変申し訳ありませんが、私が再反論する際には、ウィキペディア程度の典拠すら、付ける義務はありません。
とにかく、そんな時間はないのですから。(太田)
さて、いま一度私の意見ですが、ドイツと日本、ポーランドやチェコと韓国朝鮮を比較すればするほど、違いが際立ってきて、とてもじゃないがドイツと日本を同じ立場とすることはできません。
日本が韓国朝鮮に対して、ドイツがポーランドにやったような凄惨な統治をしましたか(韓国朝鮮ではそう教えるそうですが)?
→珍しく、ここは全く同感です。(太田)
戦争直後のポーランドの市民に対してドイツ人にも無実の人がいるのだから復讐するなと言うのは、おかしな話です。
加害者を犯罪者として個別に粛々と処罰するならともかく、後になって人倫なぞという迂遠なことを持ち出して「ポーランド人」全体を対象として糾弾するなど、すべきでないと思います。
そもそもあれはあれで仕方のないことであり、起きないほうがおかしい。
→人間のあらゆる言動にはそれなりの理由があるけれど、国際法や国内法で禁止されていること・・殺人等・・は正当防衛等国際法や国内法で認められている事由がなければやってはいけない、それが人倫というものだ、というだけのことです。(太田)
さらに言えば、追放されたドイツ人のうち多数がポーランドの市民からの被害を受けたという主張や研究はちょっと眉唾です。
なぜなら、そもそもドイツ人が西へ追放されるとき、論理的に考えてその経路にポーランド人がそんなに居たはずがありません。ポーランド国民が押し込まれていた旧総督府がその地域より東にあったという地理的状況がそのevidenceです。
また旧総督府にドイツ人の民間人はまず居ませんでした。(たとえばシレジアでのサロモン・モレルの犯罪は有名ですが、あれはもともとNKVDがドイツ人を捕まえて強制収容所にブチ込み、管理業務をポーランド側に移したことが背景にあります。)
→戦後ドイツ人に対する暴行陵虐を行ったのはポーランド人だけなんて私は一言も書いてませんよ。(太田)
ドイツの誇張については、旧西側では冷戦時代終結までにその点に着目した研究者は少なくとも私はディヴィスを除いては知りません。
以前にドイツが占領していた旧シュレジェン、旧ヴァルテラント、旧ポンメルン、旧プロイセンなど、第一ポーランド軍団のようなポーランド人の部隊はそんなところに留まっていませんでしたし、たいした武器もないポーランド市民がドイツ人を100万も200万も殺したというならば、ポーランド市民は南京で30万人を虐殺した(と中国が言っている)日本軍を超える、世界最強の戦闘民族ということですな(ネット上でそんな言い回しが流行していますね)。
私は実際の加害者の筆頭としてソ連軍を疑っていますが。
“Obstinate ignorance is usually a manifestation of underlying political motives.” –ミハウ・カレツキ
→私のコラムと関係ない話では?(太田)
<今度はコラム#5472についてですが、>政治統合は、ドイツを一旦各州に分割して、そのうえでブリュッセルに財政統合すればよい話です。
ドイツが統一ドイツのままブリュッセルに財政統合してもいずれ各州は分裂するでしょうけれども。
統一欧州においては、各国ないし各州は単なる地方自治体ですから。
大陸でも国際政治において本当に鬱陶しいほどのエゴイストは独仏等、以前からの大国だけですよ。
→本当にそう思ってます?(太田)
イギリス人が欧州統合を嫌がるのは、アングロ・アトランティック経済の金融利権が一部大陸に取られるのが恐ろしいからでは?
統合欧州は得体が知れず、イギリスはアングロ・アトランティック経済さえしっかりしていれば別にそんなもの要らないからでしょう。
→全く違います。
太田FAQ
http://wiki.livedoor.jp/veg_tan/d/%b2%a4%bd%a3%cf%c0
あたりを手掛かりに、私のアングロサクソン・欧州せめぎあい論を咀嚼していただきたいものです。(太田)
一方で大陸諸国の人々は統合がなければ周期的な大戦争の危険があると考えているため、得体が知れなくても分裂欧州よりはマシということはだいぶ強く確信しているわけです。
→このセンテンスだけとればその通りなのですが、これ以下が問題です。(太田)
というのも、ケインズが指摘するように、財や信用の市場統合が進むと資本の多い国と少ない国との間で、The Humbug of Financeという現象が発生するからです。
→そりゃ、この言葉の誤用ですよ。(そもそも、「指摘」したのはジョーン・ロビンソン女史です。)
単に、戦前の英国の財政均衡至上主義ってことですからね。
http://www.macroscan.org/anl/apr00/anl050400The%20Humbug%20of%20Finance%20_1.htm (太田)
大陸欧州でも資本の多い前々からの大国が国際政治でエゴイスティックになるのは、このためです。
→よって、「というのも、」以下のあなたの文章は意味をなしません。(太田)
<gusxCtcb0>(「たった一人の反乱」より)
尖閣・竹島「法と正義での決着が王道」 野田首相が会見
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120824/plc12082422050040-n1.htm
次の選挙までに野田が何かやらかすとは思ってたけどついに動き出したね。
野田の覚悟が日本国民を始め中共・韓国に伝わればいいんだけど。
<太田>
李明博大統領は頭を抱えてるんじゃないかな。↓
「・・・スポーツ紙記者は「今回の”嫌韓ムード”は今までとは違う。すべてはあの天皇陛下への侮辱発言。あれは日本国民全員の感情を逆撫でした。新聞社には連日、読者から『もっと反韓キャンペーンをやってくれ!』という電話が鳴り響いています。韓国ドラマやK-POPは大打撃でしょうね」と話す。・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/cyzo_24Aug2012_36081
「・・・大手製薬会社「ロート製薬」(大阪市生野区)がテレビCMで韓国人女優キム・テヒを起用していることに言いがかりをつけ、降板させるよう脅したとして、大阪府警捜査4課が10日、強要容疑で元市民グループ支部の幹部ら4人を逮捕した・・・」
http://www.cyzo.com/2012/05/post_10573.html
それでは、その他の記事の紹介です。
山本美香さんの死
http://www.youtube.com/watch?v=cQeG46ta9kw&feature=watch_response&oref=http%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DhUy-vdLni9w (←視聴にはグーグルアカウントが必要)
を米タイム誌が大きくとりあげていた。↓
http://world.time.com/2012/08/24/the-freelancer-as-martyr-mika-yamamoto-1967-2012/
NYタイムスが藤本訪朝を大々的に取り上げた。↓
http://www.nytimes.com/2012/08/25/world/asia/kim-family-chefs-redemption-suggests-a-softening-north-korea.html?ref=world&pagewanted=print
こいつは傑作だー。
(中共とは違って、過去において黙ってただけだとすると、台湾の方が尖閣の領有権主張に関しては迫力があるのかなあ。)↓
「広東の企業幹部が「尖閣諸島は日本領土」、中国版ツイッターで発言、人民日報記事など証拠挙げ、賛同広がる・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/chn12082501150000-n1.htm
人民網、(ある意味でだけど))またまたまた対日ヨイショ記事。↓
http://j.people.com.cn/94476/7922908.html
いやまあ米国の富の不平等はひどいもんだが、日本の同様の数字が見たいねえ。↓
・・・the median family has assets (including their house but subtracting their mortgage) of roughly $77,300. The top 10 percent of families have nearly $1.2 million. That’s the kind of gap not seen since the 1920s, just before the Great Depression.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/the-price-of-inequality-and-the-betrayal-of-the-american-dream/2012/08/24/c668088a-d02b-11e1-8e56-dffbfbe1bd20_print.html
米軍の兵士の平均年齢がどんどん下がってきたってのは面白いね。
軍事「労働」の機械化/非熟練労働化の進展ってことなんだろうか。↓
・・・ During the Spanish-American War in 1898, only 40 soldiers of the 28,000 in the Army were younger than 21. In Korea, half of them were younger than 21. In Vietnam, the average age was 19. ・・・
http://www.washingtonpost.com/opinion/those-who-have-borne-the-battle-a-history-of-americas-wars-and-those-who-fought-them-by-james-edward-wright/2012/08/24/0962d18a-e62d-11e1-8741-940e3f6dbf48_print.html
カナダでの日系人の強制収容の話は、米国におけるそれに比べて余りにも語られることが少ないが、もっと知りたいねえ。↓
・・・ the internment of 21,000 citizens of Japanese ancestry during World War II. ・・・
http://www.washingtonpost.com/entertainment/books/requiem-by-frances-itani/2012/08/24/10fedd08-e001-11e1-a19c-fcfa365396c8_print.html
前にも紹介したけど、狩猟採集社会の人も現代都会人も、エネルギー消費量はほとんど変わらない(・・だから運動しても痩せない・・)って話が詳説されている。↓
・・・energy expenditure is consistent across a broad range of lifestyles and cultures.・・・
http://www.nytimes.com/2012/08/26/opinion/sunday/debunking-the-hunter-gatherer-workout.html?_r=1&hp&pagewanted=print
座禅が米国の企業でもてはやされてるんだね。
これは仏教の実践ではないって彼らは言ってるようだけど、釈迦の教えの実践ではあるんだぜ。↓
・・・Though the combination of mysticism and capitalism may seem incongruous, this interplay has found fertile ground at some of the best-known companies in the US and Europe.・・・
Steve Jobs. Apple’s founder and former chief executive was a Zen Buddhist and spoke openly about how his time meditating in India shaped his world view and, ultimately, Apple’s product design.・・・
・・・it seems that eastern wisdom — stripped of its religiosity and backed by scientific research — is becoming an accepted part of the corporate mainstream.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/d9cb7940-ebea-11e1-985a-00144feab49a.html#axzz24VzfyYrv
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<オフ会幹事団>
次の講演・オフ会のご案内です。
講演・オフ会
「演題未定」 2012年9月29日(土曜) 14:00~19:50
日時 2012年9月29日(土曜) 14:00~19:50
場所 太田の大田区の自宅(出席者には詳細開示)
会費 300円 当日徴収
講演・オフ会内容
14:00 机等の準備・参加受付
14:15 講演「演題未定」(ソフト飲料等付)
15:15 自己紹介
15:35 休憩
15:50 質疑応答(ソフト飲料等付。第三のビールを@100円で希望者に提供)
・・途中で帰るのは自由
19:50 弁当購入に出発(飲むものを含め、同じ場所で各自が購入)
●二次会(会費不要)
20:15 懇談
22:15 お開き・机等の後片付け
質疑応答や二次会からの参加も大歓迎です。
Skypeでの参加(講演時のみ)も募集しています。
Skype名をご記入の上、お申し込み下さい。
・申込フォームは現在作成中です。
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一人題名のない音楽会です。
私の好きなクラシック的歌謡曲特集の9回目(特別編を入れれば10回目)です。
[女性デュエット]
危うくザ・ピーナッツを忘れるところだったので、急遽、新たな項を起こして追加することにしました。
かわいい花(Petite Fleur)(カバー。デビュー曲)
http://www.youtube.com/watch?v=uYAnOCB0syg&feature=related
本田美奈子・伊東ゆかり 伊藤エミ↑も本田美奈子・・最高に美しく輝いている!・・も、もういないねえ。
http://www.youtube.com/watch?v=sBYFpIyLCHY&feature=related
原曲 Danielle Darrieux
http://www.youtube.com/watch?v=YEnZLFyrvA0&feature=related
恋のバカンス
http://www.youtube.com/watch?v=NkE6YbWa_fE&feature=related
Каникулы любви ロシア(当時ソ連)でも流行ったんだ!
http://www.youtube.com/watch?v=nBy5vMXmewc&feature=related
本田美奈子
http://www.youtube.com/watch?v=imZ6_S_3sks&feature=related
伍代夏子・藤あや子 絶世の美人演歌歌手の藤あや子、初登場!
http://www.youtube.com/watch?v=bKZieXmt3lg&feature=related
ウナ・セラ・ディ東京
http://www.youtube.com/watch?v=5UAEb8v6TeQ&feature=related
石原裕次郎
http://www.youtube.com/watch?v=3il6IhO3vDo&feature=related
伊東ゆかり・中尾ミエ/美川憲一・中尾ミエ/スリーグレイセス 中尾ミエとスリーグレイセスはここだけの登場。
http://www.youtube.com/watch?v=trC_xfGbFXw&feature=related
坂本冬美・藤あや子 あや子サン、立て続けに登場。
http://www.youtube.com/watch?v=N6bbOMKiEDM&feature=related
恋のフーガ
http://www.youtube.com/watch?v=8vbZj5XyXQE&feature=related
小柳ゆき
http://www.youtube.com/watch?v=abO17LOLuTQ
情熱の花(PASSION FLOWER←エリーゼのために)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=rsIYY4oRGs8&feature=related
W (Double You) こんな二人組がいたんだね。
http://www.youtube.com/watch?v=WFpoxAN4pRE
原曲 Mina Mazzini
http://www.youtube.com/watch?v=_zjkiFYv6DM&feature=related
コーヒー・ルンバ
http://www.youtube.com/watch?v=seGX_72WE-g&feature=related
井上陽水
http://www.youtube.com/watch?v=2wOJDzlxQkI&feature=fvwrel
愛のフィナーレ
http://www.youtube.com/watch?v=9zGJXV_Rjuc&feature=related
さよならは突然に
http://www.youtube.com/watch?v=AQmVotsuog8&feature=related
ふりむかないで
http://www.youtube.com/watch?v=ofIgRhIycZM&feature=related
悲しき雨音(←RYTHM OF THE RAIN)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=j1t7MRfy97U&feature=related
越路吹雪
http://www.youtube.com/watch?v=eo4jlNfsc1E&feature=related
ペドロ&カプリシャス(高橋真梨子)
http://www.youtube.com/watch?v=iB4JrvDVVRE&feature=fvwrel
原曲 The CASCADES
http://www.youtube.com/watch?v=bQstQST1GiM
銀色の道(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=3C92qzWYIw0&feature=related
ダークダックス
http://www.youtube.com/watch?v=iiEFValAiC8
すずかけの道(鈴懸の徑)(コラム#5433)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=Rhk6ah-x-90&feature=related
北上夜曲(コラム#4353、5433)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=3X8Yq3S67hA&feature=related
心の窓にともし灯を(コラム#3771)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=oZ1aIwK7jOg&feature=related
いそしぎ (The Shadow of Your Smile)(コラム#4674)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=f7as-8yw7Fo&feature=related
原曲 Barbra Streisand
http://www.youtube.com/watch?v=PzmYX1E7omo&feature=related
白い恋人たち(13 Jours en France)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=caHveJ6exSM&feature=related
原曲
http://www.youtube.com/watch?v=UIfOtRGS030
モスコーの夜は更けて(Midnight In Moscow←Moscow Nights)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=7Aj923Y80gY&feature=related
ジャズ編曲(Midnight In Moscow) Kenny Ball
http://www.youtube.com/watch?v=3HMAVnjeN28
モスクワ郊外の夕べ フランク永井
http://www.youtube.com/watch?v=145FfMKvsz4&feature=related
モスクワ郊外の夕べ ダークダックス
http://www.youtube.com/watch?v=ga3XPGBdiAk&feature=related
原曲(Moscow Nights) ?
http://www.youtube.com/watch?v=npDkZuqrqcA&feature=related
霧のカレリア(KARELIA)(カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=jVhDKUpKtkc&feature=related
原曲 The Spotnicks:演奏 歌唱付じゃないとつまらないね。
http://www.youtube.com/watch?v=Nj7wKC-9TpM
(続く)
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太田述正コラム#5682(2012.8.25)
<戦前の衆議院(その13)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1644)
- 公開日:
いずれにせよ、アーレントの件の本については独立したウィキペディアがある・・米国とフランスでいかに賞賛されているかが英語ウィキペディアに出て来る・・
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Origins_of_Totalitarianism
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90
のに、ブレジンスキーの件の本には存在しません。
影響力が桁違いですよ。(太田)
→そうですか。Wikipediaがお好きなんですね。感心します。私は外国人の名前の綴りのチェックと年表のチェックぐらいにしか利用しません(その目的でいまも使いましたが)。Wikipediaは読み物としては面白い記事もありますが、主観が絡むこと(たとえば記事の内容やトーン、そしてそもそも記事を作るかどうかなども)については鵜呑みにしてはいけないと考えています。上のテーマについても太田さんと私の間に根本的な見解やメソドロジーの相違があるということだけ心に留めておきます。
しかし、ナチスが昇竜の勢いにあった当時のドイツにおいて、「この手の主張」を公然と行ったこと等により、長きにわたって投獄されたことからすれば、また、戦後の西ドイツの政界で彼が果たした大きな役割にも鑑み、そう軽く扱っては失礼というものでしょう。(太田)
→theoristとして評価することと、activistとして評価することを、きちんと分けるというだけの話です。彼は政治学のtheoristとしては凡庸であったが社民主義のactivistとして偉大であったと認識すれば何の問題もありません。そしてその認識で間違っていないと思います。そもそも20代はじめの若いうちから政党活動をしている彼自身はもともとからactivistという自己認識だったでしょう。太田さんが私の意見を読まれて「軽く扱っ」ているとか「失礼」だとか思われるのは、太田さん自身この区別がきちんとできていないからです。いっぽうブレジンスキーの場合は、もともと優秀なtheoristで、徐々にactivistの色彩も強めていった類です。ケインズやカレツキなどもそうですし、さらにはローザ・ルクセンブルクもその類かもしれませんね。
ところで、カレツキやあなたの「民主主義国」の定義は?
逆に、ナチスの全権掌握とロシアにおける共産党の全権掌握とどこがどう違うのか、ぜひ説明していただきたいものです。(太田)
10月革命当時のロシアは第一次世界大戦の真っ最中ですよ。
国民の最大関心事が異なるのは当たり前です。(太田)
だから、具体的にあなたの言葉で、語ってごらんなさい。(太田)
→カレツキがどう定義しているのか調べたことはありませんが、私については制度面でも運営面でも自由選挙・秘密選挙が機能することです。(普通選挙かどうかはそこには入りません。これを採るかどうかは時代によって異なるからです。)この意味では1932年の二度のドイツ総選挙は運営面でも充分に普通選挙で、いっぽう革命後のロシアは常に戦時ないし準戦時体制であり一度もこの意味での普通選挙が行われていません。ドイツは普通選挙によるナチスの政権掌握後に目標経済(軍事経済)と言論弾圧やテロルの組み合わせを経て準戦時体制に入り、民主主義が有名無実となります(実際はそれ以前からナチスは活発にテロルを行っていたようですが)。したがって私は明白にカレツキの見解を採り、太田さんの見解を不十分と見做します。また、これを考えるうえでノーラン・チャートの参照を薦めていることが、私の言葉です。
大変申し訳ありませんが、私が再反論する際には、ウィキペディア程度の典拠すら、付ける義務はありません。
とにかく、そんな時間はないのですから。(太田)
→申し訳ありません、などと言われても・・・。そうですか、ではディスカッションの意義はありませんね。
人間のあらゆる言動にはそれなりの理由があるけれど、国際法や国内法で禁止されていること・・殺人等・・は正当防衛等国際法や国内法で認められている事由がなければやってはいけない、それが人倫というものだ、というだけのことです。(太田)
→法を守ることが人倫なのですか?詰めが甘いです。集団と個人とをごちゃまぜにしていますね。たとえば「ポーランドの」ないし「ポーランド人の」といった集団を取り扱うことと、個別の暴漢や強盗を取り扱うのは別のことです。ここをごちゃまぜにするというレトリック上のテクニックもよく使われます。たとえば、この時代の話であればサロモン・モレル事件。モレル(Salomon Morel)はドイツ人を迫害したことでポーランド当局から指名手配を受けていましたが、これは彼が個別の犯罪者であったからで、ユダヤ系であったことは全く関係ありません。イスラエルはモレルを匿っていましたが、モレルの言い分は「ポーランドの反ユダヤ主義が俺を捕まえようとしている」というものでした。イスラエル政府もモレルの話に納得したからなのか、世界中のユダヤ系の人々の中でモレルと同じような思考回路をもった人々がいることに配慮したせいか、それは知りませんが、ポーランド政府からの身柄引き渡し要請を拒否し続けました。人倫が必ず要求されるのは個人。国家等の集団では必ずしもそうではなく、功利が優先されることもある。だからこそ個別の復讐事件というのは起きても仕方のない事だと言っているのです。
(続く)
(先の文章の続き)
復讐行為が犯罪的であれば個人の犯罪として粛々と処理すればいいのであるが、かといってそれをもって犯罪者の属する集団を人倫に悖るなどと批判するのはお門違いだということです。とくにあの時代は。たとえば日本兵が中国で(規模はどうあれ)違法行為を犯したとします。それで日本全体を非難し続けることが正当化されている中国のあのやり方はだいぶお門違いだと思いますし、朝鮮とはあのとき戦争していませんから当時の日本人(の個人)と言いますが、さてそれで日本全体を犬畜生のごとく言うことが正当化されているあの韓国や北朝鮮のやり方もお門違いだと思います。彼らの全体主義的な思考・認識に乗せられてはいけません。ドイツと日本を比べるということには、この意味で大きな落とし穴があるのです。つまりここで全体主義のレトリックの罠に嵌ってしまうのです。こうして嵌ると、何らかのvested interestsにみなさん個人個人が直接操られることになるのですよ。中韓のショーヴィニズムをなんとかしたいと思っても、これがちゃんと理解できていないとミイラ取りがミイラになるのです。
戦後ドイツ人に対する暴行陵虐を行ったのはポーランド人だけなんて私は一言も書いてませんよ。(太田)
→というより、先に散々述べたように個人的にはドイツ人追放という事件の全体から見れば(特に数量的に見れば)ポーランド人はほとんど関わっていないと推定しています。この件に関してのみドイツ人による針小棒大の誇張が激しいのは何故かといえば、まず第一にはソ連およびのちにポーランド当局に不動産を没収された恨みつらみからであると思いますが、そこが問題で、ドイツ人やユダヤ人の資産の没収を行ったのが(のちに東側と呼ばれるようになった)国際共産主義体制であったのに、なぜドイツ民族対ポーランド民族あるいはユダヤ人対非ユダヤ系ポーランド人の構図で語られているのか?そしてなぜこの2つの対立構図が往々にして同列に語られて、反ポーランド主義が助長されているのか?私の意見では、これは一つにはドイツ人による一種の責任転嫁の心理だと思いますね。ドイツ国民という集団としての(crime)だけではなく、国民集団および個人個人の(sin)の意識に同時に苛まれているため、sinの意識を希釈化しようとして彼らは「ポーランド人だって加害者だ」という「形」を作りたいのです。ワルシャワを訪問した西ドイツのブラント首相が謝罪のパフォーマンスをしたのはユダヤ人に対してであり、(非ユダヤ系を含めた)ポーランド人全体に対してではないことがこのドイツ人の意識を間接的に示していると考えます。もう一つは、やはり個人と集団の区別がつかないこと。そもそもドイツではこの思考・認識の未熟さのせいで、「平時にもかかわらず」(上のほうのカレツキについての議論参照)全体主義にあっさりと社会が乗っ取られたわけですからね。
本当にそう思ってます?(太田)
→何のことでしょうか?ドイツ分裂のことでしょうかね?ドイツ分裂は無理やりやる必要はありません。欧州統合が進めば自然にそうなっていくと思いますよ。たしかに欧州史を見るとドイツというのは統一しているときが最も危険となるようですが、かといって無理やり解体することもありません。財政統合が実現すると域内自由貿易や資本移動の持続可能性が高まるため自然に連邦各州間の政治的つながりが弱くなります。
全く違います。
太田FAQ
あたりを手掛かりに、私のアングロサクソン・欧州せめぎあい論を咀嚼していただきたいものです。(太田)
→私がそもそも太田さんの主張を「全く違う」と思っているのですから、意見は述べさせていただきますが、かといって直接太田さんを説得する気はありません。
そりゃ、この言葉の誤用ですよ。(そもそも、「指摘」したのはジョーン・ロビンソン女史です。)
単に、戦前の英国の財政均衡至上主義ってことですからね。
→全然違いますよ太田さん。誤解しているのは太田さんのほう。また言いだしっぺはロビンソンじゃありません。では、最もわかりやすい、かつ決定的な証拠を挙げましょう。リチャード・カーンのThe Making of Keynes’ General Theory(Cambridge, 1984)の203~205ページでロビンソン本人自ら、「ケインズがそう呼んだ」The Humbug of Financeについてかいつまんで説明しています(この用語は205ページに出てきます)。そもそもですね、この用語は「投資の犬が自らの貯蓄のしっぽを振る」ということと深い関係のある話で、太田さんの理解されているような意味ではないのですよ。このロビンソンによる「まとめ」をどこかで読まれたうえで、太田さんが貼られたリンク先を読んでごらんなさい。太田さんはご自分の知らない話や概念を用いてくるたびその都度ネット検索して碌々理解もしないまま議論しているのではないですか?そんな気がしてしまいます。私の邪推にすぎないのであれば謝罪いたしますが、もしそうであれば、基礎的な理解を端折っていきなりネットを漁るからそういうことになるのですよ。知らないなら知らないとおっしゃるべきです。このようなクオリティではブログの読者層もたしかにだいぶ限られるでしょうね。
お返事は以上です。長文、失礼いたしました。
書き間違いを訂正します。
上の3つめの投稿ですが、以下の文章の「普通選挙」は「自由選挙」(ないし秘密選挙)とでも読みかえてください:
”この意味では1932年の二度のドイツ総選挙は運営面でも充分に普通選挙で、いっぽう革命後のロシアは常に戦時ないし準戦時体制であり一度もこの意味での普通選挙が行われていません。ドイツは普通選挙によるナチスの政権掌握後に目標経済(軍事経済)と言論弾圧やテロルの組み合わせを経て準戦時体制に入り、民主主義が有名無実となります(実際はそれ以前からナチスは活発にテロルを行っていたようですが)。”
ちなみに、私はいまのロシアの選挙は自由選挙とは決して呼びません。仮に秘密投票が運営されていても、政党や候補者の登録・認証手続きの時点で当局による裁量的運用が行われているからです。私はあのロシア式の比例代表制自体(得票率の足きりにより多党乱立を防いでいる)は非常に優れた制度だとは思いますが。(ポーランドやチェコも同じような制度で、かつ政党や候補者の登録・認証も「健康的」なので、ポーランドやチェコを見ればよい話ではありますが。)
また書き間違い。秘密選挙でなく秘密投票ですね。失礼しました。