太田述正コラム#5721(2012.9.14)
<皆さんとディスカッション(続x1664)>
<コラム#5717の訂正>(ブログは訂正済)
20日のオフ会→29日のオフ会
<コラム#5719の訂正>(ブログは訂正済)
南北戦争→米西戦争
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<太田>(ツイッターより)
駐リビア米大使殺害は、アルカーイダ系集団によって周到に準備され、ユーチューブ・アップ動画への暴力的抗議運動をカムフラージュにしてあの9.11の記念日に行われたものである可能性が高まった。
なお、イェーメンでも現地の米大使館が暴徒に襲撃された。
http://edition.cnn.com/2012/09/13/world/africa/libya-us-ambassador-killed/index.html?hpt=hp_t2
ブリジット・バルドーは、その絶頂期において、有名人であることの重圧に押しつぶされつつ、自分を醜いと思っていたんだって。
4回結婚、子供一人。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/sep/13/brigitte-bardot-celebrity-crushed-me
要するにバルドーは全く普通の女だったってワケ。
ただし有名ならそんな女でも3回夫をとりかえるってこと。
<g6Z9BTl50>(「たった一人の反乱」より)
≫民主の逆転はないだろうな。次は、自維公の連立で過半数超えちゃうか。≪(コラム#5719。J4ChhU5G0)
普通ならそう考える所だけど、
≫今から予言しておこう。来年の総選挙以降も民主党(を中心とする)政権が維持されるだろう。ちゅうか、そうならなきゃ、日本の有権者は気ー狂ってるってこと。≪(コラム#5719。太田)
と、太田さんは言い切ってるんだよな。
「民主党(を中心とする)政権」って言い方をしてる所をみると、さすがに単独与党は難しいと見てるっぽいけど。
これは何の根拠も無い俺個人の予測なんだけど、自民党総裁選終了後、自民党の総裁(多分町村)が浮かれてる所に野田からの強烈な一撃があると睨んでるんだけど、どうだろう?
谷垣の時みたいに「増税を諦めるかor民主と組むか」みたいな嫌らしい選択を野田が突きつけてきそうな気がしてならない。
<DeHagBqC0>(同上)
野田内閣支持率が野党支持率を上回っていれば、まだ目はあるんじゃないのかな。
消費税増税という一番支持率を減らす案件を決めてしまってもまだ支持率30%前後を維持していて、しかもNHKの世論調査だとじり高になってる。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120910/k10014920591000.html
給付金付き税控除や社会保障改革、議員定数削減問題、領土問題の進展如何によっては支持率の上乗せが期待できるから、楽じゃないけど無理じゃないって感じだと思います(希望的観測込みだけど)。
<3+nyt9wR0>(同上)
孫崎さんの本、かーなり売れてる。
吉田茂批判をした初めての外務官僚になるのかな?
「Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 – 9位 (本のベストセラーを見る)
1位 ─ 本 > 歴史・地理 > 日本史 > 一般 > 日本史一般
1位 ─ 本 > 歴史・地理 > 日本史 > 昭和・平成」
http://www.amazon.co.jp/dp/4422300512
でも、敗戦の責任を軍部にだけ押し付けるくだりは、やっぱりねって感じ。
「自分に都合のよい、しかしありえない分析をして、自分の望む政策を押しとおそうとする これが開戦時と終戦時に共通した日本の軍部の態度でした」「このように日本の軍部は、開戦時に甘い見通しを立てて苦い経験をしていながら、敗戦時もまた、自分に都合のいいように情勢を判断していたのです。それで苦しむのは国民のほうですから、まったくたまったものではありません。」
http://www.sogensha.co.jp/pdf/preview_sengoshi.pdf
<太田>
孫崎大使がどんな吉田茂批判をしているのか知らないけど、日本の外務省キャリアOBに共通しているのは、約1名の困った変人を除いて、外務省批判を決してやらないことだねえ。
日本が独立するのと、彼らが外務省から独立するのと、どっちが先になるかなあ。
それでは、その他の記事の紹介です。
極めて理性的にして論理的な野田政権の尖閣購入決定に対してこれじゃ、どうしょうもないね。
当局肝いりの(礼節と信義を尊ぶ)儒教の中共での「復活」が、これほどまでに仏作って魂入れずであったことが明らかになったことは、かつてなかったんじゃないか?↓
「・・・ 中国外務省の洪磊報道官は13日の定例記者会見で、「中国全土が日本の誤った行動に憤っており、政府による正義の要求や対抗措置を支持している」と発言。同商務省の姜増偉次官も、「中国の消費者が理性的な方法で、自分たちの考えを表明するのは彼らの権利だ」と述べ、日本製品のボイコットを容認する考えを示した。・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/chn12091401050001-n1.htm
豪州で、落ち目の米国よさようなら、と唱える有力な論者が出ている。↓
・・・As a former senior advisor to Prime Minister Bob Hawke and the principle author of Australia’s 2000 Defence White Paper, Mr. White is a highly credible and eloquent commentator. ・・・
Mr. White urges Canberra to do all it can to persuade America that maintaining primacy is all but impossible. ・・・
Mr. White’s thesis has significant support, including from former Labor Prime Minister Paul Keating, recent leader of the conservative opposition Malcolm Turnbull, and many business and social elites. ・・・
http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444709004577649241706301740.html
その米国とパキスタンとの関係は最悪だが、パキスタンとその隣国たるインド、アフガニスタン、イランとの関係は(美人外相の活躍のおかげもあって)どんどん良くなってきている。
これも米国凋落の表れだな。
日本よ、豪州やパキスタンが享受している独立を早く達成しなくっちゃ。↓
・・・even as the country’s relationship with the United States has plummeted over the past years — battered by incidents like the unilateral U.S. raid to kill Osama bin Laden in Abottabbad, an errant American airstrike that killed 24 Pakistani soldiers last November, and U.S. accusations that Pakistan supports militant groups like the Haqqani network in Afghanistan — its relations with its neighbors in India, Afghanistan, and Iran have steadily improved, part of a regionally focused foreign policy pushed since 2008 by the Pakistan People’s Party-led civilian government and backed by Pakistan’s generals.・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2012/09/13/pakistans_charm_offensive
メージャー元英首相が、ミュージックホールに出ていたこともある自分の父親・・メージャーは64歳の時の子・・に捧げたところの、英国のミュージックホール史の本を上梓して絶賛されている。
日本の元政治家でこんな芸当ができるのは、今、まずいないだろうな。↓
http://www.guardian.co.uk/books/2012/sep/12/my-old-man-john-major-review
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太田述正コラム#5722(2012.9.14)
<米帝国主義マークIIとその崩壊(その1)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1664)
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