太田述正コラム#5741(2012.9.24)
<皆さんとディスカッション(続x1673)>
<太田>(ツイッターより)
「可愛らしい子供の笑顔…」37枚
http://j.people.com.cn/94638/94659/7956717.html
人民網のロリコン・・もとい、清純路線。
それにしても、「子供」って白人の女の子しかいないんだっけ?
<ivhD3lHk0>(「たった一人の反乱」より)
「史上初めて日系人で米国第三位の地位に就いた人物の戦歴が凄い」海外の反応
http://blog.livedoor.jp/drazuli/archives/5928762.html
凄い人もいるんやねぇ。
個人的にはまったく関係の無いチャック・ノリスネタに吹き出しちゃったけど。
<KGpi0zzP0>(同上)
≫ふんじゃ、なんで尖閣には実力行使に踏み切らなかったんよ? ≪(コラム#5739.太田)
同年中に国連に入ることになってたからでしょ
<太田>
だからさー、ボクは、1949年から中共の国連加盟までの長い長い期間、どうして尖閣問題で中共は実力行使に踏み切らなかったのかを問うているんだよ。
<Tu9cLyQG0>(「たった一人の反乱」より)
宮崎正弘氏の受け売りではありますが、チャイナ東北地区では日本に対する恨みよりも、北京に対する恨みのほうが強いらしいです。
理由としては、1945年当時、チャイナ工業生産の9割を独占していた満州地区を使い捨てにして、 富を全てチャイナ本土に移転してしまったからです。
以下は私見として<ですが>、それにチャイナのような広大な国では、地域格差がひどく、自分の土地にかつて清朝由来の帝国があったことは、住民感情としてプラスになってもマイナスにはなりません。
もともと満州は馬賊が住むような土地で、この地区の近代化の原点は台湾と同じく大日本帝国なんですよ。
東京駅
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Tokyo_Station_2012_09.jpg
瀋陽駅
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Shenyang_Railway_Station.jpg
<太田>
<べじたんさん、昨日のディスカッションに関し、>「URLを自動リンクする」にチェックマークをつけてセーブしたのですが、うまくいきませんでしたね。
どこがまずいのかなあ。
<べじたん>
<一>昨日と<三>日<前>のディスカッションは、リンク先が指定されてないハイパーリンクになっていますね。例えば昨日の一つ目↓
北京市、日本人作家・関連書籍の出版停止通告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120921-00000748-yom-bus_all
<太田>
IT支援グループのやまもとさんのアドバイスに従ってやってみたのですが、私のやり方がマズイのか、うまくいきませんでした。
それに、そもそも、リンクを一つずつ、いちいち作らなければならないのも面倒です。
<べじたん>
≫URLをコピペすると、リンクされる表示に変換してくれる無償サイ ト≪(コラム#5737。太田)
http://sunafukey.fc2web.com/urltool.html
こういうサイト↑ですか? <やはり、>ここで、いちいち作るのは煩わしいですね。
管理画面をいじれる人に、見てもらってはいかがですか。
<太田>
どなたか、手を挙げる方は?
引き受けていただけたら、IT支援グループに入っていただき、太田コラムの無償配布が受けられる名誉会員になっていただきますが・・。
<TA>
≫私は、過去、アレクサンドルを使ったことはないかもしれませんが、アレクサンダーやアレキサンダーはありそうです。お時間のある時に、過去の使用例を調べて教えていただければありがたい。この際、(ギリシャ読みの)アレクサンドロス、に統一したいと思います。≪(コラム#5737。太田)
バックナンバーから、「アレクサンドル」、「アレクサンデル」、「アレクサンダー」、「アレキサンダー」でそれぞれ探しました。↓
<コラム#4827>
マケドニアが首都スコピエにでっかいアレクサンドル大王像を建立してギリシャは怒り狂っている。大体からして、この首都には、既に、アレクサンドルの名前を冠した空港、
<コラム#5118>
軍事的天才であったことから、彼をペルシャのナポレオンとか第二のアレクサンドルと形容する歴史家もいる。
<コラム#825>
アレキサンダー大王がもたらしたギリシャ文明の影響を
<コラム#869(計6か所)>
アレキサンダー大王は、ギリシャ諸都市を征服した後、弱体化していたアケメネス朝ペルシャを前330年に滅ぼすが、アレキサンダーのやったことは、古典ギリシャ文明とより重要な古代ペルシャ文明という二つの文明を破壊した蛮行にほかならなかった(注11)。なお、アレキサンダーの征服した版図は、古代ペルシャのかつての最大版図の一部に過ぎないことからすれば、アレキサンダーの大征服なるものは、古代ペルシャの二番煎じにも値しない代物だ。
(注11)アレキサンダーが前331年にペルシャの首都スーサ(Susa=Persepolis(ペルセポリス))を占拠した際に、アテネの最後の僣主を暗殺した二人のアテネ人のブロンズ像を発見した。これは、クセルクセスが480年にアテネを一時占拠した時に掠奪してきたものだが、ギリシャの全都市の僣主となっていたアレキサンダーが、どんな感慨を抱いたか、想像に余りある。
<コラム#908>
アレキサンダー大王による征服(前334年~前323年)
<コラム#1467>
なお、アレキサンダー大王(Alexander the Great。BC356~323年)は、
<コラム#2276>
アレキサンダー大王のマケドニア軍、
<コラム#2324>
アレキサンダー大王の帝国とムガール帝国について、
アレキサンダー(Alexander the Great。BC356~323年)は
紀元前331年、アレキサンダー率いる軍隊は、
ちなみに、アレキサンダーが没するのはこのバビロンにおいてだ。
<コラム#2402>
ユダヤ教徒はアレキサンダー大王の帝国の末裔の一つであるセレウコス朝
<コラム#2454>
イ アレキサンダー大王
このヘロドトス史観に基づき、アレキサンダー大王(BC336~BC323年)は、
<コラム#2458>
その最盛期とほぼ同じ領域を征服したところのアレキサンダーの帝国とを
<コラム#2974>
何で哲人ソクラテスと大王アレキサンダーを生み出した民族がそうなっちゃったのか。
<コラム#3106>
しかし、ナポレオンはカエサルを妬み、カエサルはアレキサンダーを妬み、アレキサンダーは、思うにヘラクレスという、実在しなかった人物を妬んだ」と言った。
<コラム#3110>
基本的にアレキサンダー大王のペルシャに対するそれと
この戦略はアレキサンダーの場合はうまく行った。
<コラム#3158>
クレオパトラ<(紀元前70または69~紀元前30年)>は、アレキサンダー大王に続いて
<コラム#3451>
アレキサンダー大王の前任者達による、アテネ海軍力の
フィリップの息子のアレキサンダーがアジアへと渡る道が
<コラム#3453>
(注)アレキサンダー大王の死後、アテネがマケドニア帝国に
<コラム#3876>
アレキサンダーは、「宇宙の危機がかくして回避されたが、その代償は、テティスにとって
<コラム#5599>
ペルシャ側から見たアレキサンダー大王についてだ。↓
<太田>
さっそく、ありがとうございました。
さすがアレクサンドロス。太田コラムで活躍してますねえ。
それでは、その他の記事の紹介です。
ますます結構だが、次は自民党の「高」支持率を何とかして欲しいねえ。↓
「「日本維新」支持率が急落・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120923/stt12092321550009-n1.htm
野田政権、うまくやっとるじゃん。↓
「原発建設再開 矛盾ではなく欺瞞だ・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012092402000101.html
巡視船がこんな場合に武器使用ができるように早急に法整備を行い、その権限を伝家の宝刀として抑止力的に用いるべきだぜ。↓
「尖閣:中国公船2隻が日本の領海に侵入 国有化後3回目・・・」
http://mainichi.jp/select/news/20120924k0000e040131000c.html
まあ、そうだろうね。↓
「・・・今回の・・・世論・・・調査では、日中関係が「うまくいっていると思う」は日本ではわずか5%で、「そうは思わない」は90%。中国では14%対83%だった。国交正常化30周年の2002年の調査(日本、中国とも面接)で、日本では41%対45%、中国では22%対50%だった・・・」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201209230226.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201209230226
意味不明!↓
「・・・中国は四つある。古代的な意識のままの人、封建的意識を引きずる層、近代的生活を送る人、前衛的な意識の人。それらが、いろんな地方に分かれて住んでいる。一つにまとめることは難しい・・・」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201209230260.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201209230260
だから、李明博大統領は精神障害だっちゅうの。↓
「・・・韓国の家計の負債残高は増加の一途をたどり、11年には可処分所得の164%に達した。信じがたいことに、この164%という値は、サブプライム危機発生時のアメリカの水準を上回っている。・・・
韓国の家計の負債が増えているのは、大手輸出企業に偏向した経済モデルの下で、国民の実質賃金が上がらないにもかかわらず、家庭の両親が子供のために巨額の教育費を捻出しなければならず、全労働人口の3分の1に達する自営業者が、事業資金を借り入れなければならないなど、韓国経済の「構造」に起因している。さらに、現在は崩壊を始めた韓国の不動産バブルも、家計の負債増加にひと役買っていた。・・・
韓国の輸出依存度(財の輸出÷名目GDP)は、11年は49.5%である。輸出がGDPの半分の規模に達しているのだ(ちなみに、日本は14%)。
日本からの資本財輸入が減ると、韓国の場合は輸出ができなくなり、GDPが直撃を受ける。というよりも、輸入の減少以上に輸出が減る。・・・
この状況で、李明博大統領が竹島に上陸し、天皇陛下に暴言を吐いた。まさに「韓国の経済的自殺」としか言いようがないタイミングである。・・・
http://blogos.com/article/47225/
朴政権末期に「ミサイル指針」が米側から「押し付けられ」、そのまま維持されてきたわけだが、当時の韓国は強権政治だったし、その後も、1998年からは「親北政権」、「反米政権」が続いたもんねえ。
そんな韓国を、米国としては、まだまだ信用できないってことさ。↓
「・・・ミサイル指針交渉で・・・ 韓国政府は当初、射程距離は済州島から北朝鮮全域が射程圏に入る1000キロメートル、弾頭重量は1トンを米国側に要求した。しかし、米国側の反対で射程距離800キロメートル、弾頭重量500キログラムでの妥協が成立した。800キロメートルは、韓国の南海岸から北朝鮮全域を射程圏に入れることが可能だが、中国と日本の首都は射程圏から外れる。
無人航空機をめぐっては、韓国が搭載重量を現在の500キログラム以下から2.5トンへと上積みし、無人偵察機だけでなく、ミサイルなどを搭載できる無人攻撃機の開発も認めるよう米国側に求めた。消息筋によると、米国は無人偵察機の搭載重量はある程度増やすことに同意したが、無人攻撃機については強硬に反対しているという。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/24/2012092400928.html
「米国は今回のミサイル指針をめぐる交渉でも従来と同様、韓国に対して民間による固体燃料ロケットの開発を認めようとしていないことが、23日までに明らかになった。今回の交渉で米国はロケット技術の軍事用への移転だけでなく、軍用技術の民間移転にも反対しているようだ。・・・
液体燃料は長持ちする上に制御もしやすいが、固体燃料に比べて瞬間的な推進力が弱いため、発射の瞬間にどうしても限界が露呈する。そのため宇宙開発を進める各国は、ロケットの一番下にある1段目に液体と固体燃料を併用するケースが多い。
韓米ミサイル指針は固体燃料ロケットについて、総推進力100万ポンド秒(lb/sec)以上のロケットは開発できないよう制限している。これは日本のH2Aロケットが補助ロケットとして使用する小型の固体燃料ロケットのわずか10分の1レベルだ。・・・
韓国軍は固体燃料ロケットを使った短距離ミサイル(玄武2、射程距離300キロ)をすでに保有している。しかし軍用の固体燃料ロケット技術を民間に転換できないという規定は、今回の交渉でも緩和されなかった。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/24/2012092400940.html
「・・・現在のミサイル指針は、33年前の1979年9月の盧載鉉(ノ・ジェヒョン)国防部(省に相当)長官(当時)の書簡がきっかけとなった。同年7月、ウィッカム在韓米軍司令官(当時)から韓国の弾道ミサイルの射程距離を180キロメートル以下、弾頭重量を500キログラム以下にするよう求める書簡が届き、盧長官がそれを受け入れる返事を送ったものだ。
従って、ミサイル指針は協定でも条約でもない。韓国も米国もこの指針にこれ以上従わないと通告さえすれば、効力はなくなる。しかし、韓国の安全保障の基本軸である韓米軍事同盟の重要性を考慮し、互いが指針を尊重してきた。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/24/2012092400934.html
シリアの反体制派軍が、同国のほとんどを解放したと語った。↓
・・・We control most of the country. In most regions, the soldiers are prisoners of their barracks. They go out very little and we can move freely everywhere, except Damascus・・・
http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2012/09/24/2003543557
パンカジ・ミシュラ(Pankaj Mishra)(コラム#5646)によるこのコラム、北ベトナムが中共と基本的に同じ体制だってこと忘れてるような感じであるところがちょっと気になるけど、米国は、中東、アフガニスタンから兵力を引き上げるべきだとか、オバマ政権のアジア回帰戦略は身の程知らずだ、との彼の指摘は正しい。↓
<1919年に一個人にすぎなかったホーチミンがウィルソン米大統領に会おうとした話を持ち出すのなら、第一次世界大戦後のパリ平和会議で日本政府が人種平等を求めた話を落としちゃダメだろが。↓>
・・・As early as 1919, Ho Chi Minh, dressed in a morning suit and armed with quotations from the Declaration of Independence, had tried to petition President Woodrow Wilson for an end to French rule over Indochina. Ho did not get anywhere with Wilson. Indian, Egyptian, Iranian and Turkish nationalists hoping for the liberal internationalist president to promulgate a new “morality” in global affairs were similarly disappointed. ・・・
<第二次世界大戦後も、今度はホーチミン、トルーマン米大統領に支援を求めたんだと。こりゃむしろホーチミンがアホだったっちゅうことだろうね。既にトルーマン政権は反共に転じてたんだもんな。↓>
Ho Chi Minh’s post-World War II appeals for assistance to another American president — Harry S. Truman — again went unanswered; and Ho, who had worked with American intelligence agents during the war, was ostracized as a dangerous Communist. ・・・
・・・the case for a strategic American retreat from the Middle East and Afghanistan has rarely been more compelling. It’s especially strong as growing energy independence reduces America’s burden for policing the region,・・・
All will not be lost if America scales back its politically volatile presence in the Muslim world. It could one day return, as it has with its former enemy, Vietnam, to a relationship of mutually assured dignity. (Although the recent military buildup in the Pacific — part of the Obama administration’s “pivot to Asia” — hints at fresh overestimations of American power in that region.) ・・・
http://www.nytimes.com/2012/09/24/opinion/americas-inevitable-retreat-from-the-middle-east.html?_r=1&ref=opinion&pagewanted=print
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太田述正コラム#5742(2012.9.24)
<イギリスにおける7つの革命未満(その1)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1673)
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