太田述正コラム#6077(2013.3.11)
<皆さんとディスカッション(続x1835)>
<太田>(ツイッターより)
 実は先の大戦中にメアリー・カートライト(Mary Cartwright)<(注)>という英国の数学者の女性が(もう一人の英国人数学者の男性と)カオス理論を創始したんだって。
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-21713163
 おかげで、レーダー開発の無駄を省けたんだと。
 スゴイや。
 (注)1900~98年。形而上学的詩人のジョン・ドン(John Donne。1572~1631年)及び英国教の神父でペストの大流行の時に自分の管区の人々を疎開させて救ったことで有名なウィリアム・モンペッソン(William Mompesson。1639~1709年)の血を引く。オックスフォード大卒、博士。生涯独身か。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mary_Cartwright
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Donne
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Mompesson
 「日本の「雷鋒魂」 落とし物を猫ばばしない…」
http://j.people.com.cn/94475/8161958.html
 またまたキター! だけど、「雷鋒」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7%E9%8B%92
魂と銘打たれるとキモイなあ。
<山本>
≫<山本七平>のどの本に書いてあります?(太田)≪(コラム#6069。太田)
 『日本人とは何か。―神話の世界から近代まで、その行動原理を探る』
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B%E3%80%82%E2%80%95%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E8%BF%91%E4%BB%A3%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%82%8B-NON-SELECT-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E4%B8%83%E5%B9%B3/dp/4396500939%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dohtan0b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4396500939
 図書館で借りた山本七平さんのこの本だったと思います。
 伴天連は「ゼウス様の前では人間は皆平等」と説きつつ日本人を奴隷にして売っ払っていた矛盾をどう両立さていたか説明していました。
→山本七平の本は昔結構読んでますが、この本は読んでませんね。(太田)
 日本人の伴天連に対する不信感を最もよく表しているのが山田風太郎の「魔界転生」だと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E7%95%8C%E8%BB%A2%E7%94%9F-DVD-%E6%B7%B1%E4%BD%9C%E6%AC%A3%E4%BA%8C/dp/B005FCX6PE%3FSubscriptionId%3DAKIAIM37F4M6SCT5W23Q%26tag%3Dohtan0b-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB005FCX6PE
 徳川幕府の転覆を狙う天草四郎時貞を迎え討つ柳生十兵衛との死闘を描いたファンタジー時代劇 3回もリメイクされている
http://video.fc2.com/movie_search.php?keyword=%E9%AD%94%E7%95%8C%E8%BB%A2%E7%94%9F&sobj_keyword=%E9%AD%94%E7%95%8C%E8%BB%A2%E7%94%9F&m=scont
 更にサムライスピリッツという格闘ゲームの元ネタにもなっています。
 この格ゲーの最初のラスボスは天草四郎時貞 シリーズを重ねていって最後の最後に出てきたのが「悪の帝王サタン」おもいっきり反キリスト教ゲームでした。
<太田>
 映画はTVで見たことがありますねえ。
 それでは、その他の記事の紹介です。
 着々と実用段階に?(コラム#6075)
 眉にたっぷりつばをつけよう。↓
 「スモッグを除去する無人機、試験飛行に成功 中国・・・」
http://j.people.com.cn/95952/8161831.html
 同じベースで各国を相互比較をしてるかどうか定かじゃないけど、(中共の政治局常務委員に女性がなったことは確かないものの、)女性の社会進出度において、中共が日本のはるか先を行ってることは高く評価されるべきだろう。↓
 「・・・中国企業に占める女性役員の比率は昨年の25%から51%に上昇し、21%の世界平均水準を大きく上回り世界一となった。・・・」
http://j.people.com.cn/94476/8161525.html
 先の大戦中のウィーンフィルの団員の半分近くがナチ党員だったって。↓
 Almost half the musicians in the Vienna Philharmonic during World War II were members of the Nazi party・・・
 <当時、13人の団員が、ユダヤ人であったりユダヤ人と結婚していたことを理由に団から追放された。↓>
 ・・・13 musicians were driven out of the orchestra for being Jewish or married to Jews.・・・
 <有名な新年演奏会は、当時、ナチの宣伝手段として始まったもの。↓>
 ・・・the orchestra’s famous New Year’s Day Concert had its origins as a propaganda instrument for the Nazis.・・・
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-21731740
 権力者が身に付けたものの図入り特集だ。↓
 Power and Style・・・
http://style.time.com/2013/03/05/sartorial-strength-throughout-history-top-10-power-pieces/
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久しぶりのiPhone5弥次喜多道中です。
 1月に買ってから殆んど電話としては使っていなかったスマホですが、10日ほど前に、通話した時、相手から私の声が殆んど聞こえないと言われ、数日前にも再び同じことを言われたので、本日、アップルのサポートに電話した・・このスマホで電話して声を張り上げて話したので、マジ、声が枯れてしまった・・・ところ、故障なので、最近傍のアップル(修理)代理店に持ち込んで新品と代えてもらえとのこと。
 さっそく五反田のTOCビル内の(修理)代理店に持ち込み、新品を持ち帰りました。
 ところが、パソコンにバックアップしていた、スマホの設定/データとアプリのリストアがうまく行きません。
 再びサポートに電話して手とり足とり教えてもらいながらリストアを試みました。
 (最初からサポートに電話すべきでした。初めてなら絶対に一人じゃできません!)
 もういいだろうというので、電話を切ったら、リストアが完了せず、仕方なくまたまた電話。
 指示に従い、パソコンを再起動してようやくリストアが完了しました。
 どうせ、中共製なんでしょうが、それにしても、こんな(恐らく)初期故障の製品を売りつけるなんて、アップルも困ったもんです。
 私がかねてから指摘していることですが、iPhoneに限らず、日本で売ってる製品の品質が劣化していることが、ここでも裏付けられました。
 (そう言えば、新居を購入した時から付いていた浴場のはめ込みTVの販売会社が、このTVを納入した全ての家を回って特定の部品を交換することになり、近々、我が家にもやってきます。そういえば、一度ですが、何もしないのにこのTVの電源が落ちてしまったことがありました。こいつも初期故障ですね。)
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太田述正コラム#6078(2013.3.11)
<愛について(その8)>
→非公開