太田述正コラム#6380(2013.8.10)
<皆さんとディスカッション(続x1986)>
<太田>(ツイッターより)
「首相、危機対応で「空将補」を初起用 官邸の情報分析強化…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130809/plc13080918200022-n1.htm、
「初の女性県警本部長誕生へ 安倍政権、岩手で起用…」
http://www.asahi.com/politics/update/0809/TKY201308080463.html。
こういうことがニュースにならない日本にしたいと思って、ボクは、12年半前に役所を飛び出し、選挙にも出たんだけど、実現するのは、一体いつになることやら。
<ihatovo>(同上)
ん?
まだ政治家になるつもり?
<太田>(同上)
たまにはボクのコラムにも目を通そう!
そうしてりゃこんな「誤解」は生まれないよ。
<ihatovo>(同上)
そうか、誤解だったのか(^_^)。
<太田>(ツイッターより)
マリリン・モンロー(1926~62年)の写真をたっぷりどうぞ。1948年(5枚)、1949年(21枚)、1953年(9枚)。
http://life.time.com/culture/marilyn-monroe-unpublished-photos-of-an-aspiring-young-actress-1948/#5、
http://life.time.com/culture/marilyn-monroe-in-1949-early-photos-of-a-movie-icon-in-training/#1、
http://life.time.com/icons/marilyn-monroe-at-home-in-hollywood-color-portraits-of-a-young-star-1953/?iid=lf%7Crelated#1。
努力の軌跡。
<SBT>
≫自民党ハト派の分党であるみんなの党<に対し>、<維新が>自民党タカ派の分党であった「立ち上がれ日本」を取り込んだ時点で、みんなの党と維 新の会が組む事なんて有り得なかったんだよ。≪(コラム#6378.iGpKQ/lX0)
僕が感じる限りでは…、みんなの党江田派の人々には確かに自民党ハト派の分党的考え方の人も多くいるようですが、渡辺派の人々は爪を隠したかなり強力なタカ派の人々の集団の様に感じます。
もう少し丁寧に説明するなら、自民党タカ派の人々は米国派の人々であり、渡辺喜美派の人々は行くゆくは米国からも独立派の人々の様に感じます。
これは僕が・・・何となく感じる気配に過ぎず、確たる証拠に基づいて語っていることではありません<が・・>。
<太田>
毎日新聞はそうは見ていないようですねえ。↓
「・・・旧太陽の党との合流以来、維新の会は現憲法の意義を否定、橋下氏の慰安婦問題への言動も含めみんなの党との違いが次第に明確になっている。維新の会の石原慎太郎共同代表が安倍内閣への協力姿勢を示す憲法改正にしても、みんなの党は「憲法改正の前にやるべきことがある」と構造改革を優先する立場だ。・・・
政策面でみんなの党は党内の一致度が高<い。>・・・」
http://mainichi.jp/opinion/news/20130810k0000m070112000c.html
<はま>
≫JFKもジャクリーンもカトリックであり、不倫も離婚もご法度だろ。エセ信者夫妻め。≪( コラム#6378。太田)
そうおっしゃるけど、そのくらいゆるい信者で、原理主義ではない方がずっと好ましいんではないですか。
カトリックにはそういうゆるい信者がいっぱいいるように思います。なんとなくカトリックみたいな。慣習として。
福音主義などプロテスタント系の場合はそうはいかないでしょう。
聖書をなんとしても読み込まないといけませんからね。
<太田>
現在、「日支戦争をどう見るか」シリーズを読んでいる有料読者の皆さんには既に見えてきていると思いますが、その中で私が指摘しつつあるのは、まさに、クリスチャンは、「ゆるい信者で、原理主義ではない方がずっと」危険だ、ということです。
いずれ、このシリーズ等が公開された時に、読んでください。
それでは、その他の記事の紹介です。
だから、北岡君、全面解禁の際に依拠する「学説」を明らかにしてくれってんだよ。↓
「集団的自衛権行使、全面解禁提言へ 安保法制懇・北岡氏・・・」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308090420.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201308090420
メルマガの冷泉彰彦の『from 911/USAレポート』第639回「従軍慰安婦問題と日米関係、一つの提言」から、その一部をご披露しよう。
「・・・アメリカの政府も世論も、かつての日本という存在は、真珠湾を攻撃してアメリカに挑戦してきただけでなく、その後3年半にわたる熾烈な戦いの期間を通じて明らかに「最も忌まわしい敵」であったということは記憶しています。ですが、それは「古い日本」であって、戦後の「新しい日本」というものは、アメリカにとっては最も近く、最も親しみのある友好国だというのが共通理解になっています。
その「悪しき古い日本」と「親しみのある新しい日本」というのは、アメリカの政府と世論においては驚くほど明確に区別されています。それは、戦後において、アメリカが日本を占領し支配する中で、日本を変えることに成功したという「手前味噌」で言っているという面は驚くほど少なく、むしろ戦後の日本が振舞ってきた平和志向の行動パターンや、ソフトパワーのためだと思います。
アメリカの政府と世論にとっては、「古い日本」の悪い面が明らかになるということは別に驚くに値するわけではないし、それによって「現在の新しい日本」に対して悪感情を抱くということもありません。「新しい日本」と「古い日本」はハッキリと区分けして考えられているからです。
問題は、「現在の新しい日本」に属している、あるいは責任のある立場にある人物が「古い日本」の名誉回復を志向したり、「古い日本」と同様の「悪しき価値観」を持っているという場合です。勿論、他国のことですから内政干渉になるようなことはしたくないわけですが、基本的に「価値観を共有するパートナー」だという観点からはどうしても気になるわけです。基本的に不愉快であり、と同時に「理解できない」という距離感を持ってしまうわけです。
従軍慰安婦の問題は正にこのパターンに入ってきます。首相に再度就任する前の安倍首相が「河野談話の見直し」に熱心であったことはワシントンでは有名であり、現在でも警戒感を持たれているのはこのためです。そこには「新しい日本」と「古い日本」の区分けがされていないからです。また橋下発言が激しい反発を呼んだのも同じ理屈です。・・・」
太田コラムの読者は先刻ご承知でしょうが、「<戦後の>「新しい日本」と<戦前の>「古い日本」<を>ハッキリと区分け」するなんてできるわけがないのであって、日本人や日本の社会の在り方は、戦前、戦後を通じて、殆んど変わっていない、というのが事実です。
となると、戦前と戦後で変わったのは米国の方だということになります。
このことを米国人に明確に自覚させ、米国人を罪の意識に打ちひしがれさせ、その上で、米国人を再生させることは、日本人が負っているいくつかの国際的義務のうち、大きなものの一つである、と私は考えています。
幸か不幸か、下掲の記事を読む限り、中共の、少なくともインテリに関しては、戦前と戦後の日本のいい意味での連続性を、我々が教えてあげる必要はなさそうです。
宮崎駿が、大半の日本人の戦前と戦後で変わらぬ生き様を描いた『風立ぬ』は、宮崎の意図を離れて、欧米、とりわけ米国で、劇薬として受け止められる可能性があります。
もっとも、だからこそ、この映画、漢人文明圏ではあたっても、米国じゃ映画館で閑古鳥が鳴くかもしれませんね。↓
「・・・主人公は美しい夢を追い求め、ひたむきに働き、恋愛をする。・・・
「風立ちぬ」の二郎はまさに「できることを懸命にする」という理想を担っている。これは宮崎監督の理想でもある。・・・
宮崎監督は、作品の中の日本の大正末~昭和初期は、現在の日本と「一定の同時代性(相似)を持つ」と指摘する。・・・」
http://j.people.com.cn/206603/8357336.html
米国で、電子ブックの伸びが、年5%まで急速に落ちてきたとさ。↓
E-book sales are leveling off. Here’s why.・・・
http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2013/08/08/e-book-sales-are-leveling-off-heres-why/
双極性障害の米国人漫画家(女性)がそんな自分を赤裸々に描いた本を出した。
引きこもりと性的狂騒との間を行ったり来たりする、という典型的症状だね。
引用しなかったが、投薬のほか、ヨガをやったりして直そうと努力してる。
瞑想/座禅も試みてチョーダイ!↓
・・・Forney・・・an American cartoonist・・・has bipolar disorder, so her state of mind swings wildly from curled-up-on-sofa-under-blanket, to let’s-all-get-naked-and-have-sex.・・・
http://www.theguardian.com/books/2013/aug/08/marbles-mania-ellen-forney-review
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一人題名のない音楽会です。
さっそく山崎ハコ(1857年~)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E3%83%8F%E3%82%B3
の小特集を組むことにしました。
この前、コラム#6366で紹介した、彼女の「百万本のバラ」をもう一度どうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=O5Lolo1yxEw
これほど美しく年齢を重ねた女性を、私は見たことがありません。
(ギターの伴奏をしているのはご夫君です。)
第一回は、童謡系のカバーです。
月の沙漠
http://www.youtube.com/watch?v=omytBK3_wvw
赤い靴
http://www.youtube.com/watch?v=PDTDE3GxW4M
平城山(ならやま)
http://www.youtube.com/watch?v=MYetnYc05Cs
叱られて
http://www.youtube.com/watch?v=Gp4HYWCUcb8
浜千鳥
http://www.youtube.com/watch?v=5H4MfCk3kG4
花嫁人形
http://www.youtube.com/watch?v=BC8e8FUK95g
月見草の花
http://www.youtube.com/watch?v=YXdVGL8Vu3U
村祭り
http://www.youtube.com/watch?v=QHN58WhFJxw
花かげ
http://www.youtube.com/watch?v=USCtGUlrVN0
青い眼のお人形
http://www.youtube.com/watch?v=2SJiqqCq4_A
五木の子守唄
http://www.youtube.com/watch?v=nFvUhswter4
島原の子守唄
http://www.youtube.com/watch?v=parMRCP67XQ
佐渡おけさ
http://www.youtube.com/watch?v=K9DgzWbMYwE
ソーラン節
http://www.youtube.com/watch?v=5znFTWvEB5I
(続く)
皆さんとディスカッション(続x1986)
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