太田述正コラム#6726(2014.1.30)
<皆さんとディスカッション(続x2159)>
<太田>(ツイッターより)
「新しい万能細胞作製に成功 iPS細胞より簡易 理研…ただ、生後1週間というごく若いマウスの細胞でしか成功して…いない…」
http://digital.asahi.com/articles/ASG1Y41F4G1YPLBJ004.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG1Y41F4G1YPLBJ004
常温核融合みたいな眉唾話だが本当のようだ。
30歳の日本人女性が研究のリーダーだってことも含め、心から祝福したい。
<太田>
主要関連記事だ。
彼女、早稲田出身ということでも画期的だな。↓
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140130/scn14013014040003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140129/scn14012921250003-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140130-OYT1T00213.htm?from=top
この話、英米での反響は極めて小さいね。
(WSJにも記事が出てたが、有料記事だったので紹介しなかった。)
弱酸性液でマウス細胞が万能細胞化するのに、何で檸檬や酢やコーラを摂取した時に我々の細胞は万能細胞化しないのかってのは面白い問いかけだね。↓
Stem cell ‘major discovery’ claimed・・・
・・・why it does not happen when we eat lemon or vinegar or drink cola?
http://www.bbc.co.uk/news/health-25917270
<0ce8dPFg>(「たった一人の反乱(避難所)」より))
<太田さん、>最近は親中なのを隠さなくなってきたな。
<9NGa7iv.>(同上)
本質的には嫌米の裏返しなんだろ。
というか、誰も指摘しないけど、中国人の日米対立的発想って石原莞爾の発想に似てる気がしたな。
日中が組むっていう発想も、戦前の軍人的発想じゃないかな。
当時と今の中国で、欧米かぶれと日本かぶれって違いが本当にあるなら、それも論理的には現実味を帯びてる気がする。
<UWGOs5A2>(同上)
最近米国債について調べてたら日本はアメリカに徹底的に食い物にされてるんだな。
皆薄々知ってるんだろうが。
中国掲示板の翻訳サイト見ると、若い中国人は反日と同時に親日で大部分は反共産党なんだよな。
蒼井そらを先生と呼ぶ中国人は確かに素朴だわ。
なんとか疫病神アメリカと離れられないか。
<太田>
記述には典拠を付けよう!
<b.WCerYY>(同上)
太田さん応援してます。
<太田>
ありがたいことだが、私の何(ルックス、生き様、物の考え方、等々)がいいと思い、また、どんな方法(太田コラムの口コミ宣伝、太田の指摘・主張のネットでの流布、等々)で応援していただいてます?
記述には具体性を!
<◆P/Je.eDOEg>
≫日本から見りゃ、「邪悪かつ残忍」で「モラルが違いすぎる」国ばっかしなんだよ。そん中で相対的にマシなのと組むしかないってこと。≪(コラム#6724。太田)
あまりにも日本人中心の身勝手すぎる言い分。
≫黒人の入獄率が白人と同じだったとすると、米黒人の人口は6億人いないとおかしい。米黒人が人類史上最も凶悪な人々だってことになる。≪(コラム#6692。太田)
入獄率が異常に高い事で黒人差別があるというなら日本人よりも3倍から5倍検挙されている在日コリアンへの差別も同じく深刻といえますね。
在日コリアンの検挙率が日本人と同じであった場合、日本の人口は何億人となるのでしょうか?
http://web2.nazca.co.jp/midorinosono/
≫大都会のあぶれ者男性の場合、警官に呼び止められただけで投票率は下がるが、それが逮捕された場合は更に下がり、裁判で有罪になると更に下がり、入獄すると更に下がる。(つまり、黒人の政治参加率は低いまま推移せざるをえず、差別撤廃は進まない。)≪(同上)
日本において在日コリアンは参政権自体が認められておらず、政治参加が高い低い以前に排除されているのです。
邪悪かつ残忍な国家とは日本の様な国家の事をいうのではないですか?
<太田>
材料としちゃ、在日コリアンを持ち出すより在日支那人を持ち出した方がよかったね。↓
「日本国内では韓国人の人口が中国人より約2倍以上多いが、犯罪類型により異なるものの、中国人の軽犯罪率は韓国人より4倍も多く、犯罪は10倍多い」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0406&f=national_0406_087.shtml
在日コリアンと米黒人との決定的な違いは、非黒人にとって相手が黒人かどうかは一目で分かるが、日本人にとっても日本人か在日コリアン・・日本国籍を取得していない人に限る・・か、まず見分けがつかないってこと。
だから、そもそも、在日コリアンと一般の日本人との間で、「警官に呼び止められる」頻度の違いはほぼないはずだ。
後は推して知るべしだな。
これで話は終しまい。
(なお、「在日コリアンの検挙率が日本人と同じであった場合、日本の人口は何億人となるのでしょうか?」って君の問いかけは、私の文章を誤読しているから、としか考えられないね。)
蛇足ながら、参考まで。↓
「韓国の犯罪率は日本の2倍以上だ。殺人発生率に限ると、日本は10万人あたり約0.8件だが、韓国は2.4件と3倍も多い。」
http://snn.getnews.jp/archives/229729
それでは、その他の記事の紹介です。
昨年の12月17日に「国家安全保障戦略」と「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」と「平成26年度~平成30年度・中期防衛力整備計画」が同時に閣議決定され、防衛省から私の所にもこの3点セットを送ってきた。
こういうものをそれまでも送ってきてくれていたので、引っ越しをした一昨年の暮、防衛省大臣官房秘書課(OB「担当」でもある)に、防衛政策局防衛政策課の若い事務官に頼んで住所変更届を出してもらった。
ところが、こういう文書の担当は、防衛政策局(と経理装備局)であって大臣官房ではないからか、それからも旧住所宛てに送られ続けたので、転送期間が過ぎる直前に、担当課である防衛計画課の庶務に電話して注意喚起した。
(そもそも、担当課の電話番号を記入するくらいなら、担当者のメルアドを記入すべきだ。その点も注意喚起したが、直っていない。)
ところがである、今度は旧住所の郵便番号のままで新住所に送ってくるようになった。
最初のうちは、郵便局の「番号違い」のスタンプが押されていたが、最近では諦めたようで、いずれにせよ、届くことは届いている。
呆れて、改めて注意喚起はしていないが、ささいなこととはいえ、防衛省内局の事務能力のなさは目も当てられない。
自分の古巣の悪口など言いたくないが、こんな横の連携が悪く杜撰な省が起草した諸文書など、真面目に読む気にもならない。
そこへ、元陸幕長の冨澤暉さん・・高校の先輩で良く存じ上げている・・の下掲のコラムを目にした。
大綱等を読んでいないせいか、彼が言ってることの大部分が理解できなかったが、引用した部分に関しては基本的に同意だ。(完全に「撃滅する」必要すらない、とあえて言っておこう。)↓
「前進した日本の国防戦略、その欠陥をあえて指摘する新「戦略」「大綱」「中期」を読んで見えてきたこと・・・
大綱<は>・・・「島嶼部に対する侵攻があった場合にはすみやかに上陸・奪回・確保する」と言うが、尖閣諸島のような無人島の場合には、その島に侵攻した敵を撃滅するだけでよく、確保する必要はない。・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39789
宗主国サマ風を吹かせすぎだよ。↓
「「失望」の伏線、米副大統領の電話「『安倍氏は参拝しない』と朴氏に言った」・・・」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140130/plc14013008110003-n1.htm
まさに、政府自民党の忠犬NHKだな。
それにしても、何で誰も大河に文句付けない?(コラム#6717。未公開)↓
「NHK、脱原発論に難色 「都知事選中はやめて」・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014013090065631.html
だから、我々も人民網等をこんな風に深読みしなきゃならんのだよ。↓
「習主席を揶揄? 北京紙1面に“不自然な”写真・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140129/chn14012922410004-n1.htm
私はダライ・ラマを一般には評価してないが、彼のこの習近平に対する認識は当たってんじゃないかな。↓
「習近平主席は「現実的」 対チベット強硬派は孤立 ダライ・ラマ単独会見・・・」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131114/chn13111422180008-n1.htm
危うし、韓国!↓
「<韓国では、>日本の技術に依存し、「韓国が魚は捕まえるものの、結局、鵜匠である日本がその魚を賞味する」とした「鵜経済」が長年蔓延し、輸出で獲得する利益は実質的には日本が得ており、今の韓国の産業界はそこから脱出するすべを持たず、将来的には、消えてなくなってしまうとする<論評が続出し>ている。・・・
韓国には先端部品などの特殊技術や技能を蓄積した中小企業網がない。また、明治時代から技術革新を行ってきた日本のような、息の長い「ものづくり精神」が産業社会に根付いていないのも企業や産業界が危機感を募らせる要因の1つになっている。・・・
新興国がうらやむ韓国は、携帯電話、自動車、造船など応用経済の寵児のほかに革新商品を出したことがない。国家競争力は下落の一途だ。ヘリテージ財団は31位から34位に、世界経済フォーラムでは19位から25位に落ちた。この最も大きな原因は、領域別の格差にある。製品(ハードウエア)は最上位圏なのに、制度(ソフトウエア)は最下位圏。好戦的労組、政府規制、政治不信、硬直した雇用体制においてはブラジル・インドにさえ及ばないという評価は今さらのことではない」とした上、「ハードウエアに邁進してきた『半開の韓国』が必ず肝に銘じて再確認すべき見本なのだ。制度革新が文明開化の目標であるとすれば、韓国はまだ半分しか開花していない『半開の国』なのだ・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39571
ニール(ニオール)・ファーガソンが、英国の第一次世界大戦参戦は、現代における英国の過ちだったと述べた。(アホ、それよか、第二次世界大戦に日本を引きずり込んだ過ちの方がはるかに大きいぜ。大英帝国を一挙に瓦解させただけでなく、アジアをスターリン主義に席巻させたんだからな。(太田))↓
・・・Britain could have lived with a German victory in the first world war, and should have stayed out of the conflict in 1914, according to the historian Niall Ferguson, who described the intervention as “the biggest error in modern history”.・・・
Ferguson is unequivocal: “We should not think of this as some great victory or dreadful crime, but more as the biggest error in modern history.”
<大英帝国の没落を早めたとさ。↓>
He continued: “The cost, let me emphasise, of the first world war to Britain was catastrophic, and it left the British empire at the end of it all in a much weakened state … It had accumulated a vast debt, the cost of which really limited Britain’s military capability throughout the interwar period. Then there was the manpower loss – not just all those aristocratic officers, but the many, many, many skilled workers who died or were permanently incapacitated in the war.・・・
http://www.theguardian.com/world/2014/jan/30/britain-first-world-war-biggest-error-niall-ferguson
自慰も聖書に照らせば死に値する犯罪ということになる。
(何度でも言う。とにかく、アブラハム系宗教は極端だ。(太田))↓
・・・ejaculation not for the purpose of procreation was punishable by righteous execution. ・・・Genesis 38: 8-10
http://www.slate.com/blogs/lexicon_valley/2014/01/29/onanism_etymology_of_the_synonym_for_masturbation_which_appeared_in_a_philaelphia.html
NYタイムスが、中南米諸国のいくつかで同性婚を認めるところまで行った背景について特集を組んでいる。↓
Why Is Latin America So Progressive on Gay Rights?・・・
Argentina, Brazil, Colombia, Mexico and Uruguay have moved more quickly on gay and trans rights than the United States and many nations in Western Europe. But it’s not just the left-leaning governments of Latin America that have endorsed these rights, and not all the region’s left-leaning governments have. ・・・
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/01/29/why-is-latin-america-so-progressive-on-gay-rights?hp&rref=opinion
同性婚を認めた諸国は、米国の裁判動向をマネしてるうちに、米国よりも先に行ってしまったんだと。↓
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/01/29/why-is-latin-america-so-progressive-on-gay-rights/why-latin-american-courts-favor-gay-rights
旧宗主国のスペインが果たした役割も大きいらしい。↓
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/01/29/why-is-latin-america-so-progressive-on-gay-rights/in-latin-america-human-rights-causes-resonate
新旧キリスト教会が抵抗勢力になってると。↓
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/01/29/why-is-latin-america-so-progressive-on-gay-rights/javier-corrales-noon-tues
ジャマイカのように、同性愛が禁じられている国も多いんだと。↓
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2014/01/29/why-is-latin-america-so-progressive-on-gay-rights/homophobia-in-the-caribbean
密かにイスラエル政府や民間団体がシリア内戦の負傷者や難民に手を差し伸べているんだと。↓
http://www.nytimes.com/2014/01/30/world/middleeast/despite-decades-of-enmity-israel-quietly-aids-syrian-civilians.html?ref=world&_r=0
——————————————————————————————————————————————-
太田述正コラム#6727(2014.1.30)
<個人の出現(その3)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2159)
- 公開日: