太田述正コラム#6910(2014.5.2)
<皆さんとディスカッション(続x2251)>
<太田>(ツイッターより)
 「韓国沈没事故に見る「自分の命は自分で守る」ことの大切さ …」
http://j.people.com.cn/94473/8614714.html
 一見韓国論かと思わせ、実は(媚びてないけどやはりヨイショの)日本論。
 しかも、結論部分は中共体制の批判だ。
 こういう記事を書かせる中共当局の芸は細かく懐は深い。
 心せよ、日本人。
 「小保方さん論文調査委、新たに3人加工疑惑 研究者5人中4人が調べられる側に…今回、指摘があった委員は、理研の古関明彦(はるひこ)グループディレクター(52)と真貝(しんかい)洋一主任研究員(52)…古関、真貝両氏は“小保方氏追及”の急先鋒(せんぽう)だった。…」これ、でっちあげ証拠で行われた魔女狩りの日本版だねえ。魔女だとの理研当局の心証の下で、この二人の理研研究者が言い含められて小保方有罪判決を導いたという構図が見えてくる。
http://news.livedoor.com/article/detail/8794691/
 戦後日本における文系研究者に比しての理系研究者への私の敬意は裏切られた。
 「韓国社会の責任意識と倫理観…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/01/2014050100958.html?ent_rank_news
、「19万3000人と55人…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/02/2014050201109.html
 アカン。
 前者では日本を引き合いに出すのを止めて英国に逃げ、後者ではホロコーストと慰安婦問題を対で論じてるで!
 「…船の沈没が予想される状況で乗務員が乗客に船にとどまるよう指示し、自分たちだけ先に脱出したのであれば「『不作為による殺人罪』の適用が可能」…」 、「…清海鎮海運、事故直後に貨物量改ざん指示…」。
 死刑執行が停止されている韓国だが、会社の何人かと船員の何人かは死刑宣告した上で執行もすべきかもしれない。そういうことでもしない限り、韓国は再人間主義化への第一歩さえ踏み出せないだろう。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/01/2014050101018.html?ent_rank_news
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/02/2014050200421.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%AD%BB%E5%88%91
<太田>
 関連記事だ。
 韓国で日流ブーム起きよ。↓
 「沈没事故追悼行事で韓国語版「千の風になって」・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140502-OYT1T50016.html?from=ytop_main4
<ZCNFZQi2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 遺族対策委 “遺族のうち知っている人いない”
http://aresoku.blog42.fc2.com/blog-entry-3634.html
 このおばあさんは、どうやら泣き女の可能性が高いらしいけど、朝鮮半島にも泣き女っていたんだな。
 泣き女は中国だけかと思ってたんだが、違うんだな。
 やっぱり、朝鮮半島は日本と似て非なる世界やわ。
 泣き女
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A3%E3%81%8D%E5%A5%B3
<TA>
 ・・・縄文モードと弥生モードの切り替わり、太田さんの表現では「循環」ですが、私は味噌汁みたいなものと理解、というか納得・解釈しています。
 味噌汁は、放っておくと味噌(弥生モード)が沈殿し、上澄み汁(縄文モード)が液面に現れます。
 そして外部からの刺激というか攪拌によって、沈殿していた味噌が拡散され、味噌が液面に表出します。
 なんというか、縄文モード的なものと弥生モード的なもの、二つが完全に分かれているようなイメージは、うまく説明できませんが、何か違和感を感じます。
<Chase>
 雑駁ですが、私のイメージを書いてみました。<(イメージ省略(太田)>
 モードの入れ替わりはオン・オフよりもオーソドックス?に正弦波で表現し、縄文基層の表現は、一定の定数で正弦波を押し上げています。
 弥生モードは上部の横線から、下向きでその程度を表現しています。
<K.K>
  –クリーンインストール下準備6–
≫ (措置の前か後かは覚えていないが、)・・・、あんまし実害はなさそうですが・・≪(コラム#6908。太田)
 了解です。Thunderbirdが起動(含最小化)していない時でも、障害が発生している感じでしょうか?
⇒感覚的には2回に1回障害がって感じですが、先ほど、両パソコンを、EpsonパソコンでThunderbirdを起動せずに起動したら、障害は発生しませんでした。(太田)
xx@ohtan.netが宛先として明記してあるメール「も」G-Mailで受信しており、ただし、それが更にThunderbirdに転送されるのです。≪(同上)
 太田さんが、宛先を把握しているならOKです。仕分けの条件が少し複雑になるか、仕分け回数が増えるだけなので。
≫nstmp」、「nstmp-1」、「ntsmp-2」、「nstmp-3」というフォルダができ≪(同上)
 何か、昔からあるバグみだいですね。その中には、メールは入っていないですよね?
http://forum.mozilla.gr.jp/srch.cgi?no=0&no=0&word=nstmp&andor=and&logs=all&PAGE=20
⇒そのそれぞれの中に、全て、メールログが入っています。(太田)
≫ 、「アーカイブ」には「2008」、「2010」、「2011」、「2012」、「2013」、「2014」ができたのです≪(同上)
 今のVerの初期設定はわかりませんが。
 「TB3.0になって”アーカイブ”機能が追加されましたが、デフォルトでは、年毎にフォルダが作成されるため、」
http://d.hatena.ne.jp/snaka72/20100322/1269255197
 それから、「アーカイブ」フォルダの親(1階層上の)フォルダって、[Gmail]ですか?
xxx@ohtan.netです。(太田)
≫以上は、xxx@ohtan.netの中の話ですが、≪(同上)
 すみません、細かいことなのですが、重要なので。
xxx@ohtan.netxyz@gmail.com→Thunderbirdという流れですよね?
ってことは、Thunderbird上のアカウントは
xyz@gmail.comですよね?
⇒質問の意味が分かりません。(太田)
 それから、根本的なことなのですが、POPでなくてIMAPですよね?
 確認の方法は、
1)Thunderbirdのxyz@gamil.comの上で右クリック
xyz@gamil.com という表示は、Thunderbirdのフォルダの中には存在しません。
 xxx@ohtan.netをクリックすると、「このアカウントの設定を表示する」という表示があるので、それをクリックし、変わった画面で、xxx@ohta.net の所をクリックすると、送信(SMTP)サーバの所に、xyz@gmail.com とあります。
 また、xxx@ohta.netの下(サブ)の筆頭は「サーバ設定」であり、そこをクリックすると、サーバ名がpop.gmail.com、ユーザ名がohtan.netとなっています。(太田)
2)一番下の「設定(E)」をクリック
3)「アカウント設定」ウインドウが現れたら、左上の方にある「サーバ設定」をクリック
4)「サーバの種類」のところが、IMAPメールサーバになってれば、IMAPです。
5)もし、IMAPでしたら、Gmailを開いて、左の「受信トレイ」「スター付き」・・・と並んでいるところに「アーカイブ」があるか(「開く」を押して展開するのを忘れずに)、中身がThunderbirdと一緒か確認してください。
 で、結局、太田さんはどんな仕分けがしたいのか、それを言ってもらったほうが多分早いです。
 もちろん、出来ないこともありますが。
⇒毎年ごとの仕分けでよいと思います。(太田)
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 アメちゃんの記事としては異例にも、日本の人間主義を、「おもてなし」、「おもいやり」精神を軸として解明を試みている。↓
 How Japan Has Perfected Hospitality Culture・・・
 <日本では「サービス」という発想そのものがない。当然、そんなものはカネ換算されない。↓>
 ・・・in Japan you don’t have a category called service, because it’s completely integrated into what you do・・・. “It’s not an extra. It’s valued, but it isn’t monetized.・・・
 <日本人の「仕事」に対する観念は、欧米のそれとは全く異なる。↓>
 The service I experienced in Japan wasn’t simply a better version of what I find in the United States and Europe, it was the expression of a profoundly different understanding of what we consider “work.・・・
 <あからさまでない、精妙なる思いやり、が学校で子供達に教えられ、奨励される。↓>
 ・・・what I experienced at the Park Hyatt Tokyo was an example of omoiyari. “It means the active sensitivity to other people,” she tells me. “It anticipates the needs and desires of other people. It’s not broad-brush, it’s fine-tuned.” White explains that omoiyari is taught to children and praised in school.・・・
 <日独は「ステークホルダー」資本主義であって、米国の「株主」資本主義とは異なり、社員により投資し、より忠実にさせ、より情報を与える。(日独を一緒くたにするとは残念。(太田))↓>
 Sociologists call it stakeholder capitalism versus shareholder capitalism,” she continues. “In the United States you have shareholder capitalism, in which shareholders will pressure a company for short-term profits. Japan and Germany have a stakeholder system, which lets companies invest in workers who are better trained, more loyal and more informed.・・・
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303456104579489824193262260?mg=reno64-wsj&url=http%3A%2F%2Fonline.wsj.com%2Farticle%2FSB10001424052702303456104579489824193262260.html
 この書評では、無神論の起源をデカルトと並んで・・欧州の人物を持ち出すのは、お定まりのイギリス流韜晦ってやつだ・・、イギリスのヘンリー・モア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%82%A2
に求めているが、日本では、同じケンブリッジ・プラトン学派
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3%E5%AD%A6%E6%B4%BE
に属するベンジャミン・ウィチカットに注目する人の方が多いようだ。
 ま、私に言わせれば、欧米無神論の起源は、イギリス人生来の自然宗教志向性にあるんだけどね。↓
 ・・・a “fateful shift” occurred in the 17th century when rationalists such as Descartes and the Cambridge Platonist Henry More sought to justify Christianity with reason. The idea was that atheism would be “defeated on the battleground of its own choosing”, but once the fight moved there, religion found itself permanently on the defensive, on a long-term retreat despite the odd counterattack.・・・
http://www.theguardian.com/books/2014/apr/30/atheists-origin-species-nick-spencer-review
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太田述正コラム#6911(2014.5.2)
<戦争の意義?(その5)>
→非公開