太田述正コラム#7229(2014.10.9)
<皆さんとディスカッション(続x2410)>
<太田>(ツイッターより)
「…私は社長室に行き、青色LEDを開発したいと直談判した。
すると、社長はこう言った。
「オーケー。やっていい」。…
社長に500万ドル必要だと言うと、彼はそれもオーケーだと言った。…
<更に、>青色LEDを開発するには 、フロリダ大学で学ぶ必要があると言った。
1年間留学し、帰国して青色LEDの開発に取り組んだ。…
米国は研究者にとって、多くの自由がある。
必死で努力すれば、誰でもアメリカンドリームを手にするチャンスがある。
日本ではそのチャンスはない。
年齢による差別、セクハラ、健康問題での差別があり、米国のような本物の自由がない。
日本では大企業のサラリーマンになるしかない。
企業が大きな事業をやっていても、社員は平均的なサラリーマンだ。
米国では、何でも好きにやれる。…」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141008-OYT1T50134.html?from=ytop_main2
前半と後半とで言ってることが完全矛盾じゃん。
こんな非論理的な人物でもノーベル賞がとれるなんて衝撃だわー。
<Toshi>(同上)
御意。
完全なる矛盾発言。
ノーベル賞もらって更に嫌な奴になっていくのでしょうか。
言い過ぎかな。
<太田>(同上)
「…中村さんは米国の司法が「正義」に基づくとしたら、日本は「より多くの人の利益になるかどうか」で判断が決まるとし…日本の司法制度をまず変えないといけない」と批判した。」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014100801001694.html
自分の一訴訟だけの経験に基づく謬見だ。
この人、エセ科学者。
<太田>
補足するとこういうこと。
これ以上かいつまめないくらい要点だけ言えば、米国の司法は、ルールに則った当事者間の決闘で裁判官(judge)は受け身の審判(judge)に過ぎないのに対し、日本の司法は、いかなるルールにも基本的に拘束されないところの、裁判官による、衡平の観点からの積極的裁定。
関連記事だ。
これぞ日本人。
なっかむーらさーん、分かる?↓
「天野浩教授「平均的な日本人の私でも<ノーベル賞が>取れた・・・
赤崎先生は、この材料を教えてくれ、示してくれたかけがえのない方。中村さんは実験の神様みたいな人。あの人がやったから実用化が急速に進んだ。この材料が注目された最大の功績者は中村さんじゃないかと思う。」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141008-OYT1T50137.html?from=ycont_navr_os
韓国人もよー分かっとるやねん。↓
「日本科学界の底力、LEDに懸けた3人の「40年」・・・
ほかの科学の先進国に比べ日本は歴史が短いのにもかかわらず、戦後に科学部門のノーベル賞受賞者を多く出しているのは、赤崎教授のように現場での経験を経て研究を続けた科学者が多かったためだと思われる。・・・
赤崎教授は・・・日本らしい「一つのことにこだわる」姿勢の典型だ。・・・
日本には少数ながら、他人がしないことにこだわる人々がいる。こうした人々の全員が夢をかなえられるわけではないが、その一部は他の人にはできないことを成し遂げ、世の中を変える・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/09/2014100900614.html
「・・・他のものはすべて日本のまねしているのに、基礎科学はまねできないんだね。・・・正直、韓国よりも日本で暮らしたい。世界3位の経済大国、市民意識や大学の教育水準も最高だ・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9336828/
しかし、あえて分かっとらんフリを装う者が後を絶たない。↓
「ノーベル賞受賞、韓国は素直に祝福できないらしい 「日本には本当の自由がない」「中村教授は米国籍」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9338740/
とにかく、こういうこと一つとっても、韓国人は、全然なっとらんでぇ。↓
「韓国で座礁した遊覧船は日本製だった!=韓国ネット「学ばない国だ」・・・」
http://www.recordchina.co.jp/a94971.html
支那人は、韓国人より、もっとよー分かっとるで。↓
「・・・日本こそアジアの光。日本がなければアジアはアフリカより遅れていた・・・やっぱ日本はすげーわ・・・民主がなければ、科学は生まれない・・・科学には自由な発想が必要。中国ではムリ・・・中国に共産党があるかぎり、ノーベル賞受賞なんて考えるな・・・偉大な中国はノーベル文学賞1つだけ。小日本(日本の蔑称)は22人が受賞。どういうこと?・・・いつもブタやイヌとののしってばかにしている日本人に負けた中国人は、つまりブタやイヌ以下ってことさ・・・」
http://www.recordchina.co.jp/a95357.html
<Toshi>(ツイッターより)
≫背の低い男はそのハンデがあるからこそ良い亭主になることが分かった。資源のないスイスが豊かになったのと同じようなことだとさ。http://www.bbc.com/news/magazine-29464446 ≪(コラム#7223)
この記事、背の低い私にとって非常に示唆に富む内容でした。
ご紹介ありがとうございます。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
旧日本帝国臣民達たる韓国民の出藍の誉れならぬ汚辱を目の当たりにし、余りに哀れであり、悲しみに耐えない。
朴父から朴子への一代でのこれほどの野蛮への転落ぶりには言葉を失う。↓
「本紙前ソウル支局長を在宅起訴 ソウル中央地検 韓国大統領の名誉毀損告発で・・・」
http://www.sankei.com/world/news/141008/wor1410080042-n1.html
http://www.asahi.com/articles/ASGB875XKGB8UHBI038.html?iref=comtop_6_04
東アジアの子供達の算数等の成績がいいのは、教育というより文化のため、だとさ。
(そもそも、東アジア人はIQが高いってことも忘れてんでは? また、何で、中共、韓国に言及して日本の教育には言及しないんだよ。(太田))↓
A new study has cast doubt on the current enthusiasm in the west for copying teaching methods in China and South Korea, where children score highly in international tests, suggesting that cultural factors beyond school also play a part in their success.・・・
・・・the children of immigrants from these countries when educated elsewhere continue to score just as highly within no-better-than-average school systems.・・・
http://www.theguardian.com/world/2014/oct/09/east-asian-school-success-culture-curriculum-teaching
米国が50万ドルかけてIsisの、例えば、3万ドルのトラックを空爆してるってさ。↓
Destroying a $30,000 Islamic State Pickup Truck Can Cost Half a Million Dollars・・・
<しかも、破壊対象の多くは、米国製でイラク政府に供与したもの、ときているって。↓>
Washington is now spending hundreds of millions of dollars from the U.S. Treasury to destroy Humvees, tanks, and other weapons that American taxpayers purchased. ・・・
http://complex.foreignpolicy.com/posts/2014/10/08/destroying_a_30000_islamic_state_pickup_truck_can_cost_half_a_million_dollars?wp_login_redirect=0
反同性愛法がアフリカ55か国中38にあり、事態は悪化の一途をたどってるって。
(キリスト教やイスラム教に忠実なだけだわさ。(太田))↓
38 out of 55 African nations have laws punishing sodomy. And things may get worse before they get better. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/10/08/the_closeted_continent_gay_rights_africa
インドのモディ首相は、前職がグジャラート州首相だったが、ひどい教科書や副読本の導入をやってて、今度はそれを全国規模でやろうとしている、ってさ。↓
・・・While campaigning ahead of the May election, Mr. Modi, then the chief minister of the state of Gujarat, promised to bring the “Gujarat model” to national governance. Many voters understood this to mean a commitment to a more dynamic economy. But the Gujarat model has a less attractive side to it: a requirement that the state’s curriculum include several textbooks written by Dinanath Batra, a scholar dedicated to recasting India’s history through the prism of the Hindu right wing.・・・
<例えば、インドは、本来、バングラデシュ、スリランカ、チベット、ネパール、パキスタン、アフガニスタンを含むべきだっちゅう内容らしいね。
(ミャンマーは入らないのかぁ。英領インド帝国・・ちなみに、一時チベットもアフガニスタンも保護国にした・・よりも気宇がしょぼいねえ。(太田)↓>
・・・they instruct students to draw maps of “Akhand Bharat,” a greater India, presumably restored to its rightful boundaries, that include Bangladesh, Sri Lanka, Tibet, Nepal, Pakistan and Afghanistan. Mr. Batra also believes that aircraft, automobiles and nuclear weapons existed in ancient India, and he wants children to learn these so-called facts.・・・
Mr. Batra says Smriti Zubin Irani, the minister of human resource development, has assured him his books will soon be a part of the national curriculum. ・・・
http://www.nytimes.com/2014/10/09/opinion/false-teachings-for-indias-students.html?ref=opinion
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太田述正コラム#7230(2014.10.9)
<宗教の暴力性?(その3)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2410)
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