太田述正コラム#7363(2014.12.15)
<皆さんとディスカッション(続x2477)>
<msaJwtbw>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫言及されていないところを見ると、イギリス(英国)には、米国のSPEPに匹敵するような学会が存在しない、ということなのでしょうね。≪(コラム#7150。太田)
 文芸哲学協会
https://kotobank.jp/word/%E6%96%87%E8%8A%B8%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%8D%94%E4%BC%9A-1409951
というものが、あるようですが(「哲学」と付いてるが)これはSPEPのような学会とは別物?
 ドルトン(代表的人物)
 「1792年、マンチェスターの非国教派の学校ニュー・カレッジの数学および自然哲学の教授」
https://kotobank.jp/word/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3-586219
 ・・・
 ↑(勘違いでした、訂正)「協会」はあってもSPEPのような「学会」はないみたいです。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 今次総選挙は、投票率が著しく低かった
・・「衆院選投票率、戦後最低の52.66%・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS15H0H_V11C14A2MM0000/ ・・
ので、組織政党である、自民、公明、民主、共産がトクをし、浮動票に頼る第三勢力がワリを食った、というだけのこと。
http://www.nikkei.com/2014shuin/
 その中で、1減に食い止めた維新は大健闘したということになるだろう。
 他方、次世代の壊滅は、石原(慎)が田母神と心中した、ということじゃないか。↓
 「次世代の田母神氏、山田幹事長が落選・・・」
http://www.sankei.com/politics/news/141215/plt1412150060-n1.html
 但し、沖縄県だけは、我が道を行ったね。
 私は、その結果を了とするが、これだけ政治文化が独特なら、やはり、沖縄、独立すべきじゃないかな。↓
 「沖縄、全選挙区で自民敗北が確実 「県民は怒っている」・・・
 共産党の小選挙区勝利は18年ぶり。・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014121401002244.html
 とはいえ、バカみたいな話だよな。↓
 「・・・自民4氏は比例復活で議員バッジは守った・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASGDH3HCNGDHTIPE00B.html?iref=comtop_6_02
 なお、海江田の落選は、むしろ、有権者の民主党再生への愛の鞭といったところか。↓
 「・・・同党の都議は「海江田さんは党内の意見をまとめる努力をしていなかった」と突き放し、「政権を失って2年、国民に成長を感じてもらえなかった結果だ。今一度、反省して出直しが必要だ」と危機感をにじませた。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news/20141215-OYT1T50030.html?from=ytop_main3
 「・・・海江田氏は・・・枝野幸男幹事長と会談し、党代表を辞任する意向を伝えた。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS15H1F_V11C14A2MM0000/
 結局のところ、安倍首相の一人相撲の無駄選挙だったってことだな。↓
 「・・・たしかにどの局も、毎回評判になる池上さんの無双ぶりに引っ張られたのか、公示前の圧力に対する反発なのか、予想よりはツッコんだ質問をしていた。しかしそこまで厳しい質問ではなく、総理大臣であれば耳を傾け答えてしかるべきことばかりだ。もしかして、自民・公明で3分の2を確保し圧勝と言われているが、選挙戦途中に報じられた自民300議席超、自民単独3分の2には及ばず、現有議席割れという結果に、実のところ安倍首相は不満で余裕をなくしていたのだろうか。当初自民党が流していた「50議席は減るかも」などの悲観的な見立てはやはりダミー情報で、「議席増見込める」「300議席超える」という極秘調査のほうを当て込んでいたが外れたといったところか。解散時は勝敗ラインを「自公で過半数」と低めに設定していたが、安倍の皮算用では”本音の勝敗ライン”はもっと高かったのだろう。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/9576391/
 2世議員で自民くずれの一方(離婚危機を乗り越えた(?)方)は消え、もう一方(離婚した方)はしぶとく生き残ったってわけだが、東北の有権者は優しいねえ。↓
 「1963年から続いた「渡辺王国」崩れる 喜美氏落選・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASGDD7JJDGDDUTIL03H.html
 「小沢一郎氏、姿見せぬまま支援者万歳 岩手4区で16選・・・
 小沢氏はこの日、自身の当選が伝えられた後も、東京都千代田区の会見場に姿を見せなかった。」
http://www.asahi.com/articles/ASGDG6RPHGDGPTIL01C.html
 タブレットで、パソコン作業をやりながらTVが見られるようになったことから、何年ぶりかでTV各局の選挙特番を見、初めて、池上彰の名解説、名ツッコミを視聴。
 さすがだったねえ。↓
 「予想通り自民党圧勝で終わった総選挙だが、テレビの選挙特番も同じように“池上無双”が人気を集めた。テレビ東京の『池上彰の総選挙ライブ』だ。・・・」
http://lite-ra.com/2014/12/post-707.html
 「池上氏の選挙特番が今回も好視聴率・・・」
http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2045937.html?iref=comtop_fbox_d2_01
 さしずめ、米国版池上彰といった鋭いツッコミだな。
 チェイニーの反論はirrelevant・・原爆投下等をやっておいて南京事件はないだろ、等・・でけしからんねえ。↓
 「・・・司会者は・・・米国はかつて第2次大戦中に水責めを用いた旧日本軍の将兵を戦犯として裁いたと指摘。チェイニー・・・前米副大統領・・・は「彼ら(旧日本軍)は水責めだけでなく多くのことに手を染めた。司法省が拷問には当たらないと判断した(CIAの)水責めと、(米兵多数が死亡した)『バターン死の行進』や南京略奪(南京事件)などを道徳的に同じ地平で論じるのは侮辱だ」と反発した。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e9%81%8e%e9%85%b7%e3%81%aa%e5%b0%8b%e5%95%8f%e3%80%8c%e3%81%a1%e3%82%85%e3%81%86%e3%81%a1%e3%82%87%e3%81%9b%e3%81%9a%e3%80%8d%ef%bc%9d%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e6%88%a6%e7%8a%af%e3%81%a8%e6%af%94%e8%bc%83%e3%81%af%e4%be%ae%e8%be%b1%e2%80%95%e7%b1%b3%e5%89%8d%e5%89%af%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98/ar-BBgNQ3D?ocid=iehp
 2年近く前(コラム#5977)のと同じ話・・FTの記者がショパンのバラード1番を弾いてそのことを本にした、が、また、お手盛りでFTに出てた。
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/16477eb6-5e6c-11e2-b3cb-00144feab49a.html
 その話のYouTube映像。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZwJKGEWarAk
 この「書評」の中に出てくる10歳の日本の子供が弾くこの曲ってのを探したんだけど、11歳の下掲↓しか発見できず。
https://www.youtube.com/watch?v=_KlxpOb3VRg
 また、ロンドン北部の自宅で毎朝、出勤前に20分この曲を練習したというんだが、それで近所迷惑にならないというのは、よほど広い自宅なのか、それとも消音室があるのか。また、別荘に音楽室をつくろうとしているとも。うらやましいねえ。
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太田述正コラム#7364(2014.12.15)
<近代資本主義とは何か(その6)>
→非公開