太田述正コラム#7407(2015.1.6)
<皆さんとディスカッション(続x2499)>
<太田>(ツイッターより)
「韓国人「子どもとの海外旅行は日本が最高!」その理由とは?…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0105/c204149-8831709.html
人民網、日本を讃嘆、同時に韓国を揶揄、と切れ味最高!
「<誕生日おめでとう>中国人に感動を与える宮崎駿作品…」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0105/c94473-8831620.html
宮崎監督に喝!
習近平閣下も憂慮?↓
「日本人女性が職業選択時に専業主婦を目指す傾向がますます強まっているという。家事をすると比べて、より多くの日本人女性は実は男性に養われるのんびりした生活を希望しているようだ。「仕事をしたくない」、「ゆっくり眠りたい」、「1日中テレビを見ていたい」。…」
http://j.people.com.cn/n/2015/0105/c94659-8831701.html
「日本の専業主婦の1日」というタイトルの記事なんだけど、日本のある専業主婦の1日の紹介が尻切れトンボになってるところが、編集ミスじゃなきゃ、実にイミシンだ。
男性諸君よ、奴隷の立場から脱するために立ち上がる時が来ているでえ。
<.PCY74eY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「「原爆の不成功願った」 米マンハッタン計画に参加の女性科学者 (中略) 米国では原爆が終戦を早めたとの意見が強い。イザベラさんも「原爆は間違いなく多くの人生を台無しにしたが、多くの命を救いもした」と話した。」
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?guid=ON&comment_id=118820&comment_sub_id=0&category_id=256
米国の知識層は少しも進歩しねぇな。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
ホントにひでー事件だったよ。
何度でも言う。
刑事告発を!↓
「STAP細胞論文問題で、新たに二つの図表の捏造を認定された小保方晴子・元理化学研究所研究員(31)が、理研に対して不服申し立てをしなかったことが・・・分かった。昨年3月に認定された別の2件の捏造・改ざんと合わせて計4件の不正が確定し、一連の不正調査は終結する。理研はSTAP細胞の有無を確かめる検証実験などで中断していた懲戒手続きを、同日中にも再開する。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%ef%bd%93%ef%bd%94%ef%bd%81%ef%bd%90%e8%ab%96%e6%96%87%e5%b0%8f%e4%bf%9d%e6%96%b9%e6%b0%8f%e4%b8%8d%e6%9c%8d%e7%94%b3%e3%81%97%e7%ab%8b%e3%81%a6%e3%81%9b%e3%81%9a-%e7%90%86%e7%a0%94%e5%87%a6%e5%88%86%e3%81%b8/ar-BBhyXGk?ocid=iehp
東京への一極集中たって、ウチの隣の国有宅地、ずっと売れないまま・・日照等の観点からは有難いが・・だし、ボクの賃貸に出してるマンション、入居者確保に四苦八苦なんで、実感がまるでわかないねえ。↓
「新刊本を扱う書店が地元にない自治体数が、全国で4市を含む332市町村に上り、全体の5分の1に上る・・・
東京への一極集中や人口の急減によって、将来的に生活基盤が失われる恐れがある「消滅可能性都市」と一致する自治体が多い。・・・
全国の書店数は1万3736店(昨年11月末時点)で、調査を開始した00年以降で過去最低を更新。00年時点は2万1654店で、14年間で37%減少したことになる。最近では年約300店舗減っており、計算上では全国で1日1店弱の書店が消えていることになる。利用者が減っていることに加え、本を扱うコンビニエンス店の拡大やネット通販なども影響しているとみられる。<また、>・・・小規模店の売り上げの多くを占める雑誌が売れなくなったことも大きい・・・。
一方、店舗数は減り続けているものの、全国書店の総売り場面積は465万平方メートル、1店平均では363平方メートル(ともに昨年5月時点)で増加傾向を示しており、大規模店が増えている状況も裏付けられた。」
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m040112000c.html
欧米の自信喪失ぶりを取り上げたコラムだ。↓
<市場・民主主義・米国の力、の三位一体がガタガタに。↓>
・・・ In the past few years, the west has lost confidence in the strength of the three props on which the post-cold war world has been constructed: markets, democracy and American power. ・・・
<2008年の金融危機で市場への信頼は失われた。↓>
The faith in free markets was severely shaken by the financial crisis of 2008 and the subsequent Great Recession — and has never really recovered.・・・
<爾来、欧米の多くでは、所得不平等がもっぱらの話題に。↓>
In much of the west, economic debate is instead dominated by discussion of income inequality・・・
<ワシントン・コンセンサスは崩れ、それに代わるコンセンサスは存在しない。↓>
・・・a “Washington consensus” — has faded, to be replaced by a global lack of consensus.
<民主主義の光は、アラブの春がもたらした惨劇によって薄れてしまった。↓>
Democratic evangelism, meanwhile, has been undermined by the horrors unleashed by the Arab uprisings. ・・・
<米国じゃ議会への信認はどん底だし、伊・仏じゃ政治制度に絶望した国民が極右政党に目を向けつつある。↓>
In the US, respect for Congress is at near-record lows. In European states such as Italy and France, the political systems seem incapable of delivering reform or growth — and voters are flirting with extremist parties.・・・
<米国の力の限界は、イラクやアフガニスタンへの軍事介入が何をもたらしたかで、余りにも明らかになった。↓>
America’s inability to stabilise Iraq or Afghanistan, despite many years of effort, has demonstrated that while the US military can destroy a hostile regime in weeks, it cannot guarantee a stable postwar settlement. ・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/18f0a1ec-9277-11e4-b213-00144feabdc0.html#axzz3O0Lx5lA9
19世紀のロンドンについての新著の書評からだ。↓
<19世紀の間にロンドンの人口は100万から600万に増えた。↓>
・・・In the course of the 19th century, London’s population soared from one million to six million. This booming centre of commerce and industry was at “the heart of the greatest empire ever known”, but, as Lee Jackson adds, London “was also infamously filthy”.
<しかし、当時の駐英清大使ですら、ロンドンは汚すぎるとこぼした。↓>
The Chinese ambassador turned his nose up at this most dynamic city, complaining it was “too dirty”. ・・・
<地理的意味での欧州で最も汚い都市は、17世紀にはパリ、19世紀にはロンドン。↓>
The streets of Paris were famously filthy in the 17th century. The mud that coated every street was known as “la boue de Paris”, and one visitor described it as “a black, unctuous Oil”. But in the 19th century, London was damned for having “the dirtiest streets of any city in the civilised world”.
<当時のロンドンの街路は黒い「土」で覆われていたが、それは、ススによって覆われた動物のフンだった。人荷輸送用に馬30万頭が飼われており、しかも、毎週、3万頭の羊と4千頭の牛が肉市場に歩きで持ち込まれていたからだ。↓>
The mud of London’s streets was black, too, principally due to the amount of soot in the air. But its main constituent was dung. By the 1890s, London needed some 300,000 horses to keep it moving. That meant 1,000 tons of dung were deposited each day on the streets, not to mention gallons of urine. On top of that, some 30,000 sheep and 4,000 cattle were driven to livestock markets through London every week, sometimes leaving the streets so treacherous that horses and people slipped over.・・・
http://www.theguardian.com/books/2015/jan/01/dirty-old-london-fight-filth-lee-jackson-review
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太田述正コラム#7408(2015.1.6)
<河野仁『<玉砕>の軍隊、<生還>の軍隊』を読む(その14)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2499)
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