太田述正コラム#7603(2015.4.14)
<皆さんとディスカッション(続x2597)>
<太田>(ツイッターより)
フランス極右の党首マリン・ルペンは、プーチンのことを「欧州におけるキリスト教の最後の擁護者」と評しているんだね。
http://www.voxeurop.eu/en/content/news-brief/4873809-why-do-european-conservatives-love-russian-president
プロト欧州文明回帰、という点で、欧州諸国の保守/右翼とプーチンのロシアとは共鳴し合うものがある、との僕の説の傍証だ。
<komuro>
w/D.OmXIさん、コラム#7601でとても詳細な回答をいただき、ありがとうございます。
私の実力では理解できない高度な内容もありましたが、なんとかコメントしたいと思います、
≫それを実際に動かしてみることなく影響度が分かるのなら、その開発者はそのソフトより桁違いに棋力があることになるでしょう。≪(コラム#7601。w/D.OmXI)
電王戦で優勝したAWAKEをしのぐのは、それこそ人間技じゃないです。
≫…一般論として機械学習もやればやるほどいいというものでもなくて、過学習はよく知られていますよね。≪(同上)
人間だと(適度に忘れたりして)最適化できても、機械はそこができないんですね。勉強になりました。
≫…敗れたのは、大変にいい勝負だったと思いました。≪(同上)
同感です。ただし(コンピューターはミスをしないと思い込んでいるような)一般の方は不満に感じるでしょう。
≫…ドワンゴの川上会長が終了後の記者会見の中、ソフトの事前貸出すらバランスを取ったことにならないと言っていた(偽りのフェアネスとも言いましたね)のは、正しい感覚だと思いました。≪(同上)
故米長会長は、プロから見てとても大きなプレッシャーの中で、よくぞ電王戦参加を決断したと思いました。
私はプロ棋士が、とても純粋な将棋の研究者かつ将棋が大好きだと考えています。
同様に将棋ソフト開発者が、とても純粋な将棋ソフトの研究者かつ将棋が大好きだと考えています。
そんな研究者同士がインターネットを利用した興行のなかで、(プロ側が圧倒的に不利な条件だったけれど)お互いのプライドを賭けて戦ったのだと思います。
だからこそ勝った方からも負けた方からも、とても謙虚なコメントが返ってくるんでしょう。
そのうち、鉄腕アトムのように人工知能を搭載したロボットが出来たとして、彼らが自分自身で将棋を学習したうえで人間と戦う日が、いつか来るんでしょうね。
<JzJHfa8I>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
コーヒーに目覚めた太田さん
ドリップよりプレスの方がコーヒーに本来ある油分を楽しむにはフレンチプレスが良いですよ。
プレスで飲む場合は手動ミルで粗挽きがオススメ。
<太田>
これ↓、読んでみたけど、長短あるみたいですね。
http://alt-coffee.com/ac-coffeepress.html
今後の検討課題、ということにさせてもらいます。
<太田>
≫有料読者向けのコラム配信をIMAPアカウントから行って、コラム配信後Bccの中身が確認できるか検証してください。念の為、Gmail上でも確認してください。≪(コラム#7601。K.K)
確認できました。
<K.K>
≫2015年の受信メールも混在していましたが、先に進むことにしました。≪(コラム#7601)
現時点では、ちょっと原因はわからないです。
≫「画面上部に[この検索条件に一致するすべてのメッセージを選択してください]と表示され」ませんでしたし、そもそも、検索結果が2015年4月10の途中から現在までのものだけとなっていました。≪(同上)
検索をかけて、検索結果のメールが100通以下の場合で、検索結果が1ページに収まる場合は、[この検索条件に一致するすべてのメッセージを選択してください]は表示されません。
2015年01月01日からの受信メールは100通を超えると思いますので、おかしいわけですが。
とりあえず、フィルタの設定を確実にして、今日以降送受信するメールに、確実に[2015]/[15送信済みメール]ラベルが付くか/フォルダに仕分けられるか、様子を見てください。
(そもそも、メールを年ごとに仕訳した理由は、1フォルダで4GBを超えないようにすることが主な目的です。現時点で1フォルダが4GBを超える恐れはないと思いますし、Thunderbirdが32bitから64bitになれば、4GBの制限はなくなります。また、以前紹介したThunderbirdの別バージョンのEarlybirdはすでに64bit版が存在しています。)
すでに、フィルタの設定方法は送付していますが、念の為に改めて下記に示します。
1.不要なフィルタの削除
一旦すべてのフィルタを削除します。
1)Thunderbirdを起動させてください。
2)左の方の[ohtan.net@gmail.com]をクリックして青色反転させてください。
3)[ツール(T)]→[メッセージフィルタ(F)]の順にクリックしてください。[メッセージフィルタ]ウインドウが開きます。
4)[削除(T)]ボタンを使って、”全ての”フィルターを削除してください。([確認]ウインドウが出た場合は、[はい(Y)]をクリックしてください。)
5)[メッセージフィルタ]ウインドウを閉じてください。
7)次に、左の方の[ohta@ohtan.net]をクリックして青色反転させてください。
8)上記手順3)~5)の要領で、フィルターを削除してください。(こちらのアカウントには、フィルターを設定していなかったと思います。)
9)Thunderbirdを終了させてください。
10)ブラウザでGmailにアクセスしてください。
11)右上の[“歯車アイコン”]→[設定]の順にクリックしてください。
12)青い字で[フィルタ]とあるはずです。[フィルタ]をクリックしてください。
13)右の方の[削除]をクリックして、”全ての”フィルターを削除してください。([フィルタの削除を確認]ポップアップが出た場合は、[OK]をクリックしてください。)
2.Gmailでの受信メール仕訳用フィルタの設定
1)ブラウザでGmailにアクセスしてください。
2)右上の[“歯車アイコン”]→[設定]の順にクリックしてください。
3)青い字で[フィルタ]とあるはずです。[フィルタ]をクリックしてください。
4)画面中央ラインに青い字で[新しいフィルタを作成]という表示があるはずです。これをクリックしてください。
5)[to]テキストボックスに、半角で[ohta@ohtan.net OR ohtan.net@gmail.com」と入力してください。
6)[含む]テキストボックスに、[after:2015/01/01 before:2016/01/01]と入力してください。
7)右下の[この検索条件でフィルタを作成]をクリックしてください。
8)[受信トレイをスキップ(アーカイブする)]チェックボックスにチェックを入れてください。
9)[ラベルを付ける]右の太字の[ラベルを選択]をクリックして、展開したリストから[2015]をクリックしてください。間違って[2015/15送信済みメール]を選択しないように注意してください。
10)ポップアップ下の方にある[一致するメッセージにもフィルタを適用する。]チェックボックスにチェックを入れてください。
11)[フィルタを作成]ボタンをクリックしてください。
3.Thunderbirdでの送信メール仕訳用フィルタの設定
1)Thunderbirdを起動させてください。
2)左の方の[ohtan.net@gmail.com]をクリックして青色反転させてください。
3)[ツール(T)]→[メッセージフィルタ(F)]の順にクリックしてください。[メッセージフィルタ]ウインドウが開きます。
4)[対象アカウント(F)]テキストボックスの内容が、[ohtan.net@gmail.com]であることを確認してください。
5)[新規(N)]ボタンをクリックしてください。[フィルタ設定]ウインドウが開きます。
6) [ファイル名(I)]テキストボックスに[2015年送信用フィルタ]と入力してください。
7)[全ての条件に一致(A)]の下の[件名]をクリックして、展開したリストの[差出人]をクリックしてください。
8)次に、[差出人]の右横を、[が次と一致する]に変更してください。
9)次に、[が次と一致する]の右横のテキストボックスに、[ohta@ohtan.net}と入力してください。
10)[xxx@ohtan.net]と入力したテキストボックスの右にある「+」をクリックしてください。
11)条件を設定する新しい行が現れると思います。この行を
「送信日」「が次の日以降」「2015/01/01」
に変更してください。
12){2015/01/01」と入力したテキストボックスの右にある「+」をクリックしてください。
13)新しく現れた条件を設定する行を
「送信日」「が次の日以前」「2016/01/01」
に変更してください。
14)[以下の動作を実行する(P)]グルーブの設定に移ります。一番左が「メッセージを移動する」になっていることを確認してください。
15)次に、[メッセージを移動する}」の右が[フォルダを選択してください…]になっていると思いますが、これをクリックして、
「ohtan.net@gmail.com」→[2015]→[15送信済みメール]
の順に辿って、[15送信済みメール]を選択してください。
28)条件の最終確認をしてください。
「差出人」「が次と一致する」「ohta@ohtan.net」
「送信日」「が次の日以降」「2015/01/01」
「送信日」「が次の日以前」「2016/01/01」
「メッセージを移動する」「15送信済みメール(ohtan.net@gmail.com)」
16)[OK]ボタンをクリックしてください。
17)[メッセージフィルタ]ウインドウに戻ったら、ウインドウ一番下の「フィルタを使用するフォルダ(C)」の右がデフォルトで「受信トレイ」となっていると思いますが、これをクリックして、[Gmail]→[送信済みメール]の順に辿って、[送信済みメール]に変更してください。
18)「今すぐ実行」をクリックしてください。
19)「メッセージフィルタ」ウインドウを閉じてください。
⇒やりました。(太田)
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
つい最近まで信者数が増えていた、ということの方が驚きだよ。
日本の総人口の動向にリンクしてるってだけ・・神道「信者」だってそうだろ・・かもしれないけどね。↓
「<31年前に比べて>「参拝者が3分の1」開創1200年「高野山」に厳しい現実・・・
平成25年12月31日現在の高野山真言宗の信者は約384万人。昭和59年当時は約466万人で、平成16年の約549万人をピークに減少傾向になっている。・・・」
http://www.sankei.com/west/news/150414/wst1504140003-n1.html
まだまだ不十分だけど、日本人の意識は健全化しつつあるな。↓
「被害与えた周辺国との関係、日独で意識差・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASH473GTLH47UTIL00Q.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH473GTLH47UTIL00Q
このところ、産経が意図して、「左」との共通の出発点を模索しようとしている・・今回は日本「独立」のススメ・・のだとすれば、大いに歓迎したい。↓
「・・・池澤さんの現状認識には同意するところが多い。《この国はおよそ主権国家の体を成していない。そういう事態が六十年以上続いてきた》《日本は今でも国連=戦勝国連合にとっては「敵国」のままだ。このラベルは撤回されていない。我々は今もって敗戦国なのであり、条約と法律の体系はそれを反映している。国家主権を確立した独立国ではないのだ》。さらに矢部さんの言葉を引きながらではあるが、《日本国憲法をGHQ(連合国軍総司令部)が作ったことは認めざるを得ない》と書く。まさにその通りだ・・・」
http://www.sankei.com/column/news/150413/clm1504130005-n1.html
http://www.sankei.com/column/news/150414/clm1504140005-n1.html
経済制裁でロシア経済は気息奄々?
いや、その真逆だってさ。
記事全体を読んでもらえば分かるけど、ロシアが資源大国でかつ、一応何でも国内で作れることが功を奏している。↓
・・・Not only is Putin still standing, but the Russian economy, against most expectations, is recovering. Its stock market is one of the best performing globally this year; the ruble, after losing nearly half its value against the dollar over the course of a year, is rebounding; interest rates have come down from their post-sanctions peak; the government is taking in more revenue than its own forecast expected; and foreign exchange reserves have risen nearly $10 billion from their post-crisis low.・・・
・・・economists forecast that GDP, after contracting for the past 18 months, could now begin to grow at up to 3.5 percent per year, even without a recovery in crude prices.・・・
http://www.newsweek.com/putin-was-right-be-confident-about-russias-economy-321934
フランスのメランコリーの原因は、フランスによるローマ帝国再興の夢の挫折のためだとさ。
ドイツは文字通り形の上で・・神聖ローマ帝国!・・一度再興を果たし、ロシアもそれを追求してきたところ、ドイツは再興を諦め、諦めないフランスが西ローマ再興の夢を追い続け、東ローマ再興の夢を追っているとみなしているロシアと手を組もうとしている?↓
・・・ the well-known French “melancholy” — the typically French feeling of gloom and decline — has its roots back in the early High Middle Ages. In his telling, as the Valois kings were building what would become the French nation into a prominent European power, jurists from the south — where the tradition of Latin legal scholarship had survived the Dark Ages — pined for a restoration of the Roman Empire.
<欧州最初の官僚制に立脚した中央集権国家の構築やテンプル騎士団の粉砕、法王庁のアヴィニョン移設、はそのためのもの。↓>
They saw the fledgling French monarchy as the tool to implement their beliefs. Joining the royal court, they laid the foundations of the modern nation-state by building Europe’s first technocratic, merit-based central government bureaucracy, a crucial innovation in feudal Europe. This enabled King Philip the Fair to crush nonstate powers like the Knights Templar, and even to push the pope to move the seat of the papacy to Avignon.
<現語、文化、法でもってローマ帝国に自らを擬した。だからフランスは帝国であって民族性や領土の共有によって定義はされない、と考え続けてきた。↓>
This vision of a new Roman Empire・・・explains the French self-definition of identity as relating to language, culture and laws (as with ancient Rome), and not simply a question of shared ethnicity or territory, as with most European countries. Hence the relentlessly expansionist foreign policy of the French state up to World War II. Hence the self-aggrandizing French belief in the country’s vocation to greatness — and hence the French melancholy, since the state failed to achieve that grand goal.・・・
http://www.nytimes.com/2015/04/14/opinion/probing-the-heart-of-french-malaise.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&module=c-column-top-span-region®ion=c-column-top-span-region&WT.nav=c-column-top-span-region&_r=0
紀元前800年から300年にかけてのギリシャの奇跡を称えた本の書評だ。
(しかし、なんでそんなことが可能だったかが私にはまだ分からない。(太田))↓
<あらゆる文学形態・・歴史書を含む・・を生み出し、自然と人間について考察し、ソクラテスと民主制をも生み出した。↓>
・・・Between 800 and 300BC, the “Greek miracle” took place, the Mediterranean world advancing so rapidly that it seems impossible in retrospect. The Greeks invented virtually every literary form, from history and biography to tragedy and comedy. They perfected ships with multiple banks of oars and began to ask questions about the nature of the world and our role within it. As the leisured elite of the 5th century BC could hear Socrates pontificating about truth, beauty or justice, so ordinary Athenian citizens could vote to decide on their city’s future.・・・
http://www.theguardian.com/books/2015/apr/12/introducing-the-ancient-greeks-review-edith-hall
英国のメーカーが料理ロボットを発表した。↓
・・・UK-based Moley Robotics unveiled an autonomous kitchen machine on Tuesday that uses two robot arms and hands to reproduce the movements of a human chef from a 3D-recording of a cooking process that maps every individual motion.・・・
<しかし、まだ、知能と視覚がない。↓>
It does not have intelligence or vision incorporated, which would enable it to know where a utensil or ingredient was if it was in the wrong place. Nor can it use a knife — it can only cook using prepared ingredients.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3a4a1bc6-e1d6-11e4-bb7f-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3XFDdbmjn
第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争(1964年)の時に、そのための行進曲の作曲者のヨハン・ゴットフリート・ピーフケが、自ら、オケを指揮して、戦場でオケともども爆風を浴びたんだね。↓
・・・The second Schleswig war of 1864・・・
The initial Prussian assault・・・was accompanied by a 300-man military orchestra in a second trench, which played a specially commissioned march by Gottfried Piefke, the favourite composer of the Prussian field commander, Prince Friedrich Karl. Piefke conducted the march himself, with a Prussian flag attached to his baton. A bursting shell covered the musicians with dirt and the air pressure caused Piefke’s cigars to fly out of the pocket of his tunic, but the band played on.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f60466d8-dd43-11e4-975c-00144feab7de.html#axzz3XFDdbmjn
<で、その行進曲がこれだ。オマケ付。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=dBZf2Tr1n5I ←普丁戦争(その時の行進曲)
https://www.youtube.com/watch?v=j5BcF79rlwM ←普墺戦争(同作曲者。1866年?)
https://www.youtube.com/watch?v=5bYn-XTDDTQ ←普仏戦争(同作曲者。1871(戦争の1年後)(注))
(注)「ピーフケの死後、1909年になってから楽譜が発見された。第三帝国時代のアドルフ・ヒトラーが好んでナチスの行進曲として使用した。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A0%84%E5%85%89
恋愛に関し、村上春樹の交通事故説をとるか、この(ギャンブル)依存症説をとるか、いずれにせよ、恋愛そのものは、釈迦に指摘されるまでもなく、「悟り」の障りであることは確かだ。↓
「・・・のめり込みを特徴とするギャンブル依存症を全て病気と定義づけると、熱烈な恋愛も病気になってしまうようだ。確かに、後で振り返ると「熱に浮かされていた」「尋常ではなかった」「若気の至り」と感じる恋愛経験を持つ人は多い。ギャンブル依存症は金銭が絡むため、悪影響が本人以外にも及んで問題が深刻化しやすい。だが、激しいのめり込みや慣れによる刺激の低下、という観点から見れば、ギャンブル好きな人の脳内の変化は病気の証しではなく、よくある普通の反応と言えるのかもしれない。・・・」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117237&cx_text=08&from=ytop_os_txt2
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太田述正コラム#7604(2015.4.14)
<『大川周明–アジア独立の夢』を読む(その9)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2597)
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