太田述正コラム#7805(2015.7.24)
<皆さんとディスカッション(続x2698)>
<太田>(ツイッターより)
日本発のキャワイーいマンガチックな「Isisちゃん」でもってIsis系のツイッターアカウント等を溢れさせる作戦が結構功を奏し、話題になっている。
http://www.bbc.com/news/technology-33608369、
http://www.haaretz.com/news/middle-east/1.667297
増殖してるが、エロイのもあって笑わせる。
「日経新聞が<FT>買収 1600億円…」
http://www.asahi.com/articles/ASH7R7QBTH7RULFA03M.html
快挙だが、英タイムスがマードック買収後凋落したようなことなかれと祈る。
この際、日本のによる英『エコノミスト』、朝日のNYタイムス買収も期待しよ。
それにしても新国立競技場2520億円は高かった。
<太田>
関連記事だ。
(かねてより、ブルームバーグやロイターへの身売りの噂が出ており、最近では、ドイツのシュプリンガー社・・ビルド、ディー・ヴェルト紙を出している・・との交渉が報じられていたところ、)今回の売却には、現オーナーのピアソン・・ペンギン・ランドムハウスの47%所有者でもある・・が50%所有している英エコノミスト誌は含まれない。↓
<It> does not include its 50 percent stake in The Economist magazine・・・
The sale will leave Pearson as the world leader in education publishing and the owner of a 47 percent stake in the Penguin Random House book publisher.・・・
http://www.reuters.com/article/2015/07/23/us-pearson-m-a-financialtimes-idUSKCN0PX0YM20150723
<そしたら、この記事、邦訳が出たー。↓>
http://blogos.com/article/124298/
日経の方がFTより創立は11年も早い。
(日経(名称は異なる)は三井物産が発行したもの。経営不振で途中で一記者の個人事業になるが、この元記者、日経退職後は、同じ三井系の三越の社長になってる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%96%B0%E8%81%9E
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%B4%8E%E5%BB%A3%E5%A4%AA
三井の人間主義経営の伝統については、コラム#7680(未公開)参照。)
長続きする日本的経営のスゴさってことよ。↓
・・・ 127<(1888年)>-year-old Financial Times・・・<V.> Nikkei — founded in 1876・・・
<お懐かしや、前SONY会長のサー・ストリンガー・・現BBC理事・・サマが祝福なされただ。↓>
Sir Howard Stringer, the Welshman who ran Japanese giant Sony for 15 years and is now on the BBC’s executive board, said his experience of Nikkei and Japanese companies generally was that the deal could be a good one for the FT and its journalists. “It’s not a bad thing when a Japanese company buys another. They tend not to be heavy-handed but more thoughtful and careful than most corporations when they go charging in.”・・・
http://www.theguardian.com/media/2015/jul/23/financial-times-sale-pearson
NYタイムスが、意外にも、この買収を絶賛するコラムを載せた。↓
<ジャーナリズムと無縁のピアソン傘下よりプロの日経傘下の方がFTにとってよい。↓>
・・・Nikkei, indeed, could be a much better owner for The Financial Times than Pearson, ・・・
<ピアソンはFTの米市場開拓をしなかったが、日経はやるだろう。↓>
While Pearson starved The Financial Times of investment in the United States, for instance, there’s a good chance that Nikkei will want the paper to become a real force here. ・・・
<日経としても、FTの攻撃的ジャーナリズムの爪の垢を煎じて飲むことができる。↓>
The Financial Times now has the opportunity to export its own aggressive approach to business stories, especially in Japan, to an owner that has historically been more deferential toward big business.・・・
<米国じゃ、NYタイムスもWSJもUSAトゥデイも、全部、単なる株式会社。(日経は社員所有)↓>
Here in America, news organizations both young and old tend to be run on a basis of profit maximization. The parent companies of The New York Times, The Wall Street Journal and USA Today are all listed on the stock exchange, where shareholders look for margins and growth; younger upstarts like BuzzFeed and Vox Media are funded by venture capitalists who are seeking a tenfold return on their investment. ・・・
http://www.nytimes.com/2015/07/23/opinion/the-financial-times-will-be-in-good-hands.html?ref=opinion&_r=0
この話に大ショックの韓中。↓
<(中共のマスコミはもちろんだが、)絶対に韓国のマスコミにはできない芸当だもんなあ。(太田)↓>
「英FTが日経に売却、「日本のFT」に・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/24/2015072400591.html
「英国人のプライド、FTが日本の手に・・・」
<「経済」「高級」紙の読者がそんだけいるってのは、日本人の平均的質の高さ・・韓国人だって高いんだけどね・・の表れだよ。↓>
日経グループの看板である日本経済新聞の場合、朝刊の発行部数は約273万部(日本ABC協会調べ)だ。今回買収したFT(21万部)は発行部数では日経の10分の1にも満たない。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/24/2015072400594.html
<(FTがNYタイムスなんかと違って覚えが目出度い新聞だっただけに、)中共当局は狼狽してるとさ。(取材不足だぞー。欣喜雀躍してるとしてもボクは驚かんぜ。(太田))↓>
・・・the official reacted with shock and disappointment, uttering “no way, no way,” and then running to go tell his boss.・・・
<当局は、これで日本のソフトパワーは一挙に上がる、という分析だと。↓>
・・・the deal “will hugely impact” Japan’s ability to increase its soft power globally, Chinese economist Zhao Xiao wrote on the Twitter-like Weibo. (Among other Weibo comments to FT Chinese’s online announcement of the impending acquisition were jokes.
<FTの人気の「FTとランチ」シリーズ、今後は日本食レストランで行われるようになるだろうってさ。(いや、だいぶん前から、日本食レストラン、よく使われてたぞ。(太田))↓>
The paper’s popular “Lunch with the FT” will now be Japanese food, one wag wrote; many others mocked China’s inability to buy, or build, a non-“harmonious” newspaper of its own.)・・・
http://foreignpolicy.com/2015/07/23/with-japanese-owners-how-will-the-financial-times-fare-in-china/?wp_login_redirect=0
このあおりで、買収事案としちゃずっと大きいんだけど、明治安田の米社買収報道が霞んじゃったね。↓
Japan’s Meiji Yasuda Life Insurance to Buy StanCorp Financial for $5 Billion ・・・
http://www.wsj.com/articles/japans-meiji-yasuda-life-insurance-to-buy-stancorp-financial-for-5-billion-1437699005
<MH>
≫日本側が、なんで日本がガス田開発を進めないのか、なんで中共側の合意破りを長期間放置していたのか、恐らくは、採算がとれないってのが根本にあるんだろうが、誰か、ウラ事情に通じてる人、教えてくんない?≪(コラム#7903。太田)
個人的には、20年前に帝国石油OBの方から、「東シナ海の資源開発は担当者ベースでは開発したいのだが、採算が合わないので、経産省から中止の意向を受けた」と聞きました。
これだけでは何の意味も無いので、裏付け典拠。↓
「東シナ海開発は国運を賭ける程の価値があるか?資源の世界は地質調査がものを云う。それを怠ってきた国家に未来はない」
この記事を書いた方は、地質学の技術士ですから、いささか陰謀論も書いてますが概ね信用できるのではないでしょうか。
http://www.geo-yokoi.co.jp/Kaisha_Guid.htm
「1、東シナ海は、その規模、ユーラシア大陸縁辺での地質構造上の位置付けから、日本海の相似形と見なされ得る。つまり、期待出来る地下資源は、大陸での地向斜褶曲区のような大規模なものではなく、かつて日本で採掘された程度のものが予測されるに過ぎない。ガスや石油が全く出ない分けではないが、採掘出来てもせいぜい20~30年程度、下手すれば数年で終わりだ。その量も、とても一国のエネルギー需要に影響を及ぼし得るものには成り得ない。
2、更に海上採掘だからコストがもの凄くかかる。採掘箇所は台風の通り道に当たり、稼働日数が制約を受ける。つまり、コストパフォーマンスが非常に悪い。
筆者は極端に云えば、中国が東シナ海資源を欲しがっているなら、譲り渡しても構わないと考えている。何故なら、中国は現在の経済情勢から涎を出しても東シナ海資源が欲しい。一方日本はどうか。少子化は今後も進み、環境対策としての省エネも進む。つまり、間違いなく国内エネルギー需要は減って行く。今でも、電力会社は売り上げが低下して、リストラに必死なのだ。つまり、今後エネルギー資源需要を増加させなくてはならない理由がない。従って、東シナ海資源は中国に譲って、その替わり中国国内開発市場の参入権を手に入れた方がよい。例えば、鉄道電力化事業とか、環境事業とか。むしろ、無理に東シナ海利権を持っていると、必ず開発しなくてはならないから、将来とんでもない不良債権を抱え込むことになりかねない。その点について、日本政府がどの程度の正確なデータを持っているのか、是非公開していただきたい。」
http://www.geo-yokoi.co.jp/Seiron_KokusaiV/Higashi-Shina.htm
↑
※2005年9月時のブログですが、「日本は少子高齢化で人口減少期なのでエネルギー不足になることはありえない。従って採算が合わない資源開発は不良資産に過ぎない」とはっきり書いています。
この記事は3.11以前に書かれていますので、非常に慧眼ではないでしょうか。
ニュース記事によると中国が原油・ガスリグを16基建設しているそうですが、ボーリング作業はブログの通り凄いコストが掛かる博打事業です。
日本国内の温泉のボーリング作業でも、温泉が出ても出なくても1本1億円です。
(深さ100mで約1千万円。 典拠省略、ボーリング業者とホテルの双方から聞いた)
日本が対抗して海上掘削をやればブログ通りで、そのコストは全部税金です。
万が一、東シナ海にてメキシコ湾くらいジャブジャブに石油が出るなら話は全く別ですが、あそこは海上大深度掘削で2500~3000m掘っていますし、そんな技術力は日本にも中国もありません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E6%B9%BE%E5%B2%B8%E6%B2%B9%E7%94%B0
ご存じのように2010年に大事故が起きましたしね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2010%E5%B9%B4%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E6%B9%BE%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E6%95%85
因みに事故を起こしたBP社の下請けが世界最大の採掘業者Trans Ocean oil company。
http://www.deepwater.com/
海上掘削で1万メートル掘る技術力があります。勿論、技術ノウハウは特許等でがんじがらめで独占しています。
日本はこんなリスクを抱えてまで、今さら対抗して開発する意味も価値も無ければ、上記の様な開発会社もなく、中国に丸投げして、それを資源市場で買った方が安価でしょうね。
日本では東シナ海の天然ガス・油田開発ばかりが、クローズアップされていますが、数ある中国資源開発のほんの一部であります。
中国の資源開発と油田とオフショア先の全体像(東シナ海も記載)
東シナ海は120万立方メートルのガスを毎日、上海に供給(大した量ではありません)
http://www.lngplants.com/ChinasPetIndustry.htm#The%20Daqing%20Oil%20Field
国営資源開発会社CNPC(China national petroleum corporation)の沿革。
http://www.cnpc.com.cn/en/history/history_index.shtml
アニュアルビジネスレビュー2014
2014年に国内の探鉱は、石油689.8百万トン、天然ガス4840億立方メートルの新たな実績をもたらし、また石油と天然ガスの埋蔵量は、8年連続で石油換算にて10億トンを上回りました。(自国内でもごまんと取れていますね。)
http://www.cnpc.com.cn/en/AnnualBusinessReview2011g/Annual_Business_Overview-11.shtml
中でも全体像の冒頭にある新疆ウィグル自治区タクラマカン砂漠にあるタリム油田は最重要です。
(先に紹介したブロガーさんが言ってたのがこれです。)
「タリム油田(Tarim Oil & Gas Province)」
2014年に、タリム油田はDabei、KeshenとTazhongガス田の開発を促進することにより、天然ガス235.5億立方メートルを生産しました。
http://www.cnpc.com.cn/en/operatediol/201405/ee249b3153bb4b0dadc497cd0f961439.shtml
「タリム油田内で2008年に発見されたのが、ディナ第2ガス田(Dina-2 Gas Field )
地下5000mを掘削した
ガス処理プラントは、毎年、天然ガスの50億立方メートルと56万トンのガス凝縮液、石油換算で450万トン処理するように設計されている。」
http://www.cnpc.com.cn/en/Dina2GasField/Dina2GasField.shtml
また依然として最大の油田は大慶油田です。
大慶石油省
中国東北部で松遼平原に位置する大慶石油省は、中国最大の産油地域です。
http://www.cnpc.com.cn/en/operatediol/201405/f96f221bb538428f9b1b7f4869c8f576.shtml
これでもまだ不足しているのか(明らかに過剰供給な気がします)、中央アジアからのパイプラインもあります。
2015年末までにラインCのすべての支援施設が完成すると、中央アジア~中国ガスパイプラインの全体的なデリバリー能力は年間550億立方メートルに達します。
これは、中国の年間の天然ガス消費量の約20%に等しく、それぞれ、毎年7800万トンと121万トンの二酸化炭素と二酸化硫黄排出量削減し、石炭73万トンを置き換えます。
(一応、環境問題にも配慮はしてるのですね。)
http://www.cnpc.com.cn/en/FlowofnaturalgasfromCentralAsia/FlowofnaturalgasfromCentralAsia2.shtml
原油輸入について
「中国が2013年に輸入した原油は累計2億8200万トンで、最も多かったのはサウジアラビアからの約5032万トンだった。以下はアンゴラからの3706万トン、ベネズエラからの1925万トン、オマーンからの1871万トン、ロシアからの1756万トン、イランからの1527万トンと続いた。」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0110&f=business_0110_007.shtml
しかしCNPCがこれだけ開発しても、2014年度はさらに輸入量が増加しました。
「中国国土資源部は2014年の石油生産量を前年比0.7%増の2億1000万トン、天然ガスの生産量を同10.7%増の1329億立方メートル、
石油・ガスの当量を同3.7%増の3億3000万トンだったと発表した。数字はいずれも速報値。1月14日、毎日経済新聞が伝えた。
また、税関総署によると昨年の中国の原油輸入量は3億1000万トンで、原油の対外依存度は前年比2.6ポイント上昇し59.6%だった。」
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150116/Xinhua_06679.html
因みに日本は2012年で約2億1千万トン(211.026千KL)で、対外依存度約100%ですから何かあると非常に苦しく、原発に依存したのも仕方がありません。
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2014html/2-1-3.html
但し、中国と違い、輸入量(輸入額は原油価格と為替で上・下昇する)は1973年がピークで、後は減少する一方です。
ここでイランへの制裁について触れていますが、イラン原油を喪失すると困るので、2011年、米国に例外措置を取ってもらい、2012年EUの輸入保険禁止措置に対して政府保証して輸入再開するという非常に苦しい状況です。
典拠が無いですが、1973年のオイルショック時の日本はこれよりもっと苦しく、調達金利11%で、且つ外貨不足(1979年まで外貨持ち出し制限)であったので、アメリカに裏保証してもらい、全額前金払いのサウジアラビア原油を分割払いにして助けて貰った経緯があります。
アメリカが本当に安全保障で日本を助けてくれたのは知る限りこれだけですが、戦前から石油資源がらみは首根っこを抑えられていて、イランのアザテガン油田など日本単独の資源開発は徹底的に潰されてしまいます。
例え、資源現地国を抑えても、金融口座停止や為替や原油INDEXの操作、輸入保険の禁止措置等をされてしまい、どうにも頭が上がらないですね。
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2012html/2-1-3.html
中国のベネズエラへの2億ドルの借款は、原油代金を前金で何年分か渡したような話で、原油価格下落で充当契約期間が自動延長されてしまい本音は苦しいでしょう。
中国の資源開発の全体像からみると、東シナ海やベトナムと揉めている南シナ海は小さい話であり、輸入依存度を下げるほど取れるとは思えませんが、日本を傍目でよく見てるので、これ以上輸入依存度を上げれば、最終的にはアメリカに良い様にされてしまうのが目に見えてるので、それだけは避けたい。
また国営企業ですから、資源が少しでも自国内(一応オフショア先と言ってるので後ろめたいのかも知りません)で採掘可能ならば採算を度外視してでも確保したい。
そんなところではないでしょうか。
以上、ざざっと読みましたので、単位に読み違いがあるかも知れませんので宜しくお願いします。
<太田>
(中共が、まだ人件費が日本より顕著に低いとは言っても、)東シナ海での海上掘削・原油/天然ガス採取は、採算が取れないだけでなく、量的にも微々たるものであることは、ご指摘を受けるまでもなく想像がつきます。
となると、狙いは、やはり、これも、日本に対する意図的兆発である、ということにならざるをえないのではないでしょうか。
しかも、こちらは、(経済水域がらみではあるけれど、)領土がらみではないので、(米軍とはもとより、)日本との軍事的衝突(偶発的なものを含む)に至る恐れはほぼない。
そこで、じりじりとエスカレートさせているけれど、(伊藤忠出身の某元大使の思惑とほぼ同じであるところの、)経産省の思惑から、日本政府が少しも反応しないのにシビレを切らせて、今回、裏から密かに手を回して、ヒゲの隊長/防衛白書経由で日本政府にようやく反応させることに成功した、といったところかな。
<J1wFpwKQ>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫典拠付けて欲しかったが、全て事実だとして、大慌てで朝鮮人も徴用の対象にしたが、法令等の改正が部分的に後回しになっちゃったってだけのことだろ≪(コラム#7803。太田)
・労務動員の開始と初期における展開
1939年度の動員計画策定に関して、拓務省行政課長はある座談会で次のように述べていた。「…御承知の通り、大分人が足りなくなりまして、内地の方では企画院を中心として各省関係で労務動員計画を定められまして、さうして農村或は不急産業地から労務を犠牲的に出しても、どうしても足りないから、朝鮮から人を送って呉れないかと云ふ話がありました。…所が朝鮮の方に於きましては、至って労務機関、労務統計と云ふものが不備でありまして、果して鮮人にどれだけ労働余力があるか、給源があるかと云ふことが適確には分って居らぬのであります。それにも拘らず、内地の方が相当必要だと云ふので、本年に於きましては、8万5000人と云ふものをお送りすると云ふことに約束したのであります。けれども是は鮮内の必要度を計画的に定めて、それから弾き出した数ではない…」
http://www.sumquick.com/tonomura/society/ronbun04_03.html
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
太田史観っちゅうか、戦前日本のコンセンサス史観、の教科書が、採択どころか、存在もしていない不思議さよ。↓
「「つくる会」系教科書採択 都教委、中高一貫など32校・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASH7R01L1H7QUTIL05L.html?iref=comtop_list_edu_n01
女性優位男性搾取社会への、筋違いの抗議行動だったってことだな。↓
「「許せない。殺して俺も死ぬ」 ストーカー<殺人>の受刑者語る・・・
人生は50歳で暗転する。ある日、脳梗塞になり、左半身が思い通りに動かなくなった。4年後には舌がんを患った。仕事を続けられなくなり、自己破産した。妻とは離婚することになった。大阪市平野区の市営住宅に1人で移り、生活保護で暮らし始めた。
一人でも何とかなる。
そう思っていた。だが、やがて負の感情を抑えられなくなる。「部屋は暗いしメシは自分で。子どもにだって会えない。何度も復縁を求めた」。でも、受け入れられなかった。「これまでの20年間はなに? 絶対に許さないって思った」
13年6月、男は元妻の勤め先に押しかけ、包丁で元妻を脅し、殴りつけた。傷害罪などで執行猶予つきの有罪判決を受けた。
釈放後も恨み続けた。13年9月、市営住宅の近くのスナックに立ち寄り、親身に話を聞いてくれる女性店員に偶然出会った。
それが被害者だった。・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASH7R01L1H7QUTIL05L.html?iref=comtop_list_edu_n01
http://digital.asahi.com/articles/ASH6S5W0FH6SPTIL01K.html
Isisとずぶずぶのトルコ、Isisにトルコ兵を殺され、国境沿いの航空基地からの米軍等の出撃を許すことにした。
(自分が出撃するわけじゃないもんな。ずぶずぶの関係は続くんだろ。(太田))↓
・・・Turkey has agreed to let the US-led coalition against Isis use the country’s Incirlik air base after one Turkish soldier was killed and two were injured in what appeared to be cross-border clashes with the terror group.
The country had previously refused to let the US-led coalition use the military facility but the attack on Turkish personnel — with shots fired across the border from Syria into the southern province of Kilis — have appeared to prompt a change of heart.・・・
http://www.theguardian.com/world/2015/jul/23/turkish-soldier-killed-in-clashes-with-isis-across-syrian-border
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太田述正コラム#7806(2015.7.24)
<資本主義とポスト資本主義(その4)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2698)
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