太田述正コラム#7921(2015.9.20)
<皆さんとディスカッション(続x2756)>
<太田>(ツイッターより)
「<五輪エンブレム選考に明確な責任体制を>組織委「選んだのは審査委員会」、審査委「応募条件も修正も後から知った」…」
http://news.infoseek.co.jp/article/mediagong_12014/
安保法制でのパーフォーマンスに明け暮れ、主競技場やこのエンブレム問題追及をさぼった民主党等の税金泥棒達。
「…偏見</>先入観<は>…保守<的/>右翼的な考えを持つ人に多く見られると<されてきたが、>…IQ…の低い子供は、<そんな>大人になる可能性が高いことがわかった。…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10612927/
戦後日本じゃあ「右」も「左」も媚米という偏見の虜だけどな。
「ラグビーの…W杯…大会で日本が…過去2度の優勝を誇る南アフリカに逆転勝ち…
ガーディアン紙は「W杯史上、比類のない試合。世界に波紋を広げた」と報道…」
http://www.sankei.com/sports/news/150920/spo1509200008-n1.html
その長文記事をどーぞ。
http://www.theguardian.com/sport/2015/sep/19/rugby-world-cup-biggest-shock-japan-south-africa
<太田>
関連記事だ。↓
http://www.bbc.com/sport/0/rugby-union/34269878
<S62lXnCo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
ラグビー日本代表が素晴らしい成果を挙げましたが、こちらから英語の様々な褒め言葉を見ることができます。
http://www.bbc.com/sport/live/rugby-union/33719271
この件を新華社通信がどう料理するか楽しみです。
(現時点では記事見つからず)
<GYCoiNko>(同上)
朝鮮戦争直前「韓国の亡命政権、難民に備えよ」
http://news.livedoor.com/article/detail/10612670/
軍事音痴の吉田茂と若いのにキレ者の<当時の山口県知事の>田中龍夫。
共産圏の怖さがまだ分かっていない、甘ちゃんのアメちゃん。
あいかわらず過去を粉飾するのが、コリアンちゃん。
<太田>
「・・・<昭和>25年6月、ソ連軍の庇護下にあった金日成国家主席率いる北朝鮮軍が38度線を越えて南進する直前、「米軍の旗色が良くない。このままでは、(韓国が負けて)いつ日本が北朝鮮から攻められるか分からない」との情報が入ってきた。
田中は吉田のほか、外相、法相ら複数の閣僚に情報を伝え、「なんとかしてほしい」と要請した。だが吉田からは、「余計なことを言うな」と一蹴された。 その2日後、金日成軍が南に攻め入った。・・・
外務省から山口県に至急電報が入った・・・。「韓国政府が6万人の亡命政権を山口県に作ることを希望している」・・・
「韓国首脳は絶望しており、大統領と内閣を亡命政府として日本に移す可能性について尋ねてきた」・・・開戦2日後の25年6月27日、ムチオ在韓米大使が、アチソン国務長官にこう打電していた。亡命先には山口県のほか、米・ハワイも選択肢にあった。・・・」というわけか。
吉田茂は軍事音痴というより、赤露の南進なんて、対赤露抑止戦略追求の中心的担い手だった帝国陸軍を、外務官僚代表として、戦後貶め解体することに成功し、快哉を叫び、勝利の美酒に酔いしれていた彼が、自ら自分に想像することを禁じていた、ということだろな。
ところで、田中って、(陸軍出身の)田中義一元首相の息子→東大法→満鉄入社→企画院/軍需相、という経歴だった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E9%BE%8D%E5%A4%AB
んだね。
満鉄入社ってのは、つい今しがたまで知らんかったが、彼にとって赤露抑止は、文字通り、皮膚感覚になってたんだろな。
<Llv3IyAU>
トヨタとフォルクスワーゲン社の「苦い過去」 国民性の違い浮き彫りに
http://news.livedoor.com/article/detail/10307753/
記事の中身が消えているので、記憶の範囲内で書かせてもらうと、トヨタとフォルクスワーゲンは、2回、技術提携をした過去があるのだが、担当となったトヨタの技術担当役員の話によると、VW側は「我々は世界一の自動車メーカーである。」という矜持を隠さない。、そのくせ、技術開示は一切しない。
トヨタ側のみが技術を教える状態になってしまい、なんのために提携したのかわからず、トヨタに成果ゼロ。
これで、役員はノイローゼ状態に。2回もこんな経験をした役員氏は、VWとの提携は、もうごめんなんだとか。
当時のVWのトップだったピエヒに会ったことのある日本人によると、ピエヒは鷲のように鋭い顔つきの持ち主で、とても友人になりたいとは思えない人物なんだとか。
こんな人たちに少なくとも、仏のメーカーが勝てるわけない。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
朝日もいい加減こんなキャンペーンは止めたら?(太田)↓
「・・・半藤一利さん<いわく、>・・・いま安全保障を考えるとき、『軍隊による安全』という視点ばかりが正面に出てきます。軍の存在が抑止力になる、といった議論ですね。でも本来は『軍隊からの安全』という視点も必要なはずです。日本人が憲法9条を受け入れてきた背景には、もう殺し合いをしたくないという思いだけではなく、軍隊からの安全を求める思いもあったのだと思います・・・
「15歳のとき、東京大空襲<で>・・・米軍機による焼夷弾攻撃に遭いました。自宅や近所の火を消そうとしていたために逃げ遅れ、命を落としかけました・・・
<しかし、>最近、戦争体験を語り継ぐ行為に懸念を感じ始めた<のです>、・・・<かつては>私が死にそうだったという話をすれば『悲惨だったんだな』と思ってくれる人々がいました<が、>最近、勇気ある少年の『物語』として受け止められて、かえって危険を招くんじゃないかという気<が>してき<たからです。>・・・
<その前に「非人道」性を非難しなくっちゃ。叙勲はとんでもないが、客観的には、ようやく対赤露抑止に目覚めて空自創建に協力したルメイに飴玉やったってことだよ。(太田)↓>
米国はなぜ、非人道的な無差別空襲という手段を採ったのか。空襲を指揮したカーチス・ルメイ氏に日本政府は戦後、なぜ叙勲したのか。・・・
<日本周辺だけとっても、1950年には朝鮮戦争、それからベトナム戦争もあったし、「おやじ」が正しかったことは明白。(太田)↓>
「憲法が誕生したときからですよ。こんなに良いものができたのかと、非常に喜びました。おやじからは『お前はバカじゃないか』と批判されましたけどね。『人類が始まって以来、戦争がなかったためしがあるか。日本も日清戦争とか日露戦争とか、あれこれ頻繁にやってきたじゃないか』と」
「おやじは戦後、1950年に亡くなっています。もし会えるのなら、『あのときおやじが言ったこと、間違ってたじゃないか』と言ってやりたいですね」・・・」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11972237.html
女性セブンは引き続き頑張っとるね。↓
「元少年A 太田出版が準備したアパートを偽装工作に利用か・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_351962/
ニューヨークで活躍する振付師の余越保子についての好意的紹介だ。↓
http://www.nytimes.com/2015/09/20/arts/dance/yasuko-yokoshis-dance-zero-one-is-a-study-of-performers-lives.html?action=click&pgtype=Homepage&module=c-column-middle-span-region®ion=c-column-middle-span-region&WT.nav=c-column-middle-span-region&_r=0
レーガンについて論じたコラムだ。↓
<米国でのレーガン人気は衰えない。↓>
・・・Some 90% of Republicans and 60% of Americans have a positive view of Reagan,・・・
<(ストを決行した)連邦管制官11,000人のクビを切り、軍事力を増強し、ベルリンで壁を崩せと叫んだ。↓>
・・・the president who fired 11,000 striking air traffic controllers, gutted mental health funding, slashed taxes and regulations, built up the armed forces and went to Berlin to challenge the Soviet Union to “tear down this wall”.・・・
<だけど、彼は、環境保護論者でもあった。↓>
Reagan the environmentalist – as governor he protected California’s wilderness from dams and highways and created an air resources board, as president he launched the Montreal Protocol to protect the ozone layer・・・
<小さな政府を標榜しつつ、増税を何度もやり、連邦公務員を大増強し、連邦債務を3倍近くに増やした。(こりゃ失政以外の何ものでもないよ。(太田))↓>
Reagan the spender who raised taxes (four to 11 times, depending how you count) and increased the federal workforce by 324,000 people, raised the debt ceiling 18 times and almost tripled the federal debt.・・・
<だけど、テロで海兵隊員248名を失いつつレバノンから撤退、「悪の帝国」ソ連と握手、銃規制、地方公務員に団体交渉権付与、不法移民300万人近くに恩赦。↓>
Reagan the retreater who withdrew from Lebanon after terrorists killed 248 US marines, leaving the country to civil war, or Reagan the negotiator who reached out to the “evil empire”, or the Reagan who signed California’s liberal abortion law, the Brady gun law, collective bargaining for local government workers and amnesty for almost 3 million undocumented people.・・・
<彼の意外な発言3つ。↓>
“Collective bargaining has played a major role in America’s economic miracle.” (September 3, 1981). ・・・
“What we’re trying to move against is institutionalized unfairness. We want to see that everyone pays their fair share and no one gets a free ride.” (June 6 1985).・・・
“I believe in amnesty for those who have put down roots and who have lived here even though some time back they may have entered illegally.” (October 21 1984).・・・
http://www.theguardian.com/us-news/2015/sep/19/political-myth-ronald-reagan-republican-moderate-conservative
英国での女性参政権運動を振り返った長文コラムだ。↓
<スイスで実現したのは、実に1971年。↓>
・・・There was nothing inevitable about women getting the vote when they did. It took Switzerland until 1971 to pass universal suffrage, and Saudi Arabia still hasn’t done so・・・
<できたばかりの労働党は、30歳超の財産所有女性に限って参政権を与えるという姿勢だった。(イギリスは反民主主義だもんね。(太田))↓>
The suffragettes themselves were bitterly divided on several fronts. They fell out over whether all women should get the vote, or just those over 30 who owned property; the debate prompted the Women’s Social and Political Union to split from the nascent Labour party, which wanted truly universal suffrage,・・・
<当時は、反民主主義的風潮で、女性参政権運動家は頭がオカシイと蔑まれ嘲笑の対象となった。(一貫して反民主主義だわい。(太田))↓>
Much of the good writing at the time was sceptical about democracy, never mind votes for women: the suffragettes in contemporary novels tend to be neurotic or comical.・・・
http://www.theguardian.com/books/2015/sep/19/suffragettes-why-still-matter-abi-morgan-film-writers-reflect
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シルバーウィークの臨時一人題名のない音楽会の1回目です。
歌謡曲を取り上げることにしたのですが、ソロ曲に関しては、取り上げるに値する昔のものでこれまで取り上げなかったものが殆んどなくなってきた感があります。
夜霧のブルース 鶴田浩二 原歌手のディックミネの若い頃のがアップされていなかったので、裕次郎のと比べてこちらにした。
https://www.youtube.com/watch?v=ty2SQW5Jsnw
あの丘越えて(コラム#3989) 美空ひばり 確かに天才だった彼女。
https://www.youtube.com/watch?v=3fqUJCpEsLw
ジェラシー 井上陽水
https://www.youtube.com/watch?v=N8zeSmsbT60
帰らざる日のために いずみたくシンガーズ
https://www.youtube.com/watch?v=CiavECeWKoc
あの日にかえりたい~卒業写真(ハイファイセットと)~中央フリーウェイ 荒井由実 私にとっては、最初のくらいが限界だが・・。
https://www.youtube.com/watch?v=dR4PuXeYJbc
真夏の夜の夢 松任谷由実 この際、私にとって限界な彼女の曲をもう一つ。彼女については、本名で活動し、結婚に伴って姓を変える律義さに感心した記憶がある。
https://www.youtube.com/watch?v=J8hA1Zu4xl8
『冬が来る前に』 紙ふうせん
https://www.youtube.com/watch?v=_usCIhVcusk
恋の予感 坂東玉三郎 玉置浩二 曲もさることながら、珍しい組み合わせなので・・。
https://www.youtube.com/watch?v=-K6EMhbyj6E
(続く)
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太田述正コラム#7922(2015.9.20)
<現代の怪物キッシンジャー(その4)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2756)
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