太田述正コラム#8105(2015.12.21)
<皆さんとディスカッション(続x2848)>
<太田>(ツイッターより)
この10日間余の忙しさといったら、私の人生でも有数のレベル。
もともと、週7日、買い物等に出かけるほかは一日中パソコンに向かうかTVニュース番組(食事時)を見て「仕事」をしているのだから、それにK.K氏作業「等」何かが加わるとエライことになってしまう。
オフ会まで持ち堪えなくっちゃ!
ネタないねえ。
ところで、本日もまた所用があり、今回はディスカッションの配信を大幅に遅らせざるをえません。
ご理解のほどよろしく。
<26G2uUSA>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫コラムは難し過ぎるのと、膨大な高高度な論理、判断、分析etc…で高卒のおいらには理解できねーんだよ。≪(コラム#8103。supply2525)
ポイントを押さえればそんなに難しくないよ。
(要求される知識量は膨大だけど・・。)
分からないことや検索するのが苦手なら、ここに質問を書き込んで見れば?↓
新【たった一人の反乱】太田述正 目指せ!日本独立2 【避難所スレ】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/5681/1403543776/
<IRoNlh32>(同上)
石器時代は平和じゃなかった? 6,000年前の墓が怖すぎる
http://www.gizmodo.jp/2015/12/what-6000yr-old-skeletons-tell-us.html
石器時代のイメージって何故か「はじめ人間ギャートルズ」だわ。
マンモスの肉が旨そうだった。
<太田>
「新石器時代のヨーロッパは、・・・初めて農耕社会がギリシアに現れたおよその時期)から紀元前1700年(北西ヨーロッパで青銅器時代が始まった)までの時代である。・・・南東ヨーロッパではおよそ4000年間(紀元前7000年–紀元前3000年)–北西ヨーロッパでは3000年以下(紀元前4500年–紀元前1700年)」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E7%9F%B3%E5%99%A8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91
ベルクハイムは、南東欧州と北西欧州の境界近い場所。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9+%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A0/@48.2172258,2.881263,6z/data=!4m2!3m1!1s0x47915c58dbf27479:0x40a5fb99a393f60?hl=ja
だが、虐殺(?)事件が起こったのは、6000年前(紀元前4000年)頃
http://www.gizmodo.jp/2015/12/what-6000yr-old-skeletons-tell-us.html 前掲
だというんだから、いずれにせよ、既に農業社会であったわけで、「これだけ残虐なものは稀」だった(上掲)だけで、虐殺はありふれていた、と見るべきだろう。
キミの石器時代のイメージは、旧石器時代(狩猟採集社会)には概ねあてはまるはずだ。
<TS>
・・・太田様、毎日の配信、本当にありがとうごさいます。
ディスカッションの方は目を通せるのですが、本コラムが未消化になりつつあります。
そんな中で、<これまでの>オフ会の原稿や、昨日の同期会で述べられた趣旨<(コラム#8104(未公開))>などがとても良いおさらいとなっています。
落ちこぼれないようについて行きたいと思います。
さて、焙煎珈琲はお楽しみになっておられますか?
私は、3月から茶道・裏千家に入門しました。家では珈琲に加え、抹茶を楽むようになりました。
お茶の稽古に行きますと、禅語が書かれた掛け軸があったり、時として正眼寺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E7%9C%BC%E5%AF%BA
の老師が来ていたりします。
そんな中で、特に今までのコラムから「仏教」「座禅」「瞑想」で該当コラムを抜き出して再読しています。ただし、自分でノートにまとめるか、何度も読み返さないと理解が深まらない(定着しない)ですね。
PC画面で読むのは(頭の中から)蒸発しやすいです。
それでは益々のご活躍を祈念しております。
<太田>
焙煎店に行くと、「太田さーん」という声が店員(一人しかいない。たまの男性の時は別にしてアルバイトの女性の場合)からかかるようになって久しいです。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
日本の終活の紹介がなされている。↓
https://www.washingtonpost.com/world/in-rapidly-aging-japan-dying-is-big-business/2015/12/19/0f313244-a198-11e5-8318-bd8caed8c588_story.html
人間主義が誤解を呼んだ典型的なケースだよな。
朝鮮日報、日本人に語らせるだけじゃなく、せめて、同じことを社説等で書けっての。↓
「朴裕河教授の起訴に抗議した真意・・・若宮啓文(元朝日新聞主筆) 」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/21/2015122100441.html
貧しい白人の米国人が銃と宗教に縋りつき自分達と異なる人々に対する敵意を抱く、とかつてオバマが喝破し、強烈な反感をかったとさ。
(オバマはすんばらしいねえ。(太田))↓
・・・Mr Obama has never been forgiven for saying poor white Americans are suffering from Marxian false consciousness: “They get bitter, they cling to guns or religion or antipathy toward people who aren’t like them.”・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f49b83dc-a59b-11e5-a91e-162b86790c58.html?siteedition=intl#axzz3uuseqO1d
ワルツを売り物にしたクラシック音楽奏者/指揮者のアンドレ・リュウがビヨンセらなんかよりよっぽど売れていることを取り上げた記事だ。↓
・・・Billboard figures indicate that Rieu’s 2014 world tour outsold Metallica, Ed Sheeran, Rod Stewart and Beyonce・・・
<ヨハン・シュトラウスのやり口・・音楽家兼事業家・・に倣ったんだと。↓>
In 1987 Rieu renamed his band the Johann Strauss Orchestra in honour of his idol, Johann Strauss II. “Strauss is my example,” Rieu says. “He proved that it is possible to be a businessman as well as a musician – I have only one orchestra, he had five. It made him very rich, but he was a fantastic musician, so what is so wrong about that?”・・・
http://www.theguardian.com/music/2015/dec/20/andre-rieu-violin-superstar-king-of-waltz-interview
コラム#7910(未公開)で取り上げた、Roger Crowleyの本、Conquerors: How Portugal Forged the First Global Empireの本の書評がまた出ていたので、若干の重複を厭わず、引用しておこう。↓
<インドに遠征したところの、アルブケルケは、<虐殺の>恐怖が現地人を従順にさせる最良の方法、とポルトガル国王に報告。↓>
・・・Afonso de Albuquerque, articulated with blunt logic the efficiency of terror in a letter to the Portuguese King Manuel: “This use of terror will bring great things to your obedience without the need to conquer them,” he wrote.・・・
<イスラム教徒を6000人殺害した、と喜々として国王に報告。↓>
In a different letter, Albuquerque boasted happily of a wholesale slaughter: “We have estimated the number of dead Muslim men and women at six thousand. It was, sire, a very fine deed.”・・・
<キリスト教布教のために、イスラム教諸都市を破壊し、イスラム教徒の領域を獲得することも目的。↓>
・・・establishing economic superiority in the region was only one motive behind the Portuguese acts of terror. There was also a lingering medieval crusading impulse to destroy Muslim cities and capture their territories. The Pope even granted a remission of sins for those Portuguese who sailed to fight and trade along the Indian coast.・・・
<しかし、将来、自分達は単なる暴君だった、という評価を下されるかも、と弱音も。↓>
In a rare but piercing moment of self-knowledge, even Albuquerque doubted the justness of his deeds. “I fear the time will come when instead of our present fame as warriors we may only be known as grasping tyrants.”
http://www.csmonitor.com/Books/Book-Reviews/2015/1207/Conquerors-chronicles-the-fear-with-which-Portugal-shaped-a-global-empire
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太田述正コラム#8106(2015.12.21)
<二松啓紀『移民たちの「満州」』を読む(その1)/私の現在の事情(続x69)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2848)
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