太田述正コラム#8359(2016.4.26)
<皆さんとディスカッション(続x2975)>
<太田>(ツイッターより)
 「日本の熊本から再び驚くようなニュースが飛び込んできた。地震が起こった後の話だ。
 「家族8人でようやくおかゆ2杯の配給しか受け取っていないのに、さらにもらうために再び列に並ぶ人がいなかった。
 ある被災者は『これだけでも食べることができるのは本当に感謝』と言った」「給水台の前で列が乱れると、互いに『お先にどうぞ』と譲り合う。誰一人として先にもらおうとする人がいなかった」「この大混乱の中でも恨み節一つ聞こえてこなかった」-
 教養のある個人が悲惨な災害や事故に面しても品格を失わないことはある。
 しかし、10人、100人を超える集団がある同じ傾向を見せるというのは深刻に考えてみるべきだ。
 2011年に東日本大震災に対処する日本人の姿を観察した早稲田大学の外国人教授は「お釈迦様の姿に匹敵する」と表現したが、そのお釈迦様の姿は今回も健在だった。
 これは美談ではなく「神話」のレベルだ。
 うらやましいくらいだ。成熟した市民意識というのはこういう状態をいう のではないか。
 他の先進国の人々も日本人の態度には驚くという。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/25/2016042500862.html
 ここまでは人民網並に素晴らしいが、それから先がぐっとオツル。
 日本人自身が自らを科学的に説明しないんだから、他国の人を批判できないが。
<shihouen>
 安倍総理の母体「清和会」繋がり、これも日本型政治経済の仕組みですね。
 <今次北海道5区補選で当選した和田義明(自民):>「三菱商事に入り、自動車事業本部で事業投資、販売、店舗開発など、幅広い業務に従事しました。入社3年で新会社設立のためペルーに1年間、長期出張しました。直近の5年間はインドの現地企業に出向し、企業再生に尽力するかたわらインドの隅々まで車を売り歩きました。」
http://yoshiakiwada.com/
<太田>
 彼、町村信孝元議員の女婿のようです
http://北海道情報.net/287.html
から、二世政治家ですねえ。
 家業としての政治は、私の念頭にある理念型としての日本型政治体制とは相いれないのですが・・。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 <実態は単なるOEMだったとしても、名目上は合弁会社の不祥事なのに、繰り返すが、どうして日産はこうもふんぞり返ってんのかね?↓>
 「・・・北京で報道陣の質問に応じた日産の関潤・専務執行役員は「三菱自に責任を取って頂くのが第一」との見方を示した。」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4T76ZTJ4TULFA038.html?rm=355
 「日産、三菱自への「軽」委託見直し…燃費偽装・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160425-OYT1T50115.html?from=ytop_main5
 <三菱自動車の「反撃」に期待したいが・・。↓>
 「三菱自–日産に補償へ 数百億円規模に 燃費データ不正・・・
「eKワゴン」など三菱自が直接販売した台数は15万7000台にとどまるが、日産は営業力を生かして三菱自の約3倍販売しており、日産への補償は三菱自の経営を圧迫する。
 補償協議では営業補償の扱いも問題になる。日産の販売店は軽の売れ筋車種を失った上に、購入者への連絡・対応業務などで「通常業務に手が回らない状況」(販売店)。4車種は三菱自が開発を主導したとはいえ、対外的には「共同開発」とうたってきただけに、「協議は簡単には済まないだろう」(他社幹部)とみられる。」
http://mainichi.jp/articles/20160426/k00/00m/020/113000c
 <要するに、誰が高すぎる燃費目標を押し付けたか、だ。↓>
 「・・・三菱自動車では、新型車開発時の機能調整は開発本部内の性能実験部で行うが、品質検査は同本部内の別の部と、品質を確認する別の本部内でそれぞれ実施している。・・・
 しかし両本部ともに発見できておらず、同社のコンプライアンス(法令順守)の低さが浮き彫りになった。・・・」
http://www.sankei.com/affairs/news/160426/afr1604260002-n1.html
 「燃費偽装–三菱自、急きょ目標を引き上げ–12年後半、ライバル社の動向受け・・・
 三菱自の社員の一人は・・・「他社の数字を超えることが絶対目標になっていた。『無理』と言えない状況が社内にあった」と話した。」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201604/CK2016042602000116.html
 「・・・実行犯は性能実験部だとしても・・・新車の燃費向上に責任を持つのは、性能実験部ではなく、新車開発を担当する部門だ。・・・加えて、燃費の数字が悪かった場合、それで切実に困るのは売れ行き不振に直面する販売・営業部門だろう。いずれにしても、性能実験部には自発的に不正に手を染める“動機”に欠けるのではないか。同部に不正を指示ないし示唆した黒幕がいるのか、いないのか。・・・
 <こりゃ、私も疑問に思ってた。ひょっとして、「反撃」の伏線か。↓>
 2つ目の疑問は会見における最高経営責任者(CEO)の不在である。相川社長は同社の最高執行責任者(COO)であり、CEOは三菱商事出身の益子修会長だ。これほどの不祥事で経営トップが顔を見せないのは解せない。・・・」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99971500S6A420C1000000/?dg=1
 <結論:やっぱ、整理縮小した上で重工が吸収するしかない?(太田)↓>
 「三菱自動車という不正を繰り返す企業は社会に必要か?–長続きするとは考えにくい–M&Aの可能性を探る方が有効–
 世界経済のグローバル化が進むと、主な市場では力の強い、大きな企業が世界市場で高いシェアを維持することが想定される。そうした状況に対応するためには、わが国企業もある程度、合従連衡を進めて、体力のある規模の大きな企業を作ることが重要だ。
 ;そうした動きを促進する意味でも、経営が上手くワークしない企業などは、十分な経営能力のある企業と一緒になることも有効な選択肢の一つだ。何が何でも、企業の名前を存続させることが目的になることは、合理的ではない。」
http://diamond.jp/articles/-/90283?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 「・・・国内には買い手がいないし、金曜会の一員で『スリーダイヤ』のブランドを持つ企業を中国メーカーなどに売ることは許されない。相川社長は会社に残ってもいばらの道だ・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/25fujizak20160425007/
 シャープ、見かけは鴻海に、実態は日本電産に買収。↓
 「・・・日本電産はシャープを退職した人材の積極登用を進めており、部長級では今年3月までに100人程度を採用した。
 5月1日付人事では、シャープのテレビ部門のトップを経験した毛利雅之氏(汎用モータ事業本部営業統轄部長)が執行役員に就く。・・・<また、>シャープの前副社長の大西徹夫氏(61)を・・・顧問に迎える・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%97%e5%89%8d%e5%89%af%e7%a4%be%e9%95%b7%e3%81%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e9%9b%bb%e7%94%a3%e3%81%b8-%e6%b0%b8%e5%ae%88%e4%bc%9a%e9%95%b7%e5%85%bc%e7%a4%be%e9%95%b7%e3%81%af%e5%bc%95%e3%81%8d%e6%8a%9c%e3%81%8d%e5%90%a6%e5%ae%9a-%e3%80%8c%e6%8c%ab%e6%8a%98%e3%82%84%e5%a4%b1%e6%95%97%e7%b5%8c%e9%a8%93%e3%81%82%e3%82%8b%e4%ba%ba%e3%81%ab%e6%9d%a5%e3%81%a6%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%84%e3%80%8d/ar-BBsdZTi?ocid=iehp
 いや、気が付かなんだ。↓
 「・・・出版社で記者と名乗る人のほとんどから、全国紙などの記者に対する強い劣等感を感じる。これは、筆者の知人であるベテランの編集者らが口をそろえて指摘することでもある。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%b8%82%e5%a0%b4%e3%81%a7%e8%aa%8d%e3%82%81%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%8c%e4%b8%80%e6%b5%81%e5%a4%a7%e5%8d%92%e6%a5%ad%e8%80%85%e3%80%8d%e3%81%ae%e6%b7%b1%e3%81%84%e5%8a%a3%e7%ad%89%e6%84%9f/ar-BBsfmyy?ocid=iehp
 (TVで前にやってたけど、)後藤象二郎と板垣退助のルイ・ヴィトンとの関わりを紹介した記事だ。↓
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/bebc244c-0324-11e6-af1d-c47326021344.html#axzz46tHwf7Qh
 なんだ、この手抜き記事は。
 (米国の場合。「クラブ」所属以外の記者だって「従で」「相手に」されるんだろ、それに、この三か所以外じゃ、「クラブ」もないんだろ。)↓
 「国連人権委は米国の実態も調べよ 「記者クラブ制度は廃止を」というが…アメリカだって構造は同じ・・・
 ホワイトハウス、国務省、国防総省にはそれぞれ記者クラブがあり、米大手メディアの記者らが配属されています。政権側が相手にするのは主にこれらの記者たちです。・・・」
http://www.sankei.com/entertainments/news/160426/ent1604260003-n1.html
 さすがに、中共官民の日本礼賛記事「攻勢」に気付いている日本人は私だけじゃないようだが、本日は、3名、紹介しよう。↓
 <飽き飽きする前に、どうして「攻勢」がなされているのかを考えてみろっての。↓>
 「・・・ 私<は>正直、単なる日本礼賛記事はあまり好きではなく、日本に来て日本の良さを書き込み中国人といった日本語記事などはかなり飽き飽きしております。・・・」
http://blogos.com/article/173200/
 <素直に瞠目せず、余計な謬見を付け加えてるねえ。↓>
 「・・・今回の地震でも、インターネットを含む、中国メディアは、日本人が震災後も秩序正しい行動をしていたり、ゴミ出しもこれまで通り、整然と行っていたり、外国人観光客を分け隔てなく、救助したことなど、おおむね賞賛の声を上げている(火事場泥棒のことも一部報じられているようだが、おそらく諸外国と比べれば少ないほうだろう)。・・・
 さて、道徳教育というと「親を大切にしろ」とか「年長者を敬え」などといった人としての道を教えるものと思われがちだが、それは道徳の「道」にあたる部分だろう。
 もう一つ大切なのは、「徳」のほうだ。
 道というのは、どちらからというと、一般大衆や国民のあるべき姿を説くもの(もちろん、上に立つものだって道にはずれたことをしてはいけないのだが)だとすれば、徳というのは、上に立つもの、社会的地位の高いものや為政者のあるべき姿を指すものだ。・・・
 <あのさ、「公」観念が、官民、富者貧者、ともに確立していることを日本人はおしなべて知っており、「官」が適切な対応をしてくれると思ってるから、「富者」はしゃしゃり出る必要がなく、また、「貧者」もそんなことを期待してないんだよ。(太田)↓>
 今回の震災は、一地方のものと思われているせいか、「同じ九州人として」ジャパネットたかたが特別番組を制作して、そこでの売り上げを全額寄付したり、一部のタレントの寄付があったりした程度で、なだたる富豪の寄付の話はほとんど出てこない。
・・・まさに上に立つ者の「徳」のなさにはがっかりさせられる。・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/306192/042400030/?ml&rt=nocnt
 <ちゅあの、中共当局がそう仕組んだんだよ。↓>
 「・・・中国でも支援の輪が広がっている理由はいくつか考えられる。
 一つ目は日中関係の改善だろう。12年には中国各地で大規模な反日デモが繰り広げられ、日中関係は「過去最悪」といわれた時期もあったが、翌年には訪日客は回復し、デモの影響は薄れていった。中国から日本への「爆買い」客が急増し、自分の目で日本を見て歩く機会が増えたのだ。
 「中国で報道されていた日本とはまったく違う。日本人は親切で、こんなにも礼儀正しい国民だったのか。日本に来てみて印象が180度変わった」と感じて、日本ファンになった人も多い。経済的に豊かになり、生活にゆとりが出たことによって、他人を思いやり、優しくなった中国人が増えたことも一因かもしれない。爆買い効果はこんなところにも、よい効果をもたらしているといえる。
 <以下、別に間違いじゃないが・・。↓>
 2つ目は中国でも08年に四川大地震があり、日本からの支援があったことを報道で知っている中国人が多いからだ。
 日本からは国際緊急援助隊の医療チームが現地で被災者の救出やがれきの撤去などに当たったが、特に、救助隊員たちが遺体に頭を下げて合掌したり、遺体を丁寧に扱う姿が中国人の目には新鮮に映ったという。その姿は中国全土に放送された。・・・
 3つ目は中国での「くまモン」人気が、ことのほか高いことだ。・・・
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e5%9c%b0%e9%9c%87%e3%81%ab%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%ae%e5%8f%8d%e5%bf%9c%e3%81%8c%e3%81%8b%e3%81%a4%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%8f%e5%90%8c%e6%83%85%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1/ar-BBsfqWZ?ocid=iehp#page=2
 では、本日も、肝心の、中共官民の日本礼賛記事群だ。(今回は、当局のもののみ。)↓
 「・・・南方網はこのほど、「まずは温水洗浄便座から」と題して、中国政府の思惑を分析する記事を掲載。わざわざ炊飯器や便座といった商品を名指ししたことで、日本での爆買いを意識したように感じられるが、中国のネット上でも大きな反響があり、「国家級の文書でそこまで干渉するのはおおげさ」との指摘があるという。
 しかし記事は、中国国務院の計画は「決して大げさではく、便座を例に出したのには大きな意味がある」とした。なぜなら、「行動計画」は、消費者の切迫したニーズに応え、中国製造業全体で品質を向上させるよう呼び掛けており、食品や薬品の安全にも言及しているからだ。
 温水洗浄便座はもともと、米国の企業が患者向けに発明したものだが、日本で改良され、温水洗浄や乾燥、殺菌など多くの機能と付加価値をつけて日本で広まったものだ。この例から、ありふれた日用品でも異なる消費者のニーズに応え、技術要素を含んだ製品を作ることが「供給側の構造改革になる」と主張した。
 ブランドの確立については、「結局のところ製品の品質が重要だ」と主張。中国企業の多くは、「中国製品の品質はもはや日本製に劣らない」と豪語するが、「日本製品と同じくらい高価な便座を中国で買ったら、数日で壊れた」という例を挙げ、質の向上の必要性を説いた。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%81%be%e3%81%9a%e3%81%af%e6%b8%a9%e6%b0%b4%e6%b4%97%e6%b5%84%e4%be%bf%e5%ba%a7%e3%81%8b%e3%82%89%ef%bc%81%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%a3%bd%e5%93%81%e3%82%92%e8%a6%8b%e7%bf%92%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%8a%9c%e6%9c%ac%e7%9a%84%e6%94%b9%e9%9d%a9%e3%80%81%e7%88%86%e8%b2%b7%e3%81%84%e9%98%bb%e6%ad%a2%e3%81%b8%ef%bc%9f%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd/ar-BBscUiT?ocid=iehp#page=2
 「・・・中国人が日本に来て、まずびっくりするのが大通りや裏通りなどの公共の場が非常に清潔に保たれている点だろう。ゴミ箱は少ないものの、ゴミのポイ捨ては見られない。京都の清水寺の観光エリアで、私はある日本人が自分のリュックからビニール袋を出して、アイスの包装ゴミをそのビニールに入れて、再びリュックの中にしまい込むのを見た。・・・
 1868年、明治政府は医療体制の改革を宣言。この改革は日本人の衛生観念の大変革を意味し、日本国民に公共衛生の大切さを認識させただけでなく、健康を保つことと優れた衛生習慣を保つこと、民族を強大にしていくことを連携させた。日本史を研究する米国学者・スーザン・バーンズ氏は「その時点から日本人は病気を個人のプライベートな事情であるという考えを捨て、民族の力と威信をこれらの新興の概念の中に取り込んでいった」としている。・・・
 日本滞在期間中、代表団のメンバーは日本人の匠の精神について感嘆し、討論することがしばしばだった。たった数日でも、私たちは日本人の生活と仕事に対する精緻さの追求が世界でも特別なことを感じていた。駅のそばにある小さな弁当屋のカウンターの左下にはわずか30センチあまりの大きさの手洗いが設置されており、旅館に置かれていた櫛は程よいカーブがついていて、ちょうど頭の形にそって髪をとかすことができる。歯ブラシのヘッドは小さく、口の中で小気味よく動かすことができる。全ての公衆トイレには消臭剤の小さな箱が設置されている。コーヒーカップには取っ手があるが、湯呑みには無い。その理由は手で湯呑みを触った時に熱いと感じない場合、湯呑みの中のお茶の温度はちょうど60℃前後、これはお茶の香りが最も濃く出る温度なのだという。木製の箸は、箸の先だけ細いのではなく、両側が細くできており、こうすれば一膳の箸で取り箸としても自分の箸としても使うことができるからだ。
生活の隅々まで精密さが無ければ、様々な業種の職人が高い精度を成し遂げるのは難しい。生活と仕事において精緻さを追求することを十分に広めるような体制が無ければ、伝統的な匠の精神は利潤の追求のため、消滅してしまうだろう。匠の精神とは道徳の産物であり、また体制の産物でもある。これは日本の現代製造業の魂であり、高い給与や多くの投資で得られたものでは決してない。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0425/c94473-9049136.html
 その中共当局、軍の大改革を実施中。↓
 ・・・Mr. Xi had started to implement a plan to transform the Soviet-modelled military, long focused on defending China from invasion, into a smaller, modern force capable of projecting power far from its shores.
 The plan, to be implemented by 2020,・・・
 He is taking direct command of combat operations: Official media named him for the first time as “commander-in-chief” of a new joint battle command center・・・
 And he is trimming 300,000 of the PLA’s 2.3 million troops, a move he announced last year, the biggest cut in two decades・・・
http://www.wsj.com/articles/president-xi-jinpings-most-dangerous-venture-yet-remaking-chinas-military-1461608795
 学者がコラムを書いた以上、いくら内容が面白くたって、典拠ゼロってのは酷すぎらー。↓
 「・・・秘録金正日・・・後見人、張成沢処刑の真相・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/160426/prm1604260004-n1.html
 自由民主主義が最上だが、それを普及させようとした冷戦終焉後の米国の努力は殆ど失敗に終わった、と。(つい最近の、有料読者向けコラム・シリーズのテーマと同じだね。)↓
 ・・・Convinced liberal democracy was the only viable political formula for a globalizing world, the last three U.S. administrations embraced Wilsonian ideals and made democracy promotion a key element of U.S. foreign policy.・・・
 If you’re a dedicated Wilsonian, the past quarter-century must have been pretty discouraging. ・・・
 <で、今後は、まず、米国自身が自由民主主義をより徹底させて範を示すのがイチバンだとさ。
 (自由民主主義が最上じゃないんだけど、とにかく、こういう謙虚な姿勢はよろしい。(太田))↓>
 In short, the United States will do a better job of promoting democracy in other countries if it first does a better job of living up to its ideals here at home.・・・
http://foreignpolicy.com/2016/04/25/why-is-america-so-bad-at-promoting-democracy-in-other-countries/
 恋愛小説が恋愛に悪影響を与えてきた、とさ。↓
 <そのことを描いたのが『ボバリー夫人』。↓>
 ・・・In western literary culture, the book that has most generously and deeply explored the issue of how love stories affect our relationships is Gustave Flaubert’s Madame Bovary (1856).・・・
 <ところが、一般の恋愛小説は、ロマンティシズムを資本主義から切り離して描いてきた、と。↓>
 Romanticism and capitalism are the two dominant ideas of our time, guiding the way we think and feel about the two things that usually matter most in our lives: relationships and work. But combining romanticism and capitalism, as we are actually expected to do, can be arduous in the extreme. It’s an unhappy historical clash. We live under two very powerful but oddly incompatible systems — and art doesn’t help us here.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/905bf850-0588-11e6-a70d-4e39ac32c284.html#axzz46tHwf7Qh
 寝具に生息するダニは、緑、黄、白が嫌いだと。↓
 New research shows that the pests prefer to take shelter in black and red materials, while they are generally repulsed by colors such as green, yellow and white.・・・
http://www.newsweek.com/bedbugs-could-be-attracted-color-your-sheets-452207
 不公正な、悪い、或いは非道徳的な、人を嫌悪する気持ちは、赤ちゃんにすら備わっているとさ。↓
 ・・・aversion to dealing with people who are unfair, bad or immoral appears present in very young children, too — even babies.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/04/25/the-disturbing-thing-you-learn-when-you-bribe-babies-with-graham-crackers/?hpid=hp_hp-more-top-stories_wb-bribe-210pm%3Ahomepage%2Fstory
<太田>
 USさんに、申し込みフォームの更新をしていただきました。
 参加申し込みは、下掲から。
http://www.ohtan.net/meeting/
東京オフ会 2016年 6月25日(土)14:00~22:15
場所 大田区の太田の自宅(最寄駅は西馬込。出席者に詳細開示)
会費 500円 当日徴収
一次会
14:00
机等の準備・参加受付
14:15
講演 「対露百年戦争勝利を記念して(その2)–戦間期の日露冷戦」
15:15
自己紹介
休憩
質疑応答
・・途中で帰るのは自由
(ソフト飲料付。第三のビールを@100円、コーヒー(豆挽を含めセルフ)を@70円で希望者に提供)
二次会(追加的会費不要)
18:00(目途)
参加者は、各自、自分用のおかずと飲み物を持参。西馬込駅から太田宅に向かう
途中のコンビニ2か所(どちらもセブンイレブン)ないしスーパー(キタムラ)・・全て左側・・で購入してくることを推奨。
太田宅の冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ等使用可。お湯、氷は提供。
白飯、食パンも提供。
22:15 お開き・机等の後片付け
・・途中で帰るのは自由
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太田述正コラム#8360(2016.4.26)
<一財務官僚の先の大戦観(その14)>
→非公開