太田述正コラム#8389(2016.5.11)
<皆さんとディスカッション(続x2990)>
<太田>(ツイッターより)
 「4月から日本銀行政策委員会の審議委員に就任したばかりの櫻井眞氏…の…日銀のホームページに掲載された…プロフィールには、中央大学経済学部を卒業後…東京大学大学院経済学研究科博士課程修了…とある。
 にもかかわらず、いくら探しても博士論文が東大になかったのだ。…
 同研究科…に照会したところ、「『博士課程修了』は、博士号取得済…を意味する」とのことだった。…
 <また>修論はペラ4枚で…小黒一正・法政大学経済学部教授(公共経済学、経済学博士)は…「こんなの見たことない…東大がこんな論文で修士号を与えたこと自体、不思議でなりません。」…と厳しく評価した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_410037/
 この話の関連で、「習近平国家副主席の最終学歴は清華大学大学院の博士課程修了だが、「博士論文は福建省長時台の秘書の代筆だった」とする疑惑が」あるという話
http://www.news-postseven.com/archives/20130108_164164.html
を知った。
 習の日本語ウィキに載ってないから今まで気が付かなかったが、英語ウィキにはこの疑惑が書いてあったんだわ。
そもそも、習の同大学部(化学工学)時代の学位だって、文革末期から<明>けにかけての在籍だったので、いい加減なものらしいけどね。
 とまれ、学歴を疑うことを身をもって教えてくれたショーンKの功績は絶大だな。
 「…舛添氏は自身の家族旅行の代金を…国民の血税である政党助成金が含まれている…政治資金…で支払い、かつ「会議費用」と虚偽の記載をした…」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160510-00006133-sbunshun-pol
 「…舛添知事は…報道陣に「今日はちょっと(その質問は)やめていただきたい」と述べ、13日の定例会見で説明する意向を示した。…」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00000571-san-soci
 今のところ限りなくクロに近い疑惑の段階だが、この際、13日の会見を辞任会見の場にすることを、彼のためにも勧める。
 都道府県にも規模が色々あるが、少なくとも東京都の場合、首長直接選挙制は馴染まないのでは?
<太田>
 関連記事だ。
 見苦しいぞ!↓
 「東京都の舛添要一知事は9日、TBS系のニュース番組「NEWS23」に出演し、神奈川県湯河原町の別荘に都の公用車で行き来していたことについて、「今後は原則的に公用車を使わないようにする。批判は真摯に受けとめたい」と述べた。湯河原行きの頻度についても見直す考えを示した。・・・」
http://www.asahi.com/articles/ASJ597RMVJ59UTIL06B.html
<lCWahU6Q>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 「核兵器なき世界」について、おーたんの考えって、どこかに書いてたっけ?
<太田>
 
 私が、そんな、実現不可能な話を書くワケないでしょ。
 純理論的には、レーザー兵器の発達によって、質量を運ぶ形の兵器が全て陳腐化した場合には実現可能になるだろうけど・・。
<nBRRbeH2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 The Cultural Revolution: all you need to know about China’s political convulsion・・・
 Mao had hoped his revolutionary movement would turn China into a beacon of communism. But 50 years on many believe it had the opposite effect, paving the way for China’s embrace of capitalism in the 1980s and its subsequent economic boom.・・・
 “A common verdict is: no Cultural Revolution, no economic reform,” Roderick MacFarquhar and Michael Schoenhals write in their book on the period, Mao’s Last Revolution. “The Cultural Revolution was so great a disaster that it provoked an even more profound cultural revolution, precisely the one that Mao intended to forestall.”
http://www.theguardian.com/world/2016/may/11/the-cultural-revolution-50-years-on-all-you-need-to-know-about-chinas-political-convulsion
 ”economic reform” でなく “civilizational succession” とでも言うところなんだろうか。
⇒文明の継受の英訳としちゃあ、”civilization inheritance” ってところじゃないかね。(太田)
 Another enduring legacy, experts say, is the obsession of today’s rulers with stability and political control.(上掲)
 こっちはその実現のための手段だな。併置するもんじゃない。
<太田>
 話は全く変わるが、私の・・ということは、皆さんの・・ツイッターのHPに広告投稿されてた下掲、なんじゃいこれ。
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<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 選ばれてはしゃぐ朝日。↓
 「・・・「パナマ文書」報道。日本からも国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)と提携する朝日新聞と共同通信の記者が参加した。・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5767BPJ57ULZU007.html?rm=1118
 選ばれずむくれる読売。↓
 「・・・「パナマ文書」の一部が10日、インターネット上で公表され、日本の企業や一般個人の名前が記載されていますが、読売新聞は現時点では匿名で報道します(自ら公表した分を除く)。・・・
 <ちなみに、>「日本」関連として分類されているのは約400件で、日本人とみられる個人名は約230人(重複と思われる名前を除く)、法人は約20社(同)。・・・
 「中国」のキーワードで検索すると、「関係者」は3万3290人と最も多かった。「香港」が2万5982人と続き、「中国・香港」の関係者の数が際立つ。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160511-OYT1T50001.html?from=ytop_main1
 三菱自動車問題小特集だ。↓
 <専門家はもっと謙虚じゃなくっちゃ。↓>
 「・・・財閥の歴史に詳しい畠山秀樹・追手門学院大学名誉教授はいう。
「三菱グループ内での格付けは、必ずしも業績と一致しません。たとえば業績が芳しくなく、業界シェアも低い三菱製紙ですが、三菱3代目の岩崎久弥が設立した三菱の源流会社の一つのためグループ内での格が高く、支援も手厚い。一方、三菱自は戦後、三菱重工から分離独立した会社なので、規模はそれなりに大きくても、グループ内での格は高くないんです」
 三菱グループ内部では、すでに「三菱自を身売りさせて、三菱という冠を外させる」というプランが検討されているという。・・・
 月刊『BOSS』の編集委員、関慎夫氏はこう指摘する。
 「かつて関係のあった韓国の現代自動車やマレーシアのプロトン、あるいは中国企業の可能性もある。いま三菱グループがやるべきは、従業員の雇用と株主の利益をできるだけ守る形で三菱自動車を解体し、売却すること。それが三菱グループに残された役割だと思います」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11507161/
 <やっぱ、相川父発言で決まりでしょ。↓>
 「・・・三菱グループの重鎮、相川賢太郎・三菱重工相談役(88)の発言が物議を醸している。
 「会社が潰れたら3万人の従業員が路頭に迷うことになるんですから、そんなに簡単に潰せるもんじゃないんです。三菱グループってのは、そんなことは絶対にしないですよ」(週刊新潮5月5・12日合併号)
 相川氏は三菱重工の社長、会長を歴任し、現在も“三菱グループの天皇”と呼ばれるほど隠然たる影響力をもつ。三菱自の相川哲郎社長は賢太郎氏の息子でもあるだけに、その発言が「今回もグループが救済するのか」との憶測を呼んだ。
 だが、相川発言は三菱グループの総意ではないようだ。企業経営の情報誌、月刊『BOSS』の編集委員、関慎夫氏はこう指摘する。
「会社を潰すと何万人もの社員が路頭に迷う、彼らも同じ日本国民だ、だから三菱自を支援すべきという『三菱=日本』という考え方は、いかにも“オールド三菱”の発想です。いまの三菱グループの経営者にそんな発想はありません」
 事実、三菱重工の現社長、宮永俊一氏は会見で「感情的な気持ちに流れずに、きちんと1つ1つ冷静に判断していかなければならない」と述べ、相川相談役との温度差を感じさせた。三菱自の社員も、苦虫を噛み潰した表情でこういう。
 「救済はありがたいが、いまの段階で口にしてほしくなかった。目立てば目立つほど、世間から批判を受けることになりますから」」
http://news.livedoor.com/article/detail/11503043/
 <なお、<重工同様軍需企業でもある>三菱電機は(も?)絶好調なのね。↓>
 「三菱電機「強いものをより強く」で会社絶好調!・・・売上高過去最高! 利益率業界トップ!・・・」
http://blogos.com/article/174989/
 ガーディアンが、ろくでなしこ擁護のコラムを載せた。↓
 It’s obscene that Japan found Megumi Igarashi guilty for her vagina art・・・
http://www.theguardian.com/artanddesign/jonathanjonesblog/2016/may/10/japan-megumi-igarashi-guilty-vagina-art
 ロサンゼルスタイムスが、富田勲逝去を悼む記事を載せた。↓
 The Japanese godfather of synthesizers who influenced Stevie Wonder has died・・・
http://www.latimes.com/entertainment/music/la-et-ms-isao-tomita-stevie-wonder-20160509-snap-htmlstory.html
 それでは、禁断症状の読者救済のため、中共官民の日本礼賛記事群をお届けしますだ。↓
 <まずは、当局版だ。↓>
 「・・・中国で春節(旧正月)期間中にあるニュースが話題になった。上海の女性が新年を迎えるため、彼氏の実家である江西省の農村を訪れたのだが、初日に出された夕食のあまりのひどさにショックを受け、結局、そのまま上海に戻ってしまったというものだ。女性がネット上にアップした夕食の写真は、確かにお世辞にも食欲をそそるとは言えないものだった。このニュースは、「天と地ほどの差」とも言われる中国の都市部と農村部の格差を如実に表しているともいえる。・・・
 網易・・・記事は、そうした背景を紹介しつつ、「日本の都市部で生活する女性は、農家で出される料理に驚いて逃げ出すことは絶対にない」とし、日本の農村での生活を紹介している。
 記事はまず、日本の農家について「すでに現代化され、生活水準は都市部とほとんど差はない」としている。その理由として、(1)農業のオートメーション化が進み、トラクターなどの農業機械が広く普及していること、(2)道路が整備されていることで流通がスムーズなこと、(3)農産品の市場価格が高く、農民の収入が比較的高いこと(中国と比べて)、などを挙げている。
 環境面については、「日本の田舎は東京や大阪といった大都市よりも清潔・快適で、生活に適している」と指摘する。緑が多く、川の水や土壌がきれいで、農業にも適している点が評価されている。住宅についても、「たとえ田舎でも、よく考えて建てられており、室内は温かく、清潔で車庫も備えている」と紹介。日本人には当然のように感じられるが、農家がこれほどまでに「先進的」であることは、中国人にとっては驚きのようだ。
 このほか、田舎でも道路はほとんど舗装されていること、インフラや役所、郵便局、病院などの施設も必ずあること、太陽光発電などを利用して環境に優しい生活をしていることなども挙げ、「日本の農村では堆肥や薪が積まれている様子を見ることはない」としている。記事は最後に、「中国と日本の農村の差は大きく、特に農民の教育・文明レベルには大きな差がある。中国の農村の都市化の道はまだまだ長い」とまとめている。」
http://www.recordchina.co.jp/a129001.html
 「・・・日頭条はこのほど、中国人が温水洗浄便座を爆買いしたことは「日本がそれだけトイレを重視し、衛生環境を重視していることを示す事例でもある」と伝え、中国人は日本のトイレに憧れ、温水洗浄便座を爆買いしたとの見方を示している。
 記事は、日本のトイレは「使用者の立場になってよく考えられている」と伝えたうえで、トイレの個室のドア内側には上着掛けが設置されており、強度もしっかりしていると紹介。中国のトイレも近年は上着掛けが設置されるようになってきたとしながらも、強度に問題が有り、ちょっとでも重いものをかけると壊れそうになるため不安で使えないと指摘した。
 また、日本のトイレにはベビーチェアが設置されているケースがあるとしたほか、女性トイレには他人に聞かれたくない音をかき消してくれるトイレ用擬音装置も設置されていると紹介し、「日本のトイレは本当に人間本位だ!」などと絶賛している。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1609407/
 「・・・運用断念となったX線天文衛星「ひとみ」について、・・・捜狐はこのほど、「ひとみ」から太陽電池パドルが分離したのは初歩的なミスによるものだったと伝え、ミス1つで310億円がゴミになってしまったと主張。ミスが発生してしまったことに対して「日本人はまじめで謹厳だと言われているのに、ミスをするなんて」と伝えている。
 記事は、米航空宇宙局(NASA)などの協力を得て最新技術を搭載したひとみは順調な滑り出しを見せたとしながらも、わずか1カ月後には音信不通になり、最終的に運用断念を余儀なくされたいきさつを振り返った。
 宇宙空間への機器打ち上げはそもそも簡単なものではなく、日本の科学者にとってある程度の不具合は想定内の問題だったはずだ。事実、問題が起きることを想定して修正するための機能は備わっていたものの、その機能の設定にミスがあったのだった。
 記事は打ち上げから「たった1か月のひとみが度重なるトラブルで宇宙に放り出され、孤独に回転しているのを見て無数の研究者がトイレで泣き崩れであろう」と主張。幸い、打ち上げから8日後にはデータを収集し始めており、まったく収穫がなかったわけではなかったが、「日本人はまじめで謹厳だと言われているのに、ミスをするなんて」と指摘、初歩的なミスによって運用断念となったことに信じられないとの見方を示している。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1609411/
 「・・・新華社はこのほど、中国社会科学院の関係者の見解として、映画「STAND BY ME ドラえもん」が中国で大ヒットを収め、さらに中国人旅行客が日本で爆買いし、「爆買い」という言葉すら中国で市民権を得るほど浸透した事例から、「日本のソフトパワーの強さを見て取れる」と伝えた。
 記事は、映画「STAND BY ME ドラえもん」が中国で大ヒットした背景には、幼少期にドラえもんを見て育った中国人たちが今、親になって子どもと一緒に映画館を訪れたためと主張。ドラえもんの登場人物やストーリーは1980年代生まれの中国人にとって「忘れがたい記憶」として脳裏に焼き付いているのだと紹介した。さらに、日本を訪れる中国人旅行客が近年増加を続け、日本で大量の消費を行い、「爆買い」という言葉も生まれたと伝えつつ、「爆買いという事例から、日本のソフトパワー構築が成功を収めたことが見て取れる」と主張。
 中国人が日本を訪れ、日本で消費を行うのは日本製品の品質だけでなく、日本の秩序や清潔さといったものが「ソフトパワー」として中国人を惹きつけているためであり、中国に大きな影響をもたらすほど日本のソフトパワーは強大であるとの見方を示した。」
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1609410/
 「・・・新華社はこのほど、大阪の下水汚泥処理場である舞洲スラッジセンターを紹介する記事を掲載し、中国にとっては廃棄物でしかない下水汚泥を「日本は宝に変えることができる」と驚きを示しつつ、日本の環境保護の理念や文化は中国にとって参考とすべき事例であると称えた。
 記事はまず、舞洲スラッジセンターを見学した際、「下水処理をしているにもかかわらず、鼻を突くような異臭はまったくしなかった」と指摘。敷地には緑も多く、非常に清潔かつ明るい建物であるうえ、下水汚泥処理場と聞いて想像していたイメージとはまったく異なっていたと伝えた。
 汚泥は下水処理場などで汚水を処理するときに発生する有機質の固体であり、産業廃棄物として扱われることも多いが、舞洲スラッジセンターでは汚泥を高い技術によって建設資材や石炭の代替燃料へと処理していると伝え、埋設処分どころか「貴重な資源」へと変化させていると紹介。
 日本の先進工業に屈服させられた思いだと伝えつつ、「資源の継続的な利用が世界的な課題となっている今、非常に感慨深いものを感じた」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1609185?page=1
 「・・・今日頭条・・・記事は、中国人の日本に対する理解は主に教科書と世論によって形成されていると伝えつつ、「真実の日本を知る人はまだ少ない」ことを指摘。さらに、日本 在住の中国人は日本の姿を当然知っており、それは「本当の意味で発達した国であり、日本人は非常に民度が高い」というもので、中国国内で広く認識されてい る姿とは大きくことなると指摘。だが、中国国内で真実の日本の姿に言及すれば、往々にして「外国崇拝の売国奴」扱いされることになると紹介した。
 それでも、真実の日本の姿を中国の読者に紹介すると主張し、日本の発達した公共交通機関を挙げている。日本では電車や地下鉄が縦横無尽に張り巡らされて おり、駅と駅の間隔も非常に近いと指摘。また、出退勤のピーク時には2-3分に1本のペースで電車が走る路線もあるほど間隔が短いにもかかわらず、遅延な く運行ができていることに衝撃を受けたとしている。・・・
 また記事は、日本人は電車内で大声で話をしたりしないと指摘している・・・」
http://news.searchina.net/id/1609261?page=1
 <次は官民合作版だ。↓>
 「・・・今日頭条が、日本のホームレスが物乞いをしない理由について伝える記事を掲載した。
 記事は、日本には9万5754人のホームレスがいるが、その多くが短期バイトやアルミ缶拾いなどで生活しており、社会福祉制度の受給資格にかなっていても受け取らない人が多いと紹介。その理由について、日本では働かない人を軽蔑する雰囲気があり、他人に頼ることをしないからだと分析。政府からのお金は納税者のお金であり、ホームレスの人も働かない自分は受け取るべきではないと考えており、ごみ拾いをしたとしても物乞いをすることはないとした。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「ごみ拾いをしたとしても援助を受け取らないだなんて、なんて恐ろしい民族だ!」「わが大中華の真髄は日本人が学んで持って行った。わが国にはあと何が残っているのだろう」「中国の物乞いはみんな裕福な人」「中国も本当の物乞いは多くない。ホームレスがほとんどだ。中国の物乞いは職業であり、しかも高収入の部類」「中国ではベンツを運転して救済金を受け取りに行く」「中国は寄生虫が多すぎ」「恥の文化は中華文明の核心だ。日本では完全な形で残った」「今の日本は昔とは違う。でも中国はどうだ?。経済面では発展したように見えるが、道徳、社会環境、誠実さは悪化する一方だ」」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_137968/
 「・・・今日頭条は日本社会の底辺で生活する老人について紹介する記事を掲載した。
 記事では日本のホームレスなど、生活状況が厳しいお年寄りの写真を数多く紹介。その写真には、段ボールハウスでの生活や、路上で新聞を広げて本を読む人の様子などがある。
 これを見た中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「それでも中国の一部の人より身なりがきちんとしている」「社会の底辺の人であっても着ているものは清潔できちんとしているな」「日本のホームレスはきちんとした身なりで住む所もきれいにしてあり、尊厳をもって生活している」「この人たちは清潔な感じがするし、精神状態も悪くないように見える。でも中国の貧困層はまず汚すぎる。だから近づきたくもない」「どこの国にも金持ちと貧乏人がいるからな」「中国人をだますのもいいかげんにしろ。日本の福祉は中国の数百倍もいいはずだ」「時間があるなら中国の老人を見てみた方がいい」「中国の貧しい老人の写真と比較すべきだと思う」「中国のホームレスの方がもっと悲惨な状況にある」「日本人も苦しい生活をしているのを見て安心したよ」「日本人は貧しくても本や新聞を読む。中国人は貧しいと窃盗や強盗をする」」
http://www.recordchina.co.jp/a131529.html
 「・・・網易に、日本と中国の席を譲るという行為の違いについて紹介する記事が掲載された。
 中国では先日、高速鉄道で指定席を購入していない老人に席を譲るかどうかで議論が巻き起こった。80代の女性が通院のために列車を利用したが、混雑のため途中駅までの座席指定券しか買えなかった。途中駅を過ぎた後、若い乗客に席を詰めて座らせてほしいと頼んだが断られた。見かねた中年男性が女性に席を譲ったが、この時、一緒にいた女性の娘は若者が席を譲らなかったことに苦言を呈した。これに対して、ネット上で女性とその娘の対応を疑問視する声が噴出した。背景には、老人が席を譲ってもらうことを当然だと考え横柄な態度を取ったり、席を譲らなかった若者に暴力を振るったりするケースが頻発していることもある。
 記事はこの騒動を紹介しつつ、「中国では席を譲ることが一種の美徳とされているが、日本ではまったく逆になることもある」と日本でかつて起きた出来事を紹介した。日本の新聞に掲載された14歳の中学生の投書によると、同中学生はバスに乗っていた際に60代くらいの男性に席を譲ったところ、「ふざけるな」「本当は座りたいはずなのにヘコヘコして。嫌々なことくらい分かってる」などと罵声を浴びせられたという。さらに、ツイッターでは「電車で倒れそうなおじいちゃんに席譲ったらなぜか怒られた」「知らんおばちゃんに席譲ったら『年寄り扱いするな』って怒られた」「『俺が年寄りに見えるのか?』と言われたことがあるので、譲る時は慎重に見極める」といったつぶやきや、高齢男性による「初めて席を譲られてショックだった」という意見があることも紹介した。
 記事は、「中国では美徳であるが、日本では差別になることもある。これは席を譲ることが原因なのではなく、お年寄りの心の問題だ。私たちが席を譲るか譲らないかを議論している時、お年寄りは座るか座らないかを考えたことがあるだろうか」としている。ネットユーザーからは、「確かに日本のバスではお年寄りが立って、若者が座っていることが多かったな」「日本では席を譲ることも多い。ただ、(中国のように)譲ることを強要されることはない」「何はともあれ、日本では席を譲るかどうかで殴り合いになることはない。中国の道徳教育の道のりは長い」などのコメントが寄せられている。」
http://www.recordchina.co.jp/a138105.html
 「・・・今日頭条が、日本の農村地区について紹介する記事を掲載した。
 記事では、日本の農村部の写真を数々紹介。道路やインフラが整備されており、家もよく整えられており、川の水は透き通っていて空気もきれいだとした。そして、日本の農村部ではほぼすべての世帯に自動車があり、農業は機械化されていると伝えた。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「日本の農村は中国の都市部よりきれい」「日本こそ真の中華文明の継承者だと思う」「お金があったら日本へ移民だな」「農村でもこんなにきれいだなんて、民族的感情を除けば確かに日本は学ぶに値する国だ」「日本こそ『共に豊かになる』を実現している。わが国は一部の人だけが豊かになっている」「日本人は大嫌いだけど、日本人の生活にはあこがれる」「中国の農村は、臭い川、散乱したビニール袋、ぼろい家、そして舗装されていないでこぼこ道」「素養が全然違うからな。中国ではトレーラーが横転すると農民がこぞって積み荷を奪っていき、助けようともしない」「俺は中国人ってすごいと思う。労働時間が長く、大きなストレスがあり、偽物が非常に多く、食べ物や薬すら安心して口にできない中で生活しているんだから」「でも日本の公務員は中国の公務員を見て涙目になっていると思うよ」」
http://recordchina.co.jp/a137903.html
 <中立的な官民合作版もあるな。↓>
 「・・・北京青年報は、日本のカメラメーカーが一斉に値上げをした理由について分析する記事を掲載した。
 記事によると、ソニー、ニコン、キャノンのいずれのメーカーもカメラやレンズが値上がりしており、値上げ幅は5%から8%ほどだという。その理由について記事は、円高によって製品の仕入れ価格や製造コストが上昇していることや、熊本地震の影響で部品の仕入れが難しくなっていることが関係しているとした。
 このニュースが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で伝えられると、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「日本製品は買わないから関係ない」「生活必需品ではないからな。買わなければいいだけ」「値上げしようがしまいが、高くて買えないことに変わりはない」「独占し、核心技術を持っている。ライバルはいないのだから価格は俺が決める、ということだな」「どんなに高くなっても買う人はいる」「中国人は安いと買わない。メンツがつぶれるから。高いと自慢になるから買う」「この種のカメラは専門の人や愛好家だけが買うようなものだからな。今は携帯があれば事足りる」「一眼レフを前に買ったけど、数えるほどしか使わない。旅行に行くにも重くて不便。結局携帯で用は済む」「核心技術を持っていないことがいかに恐ろしいかがよく分かる。中華民族の復興の道はまだまだ遠いようだ」「それより不動産が値上がりするかどうかに関心がある」」
http://www.recordchina.co.jp/a128485.html
 <他方、日本の再軍備を促すために、人民の対日感情を過度に好転させないための官民合作版もあるけどね。↓>
 「・・・今日頭条が、中国は日本の偵察衛星に見張られているとする記事を制裁した。
 記事によると、昨年日本のH2Aロケットによって打ち上げられた三菱製の情報収集衛星は、自然災害の観察のためとしているものの、実質的には偵察衛星だと指摘。分解能では米国の偵察衛星にも劣らぬ性能で、現在中国上空の軌道を回って偵察しているという。記事は、偵察衛星に対してはレーザー武器で攻撃するのがよく、中国にはその実力があるとした。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「やっぱり日本製品は質が高いよな」「三菱製か。中国全体でボイコットだな」「日本製品をボイコットし、三菱製品をボイコットすべきだ」「撃ち落としてしまえ」「日本の衛星は直接撃ち落とすのが一番」「中国領空を飛んでいるんだろ?。これは処理しないと」「中国は日本の衛星を効果的に管理すべきだ」「レーザーを当てて見えなくなるようにしたら?」「俺たちも情報収集衛星を日本の上空に上げればいいじゃん」「日本は中国上空から撮影していて、中国のレーダーも捕捉しているのに、なぜ直接撃ち落とさない?」「実際のところ日本は軍事ではなくお金で中国と戦っているんだ。それなのになぜ日本製品を買う人があんなにたくさんいるんだ?」」
http://www.recordchina.co.jp/a138106.html
 <でも以下の諸記事は藪蛇だったみたい。↓>
 「・・・今日頭条が、中国は軍事力で日本を超えたのに、日本は中国のことを恐れてはいない理由について分析する記事を掲載した。
 記事は、日本は中国に対して強硬姿勢なのに対し、ロシアに対しては遠慮がちだと主張。その理由については、プーチン大統領が語った「50年前のレニングラード包囲戦から学ぶ教訓は、戦争が不可避であるなら必ず先手を打つべきということだ」という言葉から分かるとし、日本に対して強硬姿勢であることが大きな理由だと論じた。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「プーチン大統領には毛沢東のような気概がある」「プーチンの知恵と勇気を称賛したい」「プーチンはロシア人民の誇りだな」「中国人は団結力が足りない」「中国にもプーチンのような指導者がいて、役人が腐敗していなければ団結できるのに」「日本が中国を恐れないのは、中国には汚職役人と売国奴がたくさんいるから」「中国の官僚は保身にしか興味がない。戦う勇気のある将軍はまだ出てきていない」「ロシアにはプーチンがいるが、俺たちには汚職官僚しかいない。強くなりようがない」「中国は日本を負かしたことが1度もないからな。日本は強者にはなびくが、弱者を軽蔑する民族だ」「米国や日本には科学技術があり、ロシアには覇気がある。でも俺たちには汚職役人、強制退去、納税、国民を統治する法律しかない」」
http://www.recordchina.co.jp/a132878.html
 「・・・日頭条が、日本は中国のことを非常に恐れていると主張する記事を掲載した。
 記事では、日本は中国に対する恐れが消えたことはないと主張。その理由として、急速に拡大している軍事力、中国軍が常に対日強硬であること、平和憲法に基づき活動する自衛隊には攻撃性の武器がないこと、安全を過度に米国に依存しており米国が撤退した場合を考えていることの4つを挙げた。
 そのうえで、中国の国防は自衛を政策としており、平和発展の道を歩んでいるので他国の脅威にはなりえないと主張した。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「日本は中国のことを恐れてはいないよ。恐れていれば尖閣諸島問題なんて起きていない」「ここ数年に起きたことを見れば日本人は中国を全く恐れていないことが分かる。尖閣諸島、南シナ海などなど」「作者は薬を飲んだ方がいいな。日本はいつ中国を恐れたというのだ?」「日本人が最も恐れているのは中国人がほらを吹くこと」「誰が誰を恐れているかは知らないが、日中開戦になっても俺たち庶民は恐くない。でも金持ちと汚職役人は恐れているだろう」「妄想もここまでくると恥も外聞もないな」「日本人が中国を恐れているなんて言うのはやめようよ。日本人はこれまでずっと中国をばかにしてきた。そもそも中国には日本人が恐れるような何かがあるか?」」
http://www.recordchina.co.jp/a132471.html
 <最後に人民版だ。↓>
 「・・・微博(ウェイボー)にこのほど、日本の田舎の公衆トイレについて紹介する投稿があった。
 投稿者は、日本の田舎にある公衆トイレに入ったところ、そのあまりの清潔さに非常に驚き感銘を受けたという。中国の田舎にある公衆トイレの実情をよく知るという投稿者は、「リビングではなくトイレを見ればその家がどんな人たちなのかよく分かる。リビングは貧富を代表するが、トイレは文明度を代表するからだ。公衆トイレを自分の家のようにきれいにするのはその国の文明度を示す」と高く評価した。
 これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
 「中国の田舎のトイレは悪夢としか言いようがない」「中国は発展途上国で日本は先進国なんだ。比べようがないだろ」「わが国の農村は食べ物にも困る状態だから、トイレがどうこう言っていられる状況ではない」「中国ではトイレットペーパーを置いておいたら盗まれる」「中国ではトイレットペーパーどころか便器すら持っていかれる」「日本人を理解すればするほど恐ろしくなってくる。自律性が強すぎだ」「中国人の民度の低さは言うまでもない。洋式便器を用意しても便座の上にしゃがむ人が多いのは中国都市部も同じ」「カンボジアに行ったことがあるが、観光地のトイレはどこもきれいだった。遅れている国でもきれいにできるんだ。でもわが国では用をたした後に流さない人も少なくない。基本的な素養がないんだ」」
http://www.recordchina.co.jp/a125500.html
 だとさ。↓
 「韓国で「納豆」大人気 健康ブームで消費急増・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/10/2016051001143.html
 「韓国大手スーパー、日本の「おかめ納豆」販売へ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/11/2016051100738.html
 まさか、ガーディアン、ドゥテルテをダシにトランプ支持を回りくどく表現?↓
 Don’t compare Trump and Duterte — the Philippines leader is far worse・・・
http://www.theguardian.com/commentisfree/2016/may/10/donald-trump-rodrigo-duterte-philippines
 サンダースがまたクリントンに勝っちゃった。↓
 Bernie Sanders beats Clinton in West Virginia primary・・・
http://www.bbc.com/news/election-us-2016-36263245
 だから、(洗うのはどーでもいいから、少なくとも冬は、)シャワーじゃなく、入浴しなさい!
 「・・・理想的なシャワーの回数はどれくらいでしょうか? 見た目や臭いは置いておいて、健康という視点から考えると週1、2回である・・・
 毎日シャワーを浴びるという<人>には、身体全体に石けんをつけないでと話しています」と言います。臭いの強い分泌液を出す脇の下、臀部、股間は丁寧に洗ってもいいですが、他の部分はそれほど石けんで洗う必要はないのです、と。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11502009/
 私はドンピシャだな。↓
 「・・・1週間で9km~14km、1日で1.4km~2km歩いている人は、脳の老化が遅くなる・・・ちなみに1日2km以上歩いても、脳の老化予防の効果は変わりがない・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11504157/
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太田述正コラム#8390(2016.5.11)
<一財務官僚の先の大戦観(その22)>
→非公開