太田述正コラム#8417(2016.5.25)
<皆さんとディスカッション(続x3004)>
<M1zWDn1k>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
太田さん、ツイッターで短絡的馬鹿に絡まれてるな・・
ここ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/5681/1461054525/
に誘導して質問等に答えてあげることも考えたが、この馬鹿、最新のディスカッションすら読んでないようだから無駄だろな・・。
<NCRO0c12>(同上)
日本人にはよく解らない種類のニュース。
http://www.independent.co.uk/news/world/americas/university-of-miami-to-hire-the-worlds-first-chair-of-atheism-studies-a7043986.html
<q1BY6da2>(同上)
一神教世界のアンチ巨人みたいなもんだからなあ。
結局野球ファンちゅうこっちゃ。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
まずは、舛添関連から。
<疑惑は尽きることがない。(太田)↓>
「・・・政治資金収支報告書に目を通せば通すほど、疑惑の支出が次々と出てくる。
喫茶店の手書きの領収書には「18,000円」。宛先は舛添氏の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会様」となっている。・・・
「この領収書は切っていないと思う」
コーヒーは1杯400円。1万8千円となると45杯分。「こんな大きな金額は切った覚えがない」という。サンドイッチは600円。コーヒーと合わせて18セット注文した?
「いいえ。うちは貸し切りはやっていません」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e8%88%9b%e6%b7%bb%e9%83%bd%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e7%96%91%e6%83%91%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81-%e3%82%af%e3%83%ac%e3%83%a8%e3%83%b3%e3%81%97%e3%82%93%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93400%e5%86%86%e3%80%81%e5%96%ab%e8%8c%b6%e5%ba%97%e4%bb%a31%e4%b8%878%e5%8d%83%e5%86%86%e2%80%a6/ar-BBtr8bU?ocid=iehp#page=2
「・・・舛添氏が代表の「新党改革比例区第4支部」(2014年に解散)の政治資金収支報告書や総務省に提出した領収書によると、支部は12年と13年に湯河原町の食料品店で、計約2万1千円を「消耗品」代として支出していた。
この店は食料品のほかに棚一つ分のトイレットペーパーやティッシュ、洗剤を置く程度。店側の関係者は「食料品ばかりなのに(舛添氏が)事務所のものを買うわけがない」と話す。舛添氏は土曜日に妻子と来店することが多かったという。
12年5月には同町の衣料品店に「消耗品」代として約1万円を支出していた。この店の関係者によると、年2、3回家族と来店し、大人用の下着や子ども服などを買っていたという。
支部は11年4月と12年10月、同町につながる有料道路「真鶴道路」の回数券(100回分)を2回、計3万2千円で買っていた。回数券を使えば、本来の通行料金よりも1回あたり40円安く済む。
12年9月にはJR湯河原駅で「乗車券類代」として1万2120円を支出。舛添氏は当時参院議員で、JRなどの無料乗車パスが支給されていた。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%88%9b%e6%b7%bb%e6%b0%8f%e3%81%ae%e6%94%bf%e6%b2%bb%e8%b3%87%e9%87%91%e3%80%81%e5%88%a5%e8%8d%98%e5%91%a8%e8%be%ba%e3%81%a7%e5%86%8d%e4%b8%89%e6%94%af%e5%87%ba-%e9%a3%9f%e5%93%81%e5%ba%97%e3%81%ab%ef%bc%92%e4%b8%87%e5%86%86/ar-BBtqQI6?ocid=iehp
<この話、イチバン笑えるな。(太田)↓>
「・・・1992年に発売されたテレビゲーム「舛添要一 朝までファミコン」・・・
「(接待について)少しぐらい予算をオーバーしても、必要な接待は行うべきである。わずか数万円のことで多くの人のメンツをつぶすべきではない」
「(出張について)空き時間にできることを考える。美術館や博物館などを訪ねることができないか、また観光スポットまで足をのばせないか。また地元の商店街でショッピングをするのもよい」・・・
「譲歩+妥協=有利な展開
1 こちらの非は非として、認められる部分はまず率直に認める。
2 相手が熱くなって発言してきたら、それには答えず、気のすむまで話をさせる。言いたいことを言い尽くすと人間は突如素直になるものだ。
3 一番傷の浅い部分で、妥協できるところは妥協する。それが、最終的に強い態度に出るための一番のコツ。」・・・」
http://www.j-cast.com/2016/05/20267407.html?p=all
<トラウマが深かったワケだ。(太田)↓>
「・・・舛添氏は父親についてこう語っている。
<「そう。会社の大きいの持ってたけど、だんだん落ちぶれて。俺の頃は最悪、ただの飲ン兵衛だった。・・・中学2年のときに・・・火事になって病気になって、すぐ死んだ」>・・・
<どうして、メディアは、(たけしや私とは違って、)ここ、もっと踏み込まないのかねえ。(太田)↓>
89年には母校を「さらば東大のアホどもよ」などと激しく批判し、辞表を提出。在野の学者に転じた。教授職の後継者争いに敗れたことが遠因だった、との見方もある。
「故郷でも東大でもはぐれ者だった舛添氏・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e9%a3%b2%e3%82%93%e3%81%b9%e3%81%88%e3%81%ae%e7%88%b6%e3%81%af%e3%81%99%e3%81%90%e6%ad%bb%e3%82%93%e3%81%a0%e3%80%8d%e8%a3%bd%e9%89%84%e3%81%ae%e7%94%ba%e3%83%bb%e5%8c%97%e4%b9%9d%e5%b7%9e%e3%81%a7%e8%82%b2%e3%81%a3%e3%81%9f%e8%88%9b%e6%b7%bb%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%ae%e8%b2%a7%e5%9b%b0%e6%99%82%e4%bb%a3/ar-BBtr1K5?ocid=iehp#page=2
<だから、自民党は舛添おろしなんてできないはずだが・・。(太田)↓>
「1回100万円超も 舛添知事より酷い麻生大臣の“クラブ通い”・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11561450/
おめでたい限りだ。↓
「対外資産、過去最高に 25年連続で「世界一の債権国」・・・
<ただし、> 負債の増加が大きかったため、資産と債務を差し引いた「対外純資産」は、前年比6・6%減の339兆2630億円と、5年ぶりのマイナスだった。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e5%af%be%e5%a4%96%e8%b3%87%e7%94%a3%e3%80%81%e9%81%8e%e5%8e%bb%e6%9c%80%e9%ab%98%e3%81%ab-%ef%bc%92%ef%bc%95%e5%b9%b4%e9%80%a3%e7%b6%9a%e3%81%a7%e3%80%8c%e4%b8%96%e7%95%8c%e4%b8%80%e3%81%ae%e5%82%b5%e6%a8%a9%e5%9b%bd%e3%80%8d/ar-BBtopko?ocid=iehp
ワシントンポストも日本の言論の自由の「危機的状況」について書いた。
(アメちゃんの国際音痴ぶりにはホント困ったもんだわ。(太田))↓
As Obama and G-7 arrive in Japan, Tokyo press will be falling in・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/as-obama-and-g7-arrive-in-japan-tokyo-press-will-be-falling-in-line/2016/05/24/8c5ebcf2-2120-11e6-b944-52f7b1793dae_story.html
本日の中共官民の日本礼賛記事群だ。↓
<当局によるもの。↓>
「・・・騰訊が・・・掲載した「真実の日本を明らかに」と題する文章では、日本の社会においては当然ながら、中国人にとっては目新しく、あるいは奇妙に感じる事柄が60点紹介されている。そのなかには、市民が日常生活を送るうえで重要となる社会インフラに関連した内容も多く含まれていた。
まずは「喉が渇いた時、どこの水道の蛇口でも水を飲むことができる」。水質の問題でそれができない中国では水筒を持参したり、ペットボトルの水が比較的早い時期から普及していた訳だが、何も持たなくても普通に蛇口から水が飲めることに対する驚きは大きいようである。また「何も持たなくても」という点では「トイレットペーパーを持参して外出しなくても、どこにでもペーパーが備え付けてある」という点に対する指摘もあった。
さらに「ベビーカーを押すのに、エレベーターやスロープがないことを心配しない」、「すべての電話ボックス、自動販売機が正常に使える」という説明も。日本でもまだまだ階段しかない駅の出口などが数多く存在するものの、ひと昔前に比べればバリアフリー化は格段に進んでいる。電話ボックスや自動販売機に関する言及は、中国国内では使えないものが多いということの裏返しか。作る時はあっという間に作るが、その先のメンテナンスが苦手、という中国社会を象徴する指摘かもしれない。
このほか「天気予報をすごく信用しており、2時前まで雨という予報であれば、3時の外出に傘を持って行かない」、「時刻表に基づいてバスや電車を待つのに慣れている」、「街が清潔で整っているのは実に当たり前なことだと思っている」といった点も言及されている。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e6%99%ae%e9%80%9a%e3%81%ab%e9%a3%b2%e3%82%81%e3%82%8b%e6%b0%b4%e9%81%93%e3%80%81%e6%99%82%e5%88%bb%e8%a1%a8%e3%81%ae%e5%ad%98%e5%9c%a8%e3%80%81%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e6%a9%9f%e3%81%8c%e6%95%85%e9%9a%9c%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%aa%e3%81%84%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%bd%93%e3%81%9f%e3%82%8a%e5%89%8d%e3%80%8d%e3%81%ab%e9%a9%9a%e5%98%86%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba/ar-BBtorew?ocid=iehp#page=2
<人民によるもの。↓>
「エズラ・ボーゲル・米ハーバード大名誉教授のベストセラー「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(中国語名「日本第一」)が中国で36年ぶりに再刊され、発売直後に重版されるほどの勢いで売れている。・・・
「若い読者が多いのが特徴」(同出版社の陳飛雪さん)で、市内の大学2年生、魏生さん(21)は本の感想を大学の仲間と議論したといい、「公害や交通過密など30年前の日本は現在の中国の姿に似ている。日本が問題をどう克服したか、興味がある」。任軍鋒・復旦大学教授は「この本には急速な成長を果たした日本への米国の警戒が現れている。日米関係の歩みは我々が対米関係を考えるかがみになる」と話した。
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%80%8c%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%91%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%a2%e3%82%ba%e3%83%bb%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%af%e3%83%b3%e3%80%8d%e5%86%8d%e3%81%b3%e4%ba%ba%e6%b0%97/ar-BBtrmN5?ocid=iehp
<当局によるものだが、ビミョーなもの。↓>
「今年は孫文(1866-1925年)生誕150周年にあた<る。>・・・
孫文の日本人の友人である梅屋庄吉(1868-1934年)が鋳造した四体の銅像<が、>それぞれ広州市の中山大学キャンパスと黄埔軍官学校跡、南京市の中山陵、マカオの国父記念館にある。大公網が伝えた。・・・
梅屋庄吉は1895年に香港で孫文と知り合い、その後、孫文の革命運動を資金面で支え続けた。梅屋は孫文の生死を共にする友人として、二人の友情は30年以上続いた。1925年に孫文が亡くなると、梅屋は非常に嘆き悲しんだ。そして孫文を記念して銅像を鋳造し、人々に孫文の理想と革命精神を伝えようと考えた。・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0524/c94473-9062370.html
人民網化が徹底してない朝鮮日報。
(「韓半島文明の影響」→「支那文明の影響」、「日本の古代も韓国と共通している」→「日本の特色だ。」)(太田)↓
「・・・奈良から京都まで歴史の現場を実際に歩くと、韓半島文明の影響が急速に弱まることが分かる。外来文化を昇華し、輝かしい独自の文化を創り上げるプロセスは、日本の古代も韓国と共通している。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/25/2016052501124.html
オバマの実績をこきおろす英米コラム。
<対テロ戦という言葉を無くし、核廃絶を目指すと宣言したが、やったことは真逆だとさ。↓>
The world looks less safe despite the president’s pledge of a world free of atomic weapons・・・
Mr Obama has often been criticised for the contrast between his words and his actions — most notably in the war on Islamist terrorism, where he banned the term “war on terror” while redoubling drone warfare. But the gap between his nuclear promises and reality is even starker.・・・
<実は、米核能力の全面リニューアル・強化を行った。↓>
Whole classes of warhead will be replaced. Alert warning times will be shortened. ・・・
<唯一「前進」したのは、非核国に核の先制使用をしないことにしたことくらい。↓>
Mr Obama made cosmetic changes to the US nuclear posture in 2010, which included the promise not to use nuclear weapons against non-nuclear countries. But he retained the US “first use” doctrine against nuclear weapons countries like China and Russia.・・・
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/01b5d958-21c7-11e6-9d4d-c11776a5124d.html#axzz49XGoL500
<対テロ戦についても、ドローンを駆使して、(民間人巻き添えを苦にせず)大物暗殺を重ねてきた。だけど、イスラム過激派の勢力は増すばかり。↓>
・・・There’s some decent academic theory behind so-called “decapitation strikes”: The idea is that killing senior bad guys throws their organizations into disarray, rendering them less effective, while simultaneously convincing junior bad guys and potential recruits that the risk of death just isn’t worth it.
Intuitively, it’s an appealing idea; it just doesn’t seem to be working out as planned. Maybe that’s because today’s terrorist groups — unlike the older, pre-9/11 organizations upon which the evidence for decapitation strikes was mostly based — are often highly decentralized to begin with, making leadership continuity less important. Maybe it’s because mass-casualty attacks can be carried out cheaply and easily even by rank amateurs these days, given the ready availability of weapons and internet bomb-making instructions. Maybe it’s because people who glorify martyrdom can’t be deterred by high casualty rates.・・・
<また、国内テロ防止に莫大な予算を投じてきたが、火災、竜巻、交通事故対策等にそのほんの一部でも割く方が、米国人の人命喪失を桁違いに減らせたはず。↓>
“diverting even a few billion dollars” from the counterterrorism budget each year and putting that money toward, say, “smoke alarms, tornado safety [or] greater car safety” would save far more lives than current U.S. counterterrorism programs.・・・
http://foreignpolicy.com/2016/05/24/the-magical-thinking-of-killing-mullah-mansour-taliban-al-qaeda-obama/?wp_login_redirect=0
⇒前にも書いたが、核廃絶宣言は、日本に謝罪するための地ならしに過ぎず、また、ごまかしの対テロ諸施策は孤立主義回帰のための隠れ蓑に過ぎないのよ。
(なお、最初の記事に掲載されている、核保有国の核保有状況のチャートは必見。)(太田)
むしろ、片思い/失恋がストーカー化する場合は何か、を知りたいね。↓
「ストーカーと熱烈ファンの違いは何か・・・」
http://blogos.com/article/176652/
ホントかいな。↓
「知能の遺伝率は80%、運動能力は80~90%だが、記憶力は○%ほど・・・」
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/413802/052000112/?ml&rt=nocnt
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太田述正コラム#8418(2016.5.25)
<一財務官僚の先の大戦観(その36)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x3004)
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