太田述正コラム#8449(2016.6.10)
<皆さんとディスカッション(続x3020)>
<太田>(ツイッターより)
 「…私は舛添氏とは政治家として、ある時期一緒に仕事した。
 切れ者に共通する剛直さと、しかし同志を気遣う人情は人一倍、だからあの圧倒的人気で当選した。
 この類い稀な能力と資質こそこの国の指導者として必要なものであった。
 5年も前、落選中、落魄の私の応援に駆けつけてくれたのも厚労大臣の彼であった。…
 舛添君、君のために泣いている多くの友がいることも決して忘れるな。」
http://blogos.com/article/178828/
 原田義昭君(留学研修同期)、一体何年議員をやってんだい?
 政治家同士の貸し借りは友情でも何でもないことすら分かってないとはね。
 友でもない他人に涙を流したフリなどするなってんだ。
 元空自の佐藤守さんも分かってないが、「…彼は20年前には戻れそうにないが、当時の彼の理想は高かったことだけは良くわかる。しかし、年を取るにしたがって、彼が進んだ道は真逆だったのだ。あるいは当時から「口から出まかせ論文」だったのかもしれないが…」
http://blogos.com/article/178820/
と留保を付けるくらいの慎重さはもってるぞ。
 君みたいに人を見る目がない自民党議員等が、同じ党の議員になったさつきちゃんなんかの話を無視して舛添を推してきたからこそ、彼は参院選でも都知事選でも大量得票ができたんだぞ。
 反省しろー。
<太田>
 関連記事だ。
 <もっとやれー、てか、参院選で間違っても自民になんか投票するなよ。
 舛添=自民党なの!↓>
 「・・・自民党本部のSNSにも、舛添氏追及を強めるよう要求する声や、22日公示の参院選への影響を指摘する意見投稿などが相次ぎ、強烈な怒りのコメントの“飛び火”が加速している。・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11623305/
 <舛添的弁護士2人の手抜き仕事のボロが続々。↓>
 「・・・報告書に沿って、仮に出版社社長なる人物が正月早々、わざわざ知事の求めに応じて2年連続して1時間か数時間の相談のために木更津まで足を運んだとしよう。そうした知事と長い付き合いを持つ濃密な関係であるはずの出版社社長はどういうわけか、政治活動に関する意見交換などの会食相手としては調査報告書の中に一度も姿を見せていない。・・・
 また知事は5月の釈明会見の場で、正月に家族旅行先のリゾートホテルで「重要な会議」を開いた理由について、「日にち。これに尽きます」と強調していた。重要な会議の前後であれば、中、小規模の飲食を伴った会議なども行われたと予想されるのに、報告書によると13、14年の正月前後に支出された政治資金は2件のみ。
 その内訳は、13年1月24日の事務所関係者らとの世田谷区内レストランでの打ち合わせと、都知事選のあった14年は「不適切」支出とされた1月10日の世田谷区の自宅近くの天ぷら料理店での食事で、知事が自費で会食したのでない限り、正月中の旅行先での「重要な会議(面談)」の唐突さが浮き彫りなってくる。・・・」
http://blogos.com/article/178913/
 <その一方で、舛添の人畜ぶりの新事実が毎日のように続出。↓>
 「舛添都知事、鬼怒川決壊時や地震時も都民そっちのけで湯河原ざんまい・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/11622449
 「・・・昨年、計3回にわたって公用車を使い、家族で東京ドームでの巨人戦を観戦した疑惑もある。・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/09fujizak20160609001/
 「・・・都庁の局長級というと、幹部クラスだけあって年収は2000万円ほど<と厚遇されている、>「横田秘書の勤務に関して情報開示請求をしましたが、出勤簿や勤務記録をはじめ、資料は一切出てきませんでした。明らかにする必要がないというスタンスで、到底納得がいきません」(共産党都議団事務局)
 千葉商科大商経学部卒の横田氏は、中堅スーパー「いなげや」の元社員。1990年に「舛添政治経済研究所」に入り、舛添氏が参院議員時代の01年7月から13年7月まで公設秘書を務めていた。新党改革の会計責任者でもあった。
 「舛添知事が厚労相時代に政務秘書官を務めた福嶋氏はいわば表の補佐役で、横田氏は裏方担当。事務所の業務を中心に、コマゴマとした仕事を処理しているようです」(都政関係者)・・・」
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_325360/
 <そういやそうだったな。どこまで、ケチで賤しくってさもしい野郎なんだ!↓>
 「・・・不適切な支出440万円を返金するとは、ひとことも言っていないのだ。
 わかりやすく言えば、ポケットが痛む程度のホテル三日月と回転寿司代は返金するが、金額が高い絵画類の政治資金は返金しないということだ。
 さらに、当初からの問題になっていた湯河原の別荘についても、別荘と都内を往復した交通費を本来、都に返金したほうが都民としては胸がすくのだがそれは返金しない。それはたとえば50往復をハイヤー代で計算すれば、数百万円規模の莫大な返金額になってしまうからである。
 ハイヤー代についてはそうではなく「湯河原の別荘は売却するので、もうこれ以上、公用車を別荘の行き来には使わない」ことでケジメを取ると発言されている。徹底して、少ない出費の部分だけを返金すると発言しているのが舛添知事の発言のポイントだ。
 ちなみに都心や首都圏近郊の観光地ではかつてない不動産バブルを迎えている。一等地の別荘など、まさに昨今の中国人の富豪たちが買い漁っていると報道されている場所である。東京五輪前に売却すれば多額の利益がでることになるが、そう考えるとこの発言は、ご自身の財テクについてその一端をひけらかした発言に見えるがどうだろう?・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e8%88%9b%e6%b7%bb%e8%a6%81%e4%b8%80%e8%aa%9e%e9%8c%b2%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%a3%8f%e5%81%b4%e3%82%92%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%ab%e7%9b%ae%e7%b7%9a%e3%81%a7%e8%a7%a3%e8%aa%ad%e3%81%99%e3%82%8b/ar-AAgREDb?ocid=iehp#page=2
 <自民党本部の指揮の下・・冒頭で批判した原田君の文章も、彼が書かされたもの?・・、都議会自民党は、舛添救済に悪知恵の限りを尽くしてるな。↓>
 「舛添知事、集中審議2日間 13、20日に都議会委・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016060901000986.html
 「・・・集中審議では「高額な海外出張費」「公用車の使い方」「政治資金問題」の3項目に関し舛添氏に説明を要求する。知事の政策をサポートする政策企画局長や公用車を主管する財務局長ら都幹部の出席も求める。
 舛添氏に提出を求める資料は、家族旅行中に千葉県木更津市のホテルで会ったとする相手が分かるものや購入した美術品の目録などで、期限は17日。20日はそれを受けての開催となり、審議が不十分な場合は更に開催日程を考えるという。
 9日の理事会で与党の自民、公明は「知事に資料提供を求め精査した上で開催すべきだ」として閉会後の開催を主張した。これに対し野党は「時間を置かず開会中に開くべきだ」と反発し、最終的に双方の意見をくみ取る形で折り合った。・・・
 自民は「都議会の役割の枠から外れるのはいかがなものか」(宇田川聡史幹事長)として、集中審議での政治資金問題の追及を知事就任後に限る考えを示唆する。与党内には「連日審議すれば舛添氏が同じ説明を繰り返し、(地方自治法に基づく)百条委員会の開催を余儀なくされる」との声もあった。」
http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/040/083000c
 「・・・世論の批判を浴びないように追及の姿勢を保ちながら、「舛添知事を信任する(続投)」方策はないか?
 これが舛添知事の延命が必要だと考える会派の最大のテーマだった。
 そして、そのウルトラCの秘策こそが、この「総務委員会の集中審議」なのだ。
 6月13日に集中審議を行う。いやというほど厳しい追及をするだろう。でも時間切れ。美術品の保管場所一覧などさまざまな資料を請求し、積み残しがあるから6月20日の開催がなんとしても必要だと強調する。
 しかし、不信任決議を議決できる最後の本会議は「6月15日」。ここで不信任決議が出てきても「審議がまだ十分ではない!」「20日にも徹底追及が必要だ!」ともっともらしい理由で「舛添知事の不信任を否決する(続投)」ことを選択することができるのだ。・・・」
http://blogos.com/article/178908/
 「・・・<いや、>実は単に不信任案に反対するだけならまだしも、議会多数派は不信任案を「先送りにして、賛否の採決すらさせない」ということも可能なのです。・・・」
http://blogos.com/article/178910/
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 週刊朝日、取材不足だぞ。
 記事にするのなら、まず空自からだー。田母神閣下の周辺取材から始めなくっちゃ。↓
 「セクハラ天国自衛隊 お酌をするのは女性隊員?・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016060901000986.html
 ハンカチを用意して読んでね。↓
 「息子に「生まれ変わったら何になりたい?」と聞いたら・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/plus/hnews/20160608-OYT8T50088.html?from=ytop_ymag
 せっかくのスクープ記事を台無しにした毎日。↓
 「・・・太平洋戦争終盤期に日本軍と行動を共にし、米軍に捕らえられた民間の朝鮮人捕虜が、戦時動員に基づく慰安婦や強制労働の被害について米軍の尋問に答えた調書が、米国立公文書館で発見された。・・・
 慰安婦について・・・質問された・・・3人は「太平洋で目撃した朝鮮人慰安婦は、志願したか親に売られた者だった。(軍による)直接的な徴集があれば暴挙とみなされ、老若を問わず朝鮮人は蜂起するだろう」と答えた。 ・・・
 <余計なコメントを付け加えるなってんだ。↓>
 社会の女性差別がそこに絡み、見逃せない要因となったのが植民地支配された朝鮮の貧困だった。戦時体制下の生活は次第に厳しくなり、就業詐欺を容易にした。・・・ 
 <こういう部分にこそ、コメントを付けろっての。徴兵された日本人と比較するの!↓>
 労務動員に関連しては、・・・3人は「朝鮮人は炭鉱、鉄鉱山の労働や飛行場の建設に従事し、常に鉱山の最も深く熱い場所で最悪の仕事を要求された。通信は許されたが、手紙は全て検閲を受けた」と語った。・・・
 その待遇は連合国の捕虜より劣ると言い表した。・・・」
http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/010/117000c
 ではお待ちかねの、中共官民の日本礼賛記事群であるよ。
 本日は、全て、当局、すなわち、習ちゃん、によるもの。↓
 「・・・界面は・・・日本の環境衛生サービスの優れた点について触れる文章を掲載し、その中で「われわれのゴミ回収は小学生レベルだ」として日本の取り組みを評価した。
 文章は、かつて中国の家庭では庭にゴミの山が積まれ、道を通ると「呼吸したくなくなるニオイ」がしたものであると説明。そこからゴミ箱が出現し、ゴミ箱に蓋がつき、今では徐々にゴミの分別管理もスタートしつつあると、その「進歩」を評する一方、「細かくて感嘆が停まらない日本のゴミ分類とは、処理レベルや意識においてなおも大きな差が存在するのだ」とした。
 そして、日本では各町内でゴミの分別マニュアルが配布され、燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミ、資源ゴミの定義や、ゴミの梱包方法や出し方、粗大ゴミの料金基準などが細かく記載されていると紹介。「多くの外国人がビビって泣くほどの、もはや変態に近い分類方式」が幼稚園から教育されるのであると伝えた。また、住宅のゴミ置き場について、きれいに分別されていること、しっかり清掃されていることから、「ほとんど異臭がしない」とも紹介している。
 文章はそのうえで、「われわれのゴミ回収、分別処理はなおも小学生レベルだ」とし、せっかく分別回収されたゴミを、収集車が全部ひとまとめにして持って行ってしまう体たらくであると説明。分別は表面的なものに留まり、「わが国はこの方面の宣伝教育がほとんど行われておらず、大人はみんな分別について分かっていない」と断じた。そして、国民の分別意識を強化すると同時に、「国がゴミ処理による産業的メリットを重視し、分別処理システムを構築するとともに、小さいころから分別の概念を教育しなければならない」と論じた。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e3%82%b4%e3%83%9f%e5%87%a6%e7%90%86%e3%81%ab%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%8c%e6%84%9f%e5%98%86%e3%80%81%e3%80%8c%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%af%e5%b0%8f%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%ab%e3%81%a0%e3%80%8d/ar-AAgOV8t?ocid=iehp#page=2
 「・・・捜狐は・・・「同じ世界文化遺産なのに 目先の利益に囚われる麗江、クローズして客を謝絶する日本」と題した記事を掲載。商業化と景観保護のバランスについて、日中両国の世界文化遺産の例を紹介した。
 まず、現在の中国において完全に近い形で残されている数少ない少数民族の古い街として文化的価値が高く、1997年に世界文化遺産に登録された雲南省の麗江古城について言及。現地で今月1日、現地の商店が大規模なストライキを実施、古城保護管理局が観光客に入場料を要求していることに対する抗議であると伝えた。
 そのうえで「地方の管理者が一番に考えるべきことは何か。目先の利益優先のやり方は果たしてどれだけ長続きするのか。過度の商業化は完全に元の生態を失わせる。一連のサービスを高めるよう努め、観光環境の健全化を進めるべきではないか」と論じ、「やはり日本の例を見てみよう」とした。
 そして、同じく世界文化遺産に登録されている岐阜県の白川郷について、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットながらも入場料を取っていないすると同時に、ライトアップが雪のある1月から2月の週末にあたる7回しか行われないことを紹介。その理由について、白川郷では住民が日常生活が営まれていること、現地の自治体が村民の決定を尊重して商業化や博物館化を極力抑えていることを挙げ、「ここの一切のものは、数百年たっても変わらないことが想像できる。しかし、中国の麗江はどうだろうか」と問題提起して締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1611478?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、なぜ日本在住の中国人女性は中国に戻ってこないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。
 記事は、日本在住の中国人のうち、「日本を気に入っている人の割合は男性に比べて、女性のほうが多い」と指摘し、中国への帰国と日本での継続滞在を選択する場合、「中国人女性は圧倒的に日本滞在を選ぶだろう」と論じた。
 続けて、なぜ中国人女性は中国に帰国したがらないのかと疑問を投げかけつつ、1つ目の理由として「中国では主婦でいることが容易ではないからではないか」と主張。・・・
 さらに記事は、「中国は衛生条件が悪すぎること」や、「中国では何をするにも人に頼る必要があること」を挙げている。」
http://news.searchina.net/id/1611673?page=1
 「・・・捜狐はこのほど、日本と中国の「本質的な違い」について考察する記事を掲載した。
 記事はまず、日本と中国は「一衣帯水」であり、日本人と中国人も外見的に良く似ているうえ、文化的にも相似点は数多いと指摘。和服や畳といったものにも、唐の時代の文化の影響が見て取れると指摘し、中国国内ですでに失われている文化が日本には今なお姿を変えつつも残っていることを紹介した。
 さらに、日本人と中国人の相似点として「両者ともに己を律し、静かに思いをめぐらすことを好む」と主張、「禅」や「枯山水」や「茶道」、「生花」といった文化が日本で流行したことがその証拠であるとし、こうした文化に通じる精髄は中国の伝統的な美学と完全に一致するものだと論じた。
 そのほかにも記事は、日本と中国の文化的な相似点を挙げつつも、「近代において、中国はなぜ失敗し、日本はなぜ成功したのか」と主張。日本は明治維新を経て、急速に国力を高め、世界の列強に数えられるまでになったが、中国はアヘン戦争や日清戦争に負け、日本と対照的な道を歩むことになった。
 これに対して記事は、日本は中国から学び続けてきたとおり、「他<者>から学ぶのが非常に長けているため」であると指摘、もともと日本人は非常に特殊な民族なのだとしたうえで、これが日本人と中国人の本質的な違いの1つであると指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1611708?page=1
 「・・・今日頭条はこのほど、日本は「小さな子どもを連れて」訪れるべき国であるとの記事を掲載した。
 子どもを連れて海外旅行をしようと思う場合、大人だけの旅行とは勝手が異なる。それでも日本を旅行先に選ぶべき理由について、記事はまず「安全」であることを指摘。日本の治安の良さや交通の安全性は中国国内や、他のアジア諸国とは比較にならないことを挙げ、安心して旅行できる国であることを指摘した。
 さらに日本が「衛生的」で、なおかつ「何をするにも利便性の高い」ことを挙げている。日本が清潔な国であることは中国人にとっても周知の事実であり、24時間開いているコンビニエンスストアが至る所にある日本は非常に便利な旅行先と言えるだろう。特に子どもを連れての旅行では、すぐに飲み物を買えてトイレに行くこともできるコンビニエンスストアは強い味方になる。
 ほかにも「交通の便の良さ」、「中国文化が残っていること」「子どもの旅行費用が安い」などの点を挙げている。だが、子どもを連れて日本を訪れるべき、最大の理由は「子どもに総合的な民度教育を体験させることができる」点であると伝えている。
 子どもに日本を観察させ、日本人が他人に敬意を払う姿などを見せることこそが、日本旅行の「最重要の理由」だと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1611657?page=1
 「・・・新華社は・・・日本が年間2000万人の外国人観光客を呼び込む原動力となっている「2つの宝」について論じた記事を掲載した。
 記事は、日本が外国人観光客を強く引き付ける背景について「政府が法律を通じて観光市場を規範化していること」、「業界が良質なサービスの理念を堅持していること」を「2つの宝」として挙げた。そして、「旅行業法」において虚偽内容の記載禁止などといった広告に関する規定を設けているほか、旅行社が委託を受けた場合消費者と書面で契約を結ぶとともに、消費者をミスリードしないよう事前に全ての状況を如実に説明することを要求していると紹介した。
 そのうえで、実体験として「旅行会社においてチケットや宿を予約する際、スタッフは辛抱強く各項目の金額や、双方の責任についてしっかりと説明するとともに、契約の説明の中で重要な場所にマークをつける。旅行中はガイドが真面目に案内や説明を行い、客に無理やりお金を使わせたり勝手に有料オプションを付けたりしない」と説明。その背景には「一たび消費者からクレームが出れば、営業資格取り消しなどといった厳しい処罰を受ける可能性があるからだ」と解説した。
 記事はもう1つの「宝」である「良質なサービス」について、東京ディズニーリゾートの経営を例として紹介。運営会社がスタッフに対して「安全、礼儀正しさ、ショー、効率」の英語の頭文字をとった「SCSE」の原則を守るよう要求しているとした。例えば、いつでも笑顔を絶やさず、相手の目線の高さに合わせて接客することが求められるほか、着装、頭髪、爪の長さに至るまで厳格な要求があり、「ディズニーという脚本の一演者となること」、「景観との協調性を確保すること」が必須とされていることを紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1611728?page=1
 「・・・界面は・・・「日本のサービス業の成功を決定づけた細かい部分」という記事を掲載した。その中で、デパートなどの店舗における「日本式サービス」の優れた点について言及している。
 記事が挙げた1つ目の優れた点は、高級デパートにしろ一般のスーパーにしろ、毎日の営業開始時間が実に正確であり、しかも開店時には店長以下従業員が店頭で「お出迎え」すること。開店時のみならず、毎日の閉店の際にも店長が現れて客1人1人に対しお辞儀をして、感謝の意を示すとした。
 もう1点は、心地よい距離感を保った接客だ。記事は「良いサービスとは、力で強引に提供するものではない。進んで客に付きまとうことなく、それでいて必要な時には探しやすいポジションにいる。親切にサービスする一方で、距離感を保つのである」と日本の商店における接客姿勢を評した。
 また、品質に問題があるとされる商品については「ほとんどその原因を聞くことなく、交換や返品を受け付ける」と説明。熟れ過ぎたスイカを買ってしまった際にスーパーへ持って行ったところ「レシートを見ることもなく、すぐに新しいものと交換してくれた。しかも、切って問題ないことを確認してくれ、ラップでしっかり包装してくれたうえ、終始丁寧に謝られた」という経験談を紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1611713?page=1
 米国の元大使が、トランプの対外政策を絶賛するコラムをワシントンポストが載せた。↓
 ・・・I was a U.S. ambassador. Here’s why the foreign policy elite is wrong about Trump.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/why-trumps-foreign-policy-really-scares-neocons/2016/06/09/86614ac6-2cac-11e6-9b37-42985f6a265c_story.html
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太田述正コラム#8450(2016.6.10)
<一財務官僚の先の大戦観(その49)>
→非公開