太田述正コラム#8462(2016.7.3)
<皆さんとディスカッション(続x3027)>
<太田>(ツイッターより)
<昨>日、ようやく、コーヒー飲用を再開する心の余裕が出てきました。
そのコーヒーですが、飲用していると、肝臓癌、子宮体癌になるリスクが大幅に減るんですね。
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%81%a1%e3%82%87%e3%81%a3%e3%81%a8%e6%b0%97%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%a8%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%92%e3%83%bc%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%80%8d/ar-AAhSDOp?ocid=iehp#page=2
私が発症した大動脈解離等の循環器系の疾患予防には効果がなさそうなのは残念ですが・・。
「…バイデン副大統領<によれば、>…習主席<が、>北朝鮮情勢に関して、在韓米軍への…THAAD…配備に触れ、「中国軍は米国が中国を包囲しようとしていると考えている」と反対。
これに対し、<同>副大統領は中国に北朝鮮への圧力を強めるよう促し、「日本は実質的に一夜で核武装できる能力を持っている」と語ったという。…」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_138007/
習ちゃんは「中国軍は」とか言っちゃって自分の発言が本心じゃないことを示唆してるというのに、バイデンの方は本心を吐露したとしか思えないな。
さぞかし、我らが習・オバマ両名は苦笑しておられることだろうて。
「…これまでは、日本の選挙期間中に軍事行動を活発化させれば、保守政党が支持を伸ばし、親中派のリベラル政党のマイナスになるため、中国軍は目立った行動はしなかった。今回は違う。軍事行動のレベルを上げ、メディアでもアピールしている。『いまなら東シナ海の覇権を握れる』と踏んで行動しているのではないか…
<なお、>中国機が空自機に対して攻撃動作を仕掛け、空自機が離脱した<との噂話については、>…統合幕僚長<が>…「(中国機が)攻撃動作をとった事実はない」と否定した。…」
http://news.infoseek.co.jp/article/02fujizak20160702009/
習ちゃん、絶妙の対日攻勢だねえ。
健闘を祈るだ。
<bonkers_blunder>(同上)
参院選、比例を民進党に投票したのですが、日本独立にとって民進党に投票するのは止めたほうがいいでしょうか?
<太田>(同上)
習ちゃんは、自民党を含む「改憲」勢力に今次参院選を勝たせようとしています。
金正恩やIsisは、結果としてですが、そんな習ちゃんの手先だと言っていいのかも。
他方、民進党が弱体化し過ぎて自民党の舛添的腐敗を深刻化させるのも甚だ困るワケであり悩ましい。
<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
英国離脱問題は、いい悪いというより、アングロサクソン文明は欧州文明を嫌い。
離脱の是非は歴史的に証明済みでは。
経済でも移民でもなく、英国と大陸欧州とのEUへの思いの違いがあるわけなんで。
ただ、どちらにしろEUとしての統合ではなく、違った形の連携を目指すことになった、というだけですよ。
全く世界を混乱させることなく終息することでしょう。
<Jv3cLvr2>(同上)
韓国検察の標的は李明博氏か 捜査が入ったロッテと“ただならぬ関係
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160616/frn1606161140001-n1.htm
ロッテいじめは日系企業?だからと思ったが、標的は前大統領だったのね。
<七氏>(同上)
韓国はいつまで権力を濫用するのかね~。
というか権力を得るとそうなるってことか?
<Chase>
ご退院になられて安心致しました。
しかし、これから一層ご健康に留意されていただきたいと思います。
少額ですが、お見舞いの意を込めましてカンパを送付させていただきました。
⇒お心遣い、ありがとうございます。(太田)
<MH>
–退院おめでとうございます。–
太田さんへ。
手術なしの保存的治療でのご回復何よりでした。
急性大動脈乖離でも太田さんの場合はスタンフォードB型。
http://sunaowatanabe.sakuraweb.com/AoDissection.htm
「解離が下行大動脈に限局している(Stanford B型=DeBakay III型)場合には厳重な安静と降圧治療(血圧を下げる治療)によって切り抜けられる場合が多いのです」
それに対してスタンフォードA型(石原裕次郎とか加藤茶がなったのがこれです)<は、>「上行(~弓部)に解離腔がある場合(Stanford A型=DeBakey I型およびII型)には上記のごとく,冠動脈圧迫による心筋虚血や大動脈弁閉鎖不全,心タンポナーデなどを呈して致死的になる事が高率に発生するので, 急性期に手術治療を適応するのが普通です」
私の母はスタンフォードA型でしたので、何の予兆も無く、以前から血圧の降圧剤を通院・服用していましたが、突然倒れて大動脈が敗れて大出血で心臓停止で意識不明・・・公立昭和病院に救急搬送したが手に負えず、更に榊原記念病院に移動搬送して、裂けた大動脈を人工血管に交換する為、約6時間の緊急手術を行いました。
残念ながら、心臓停止で右脳に脳血栓が残り、暫くは左半身不随で(今は治った)、半盲(左目)になり嗅覚も喪失しました。
リハビリ入院して退院するまで3か月掛かりました。
それでも、「昭和病院は良く発見できた。他の病院なら発見が遅れて確実に死亡しただろう」と複数の医療関係者から言われましたネ。
※諸説あるが私はスタンフォードAは死亡率50~80%と言われました。
http://daidomyaku.jp/detail/aorta_dissection.php
太田さんの場合は「完治」してなく「先送り」しただけですので、毎日降圧剤の服用は不可欠となります。
⇒薬の種類こそ変わったけど、従来通りの話です。(太田)
また定期的な通院で解離状態のチェックが必要なはず。
何かあったら緊急手術となるのは予め覚悟してください。
⇒「覚悟」の必要はなさそうであり、3か月間、念の為に大森赤十字病院に通院してもらうが、その間に異常がなければ、私の行きつけの開業医・・元同病院勤務医・・に「お返しすることになる」そうですよ。(太田)
当方は両親が二人とも入院(また別の病気)してるので、太田さんのお見舞いに行けませんでしたがご自愛のほど。
⇒大変ですね。 お見舞い申し上げます。
また、私のことを御心配戴き、恐縮。(太田)
宜しく。
<KT>
≫担当医からは、たとえ、発症前日の6月13日に人間ドックに私が行っていたとしても、大動脈解離発症の予見はできなかっただろう、と言われています。今回の発症に関しては、体に気を付けるとか付けないとかいったこととは、全く関係がないんですよ。≪(コラム#8460。太田)
お見舞いの時、血管の劣化は老化・遺伝的なものだったので、防ぎようがなかったと、さっぱりとした感じでおっしゃってたのを覚えてます(確かではありませんが・・)。
わかってても、それでも、一言書きたくなったのです。
話は変わるのですが、病院食は栄養バランスがよく、魚料理がよくでてたが、家では手間がかかってなかなか作れない、というような話をされてましたね。
そこで、たまたま知ったのですが、電子レンジで魚が焼けるグリルプレートというものがあるみたいですよ。
(https://hands.net/goods/4903779452895/)
魚をさばく手間などありますが、これで魚を食されてはどうでしょうか。
もう購入されてたらすみません。
⇒そもそも、電子レンジにグリル機能が付いてますね。
一度、焼き魚を試してみよう。(太田)
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
日本も対テロ戦争に参戦すべきだ、という声が日本のどっからも聞こえてこないねえ。↓
「バングラテロ、日本人7人が死亡…男性1人救出・・・
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160702-OYT1T50068.html?from=ytop_ylist
井上達夫さん(コラム#7911)、こんなことも言ってるのね。
とにかく、できるだけ早く、憲法解釈学から手を洗うことをオススメするだ。↓
「・・・東京大法学部教授・井上達夫さん(61)・・・
護憲派は、集団的自衛権の行使を認めた安倍政権の解釈改憲を批判しますが、個別的自衛権を認める従来の解釈改憲を是とする時点で、9条を裏切っていると言えます。憲法を守るふりをする分、護憲派の欺瞞の方が深刻です。
こうした裏切りや欺瞞で憲法の規範性は掘り崩されています。自衛隊は今やアフリカのジブチに軍事基地を持ち、内戦状態の南スーダンにも派遣されています。なし崩しの現状変更こそ平和主義の危機ではないでしょうか。
私は安全保障政策を憲法で固定すべきではない、との立場ですが、護憲派は自らの欺瞞を正すべきです。専守防衛や個別的自衛権の枠内でのみ戦力の保有・行使が許される、そう憲法に明記する「護憲的改憲」を求めるべきです。
他方、安倍政権も新たな解釈改憲で安保法制を通しましたが、この現状に居直ることは立憲主義の虐殺を意味します。ましてや参院選で憲法を語らず、選挙後に改憲に走り出す策略は許されません。
護憲派も安倍政権も正々堂々と9条改正を問うべきです。・・・」
女性学者の活躍は寿ぐべきだが・・。↓
「・・・北海道大学公共政策大学院専任講師の西本紫乃さん・・・<曰く、>・・・英国のEU離脱決定についての中国の受け止め方であるが、経済面では、EUの中でこれまで貿易問題などで比較的中国寄りとされてきた英国がEUから離脱することで、中国がEUに働きかけをする際の足がかりを失うことが懸念されている。
<キャメロンが、間接民主主義の伝統を有する英国に急に直接民主主義を持ち込んだことに問題があったことは確かだが、いずれにせよ、「誤った」結果がもたらされたというわけじゃないことは習ちゃんも分かってると思うよ。(太田)↓>
ただ、今回、中国がそれ見たことかとばかりに声高に主張しているのは、西洋的な民主システムには欠陥がある、という点だ。・・・
<ちゃう。どの「外」に「向」くのかについての国民投票だったのさ。(太田)↓>
国家として他国との連携を重視する「外向き」思考か、それとも我々のみの生活を守る「内向き」思考か。英国の国民投票の結果は、「内向き」が「外向き」に勝ったものだという見方もできる。・・・
<そりゃ、一般論として、いかなる時代の民主主義国についても言えることだわさ。(太田)↓>
大衆的な感情のうねりが政治を動かすのは英国だけではない。米国大統領選における共和党のドナルド・トランプ氏の支持者と今回の英国の国民投票で離脱を主張した人たちの類似性はすでに指摘されているところだ。・・・
<「人権」概念そのものが問題を内包していることを西本サン、分かっちゃないね。(太田)↓>
6月1日、王毅(ワンイー)外相がカナダでの外相会談の後の共同記者会見で、カナダ人記者から中国の人権問題について質問を受けた際に、「中国に対する偏見に満ちていて傲慢な質問だ」と、まるで説教するかのように激しい口調で応じた。
<中共人民は、案外正しく上記のことを理解してるのかもよ。(太田)↓>
日本をはじめとする多くの国で自国の外相が海外でこんな振る舞いをしたら、世論の非難を浴びるか、国民が恥ずかしい思いをするかのどちらかだろう。しかし、中国国民の受け止め方は違う。王外相の激高ぶりを「毅然とした態度」として評価する声が少なくない。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160628-OYT8T50057.html?from=ytop_os1&seq=03
習ちゃんが、中国共産党のマルクス主義的ルーツへの回帰を誓った。
太田コラムの読者だけが、その真の意味を理解することができるんだよね。↓
Xi Jinping pledges return to Marxist roots for China’s Communists・・・
http://www.ft.com/cms/s/0/be1b2528-3f57-11e6-8716-a4a71e8140b0.html#axzz4DJ8h0zBv
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太田述正コラム#8463(2016.7.3)
<入院「バカンス紀行」(その2)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x3027)
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