太田述正コラム#8538(2016.8.10)
<皆さんとディスカッション(続x3065)>
<太田>(ツイッターより)
軍部支配に事実上お墨付きを与える国民投票がタイで成立。
http://www.bbc.com/news/world-asia-37013950
イマイチ状況がよく掴めないが、2006年と2014年の軍クーデタ後の軍部系政権が、それぞれ、バンコク高架鉄道、タイ新幹線、の日本からの受注を決めたことからして、日本にとって短・中期的には必ずしも悪いことではなさそうだ、と達観していよっと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%8E%8B%E5%9B%BD
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E5%B1%B1%E6%89%8B%E7%B7%9A%E3%81%AE%E5%BC%9F%E5%88%86%E3%80%81%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%A7%E9%96%8B%E6%A5%AD-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD%E9%80%A3%E5%90%88%E5%8F%97%E6%B3%A8/ar-BBvl7ad
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e6%82%94%e3%81%97%e3%81%84%ef%bc%81%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%81%8c%e6%96%b0%e5%b9%b9%e7%b7%9a%e5%b0%8e%e5%85%a5%e3%81%a7%e8%a6%9a%e6%9b%b8%e3%80%81%e6%97%a5%e4%b8%ad%e3%81%ae%e9%ab%98%e9%80%9f%e9%89%84%e9%81%93%e3%81%af%e6%98%8e%e6%9a%97%e5%88%86%e3%81%8b%e3%82%8c%e3%82%8b%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd/ar-BBvnls7?ocid=iehp#page=2
それにしても、現国王逝去後のタイが心配でならない。
<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫典拠を付けよう!≪(コラム#8536。太田)
あ、すいません。
http://www.sankei.com/smp/life/news/160808/lif1608080015-s1.html
<七氏>(同上)
≫摂関政治の頃から、ずっと、日本は基本的に象徴天皇制だよ。≪(コラム#8536。太田)
太田さん。
摂関政治時代からの象徴天皇は分かってるんですが、明確に憲法にそう規定された現憲法下では、最初からその立場で在位している天皇としては初ってことです。
今上天皇が、とこさらこの象徴天皇としての役割を強調しているのってのが、また深い考えのもとなのでしょうか。
お言葉後のメディア上での学者たちがこぞって懸念を発信する、政治への影響を、この象徴天皇の強調により、そういう意図はないとのメッセージを発した。みたいな。
⇒ところで、コラム#8536の「明治憲法上、天皇は、統帥権だけしか直接行使できず」を「明治憲法上、天皇は、基本的に統帥権だけしか直接行使できず」に直したからね。(ブログは訂正済。)
統帥権の他にも外交大権等があったからだ。
外交大権については、太田コラムでも何度か触れたことがあるが、この際、「等」について説明しておく。
下掲にざっと目を通して欲しい。↓
「天皇大権とは、大日本帝国憲法において天皇に属するとされた権能を指す。広義においては、行政権・立法権・司法権をはじめとする統治権全般を指すが、より限定的には天皇の裁量によって行使が可能な国務大権・統帥大権・皇室大権を指す。
国務大権には立法大権(法律の裁可・公布)、議会に関する大権(解散権など)、緊急勅令大権・独立命令大権・外交大権・戒厳大権・任官大権・非常大権・恩赦大権・栄誉大権・改正大権(憲法改正)・軍制大権などを含み、統帥大権とはすなわち統帥権のことであり、皇室大権は皇室典範によって定められ、祭祀大権もこの中に含まれることもある。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%A4%A7%E6%A8%A9
「統帥権<とは、>・・・天皇大権のひとつで、・・・狭い意味では、天皇が軍事の専門家である参謀総長・軍令部総長に委託した戦略の決定や、軍事作戦の立案や指揮命令をする軍令権のこと」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%B8%A5%E6%A8%A9
「外交大権<とは、>・・・旧憲法下,天皇の大権の一。宣戦・講和・条約締結に関し,天皇が親裁する権力」
http://www.excite.co.jp/world/j_dictionary/ITEM-DJR_gaikou_-010-_taikenn_-01/%E3%81%8C/
つまり、明治憲法上、天皇は、国事に関し、原則、拒否権しかなかったが、例外的に、起案権を認められていたものがあり、統帥権や外交大権等がそうだったわけだ。
「ただし、限定的な天皇大権が発動可能な分野でも実際に天皇個人の判断のみで天皇大権が発動されたことはないとされ<ている。>」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%A4%A7%E6%A8%A9 前掲 (太田)
<七氏>(同上)
なんかこんな想定を想像してるかも。↓
「少子高齢化による労働力不足で日本経済は黄金時代へ – 塚崎公義(大学教授)」
http://sharescafe.net/49220219-20160809.html
⇒極端に単純化して言えば、「経済」が「一人当たりGDP」なのか「GDP」のどっちなのかって問題だな。
私は「GDP」がどんどん小さくなっていく日本なんて、全球的視点からすれば、非人間主義の極みだと思うね。
だって、人類の人間主義の水源が干上がってくようなハナシだぜ。
その日本の「一人当たりGDP」が、今後、大きくなるのか小さくなるのか、どの程度そうなるのか、なーんて、私は、基本的に関心ないなあ。(太田)
<xrx332oR>
≫再編成された軍と社会のそれ以外の所とを問わず、<当時のドイツでは、> 広範な<反ユダヤ主義>コンセンサスが成立していたのだ。≪(コラム#8324)
何故、反ユダヤの合意形成が当時のドイツで成されたのか、ですが、恐らく、イギリスを初めとした第一次大戦の戦勝国側が、ドイツに対して分割統治をした影響が大きいのではないかと考えています。
分割統治の道具として、少数民族であるユダヤ人を引き立て利用した結果、ドイツ人の目には、自分達が苦しんでいる時に我が世の春を謳歌している買弁的存在としてユダヤ人が映り、敵愾心を燃やしたのではないでしょうか。
例えば、ミャンマーでイギリスの手先として利用されたカレン族が、後に迫害の対象に成ってしまったのと同じようなことです。
参照:
ユダヤ人 最後の楽園―ワイマール帝国の光と影 著者:大澤 武男
http://germany-singapore.com/detail.php?cate=3&scate=9&sscate=1&seq=174
<太田>
第一次世界大戦後、戦勝国はドイツを占領統治したわけではない・・フランスによるルール統治を除く・・ので、その論は成り立たないでしょう。
ワイマール共和国が、ユダヤ人も平等に扱った結果、戦後ドイツでユダヤ人が大活躍し、それが、「ドイツ」人の反感を加速度的に募らせた、ということでしょうね。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
NYタイムスが社説で、天皇の退位を認めよ、と御指示。
アメちゃん指導層、まだ、日本を占領中だと(正しく)思ってるようだね。↓
Let the Emperor Retire・・・
http://www.nytimes.com/2016/08/10/opinion/let-the-emperor-retire.html?ref=opinion&_r=0
BBCが、その今上天皇トリヴィア記事。
この2つ、私も知らなかったでー。↓
Japan’s Emperor Akihito: Ten things you may not know・・・
He・・・played tennis twice against US President George Bush Sr. He beat him both times, ・・・
The emperor’s particular passion is marine biology and he is an expert on the goby fish, one of which is even named after him – the Exyrias Akihito.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-36983409
中共人民の間での愛ちゃん人気は、ホント、スゴイねー。↓
「愛ちゃんが中国で「女神」に 完封回避の情けが美談に 「安倍首相に福原の半分でもやさしい心があれば…」と中国のネットユーザーが八つ当たり・・・」
http://www.sankei.com/rio2016/news/160810/rio1608100015-n1.html
習ちゃんの薫陶の成果だわさ。↓
「日本への理解が正確で中立、中国超エリート学生たち・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%b8%e3%81%ae%e7%90%86%e8%a7%a3%e3%81%8c%e6%ad%a3%e7%a2%ba%e3%81%a7%e4%b8%ad%e7%ab%8b%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%b6%85%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%81%9f%e3%81%a1%e3%81%ae%e8%b3%aa%e5%95%8f%ef%bc%bb%e5%b7%9d%e6%9d%91%e9%9b%84%e4%bb%8b%e3%81%ae%e9%a3%9b%e8%80%b3%e9%95%b7%e7%9b%ae%ef%bc%bd/ar-BBvq2dC
では、中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だよー。↓
<日本人がこの記事を書いたとしつつ、それが誰かを明らかにしていないところの、要するに人民網記者によるのがバレバレの、珍しく日本人民向けの懇願記事だ。↓>
「・・・日本の書店には「中国の脅威」を強調する書籍が多く並び、新聞や雑誌、インターネットなどのメディアでも中国を批判する文章が多く、客観的に中国を分析したものは少ない。このことが日本人の中国に対する印象に影響を与えている。だからこそ、日本は中国に対してより深い理解を目指す必要がある。
日本人の中国に対する印象を変えるために、中国には多くの名所・旧跡を有する悠久の歴史がある国という一面だけでなく、生命力・吸引力のある現代国家の一面もあるということを日本人に教える必要がある。
中国人と日本人はお互いに相手の「本当の姿」を知るべきだ。国民の感情は改善しづらい最も大きな問題で、お互いを理解しようとしない姿勢に原因があり、特に両国の若者同士の交流が少なすぎる。若者同士の自由な交流ができれば、将来の民間交流の発展につながり、中日の外交関係改善に大いに役立つだろう。」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0808/c94473-9096873.html
<日本人礼賛記事だ。↓>
「・・・今日頭条が、日本ではベンツなどの高級車に乗るのは2種類の人たちだけだとする記事を掲載した。
記事は、日本は1人当たりのGDPが中国の5倍なのに、高級車に乗る人が少ないと指摘。普通はベンツに乗るのは暴力団か成金だけだとした。そして、2015年の販売台数ランキングでは上位10車種のうち7車種が軽自動車であり、多くの日本人は自動車を家電と同じような必需品としてとらえていると伝えた。
これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本人は円熟した国民だからな」「日本人は富をひけらかすことはせず、理性的な消費だからだ」「高級車なんて日本人はもう遊び飽きたんだよ。中国人は遊び始めたばかり」「日本は公共の交通が発達しているが、わが国は汚職役人が発達している」「中国人は虚偽的でメンツを気にし、なんでも人と比較する。心がねじ曲がっているんだよ」「日本は国土が小さいからだ。だからできるだけ小さい車にするんだよ。中国人は大きくて高級な車が好き?米国人も同じだろ」「収入がもっと上がれば理性的な消費になっていくと思う」「日本は中国と違って、普通の人でも社会から尊重と是認が得られるからだ。それに中国人は虚栄心が強く人と比較するのが好きで、ひけらかすのも好きだからだ」」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_147048/
<男子体操団体での中共の敗戦がよほどこたえてると見える。
でも、どれもこれも日本には優しい。↓>
「微博(ウェイボー)で、「日本チームがほぼ完ぺきに実力を発揮して優勝!中国チームは金メダルは逃したものの、若者たちのパフォーマンスは素晴らしかった。君たちは最高だ!」などと伝えている。
試合前には、日本選手から「最大のライバルは中国」という声が上がるなど、日中対決に注目が集まった。この結果を受け、中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「日本はあん馬で落下したのに高得点。審判は最低だ」「こういう審判の主観で得点が決まる競技はなあ。卓球、バドミントン、重量挙げは一目瞭然」「日本の演技は文句のつけようがなかったが、確かに中国チームの点数は低かった」「日本は確かに素晴らしかったけど、ロシアに届かなかったのはなあ。中国の最後の鉄棒の得点にはちょっと納得いかない」「日本も決して完璧ではなかったが、問題は中国のミスが多すぎたことだ。三つ大きなミスがあり、着地も安定していなかった。若さが出たな」「正直言って、中国はミスが多すぎた。審判に文句は言えないよ」「日本おめでとう。中国もよく頑張った。興奮した」「負けたけど中国を誇りに思うよ。日本、待ってろよ!」「3連覇はならなかったが、張成龍(ジャン・チョンロン)の出来は素晴らしかった。4年後に再び挑戦しよう」
「中国は世代交代の時期。初めて参加した選手は経験不足だったね。次の大会にはもっと良くなっているだろう」「優勝したかどうかはそれほど重要じゃない。すべての選手が私たちが想像できないような大変な練習をし、大きなプレッシャーを受けていた。国籍問わず、選手全員を祝福しよう」」
http://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_147051/
「・・・新華網は・・・大会3連覇を逃した中国代表選手が「ミスもあったが、採点の問題もあった」と語り、採点に疑問を呈したことを報じた。
記事は、日本代表とは対照的に中国代表のなかで唯一五輪出場経験があった張成龍が試合後涙を流し、ミックスゾーンで「今日はみんなよくやったと思う。ミスはあったが重大なものはなかった。この結果、点数について、それぞれ受け入れなければならない」とコメントしたことを紹介。一方で、他の選手からは採点に対する不満の声が聞かれたとし、尤浩が「負けたのには実力の問題もあるし、審判の問題もある」と語ったほか、林超攀も「審判の採点は制御不可能。コントロールできるのは自分のメンタルだ」と採点にいささかの不満を持ったことを伺わせる発言をしたことを伝えた。・・・
中国代表の選手たちは日本代表の実力や、決勝で金メダルに相応しい演技を見せたことを率直に認めている。記事は林超攀が「実力は五分五分。今日は自分たちにミスが有り、彼らのほうが成功率が高かったから負けた」と語ったことを併せて伝えた。採点への些かの不服はあったものの、中国代表の選手たちは総じて今回の負けを潔く認め、前向きに捉えており、すでに気持ちはこれから行われる個人総合や種目別、さらには4年後の東京五輪の団体に向かっているようだ。」
http://news.searchina.net/id/1616069?page=1
<日本企業のマーケティング礼賛記事。↓>
「・・・駆動之家はこのほど、日本にかわいいキャラクターが数多く存在する理由について経済活動の点から考察している。記事は、かわいいキャラクターは「消費者の心を動かす」のに大きく役立つと指摘し、喜びや悲しみといった感情を消費者に伝えるうえで効果的で、企業にとっては販売促進につなげやすいためと分析した。実際、日本のキャラクター文化はすでに巨大な産業となっていて、多くの企業が採用していることからも、大きな影響力があることがわかる。
この点、かわいい文化の歴史がある日本は、消費者に受け入れられるマスコットを作り、メッセージを上手に伝えるのに長けているといえるだろう。これは簡単にはまねできないようで、中国の企業も日本を真似てマスコットを作ってみるものの、既存のキャラクターの劣化バージョンか、微妙にかわいくないものばかりで、消費者の心を動かしているかは疑問だ。
記事は、日本文化に詳しい人物の見解として、日本では直接的な表現を避けたい場面にマスコットやキャラクター使われていると考察。例えば便秘や下痢用の薬の広告にかわいいキャラクターを使用することで、気まずい思いをさせずにメッセージを伝えることができるということのようだ。日本企業はかわいいキャラクターを使うことで社会にほっとできる空間を作り、販売促進につなげているという。」
http://news.searchina.net/id/1616074?page=1
<日本ソフト企業製品礼賛記事。↓>
「・・・日本のアニメ作品には非常に多くの「妖怪」が登場している。しかし、「日本の妖怪の約70%は中国が起源」という情報が中国で話題になり、なかには「中国の妖怪がなぜ、日本の稼ぎにつながるのか」と不満を口にするネットユーザーもいたようだ。
しかしこうしたネットユーザーの考え方に対して、中国メディアの捜狐は異議を唱えており、「結局、伝統文化を重視する姿勢が中国に足りないことに問題がある」と論じている。
記事は、「中国人は自国の優秀な伝統文化を小馬鹿にするが、自らが小馬鹿にした伝統文化を他国が発展させ、成功を収めた途端にパクりだと非難するのは、中国人の欠点である」と説明。さらに、この欠点は妖怪文化にも当てはまると主張し、具体的な事例の1つとして、「山海経などの古書を除いて、現代の中国には妖怪を取り扱った大全集のような書籍は存在しない」と指摘。一方、日本では故・水木しげる氏が半生近くを捧げて中国妖怪事典を編纂したと紹介した。
さらに記事は「日本は中国の妖怪を使い、権威があって非の打ちどころがないアニメを制作したが、中国は祖先が残した貴重な遺産を雷劇にしてしまった」と指摘、「日本が妖怪文化の伝承と発展のためにどれほどの努力を払ったかを考えて見るべきだ」と中国の読者に説き勧めた。
雷劇とは中国のネットスラングであり、「視聴者の目を引き付けるためにストーリーやセリフ、キャラクター作りを大げさに誇張したテレビ番組」を指し、誇張ばかりで中身のない内容という批判も含まれた意味合いだ。」
http://news.searchina.net/id/1615949?page=1
<日本ハード企業製品礼賛記事。↓>
「・・・捜狐は・・・ドイツ車との比較から日本車の特徴について紹介する記事を掲載した。そのなかで、ドイツ車と日本車について「国内の自動車ファンが最も関心のあることは、やはりしっかりしているかどうかだ」としたうえで、「はっきり言って、ドイツ車に比べたら日本車はしっかりしていない」と評している。
一方で、日本の自動車メーカーには「小・美・省・軽」という4文字の理念が存在することを紹介。それはわざと手を抜いたり材料を省いたりすることではなく「節約と美しさを旨とする日本の国民文化のもと、資源を最大点利用することをわきまえている」ことの現れであると説明し、この点においてドイツ人とは出発点が異なると解説した。
さらに、日本の自動車メーカーが持つ賞賛に値する点がもう1つあるとし、それが「弱者に対する配慮」であると説明。ニーズ自体は少ないにも関わらず、多くの車種に障害者向けの特別仕様が用意されており、車椅子ごと乗降ができたり、シートが車外に出せたりなどといった機能が付いているとした。そして、このような思いやりは「ドイツ車では見られず、国内の企業はなおのこと考えていないのだ」と論じた。
記事は最後に「今はみんな、なおも功利を急ぎ、いい加減なことを言って人を騙す状態に甘んじている。国外から学ばなければならない点は多く存在するのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1616072?page=1
<日本の公共企業礼賛記事。↓>
「・・・捜狐はこのほど、日本旅行中に鉄道を利用したという中国人旅行客の手記を掲載し、「日本の鉄道はハード面もソフト面もすばらしかった」と伝えている。
日本の鉄道を利用したという中国人はこれまで73カ国を旅行で訪れ、中国国内の有名観光地もほとんど行き尽くしたという旅行好きのようで、中国内外でさまざまな旅行サービスを体験してきたという人物だ。その中国人が絶賛する日本の鉄道サービスは、何がどのように優れていたのだろうか。
記事は、「日本を訪れ、日本人のサービスには深い感銘を受けた」と伝えつつ、その感銘を受けたというサービスには鉄道サービスも含まれると紹介。その一例として「海沿いを走る鉄道路線は利用客が車窓からの景色を楽しめるよう、窓が大きな作りとなっていたり、座席そのものが車窓に向いていたりする車両があった」と伝えた。
さらに、日本は鉄道網が非常に発達した国であり、外国人旅行向けの鉄道パスが存在することを紹介、「日本は外国人でも鉄道による旅行が楽しめる国だ」と指摘し、利用客本位で考えられたサービスを絶賛したうえで「日本がアジアの鉄道天国だという表現は決して誇張ではない」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1616071?page=1
<定番の、日本へ行け行けコール記事。↓>
「・・・時尚中国は6日、日本の6つの魅力について紹介する記事を掲載した。
1つ目は「一年中行く価値があること」だ。春は桜、夏は沖縄、秋は紅葉、冬は温泉と、四季折々の楽しみがあると紹介。季節ごとに違う顔を見せてくれる日本は非常に魅力的と言えるだろう。2つ目は、「食の天国」であることだ。これまでは、日本の食と言えば寿司や懐石料理だったが、ほかにもラーメンやどんぶりものといった庶民的な料理のレベルも高く、予算に合わせて日本の食を楽しめることが日本旅行の特徴だという。
3つ目は、原宿や青山などに「おしゃれなブランド」が集まっていること。アジアに大きな影響を与えているブランドが集結していることは、所得水準が向上し、ファッションに関心を持ち始めた中国人にとって魅力的なようだ。
4つ目は、日本の「アイドル」だ。AKB48やジャニーズのコンサートに行くのは、ファンにとって最高の旅行の思い出になるだろう。5つ目は「アニメの聖地訪問」。秋葉原はもとより、ジブリ作品の人気が高い中国では、三鷹の森ジブリ美術館も注目されており、湘南海岸は漫画「スラムダンク」の思い出でいっぱいだと言われている。6つ目は「ショッピング」で、以前と異なっているのは、高額商品から日用品へと爆買いの対象がシフトしていることだ。」
http://news.searchina.net/id/1616073?page=1
ムツカシイ話題だが、ヤワラカく扱ってる記事だと思わないか?↓
「・・・長江日報によれば、ネットユーザーたちから反発の声があがっている地図は、武漢市で日本式の串焼きを提供するレストランの店内に掲出されていた日本地図だ。「日本全土」という文字が書かれた地図には「尖閣諸島」という文字の隣に「石垣市」と記述があり、尖閣諸島が日本領土であることが示されていたという。
これに対し、長江日報の記者がレストランのスタッフに「釣魚島は中国領なのに、なぜ地図に尖閣諸島と書かれているのか」と問いただしたところ、同地図はレストランのオーナーである日本人が日本から持ってきたものだという回答があったと紹介。オーナーの日本人は当日、レストランにはいなかったという。
記事は、市政府の関係者の話として「釣魚島を尖閣諸島と表記した同地図は法に違反する存在」であると伝え、2016年1月1に施行された「地図管理条例」のもと、公安部門はレストランから地図を撤去するよう要求することが可能であると伝えた。
中国メディアの捜狐に掲載された同記事には、中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。そのほとんどすべてが尖閣諸島が石垣市に属すという表記に対する反発で、「オーナーの日本人は商売に来ているのか、それとも挑発に来ているのか」といった声が多く見られた。一方、「日本人は気概がある」というコメントも見られ、「中国の地図を日本で掲出している中国人がいったいどれだけいるだろうか」という疑問のコメントもあった。」
http://news.searchina.net/id/1616039?page=1
屋台メシのうまい世界23都市が紹介されている。
もちろん東京も入っているが・・。↓
http://edition.cnn.com/2016/08/08/foodanddrink/best-cities-street-food/index.html
うまくいってる黒人国が世界に一つもないことが、黒人に対する差別意識の解消を妨げているとする、黒人識者のコラムだ。↓
・・・no one will talk about the painful fact that most African and Caribbean nations have either failed or are about to collapse.・・・
http://foreignpolicy.com/2016/08/09/there-are-no-successful-black-nations-africa-diginty-racism-pan-africanism/?wp_login_redirect=0
ルーマニアの元国王の「王妃」の葬儀が「本国」で盛大に行われたとさ。
(元国王はまだスイスで存命なんだね。)↓
Romania mourns ‘Queen Anne’ with royal funeral・・・
https://www.theguardian.com/world/2016/aug/10/romania-mourns-queen-anne-with-royal-funeral
ボランティア活動は自分のメンタルヘルスにいいんだと。
(人間主義は、と言い換えてもいいだろうね。)↓
Why Volunteering is Good For Your Mental Health–Older people get the most benefit from helping others・・・
http://time.com/4443752/volunteering-mental-health/?xid=homepage
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太田述正コラム#8539(2016.8.10)
<一財務官僚の先の大戦観(その64)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x3065)
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