太田述正コラム#9076(2017.5.6)
<皆さんとディスカッション(続x3334)>
<太田>(ツイッターより)
連休の終わり近くの夜長に読むのにぴったりの2篇。
「「かぐや姫」に隠された恐怖の裏ストーリー 「竹取物語」は愛の物語なんかじゃない…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%ef%bd%a2%e3%81%8b%e3%81%90%e3%82%84%e5%a7%ab%ef%bd%a3%e3%81%ab%e9%9a%a0%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e6%81%90%e6%80%96%e3%81%ae%e8%a3%8f%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%bc-%ef%bd%a2%e7%ab%b9%e5%8f%96%e7%89%a9%e8%aa%9e%ef%bd%a3%e3%81%af%e6%84%9b%e3%81%ae%e7%89%a9%e8%aa%9e%e3%81%aa%e3%82%93%e3%81%8b%e3%81%98%e3%82%83%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBALfLM?ocid=iehp
←筆者の伊女性、唯者じゃない。
(https://courrier.jp/news/archives/51109/)。
今年の大河は最高傑作かも。(コラム#9074も参照。)→
【直虎】高橋一生は「風邪をひかない」 オファーが絶えない魅力の一つ…」
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/celebrity/%E3%80%90%E7%9B%B4%E8%99%8E%E3%80%91%E9%AB%98%6%A9%8B%E4%B8%80%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%A2%A8%E9%82%AA%E3%82%92%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%81%8C%E7%B5%B6%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%81%AE%E4%B8%80%E3%81%A4/ar-BBAIuCE#page=2
(高橋一生(いっせい)って子役出身なのね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%B8%80%E7%94%9F …)
これも滅法面白い。→
「おじさんはラストエンペラー「どう見ても変な人だった…」…おい<で日本に帰化した>画家が語った…<彼>は1950年、北京に生まれ…母は…ラストエンペラー愛新覚羅・溥儀の六番目の妹…父…は、中国の金王朝(1115-1234)の世宗の27代の直系子孫…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%81%8a%e3%81%98%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%af%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%80%8c%e3%81%a9%e3%81%86%e8%a6%8b%e3%81%a6%e3%82%82%e5%a4%89%e3%81%aa%e4%ba%ba%e3%81%a0%e3%81%a3%e3%81%9f%e2%80%a6%e3%80%8d-%e3%81%8a%e3%81%84%e3%81%ae%e7%94%bb%e5%ae%b6%e3%81%8c%e8%aa%9e%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%8c%e4%b8%8d%e6%80%9d%e8%ad%b0%e3%81%aa%e6%80%9d%e3%81%84%e5%87%ba%e3%80%8d/ar-BBANcRe?ocid=iehp#page=2
言うまでもなく、金も清も女真人の王朝であり、清の帝室一族は、結婚相手は女真人か蒙古人と決まっており、漢人ではありえなかった。
この画家、日本人としての姓は長白・・祖先が住んでいた長白山由来・・だという(上掲)が、子供はいるんかしらね。
<豊丘時竹>(2017.5.4)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20170504
–属国の恒久化–
太田述正コラムの受け売りである。
憲法九条に自衛隊を書き込むのは、属国を恒久化するものである。
たぶん太田さんはそう言っているのだと思う。
安倍晋三首相は次のように述べたという。(今朝の産経新聞による)
「[九条の]1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込むという考え方は国民的な議論に値するだろう」
現憲法の精神、それはすなわち属国の精神、は残しつつ自衛隊を使える、ここで使えるは使うことができるの意味である、そういうものにするのは、アメリカが自由に使えるようにする改正なのである。
どうもそんな憲法改正を目指しているようだ。
安倍首相自身で考え付いたのだろうか。
だれか黒幕が居るんじゃあないだろうか。
この改正はさせてはいけないと私も考える。
<通りすがりの理系>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫太田コラムに比肩するような・・・政治関係のブログ等<で>・・・誰かオススメとかあったら教えて欲しい。≪(LbqsB3PQ。コラム#9074)
山崎行太郎ブログ『毒蛇山荘日記』
http://yamazakikoutarou.hateblo.jp/
でも如何?
小保方晴子によるSTAP細胞論文をめぐる騒動では、トーマス・クーンの『科学革命の構造』を論拠とながら、一貫して小保方を擁護しているテツガクシャさんだそーです。
いかにもTHE・文系脳って感じですw。
<9am/WYPg>(同上)
山崎行太郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E8%A1%8C%E5%A4%AA%E9%83%8E
理解不能です。
<山本>
「野望の王国」は40年前の作品だが原作者の雁屋哲氏が未だに東大法学部を筆舌に尽くし難いまでの過剰評価していて笑った。
逆にとると東大法学部が正しい知識と教養を身につければ政治経済はうまくいくと考える「ハーヴェイロードの前提」
< https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E5%89%8D%E6%8F%90 >
の信者。
http://kariyatetsu.com/blog/718.php
http://amzn.to/2pfPnur
<太田>
今回のは明快な内容の投稿でしたねえ。
(私自身の東大法学部批判はここでは繰り返さない。)
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
川久保玲って大変な世界的名士なのね。↓
Rei Kawakubo interview: ‘Contemporary culture does not allow for nuance・・・https://www.theguardian.com/fashion/2017/may/05/rei-kawabuko-fashion-met-gala-interview
文化面での日本人の世界的名士は、女性は川久保玲、男性は村上春樹ってカンジだが、その村上春樹の短編集『女のいない男たち』の英訳本の出版・・他の外国語への翻訳本
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1
に比し随分遅れたなという印象・・に伴い、客観的書評がいくつか出ている。↓
https://www.washingtonpost.com/entertainment/books/men-without-women-a-new-story-collection-by-haruki-murakami/2017/05/05/c7238abc-30e6-11e7-8674-437ddb6e813e_story.html?utm_term=.c426d56ced82
<村上、ヘミングウェイの同名の短篇集が念頭にあるのね。↓>
・・・A quiet panic afflicts the male characters in Hemingway’s 1927 collection Men Without Women, that touchstone in the development of both Hemingwayism and the short story. Men should never put themselves in the position where they can lose someone, a bereaved Italian soldier warns Hemingway’s long-running protagonist Nick Adams: instead, a man “should find things he cannot lose”. Ninety years later, Haruki Murakami’s men without women have come to the same conclusion, polishing it into a postmodern lifestyle.・・・
<収録各短編の男性主人公達って、なんとなく光源氏を思い出すなあ。光源氏は女を失い続けたわけだし、友人らしい人物って頭中将以外にはいなかった上、この友人、競争相手でもあったもんなあ。
http://www.asahi-net.or.jp/~tu3s-uehr/kisoen-21.htm ↓>
Murakami Man, we begin to see, has no friends because, in the pursuit of convenience and emotional self-protection, in proofing himself against grief, he chose distance. He chose loneliness long before he experienced loss. As a result, he is unable to take advantage of the predictable life he has been at such pains to organise. If he fails to connect with others, he fails, equally, to connect with himself.・・・
https://www.theguardian.com/books/2017/may/05/men-without-women-by-haruki-murakami-review
さすが台湾。↓
「・・・1日に台湾の調査サイトが発表した「憧れの母親」ランキングでは、上位5人がすべて「日本人」となった。台湾メディア・東森新聞雲が・・・報じた。
・・・1位に選ばれたのは「ちびまる子ちゃん」のお母さんだった。記事は「まるちゃんのお母さんは口うるさいが温かみがあり、ミスを犯したときには娘にちゃんと謝る。視聴者にささやかな幸せを与えてくれる」と評している。
2位に入ったのは、80年代に一世を風靡した「朝ドラ」の主人公・おしんだ。日本ではもはや知らない世代も多いであろう「おしん」が、今もなお台湾で「憧れの母親」として名前が出てくるというのは何とも不思議だ。記事は「種々の困難を乗り越え、苦境のなかで家を支える姿は、苦しみながらも子どもを育てる母親の代表である」とした。
3位は「名探偵コナン」の主人公・工藤新一の母親、工藤有希子。「登場回数は少ないが、開明で自由な教育方式、そして、美貌は多くの人の憧れだ」とのことである。
4位は「あたしンち」のお母さん。「明るく愛らしい個性に、強い温かみを感じる」とのことで、「あたしンち」の台湾での人気ぶりを感じさせる順位だ。
そして5位に入ったのは、「クレヨンしんちゃん」の野原みさえ。「しんのすけといつも言い合う様子や、ちょっとセコい性格が、みんなを大笑いさせてくれる」と評価している。以前は上位の常連だったようだが、今回はトップの座を「まるちゃんのお母さん」に譲り、順位を落とした・・・。」
http://news.searchina.net/id/1635124?page=1
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。
<人民網から。
人民網、もはや突き抜けちゃって、日本の(真正保守の)新聞みたいになっちゃった。 その社会面。↓>
「子供の声を「騒音」と見る無縁社会の日本・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0505/c94473-9211701.html
<その芸能面。↓>
「亀梨和也と山下智久が期間限定ユニット「亀と山P」結成・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0504/c94473-9210931.html
<今度はサーチナから。
人民網記者、私の「バカンス紀行」を読んだんかしら?↓>
「・・・今日頭条は・・・患者の入院時における環境は「中国は日本に完敗」であるとし・・・ている。
記事は、日本では病気で入院するとしても、「家族の看病は基本的に不要」なほど、看護師がしっかりと看病してくれると紹介。家族が病院にいなければならないのは手術の時くらいだとし、それ以外は看護師が責任を持って対応してくれるので安心だと指摘した。
さらに、ベッドのそばには看護師を呼ぶボタンがあり、24時間対応してくれるとしたほか、各ベットには金庫やテレビ、冷蔵庫まであると指摘。さらには食事も病院が提供してくれると伝えたほか、ベッドは背もたれの角度などを自由に調節できると驚きを示し、日本の病院は患者に対する気配りと気遣いがあると称賛したうえで、もし中国人が日本の至れり尽くせりの看護を体験すれば、「バカンスに来たと勘違いしてしまうかもしれない」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1635088?page=1
<時々取り上げられる話題ではあるが・・。↓>
「・・・今日頭条は・・・日本の紙幣である日本銀行券に偽札がほぼ存在しない理由について考察する記事を掲載した。
記事は、日本は「先進国のなかで唯一と言って良いほど、偽札が流通していない国だ」と指摘。・・・
日本銀行券の偽札がほぼ存在せず、日本国内で流通していない背景について、「日本銀行券は偽造が非常に難しいうえに、日本人にとって偽造することはあまりにも割りに合わないから」であると主張。日本は信頼や信用を重視する国であり、仮に偽造に手を染めて、それが発覚した場合は信用を著しく失うことになるためだと指摘した。
さらに、日本銀行券の偽造は「紙質、インク、印刷のどれをとっても本物そっくりに作るのは非常に難しいとされている」と指摘。日本銀行券は特殊な技術で作られているため、世界で最も偽造が困難な紙幣の1つとされていると伝え、仮に偽造しようとしても1枚あたりのコストが高くつくため、やはり割りに合わないのだと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1635121?page=1
<これもそう。↓>
「・・・今日頭条は・・・東京のタクシーが中国などに比べて高額である理由について説明する記事を掲載した。記事は「やはり主に維持費が高くなることがある」としたうえで、タクシーの経営には人件費、燃料代、車両価格、保険代、車検代、メンテナンス代、税金などが含まれると説明した。
そして、タクシー車両は一般の乗用車に比べて年間走行距離が10倍余りになるほか、3カ月に1回の法定点検と毎年の車検が義務付けられていると紹介。さらにタクシー会社は消耗品の交換を頻繁に行うよりも新車の導入を選ぶためにコストが上昇し、運賃もこれに伴って高くなるとした。
記事はまた、日本のタクシー業界では人件費の割合が7割以上になっていること、運賃を随意に大きく引き下げられない仕組みになっていることを説明。仮に運賃を引き下げた場合ドライバーの給料に最も直接的に影響するため、ドライバーのモチベーションを下げ、サービスの質や安全性が低下するリスクもあると伝えた。
そして、「日本のタクシー運賃が高いのは、主に安全に対する配慮からだ。これには納得せざるを得ない。何よりも安全が、人びとを安心させることになるのだから」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1635122?page=1
<そう簡単には入谷の鬼子母神だわさ。↓>
「・・・今日頭条は・・・「メイド・イン・ジャパンはもはや日本人が作った物と同義ではない」とする記事を掲載した。
・・・記事は、「メイド・イン・ジャパン」がいつしか「良心的な品質」、「職人気質」を代表するようになり、日本人の品質に対する厳しさが世界的に有名になったと紹介。しかしその一方で、少子高齢化に伴う人手不足により、日本の製造業は外国人労働者の力に大きく依存しているとした。
そして、九州にある日本が誇る高級車・レクサスの工場では多くの外国人が技能実習生として組み立て作業に参加していると説明。さらに、設計部門のメンバーの一部も外国人であるとし、工場の責任者が「外国人の支えがあってこそ、日本車は世界各地に輸出できる」と語ったことを伝えた。
さらに、別の業界でも外国人は徐々に戦力の柱となりつつあり、居酒屋で外国人を正式なスタッフとして育成する動きがあること、絹織物、化粧品、電化製品などの産業でも外国人の採用が進んでいると紹介。「言い換えれば、未来の『メイド・イン・ジャパン』は単に生産地や生産地の品質基準を示すものになり、日本人が作ったことを示さなくなる。中国人やベトナム人が日本で製造する可能性が高くなるのだ」と論じた。
記事は「これは、日本人のみならず、中国人だって優れた商品を作り出せることを説明するものだ。日本の製造業界の精神や魂を学び取れば、中国の製造業も一気に追い越すことができるようになるのだ」と締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1635123?page=1
こういう、ターミナルケアに携わっている人の話を聴くと粛然とした思いにさせられるねえ。↓
What Goes Through Dying People’s Minds, According to an End-of-life Counselor
What do dying people regret? And what do they want to know?・・・
http://www.haaretz.com/science-and-health/.premium-1.784592
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一人題名のない音楽会です。
秋元順子(注)を取り上げたことがなかったので、連休続きでもある、本土曜日、通常と臨時の両方の一人題名のない音楽会を兼ねて、彼女の大人の歌唱をお送りします。
(注)1947年~。花屋の主婦だったが、2004年にデビュー。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%85%83%E9%A0%86%E5%AD%90
枯れない花 作詞:秋元康 作曲:鈴木キサブロー
https://www.youtube.com/watch?v=6uVdR2QzJa0
夕なぎ ~私の時間~ 作詞:ちあき哲也 作曲:花岡優平
https://www.youtube.com/watch?v=DviletBd86U
幻 作詞:長平俊一 作曲:花岡優平
https://www.youtube.com/watch?v=xp03fJVZJyE
あまり突然だから 作詞:サム クラート 作曲:都倉俊一
https://www.youtube.com/watch?v=-tpzf_xiGSI
愛のままで 作詞・作曲:花岡優平
https://www.youtube.com/watch?v=N-rVJ8vZDfo
ワインレッドの心(1983年)(研ナオコの歌唱も収録) 作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二 安全地帯 のカバー
https://www.youtube.com/watch?v=KG8ZKNf2wwY
愛鍵(2016年) 作詞・作曲:まふまふもろもろ 天月-あまつき のカバー
https://www.youtube.com/watch?v=3T-TDE3WIEY
Da Troppo Tempo (愛遥かに。カンツォーネ) (1973年) 日本語詞:直村慶子 作詞;L.Albertelli 作曲;G.Colonnello Milva のカバー
https://www.youtube.com/watch?v=-RmI7WdQ2uA
Foi Ontem (秘恋=Secret Love。ファド)(1958年) 日本語詞:吉田旺 作詞作曲:Julio de Sousa Amalia Rodrigues、及び、ちあきなおみ(コラム#4389) のカバー
https://www.youtube.com/watch?v=t8zIhuiMyso
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太田述正コラム#9077(2017.5.6)
<下川耿史『エロティック日本史』を読む(その29)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x3334)
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