太田述正コラム#8931(2017.2.22)
<映画評論49:ザ・コンサルタント(その2)>(2017.6.8公開)
3 参照した映画評
 パンフレット(C)は、既述した点を除けば、参照するほどの記述がなかったのですが、以下の映画評群・・米英で主要新聞を含め多数出ていることがお分かりいただけると思います・・を参照し、Xを付けたもの以外から参照に値する諸記述を得ました。
一:http://uproxx.com/filmdrunk/accountant-movie-review/2/
(1月28日アクセス)
二:http://time.com/4529425/the-accountant-ben-affleck-review-2/ X
(2月17日アクセス(以下同じ))
三:http://www.theglobeandmail.com/arts/film/film-reviews/the-accoutant-is-a-pulpy-peculiar-and-half-camp-thriller/article32352222/
四:http://www.latimes.com/entertainment/movies/la-et-mn-accountant-affleck-review-20161008-snap-story.html
五:http://www.philly.com/philly/entertainment/movies/20161014__The_Accountant___Ben_Affleck_charms_in_ludicrous_but_fun_math-savant-martial-arts_actioner.html
六:http://www.usatoday.com/story/life/movies/2016/10/12/review-the-accountant-movie/91908704/?siteID=je6NUbpObpQ-1SnWrybaapA0M8eHdfce_A X
七:https://www.washingtonpost.com/goingoutguide/movies/in-the-accountant-ben-affleck-is-part-a-beautiful-mind-part-batman/2016/10/13/a5cd8bd2-8f11-11e6-9c85-ac42097b8cc0_story.html?utm_term=.306438b17416
八:http://www.bostonglobe.com/arts/movies/2016/10/12/certified-public-assassin/NhMC37xHqZiFjjw8actQoO/story.html
九:http://www.chicagotribune.com/entertainment/movies/sc-accountant-mov-rev-1012-20161012-column.html X
十:http://www.sfgate.com/movies/article/The-Accountant-has-a-good-first-hour-9967106.php
十一:http://www.csmonitor.com/The-Culture/Movies/2016/1014/The-Accountant-has-confusing-twists X
十二:http://www.telegraph.co.uk/films/0/the-accountant-review-ben-afflecks-budget-bruce-wayne-doesnt-add/ X
十三:https://www.theguardian.com/film/2016/oct/12/the-accountant-movie-review-ben-affleck-autism-thriller
十四:https://www.nytimes.com/2016/10/14/movies/review-in-the-accountant-a-savant-with-daddy-issues-has-a-dark-secret.html?_r=0 X
4 称賛
 早くも続編を期待する声が出ています。↓
 「この類のものをもう何本か喜んで観たいものだ。これは、2016年で、1マイルほど後続を引き離したダントツのスーパーヒーロー映画だ。」(一)
 「実に面白かったので、ワーナーブラザーズがシリーズものにしてくれたらいいんだが・・。」(四)
 面白いことは面白いんだけど、なんで面白いんだか分からない、という率直な声もあります。↓
 「この映画は、前提がばかげていて極めてイカレている。よくまあ企画会議を通ったもんだ。ところが、私自身は大変楽しんで観たときている。自分のアタマが確かか調べてもらわなくっちゃ。」(五)
 「これは出来のいい映画ではないが、これを観て何時間かをつぶすのも悪くはない。・・・<いや、>観るべきだ。」(八)
 訳の分からない理由でこの映画を称賛している評論子もいます。↓
 「ハリウッド映画で、オリジナルな、つまりは、ベストセラー小説ないし伝記、もしくは見出しがでっかいニュース的出来事、に拠ったものではない、大人向けドラマを作り出した、というのは極めて珍しいことだ。この映画は、このことだけでも高く評価されるべきだ。」(七)
 スーパーヒーローものなんてこんなもんであって、その中で出来は悪い方じゃない、との声も。↓
 「イカれてるだって? この映画の主人公のような人物ばかりであってそうじゃないケースは例外的であるところの、これまで山のようなスーパーヒーローものの映画群を非難しろってんだ。・・・全体としては、これは、余りにも心許ない前提の上に構築されたアクションの諸定番(cliches)のハチャメチャ(MESS)ものなのであり、観客を憤慨させるか笑わせるか、どっちかだ。で、私にとっては後者だった。私は、この映画を大いに楽しんだ、ということを認めることに吝かじゃない。」(五)
(続く)