太田述正コラム#9176(2017.6.25)
<皆さんとディスカッション(続x3384)>
<太田>(ツイッターより)
 土のエルドアン政権、高校の教科書から進化論の記述をなくすことを決定。
http://edition.cnn.com/2017/06/23/middleeast/turkey-to-stop-teaching-evolution/index.html
 同様、サウディアラビア等からのカタールの土軍事基地閉鎖要求を拒否し、兵力増強を表明。
http://www.reuters.com/article/us-gulf-qatar-turkey-minister-idUSKBN19E0OL?il=0
 とめどないアナクロニズムだねえ。
<太田>
 関連記事だ。
 トルコでは、LGBTに対する弾圧も復活して久しい。↓
 Turkish authorities have announced they will not allow a march for gay, lesbian and trans rights to take place Sunday.・・・
 The 2014 Pride March in Istanbul attracted up to 100,000 people, one of largest gatherings celebrating LGBTI rights and diversity in the Muslim world. Authorities have not allowed Pride march since.
http://time.com/4831732/turkey-bans-gay-pride-march-istanbul/?xid=homepage
<太田>(ツイッターより)
 日本の主要メディアは中共の四川省での、地滑りによる、死者行方不明100名超の大災害を、英米主要メディア
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-40390642
https://www.theguardian.com/world/2017/jun/24/china-landslide-sichuan-province-xinmo-people-feared-buried
と違って碌に報じていないが、おかしいだろー。
 日本は隣国たる人間主義国じゃなかったん?
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 藤井四段小特集から。↓
 「【超解説】14歳の藤井聡太四段と桐山少年、どっちが強い? プロ棋士の恐るべき能力・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=3VDVX1Se-qs
 「藤井四段、あす対局 注目10代対決、単独1位29連勝かけ・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170625/ddm/041/040/113000c
 次いで、海老蔵/麻央小特集です。↓
 <これも「匠の精神」なんだろうが・・。↓>
 「「やらなくてはいけないこと」…市川海老蔵、350年続く名門成田屋を担う重責・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/13246752/
 <死は誰も避けられない+夫婦なんて所詮他人、ではあるが・・。↓>
 「海老蔵 麻央さんいない喪失感「涙で台本が見られない、覚えられない」・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170625-00000085-spnannex-ent
 おめでとう!↓
 「「第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」のバイオリン部門の本選が24日、カザフスタンの首都アスタナで開かれ、東京都千代田区立九段中等教育学校3年の河井勇人(ゆうじん)さん(14)が第1位となった。・・・
 22日にはチェロ部門で北村陽さんが第1位を得たばかり。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170625/ddm/041/040/110000c
 一人題名のない音楽会でこの曲を取り上げるつもりはないけど、なつかしー。↓
 「(もういちど流行歌)「ダンシング・ヒーロー」荻野目洋子 夏祭りからユーロビートへ・・・」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12999267.html?rm=292
 そりゃ、どこの世界にもあることだよ。
 だけど、「省庁間の序列」が「省庁間の政治力・企画力の序列」になっちゃってるのはなんとかしなきゃいけない、というのが私の考え。
 だからこそ、キャリア配分の省庁間均等化、を提唱してる次第。↓
 「・・・凡人から見れば、東大生は何でも同じに見えるが、文1~3・理1~3(または学部)の中で序列があり、浪人より現役、地方県立より開成などの私立というように、こと細かな序列がある。
 就職後も、民間企業より官僚、同じ官僚でも省庁間の序列、同じ省庁でもポストや出世コースによる序列、うんぬんかんぬん、同じ東大卒なのに、ものすごく細かなカースト制の中で、一部の人は生きている(そうでない人もたくさんいる)。」
http://blogos.com/article/230842/
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「劇団四季ミュージカル「人間になりたがった猫」中国語版が初演・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0624/c94473-9232834.html
 (参考:「人間になりたがった猫」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%8C%AB )
 <使いまわし記事だが・・。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国の自動車メーカーや部品メーカーはトランスミッションを自主開発するだけの技術力を持たないと伝え、日本メーカーのトランスミッションが中国車を支えていると指摘する記事を掲載した。
 記事は、世界中を見渡してみても優れたトランスミッションを開発できる企業は日本やドイツなどに数えるほどしかないとし、世界の自動車市場でトランスミッションはごく少数の企業による寡占状態にあると紹介。特にATトランスミッションについては「中国メーカーは車を作るにあたって、少数の売り手のなかから選んで調達している」とし、自前でATトランスミッションを生産できる企業は中国にはないのが現状と論じた。
 続けて、中国メーカーが自前でATトランスミッションを生産できないのは、生産するための精度の高い設備がないうえ、トランスミッションに使用する金属の加工技術もないためだと指摘。中国自動車市場は外資メーカーに市場の多くを奪われているのが現状だが、優れたトランスミッションを自前で生産できないことも、中国の自動車メーカーの発展におけるボトルネックとなっていると主張した。」
http://news.searchina.net/id/1638446?page=1
 <日本人が支那のモノを取り入れれば鼻が高いらしい。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本のファッション誌や街中で撮影された写真、さらには日本で販売されている商品について、「中国的要素をファッションとして捉える動きが広まっている」と嬉々として伝えている。
 記事は、映画「キョンシー」に登場する黄色いお札を貼り付けたベースボールキャップや、チャイナドレスの上着部分をアレンジしたようなデザインのジャケット、さらに漢服をアレンジしたジャケットなどを「日本人が流行の一部として着用している」と紹介。こうしたファッションはチャイナ風コーデなどと呼ばれていることを伝えた。
 <以下、サーチナによる付言だが、例外的に紹介する。↓>
 一方、中国では日常生活でチャイナドレスや漢服のような衣装を身につけている人は皆無であり、日本と同じように洋服が一般的となっている。チャイナドレスはもともと中国の人口の大半を占める漢民族の衣装ではないうえ、現代の中国ではレストランなどの店員が着用しているのを見かけるくらいだ。
 そのため、中国人としては日本人のチャイナ風コーデに何らかの違和感を感じるようだが、それでも中国的要素を取り入れた日本のファッションは嬉しいことのようで、記事は「日本の若者の中国に対する知識は漫画やアニメを通じて得たものが一般的」であり、中国に対する知識に偏りがあるのも仕方がないことと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1638447?page=1
 <日中間でビザなし交流ができる時代が早く来ればいいね。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本のビザ取得がこんなに楽になっているとは知らなかった」とする記事を掲載した。
 記事は「日本のビザはこれまで『お高く冷たい』印象だった。高い収入と各種カードの所持が求められ、さらには滞在先の制限まであった。しかし、今の日本のビザは言われているような現実離れしたものではなくなっている」とし、中国人観光客向けに発給されている1次ビザ、3年マルチビザ、5年マルチビザについて紹介した。
 1次ビザではゴールドクラス以上の国際クレジットカードを持っていれば、収入要件なしで直接申請することができるようになったと説明。有効期間3年のマルチビザでは年収10万元(約160万円)以上だと沖縄や東北などの地域限定で、20万円以上(約330万円)だと目的地制限なしで取得が可能だとしている。また、5年のマルチビザは50万元(約810万円)以上の年収証明が必要だが、給料以外にボーナスや不動産収入、株式投資収入などの収入も合算可能であると伝えている。
 「この通り、日本のビザ取得は言われているほど複雑ではなく、ちゃんと準備すればそのハードルは決して高くないのである」と結んだ記事に対して、中国のネットユーザーからは「台湾人は日本にノービザで入れるぞ」、「日本人は中国にノービザで来られるじゃないか」との厳しい一言が」
http://news.searchina.net/id/1638444?page=1
 <日本の八重歯文化まで中共人民達は継受しつつあるのね。ちなみに、私は、八重歯は嫌い。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本人は不思議な民族であり、日本には不思議で複雑かつ、中国人にとっては難解な文化が数多くあると主張し、中国人から見た「難解な日本の文化」について紹介している。
 まず記事は、豪華な内装のトイレや様々な機能のついて温水洗浄便座など、日本人はトイレに対して情熱を傾けているとしながらも、「中国人にはなかなか理解できない」と主張。日本人にとってトイレはリラックスしたり、読書したりと、用を足すだけの空間ではないことを紹介した。
 確かに中国のトイレを見れば、中国人がトイレを清潔に保とう、あるいは便利な空間にしようという情熱を持っていないことがわかるが、何もしなければ不潔な空間になってしまうからこそ、日本人は意識してトイレを清潔かつ便利な空間にしようとしているのではないだろうか。
 続いて、ラーメンや蕎麦などの麺料理を「音を出してすすって食べること」も、中国人にとっては理解不能と指摘。欧米では食事の際にすする音を出すことはマナー違反とされるが、それは中国でも同様であるため、行儀やマナーに気を使う日本人が麺料理をすすって食べることが難解のようだ。
 また、日本では「八重歯」が可愛いとされることも、多くの中国人にとっては不思議だと紹介。だが、近年は日本の影響を受け、中国でも八重歯は「可愛いもの」として認識されるようになってきていると指摘したが、それでも大多数の中国人にとっては「歯並びが悪い」と映りがちであることを紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1638445?page=1
 <それにしても、高速鉄道では、余りにも見事に師範の日本に「恩返し」してくれたもんだ。↓>
 「・・・黄河新聞網・・・ 記事はまず、クアラルンプールとシンガポール高速鉄道計画では、日本が受注に自信を見せていると紹介。シンガポールの日本大使館によれば。日本が優位な点は「質の高さ」だという。新幹線の50年に及ぶ無事故運転、車体の揺れの小ささ、エネルギー効率の良さはすべて質の高さを証明している。しかし記事は、新幹線の優位性を認めつつも、「相手が悪い。相手は中国だから」と強気を見せた。
 では中国は自国の高速鉄道のどのような点に自信を持っているのだろうか。記事は、2016年7月に行われたという試験運転を紹介。鄭徐高速鉄道(河南省鄭州-江蘇省徐州)の路線において、牽引から制動、ネットワーク制御システムまで、全面的な自主化を成し遂げ、運転実験に成功したという。これは、世界各国のあらゆるニーズにこたえられる能力があることを示すものと主張した。
 実際、インドネシアの高速鉄道計画では「日本を負かして」受注を勝ち取ったと主張したほか、南米大陸横断の両洋鉄道、モスクワーカザン高速鉄度計画、中国ーラオス高速鉄道計画、ハンガリーーセルビア鉄道のハンガリー区間など重要な計画で受注に成功してきたことは、中国の高速鉄道技術が世界に認められ信頼を得てきたことの証拠であると主張、自画自賛を展開した。
 記事は、この計画において強敵日本を破って受注を獲得し、世界に中国の創造する高速鉄道の奇跡を見せてくれると信じていると締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1638448?page=1
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<太田>
 下掲を「発見」して、早速、ソフトをダウンロードして聴いてみた。
 なかなかのものなので、本日、ピアノ室でも聴いてみたい。
 なお、このソフト、デフォルトでは、ハイレゾモードになっていないことにご注意。
 しばらく聴いていて、おかしいと思って気付いた。↓
 「ベートーヴェン、チャイコフスキー、モーツァルトなどの華やかな名曲が毎月ラインナップされた4~6月の特別公演シリーズ「明電舎創業120周年記念|N響 午後のクラシック」。3回シリーズのコンサートを、DSD 5.6MHzとPCM 96kHz/24bit<(ハイレゾ)>でトオンデマンド配信いたします。・・・「PrimeSeat」というプレイヤーソフト<でお聴きください。>」
http://gate.primeseat.net/ja/nhkso_afc.html?utm_source=gdn&utm_campaign=primeseat&utm_medium=cpc
 その後、下掲も発見。
 来週土曜夜が楽しみだ。↓
 「毎週土曜日の20時からお届けする、ベルリン・フィルの定期演奏会をハイレゾ音源(PCM48kHz/24bit)で聴くことができる番組です。」
https://primeseat.net/ja/programs/radio/berlin_phil_hour/?utm_source=gdn&utm_campaign=primeseat&utm_medium=cpc
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太田述正コラム#9177(2017.6.25)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その18)>
→非公開