太田述正コラム#9194(2017.7.4)
<皆さんとディスカッション(続x3393)>
<太田>(ツイッターより)
 「…初当選、都民フ・荒木さん「都議選日記」…」
https://mainichi.jp/articles/20170703/dde/012/010/005000c
 「都議会議員選挙の結果から、各メディアで一番信頼性が高いのはどこからを逆引きしてみた…」
http://blogos.com/article/232389/
 まことに平和な日本でんなー。
 戦い済んで日が暮れて。
<豊丘時竹>(2017.7.3)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20170703
■自民党大敗北 00:20
 都議選は自民党の大敗北に終わった。半端な憲法改正がいけなかったのだと私は考えている。
 せめて9条第二項を取り去るぐらいのことを言ってくれ。・・・
■太田述正さんの予見通り 00:54
 予想とは言ってないが、ほとんど予言だったと思う。・・・
■党首を変えるしかあるまい 09:06・・・
<太田>(ツイッターより)
 「政権幹部の責任論を回避 首相に飛び火恐れ…」
http://digital.asahi.com/articles/ASK7376BHK73UTFK00J.html?iref=comtop_8_01
 「安倍自民、大敗で狂う「総裁3選」「20年改憲」…」
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20170703_179031/?p=2
 「安倍首相–改憲行程変えず…」
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170704/k00/00m/010/119000c
 自民党全体が都議会自民党並に劣化してることが判明。「野田佳彦幹事長は…続投する意向を表明。蓮舫氏について<も>…辞任は不要と…」
http://digital.asahi.com/articles/ASK734D1YK73UTFK00H.html?iref=comtop_8_02
 どうやら、僕、野田前首相の狙いを読み間違ってたらしい。
 狙いは一貫して民主(民進)と自民の抱き合い心中か。
<太田>
 関連記事だ。↓
 <ニヤニヤ。↓>
 「自公が関係修復に躍起 国政に影響懸念も・・・」
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170704/k00/00m/010/090000c
 <天下泰平。↓>
 「「麻生派」発足 麻生・山東両派などが「志公会」・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170704/k00/00m/010/074000c
 <大袈裟な。↓>
 「愛知県の大村秀章知事は3日の定例記者会見で、東京都議選での自民党惨敗に触れ、安倍政権のおごりを非難した。その例として、4年前に当時の新藤義孝総務相から威圧的な電話を受けたことを明らかにした。・・・」
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170704/k00/00m/040/100000c
 それでは、その他の記事の紹介です。
 残念。↓
 「・・・金子政務官は、公用車利用をやめて、議員宿舎から職場までの1キロをベビーカーに乗せて歩くことにした・・・」
http://blogos.com/article/232452/
 日本人のロボット・フェチぶりを紹介。↓
 The weird and wonderful world of Japanese robots・・・
http://edition.cnn.com/2017/06/13/tech/japanese-robots-timeline/index.html
 イマイチ、事態がよく飲み込めない。↓
 「文科省調査–研究費途絶「リスク増」 少額種目にシフト・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170704/k00/00m/040/096000c
 やっぱ、プロレスが最強?↓
 「白鵬、原沢ぶん投げた…柔道リオ五輪銀・・・」
https://mainichi.jp/articles/20170704/spn/00m/050/013000c
 本日は米独立宣言日だが、ワシントンポストが愚コラムを3本も載せている。↓
 <トランプが人権放棄をしてるのは建国の諸原則否定だとさ。(トランプはエライだ。(太田))↓>
 Donald Trump’s abandonment of human rights is a repudiation of the country’s founding principles.・・・
 <米国は、他の諸大国に比し、より寛大でより自利的でなかったとさ。(それを言っちゃあおしまいよ。(太田))↓>
 ・・・on the whole, the United States has been more generous and less self-interested than any other great power・・・
 <なのに、トランプは裁判なしで7000人超を殺したドゥテルテを褒めた、と。(米国と違って、何の意味もなく一般住民を殺しまくってきたワケじゃないんだから、トランプは正しいだ。(太田))↓>
 Yet now the very foundations of American foreign policy are being undermined by President Donald Trump・・・
 Trump has told Rodrigo Duterte of the Philippines, who has killed at least 7,000 people without benefit of trial, that he is doing an “unbelievable job on the drug problem,”・・・
 <自分に反対する者を殺してきたプーチンを批判しないとの声に対し、トランプは、自国を顧みてモノを言え、と反論。(トランプはすんばらしーだ。(太田))↓>
  When asked to condemn Vladimir Putin’s murders of dissidents, Trump refused to do so, saying, “What, you think our country’s so innocent?”・・・
http://foreignpolicy.com/2017/07/03/we-didnt-kick-britains-ass-to-be-this-kind-of-country/
 <米国は尋常ならざる国だとさ。(筆者とは逆の意味でね・・。(太田))↓>
 America isn’t a normal country・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/america-isnt-a-normal-country/2017/07/03/5e6b82a0-6024-11e7-a4f7-af34fc1d9d39_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-a%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.e0062ff275df
 <トランプみたいな米国人はいなかった。(ウソつけ。トランプこそ米国人の理念型だわさ。(太田))↓>
 ・・・Donald Trump is a true aberration. There is no figure like him in U.S. history, for which we should be thankful.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/our-fakehero-president-is-an-insult-to-our-founders/2017/07/03/c0bc0402-6024-11e7-a4f7-af34fc1d9d39_story.html?hpid=hp_no-name_opinion-card-b%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.1feeed262bee
 信じられないことに、NYタイムスの方は「まともな」コラムを載せた。↓
 <ウィルソンはKKKを復活させ、連邦政府に初めて黒人隔離制を導入した。↓>
 ・・・Paint a vivid picture of Woodrow Wilson as the great progressive precursor to Franklin Delano Roosevelt, the president whose dream of a League of Nations was destroyed by a narrow-minded vindictive senator from Massachusetts. (The Oscar-winning 1944 film “Wilson” should work well here.) Don’t tell the boy the real story of Wilson’s egotism and intransigence. It would spoil the way the narrative culminates a quarter century later in the United Nations. And never, never let on that Wilson endorsed D.W. Griffith’s “The Birth of a Nation” with a White House screening that personally invited the defunct Ku Klux Klan back into American life. Don’t remind him that Wilson resegregated the federal Civil Service — the only domain in which African-Americans hadn’t been forced to abide by “separate and equal.”
 <フランクリン・ローズベルトは、ニューディール法たる社会保障法とワグナー法(労働法)の保護を黒人は受けられないような姑息な措置を講じた。↓>
 While you’re at it, when raising F.D.R. to demigod status (“Sunrise at Campobello,” 1960, is a start), be silent about how his administration excluded African-Americans from the two most important progressive victories of the New Deal — Social Security and the Wagner Act, the latter of which protected unionization from strikebreakers. It wasn’t hard, once the Dixiecrat senators in Roosevelt’s coalition showed him how: just drop “domestics” and “farm labor” from the coverage of the two laws, as 60 percent of these workers were black, more like 95 percent in the South. “ Domestics” were excluded from Social Security for the next 20 years. Along with agricultural workers, they’re still excluded from the (now toothless) Wagner Act that used to protect union rights.
 <第二次世界大戦の時も黒人の軍での活躍が目に見えないようにした。↓>
Remember also to hide the tricks used to keep black soldiers out of World War II. Do not tell him that the convoy system used to supply United States forces in Europe, dramatized in the postwar movie “Red Ball Express,” with a mainly white cast and a cameo by Sidney Poitier, was roughly 75 percent African-American.
 <ウォレン長官の下の米最高裁が人種隔離を否定したことになってるが、単に漸進的に否定すりゃいいことにしただけ・・現にまだ残っている!・・だし、同じこの最高裁が、日本人強制収容所入りを合憲と判断した。↓>
 Trumpet to the child the Warren Court’s overthrow of “separate but equal” in 1954. But don’t mention that this was the same Earl Warren who demanded the Supreme Court endorse concentration camps for Japanese-American citizens in the Korematsu decision of 1944, never overturned to this day. As your patriot grows to adulthood he will read about how, the very next year after Brown v. Board of Education (1954), the same court let Southern state governments off the hook with the requirement that desegregation be completed “with all deliberate speed.” He will find that 20 years after Brown, school segregation was even worse.・・・
 <もとより、他国も脛に傷だらけだが。(ここまではよかったのに、これを言っちゃあ、やっぱ、終わりだぜ。(太田))↓>
 ・・・It’s not as though other countries are better than ours. Every nation bears the healed scars and the still-open wounds of its history.・・・
https://www.nytimes.com/2017/07/03/opinion/the-making-of-a-non-patriot.html?ref=opinion
 米国共産党は一貫してソ連の手先だったとさ。
 (しかし、中国共産党(と恐らくはベトナム共産党)だけはそうじゃなかったんだからね。(太田))↓
 From its founding in 1919 in the wake of the Russian Revolution until the demise of the Soviet Union in 1991, the Communist Party of the United States of America was an instrument of Soviet foreign policy.・・・
https://www.nytimes.com/2017/07/03/opinion/communist-party-usa-soviet-union.html?ref=opinion
 なんまんだ。↓
 「メディアの3分の1が中国影響下に」 香港記者協会・・・
http://digital.asahi.com/articles/ASK7373M6K72UHBI00L.html?iref=comtop_list_int_n03
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人間主義の日本社会の絶賛。(何度聞いても気持ちいーんで・・。)↓>
 「・・・網易はこのほど、日本を訪れる前は「日本の長所を知らなかった」という中国人の手記を掲載し、日本を訪れて自らの目で日本を見てみたことで「日本がこれほど強大な国になった理由がよく分かった」と論じている。 
 記事は、日本を旅行で訪れたという中国人の手記として、日本滞在の数日間だけでも「社会の管理や秩序、環境など様々な点で、日本は中国より優れている国だと分かった」と紹介。日本が中国より優れていると感じた点の1つ目として、まず日本人は誰に対しても親切で礼儀正しく、民度が高い国民だったと紹介した。 
 さらに、日本はどこでも清潔だったとし、「これについては想像を超えていた」と紹介。日本が清潔であることは訪日前から聞いていたようだが、実際の日本は「どこを見ても不潔な場所など存在しなかった」とし、「決して誇張ではなく、日本ではゴミが散乱しているような場所を見かけたことは一度もなかった」と伝えた。 
 また、日本は中国と違って空気がきれいで、公共トイレが多いうえにトイレには警報装置があって利用者の万が一に備える対応も見られたと紹介。そのほか、日本では喫煙できる場所が限られていたが、禁煙区域でタバコを吸っている人は見られず、ポイ捨てされたタバコの吸殻もほとんど見られなかったと指摘し、「日本を見れば、中国だってタバコをめぐる悪習は変えることができると分かった」と論じた。
http://news.searchina.net/id/1639061?page=1
 <継受して世界一のものを作り出し続けてきた日本を讃嘆。↓>
 「いつも「元祖」を超えていく日本、書道もカメラもそして「時計」も・・・
 今日頭条は・・・日本メーカーが電波式腕時計の世界市場を独占していると紹介し、その人気の理由を分析する記事を掲載した。 
 正確で時刻合わせの手間がかからない電波式時計は、日本ではかなり普及しているが、中国では実はあまり知られていない。記事は電波時計について、標準電波を利用しているセシウム原子時計の精度は、誤差が30万年に1秒、高品質の物なら100万年に1秒とも言われている、とその正確さを強調した。 
 また、電波時計には、太陽電池(ソーラーセル)を採用している場合が多く、基本的に電池を換えなくてよい利点があると紹介。しかも防水仕様もあり、「エネルギーの節約になり環境汚染を減らせる」と高く評価した。 
 記事は、電波式腕時計はドイツメーカーが開発したものだが、現在では日本メーカーが世界市場のほぼ全てを独占している状況にあると指摘。日本の電波時計は手軽な価格であり、ハイテク技術を応用して、世界6局の標準電波に対応した電波腕時計もあると紹介した。 
 しかし、中国で電波式腕時計があまり知られていないのはなぜだろうか。記事は、中国にも独自の電波時計技術を持つロッシーニや天王表といった企業はあるが知られておらず、多くの国民はスイス製などの機械式ブランド腕時計が大好きだと伝えた。また、電波時計のファンが一部にいるとしても、大抵はシチズンとカシオのファンだという。 
 今の中国では、物の良し悪しよりも、高価な海外有名ブランドであることのほうが重要なのかもしれない。いずれにしても記事は結論として、日本は多くの分野で「元祖」を超えていると指摘。電波式腕時計だけでなく、「書道」の分野でも今では日本国民の間での普及率が中国の3倍となり、以前はドイツが独占していたカメラ市場も、今では日本が取って代わったとした。」
http://news.searchina.net/id/1639030?page=1
 <餃子までそうしちゃった、と。↓>
 「・・・今日頭条は「世界で最も餃子を愛しているのは、中国人ではないかもしれない」と伝え、中国人よりむしろ日本人の方が餃子を好んでいる可能性があると伝えた。 
 記事は、餃子について「中国が東漢の頃に生まれた料理とされ、約1800年の歴史を持つ」と指摘。さらに餃子は日本に伝わってまだ100年程度しか経過していない、日本人にとってはまだ「新しい料理」であるにもかかわらず、日本における餃子の普及度合や認知度、食される頻度は驚きに値するとした。 
 さらに餃子をこよなく愛する日本人が多いことに触れ、「日本のあるミュージシャンは餃子が好き過ぎて全国の美味しい餃子を探して食べ歩き、自分の訪れた100件ほどの店の中からより選った43件を紹介する本まで作ってしまった」と紹介し、さすがの中国人も「世界で最も餃子を愛しているのは日本人ではないか」と感じるほどだと論じた。 
 また日本に伝わった餃子がさらなる進化を遂げていることも紹介し、日本の餃子専門店のなかには餃子をワインに合うようアレンジしたり、付けタレとして酢醤油以外にわさびやレモン、パクチーなどがあって、店の雰囲気ももはや中華ではなくイタリアンバーのように洗練されていると紹介した。ゆえに、「日本人は海外から伝わった料理を美食へと昇華させることが異常なほど得意」とした。 
 ・・・中国を源とする料理であるが、日本で進化し世界へと広まった料理である「ラーメン」同様、記事は、日本を訪れる際は日本で進化を遂げた「餃子」を味わって見るよう勧めている。」
http://news.searchina.net/id/1639059?page=1
 <日本の雑貨の素晴らしさに絶句。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本にある、取るに足らないけれど良い物」とする記事を掲載した。記事が紹介したのは、一般的な商店でわれわれが普通に見かけるような2つの商品だ。 
 まず1つ目は、自動車のエアコン吹き出し口に差し込んで使用する、小型の消臭・芳香剤だ。エアコンを使用することで同時に悪臭を消していい香りを車内に拡散するこの商品について「小さな物だが、そこに含まれる技術は多い。そして、デザインが上品で美しい」と評している。 
 続いては、ドラッグストアなどで販売されている、腰や膝の痛みを軽減する加圧タイプのサポーターを紹介。「日本では男性も女性も日常生活が大変で、腰の保護に対し十分に気を遣っている」としたうえで、科学的な機能性により巻いているだけで痛みを軽減できるサポーターが重宝されていることを伝えた。また、伸縮性があり、多少体型が太くなってしまっても使えること、腰だけでなく膝も重要な保護ポイントとされ、同様のサポーターが販売されていることを併せて紹介した。 
 記事が紹介した2つの商品は、日本人のアイデアや気遣いが凝縮された商品の一例に過ぎない。中国人観光客が日本の医薬品を「爆買い」した背景には、「人に優しいデザイン」が大きな理由になっていたという。」
http://news.searchina.net/id/1639029?page=1
 <とにかく日本車を買え、と習ちゃん。↓>
 「・・・今日頭条は「ドイツ系はどうして日本系にかなわないのか」について論じる記事を掲載した。 
 記事は、中国の自動車市場においてドイツ系と日本系が激しいデッドヒートを繰り広げていると紹介する一方で「しかしながら日系車の方が明らかに優勢なのである。これはどうしてなのか」と疑問を提起した。 
 そのうえで、両者には自動車づくりの技術や理念上で大きな違いが存在すると説明。日系車については「使い続けたくなるような安定性を追求している。また、研究開発ではコストダウンを重視する一方で部品の質の確保との両立を実現している」としたほか、日系車にも問題はあるが、燃費の良さ、耐久性、実用性から非常にまとまった数のファンを獲得していると説明した。 
 一方、ドイツ系車については「新しいものを求め、技術の研究に多くの金銭やモノのリソースを費やすものの、安定性に劣る。ターボエンジンは燃料を食い、自燃しやすい。これが多くの人がドイツ系を好まない原因の1つだ」としている。 
 <エッ、そんなにシェア高かったんだっけ?↓>
 記事は最後に「現在わが国の日系車保有数は、わが国における自動車保有総数の38.8%を占めている。この数字は非常に高い」とし、中国における日系車の人気の高さを示した。」
http://news.searchina.net/id/1639034?page=1
 <こんだけ、連日のように、習ちゃんに強迫され続けりゃ、日本車、買わざるをえんわな。↓>
 「中国人はなぜ「ボディが薄い」という噂があっても日系車を買うのか・・・」
http://news.searchina.net/id/1639054?page=1
 <日本人のトイレへのこだわりに脱帽。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「これだけは日本が中国の先を50年進んでいる」として取り上げた分野がある。それは日本のトイレに対するこだわりだ。 
 中国人が持つ日本に対するイメージのなかには「清潔さ」というものがあるが、トイレについては清潔さを越えた、ある種のこだわりが感じられるほど、日本のトイレには様々な機能が装備されている。 
 記事は、日本の高速道路のサービスエリアにある公衆トイレの写真を掲載し、「これは重病患者の個室トイレか」と思うほど、トイレの脇にはしっかりとした手すりがあり、操作はすべてボタンでできることが驚きだったようだ。 
 日本人からすると見慣れていて違和感のないものだが、中国人からすると公衆トイレに多目的でバリアフリーの設計がされていることは、説明がないと理解し難いようである。それゆえトイレに丈夫な手すりが付いているのを見た中国人留学生が「これは雑技団員用のトイレか」とからかうほどだというが、「これは体に障害がある人のことを考えて設計されたものだ」と説明している。 
 他にも個室内の幼児用の椅子、温水洗浄便座などが様々な場所の公衆トイレに設置されていることを紹介し、中国で爆破的に流行した高価な温水洗浄便座が日本では普通に常設されているのを見た中国人は日本で衝撃を受けるものだと紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1639033?page=1
 <日本のサービスエリアへのこだわりにも脱帽。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の高速道路にあるサービスエリアについて「まるで小さなショッピングモールのよう」と称賛する記事を掲載した。記事の作者は特に、施設で販売されている食べ物の豊富さに感銘を受けたようだ。 
 記事は「訪れる前のイメージでは、日本のサービスエリアは、環境や飲食といった面で中国よりもちょっといいくらい、という感じだった」としたうえで、実際に大型のサービスエリアを訪れたところ「外観を見た時点ですでに、その考えに大きな変化が生じた。外観はまるで小さなショッピングモールのようであり、清潔で秩序があるという第一印象を覚えた」と伝えた。 
 また、エリア施設内には大小さまざまな売店や飲食店が入居しており、コンビニのような軽食のほか、様々な食べ物が売られていることを紹介。ベーカリーではたくさんの種類のパンが売られており、客が行列を作って買い求めていたとした。さらに、寿司や肉まん、その他ホットスナックなどがその場で作られて売られているのを見つけたと説明している。 
 記事はそのうえで「突然、中国の多くのサービスエリアで提供されているサービスを思い起こした。食べ物もあるにはあるが、種類が少ない。茹でトウモロコシにアヒルの卵の塩漬け、そしてインスタントラーメンくらいのものだ」と指摘。もし日本のように設備や品物、各種サービスが充実したサービスエリアがあれば、きっと利用者は可能な限り長い時間滞在したいと考え、リフレッシュ効果、さらには運転の安全性も自然と高まるだろうと論じた。 
 そして、「差は大きいが、将来わが国でもより多くのドライブ旅行者に対してさらに特色ある、行き届いたサービスが提供されるようになると信じている」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1639046?page=1
 <ちょいこだわり過ぎなんじゃないかと辟易気味。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の「高級果物」文化について紹介する記事を掲載した。 
 記事は、日本における「高級果物」の代名詞であるマスクメロンについて紹介。「日本では非常に高級な果物だ。外観は芸術品のように美しいのだが、そのお値段はあまり『可愛らしくない』ものである。メンツを愛する日本人は、贈り物やお見舞いの時にマスクメロンを持って行くが、一般庶民は食べたくてもなかなか食べられないのだ」と説明している。 
 そのうえで、「見た目は可愛いが値段は可愛くない」マスクメロンが生まれる背景について分析。まず、マスクメロンが「一人っ子の箱入り娘」の如く大切に育てられることを挙げ、「1つの蔓に1つの果実しかつけない。夏の暑い日は帽子で日差しを遮り、冬の寒い日はヒーターで暖かくする。そうしてメロンの栄養と味わいが保たれるのである」とした。 
 続いて「日本人の骨身にしみ込んだ職人気質」も影響しており、商品に対する厳しい審査制度が設けられ、甘さ、栄養、重さが最高標準に達したものしか対外的に販売されないと伝えた。さらに、味や重さだけでなく外観に対するチェックも非常にシビアで、見た目が悪い果物は、容易に市場から姿を消すことになると説明している。 
 そして、「われわれは、果物の味や栄養価値を重視するが、日本人は精神的なレベルから果物を見るのだ。日本の果物農家は莫大な時間と精力を費やし、やっとのことで高級品を育て上げる。もちろん、全ての日本人が高価なメロンを贈り物にするわけではないが、日本人がそのレアな味わいを愛していることは間違いないのである」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1639036?page=1
 <モーニングサービスを例示して、日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本にあるこの老舗が、中国人観光客からとても喜ばれている。原因はコレだ」とする記事を掲載した。彼らを大いに喜ばせているのは、愛知が発祥とされる喫茶店のモーニングサービスだ。 
 記事はまず、近鉄名古屋駅付近にある「モーニング喫茶リヨン」を紹介。一般的なモーニングサービスは午前中だけの提供だが、この店では飲み物を注文すれば1日じゅうモーニングサービスが提供されるとした。その内容は小倉あんなどのプレストースト、もしくは通常のトースト+ゆで卵であると伝えた。 
 続いては、全国的に有名なカフェチェーン店のコメダ珈琲のモーニングサービスに言及。モーニングの時間帯に飲み物を注文すれば、トースト+ゆで卵や、小倉トースト、卵トーストから選べるサービスがついてくるとした。 
 さらに、名古屋市東区にある「白壁カフェ花ごよみ」では、一般的なトーストのモーニングサービスに加えて、おにぎりやお粥、お茶漬けといった和風のサービスも提供していることを紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1639010?page=1
 <習ちゃん、シェアサイクルじゃなく、日本の自転車文化を継受しようと事実上呼び掛け。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の都市管理を細かく観察することで、われわれの管理状況を反省しよう」と題し、日本の都市における自転車の管理状況について紹介する記事を掲載した。 
 記事は、東京・八王子の駅近くのホテルに宿泊した際、早朝や夕方に自転車を利用する人が多いにもかかわらず、中国のように「バスや建物の前に自転車が勝手に止められ、道路に放置されていたりさえする」ような光景を目にしなかったとした。 
 そのうえで、駅前にある有料の自転車駐輪場を写真付きで紹介。最初の2時間が無料で、その後2時間ごとに100円が掛かるシステムで、48時間を超えて駐輪することはできないと説明した。ただ、この設備は駐輪できる台数が限られており、駅を利用するための駐輪場ではないとし、その近くに大規模な駐輪場が存在することを伝えた。 
 そして、駅からほど近い路地に入口がある八王子駅自転車駐輪場の写真を紹介。「その大きさに、ひそかに驚いてしまった」とし、駐輪場が長さ数十メートルの3階建ての建物になっており、ここに自転車を乗り入れて駐輪し、いそいそと駅に向かって歩く人をしばしば見かけたと説明した。 
 記事は、日本の自転車駐輪事情と対比して「かつて自転車がみんな自分のものだったころはまだよかった。それが今はシェア自転車で便利になった一方で、みだりに放置したり壊したり問う現象が後を絶たない」と中国の状況を指摘。「今後、利用者が公共の財産を自分の財産同様に愛し、シェアサイクルが長く続くよう願いたい」としている。」
http://news.searchina.net/id/1638994?page=1
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太田述正コラム#9195(2017.7.4)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その24)>
→非公開