太田述正コラム#9212(2017.7.13)
<皆さんとディスカッション(続x3402)>
<太田>(ツイッターより)
 猛暑が続くこの2~3日。早く寝たくなり、それでいて昼寝もしたくなる。熱中症の最終段階で眠気が出てくるんだそうだ
http://macaro-ni.jp/17290
が、僕の場合、初期から、というレアな熱中症?
 それにしても、地球温暖化に背を向けていることについて、トランプに怒りを覚える。
 「…民進党がなかなか空中分解しないのは、政治資金が大きい。…
 2015年分で約140億円が残っていた。
 分党して一定の勢力を保ち、都民ファと合流した方がいい。都民ファも、国政政党化するとなると金がかかるでしょうから渡りに船でしょう」
https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_3303/
 なーるへそ。
 野田前首相、死の女神、蓮舫を生贄にして、民進党の国会議員、地方議員をできる限り減らした上で、「国民」ファーストに、分党「右」民進党を、巨額持参金付きで合流させ、念願の、まともな二大政党制の確立を期すって魂胆だったか。
 彼、一体、いつ頃、こんな恐ろしい戦略を描いたんだろ。
<EgZCN9ic>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫当該集団にとって長期的にいいことなのかどうか、という懸念は残ります。≪(コラム#8999。太田)
 画期的な判決は出ても、結局一般の米国人は先住民の文化なんて理解出来ないんでしょうね。
 長期的に見れば滅ぶ結果になるのでは。↓
 「先住民かどうかは、連邦政府が認定した部族政府から部族員としての認定を受けることによって決まる。部族員認定条件は部族政府毎に違うが、原則、「血の濃さ」で決まる。父と母のどちらかが同族である必要がある(二分の一)とする部族から十六分の一まで様々だが、八割以上が四分の一を基準とする。厳格なまでの血統主義が適用され、自己認識は先住民でありながら、あるいは特定の部族アイデンティティを持ちながら、いずれにも所属できず宙ぶらりんな状態になるという例も多く、かつて共通の文化や社会関係であれば同部族とされた緩やかな先住民文化とは正反対の現状には批判も多いという。・・・
 1999年の調査では先住民の貧困率は25.7%と黒人(24.9%)をぬいて米国で最も高く全米平均(12.4%)の二倍以上に及ぶ。また2003年の調査では失業率は49%で、さらに職に就いている人のうち32%が低賃金労働を余儀なくされて貧困層となっている。さらに貧困ゆえに著しく高いのが疾病率で、中でも死因の5.7%が糖尿病(全米平均3.1%)となっている。先住民の伝統的食生活は貧困の中で破壊され、低価格高カロリー食品の摂取を余儀なくされているためだ。さらにアルコール依存、ドラッグ依存が蔓延し、アルコール依存症の死亡率は全米平均の七倍、ドラッグは特にメキシコから輸入されるメスアンフェタミン(ヒロポン)が広く蔓延して過去一年にメスアンフェタミンを使用した率は二位の白人0.7%を大きく引き離して先住民1.7%に上る。さらに各居留地では先住民ギャングの組織化が進み、94年に181だった先住民ギャング組織は2000年には520組織にまで激増、92-98年に全米で殺人事件数は37%減少したが、同時期、居留地では50%増で治安の悪化が深刻な問題となっている。・・・
 深刻な財政難に悩む各部族政府は積極的に経済開発に乗り出すが、特に第二次大戦中から多くの居留地の近くにウランの埋蔵が確認されるとウラン鉱山が次々と作られ、核実験施設や核廃棄物処分場が次々と設置された。ロスアラモス研究所、ネバダ研究所などはいずれも居留地と隣接した地域である。さらに、経済難にあえぐ部族政府は雇用創出のため産業廃棄物処分場や原子力発電所の誘致を積極的に繰り返し、周辺の州と衝突することも多い。『当事者である部族からしてみれば、長いスパンで考える環境保全よりも、いまの世代がどう食べていくかという、切実な問題に直面しながらの決断だった。」(P191)
 「ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在」鎌田 遵 著
http://kousyou.cc/archives/4886
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 日本の政治学は化石化しちゃってるね。
 どーしたら再生させることができるのかしらん?↓
 <孤立化させるんじゃなく、「独立」/再武装、させようとしてるんだよ。↓>
 「・・・中国の目標は日米同盟にくさびを打ち込み、日本を米国から孤立させて、自分たちの勢力圏に組み込むことにあるのだと、私は理解しました・・・
 <類似どころか、当時、中国共産党も日本陸軍は、欧米勢力の世界席捲という異常事態を、アジアを復権させることで正常化しようとしたんだよ。その後、中国共産党の方は、一貫してその路線を歩んできたってわけ。↓>
 覇権に挑戦しているという意味において、現在の中国は1930年代の日本の行動と酷似していると思います。日本も大陸に進出して満州事変を起こし、力による現状変更を強行して、満州を『核心的利益』と位置付けました。同様に、中国も大胆な現状変更を実施して南沙諸島やその周辺海域を『核心的利益』であると一方的な主張を展開しています」
 <実質、批判してるのは、欧米だけなのにねー。↓>
 「今回の会議で中国が各国から批判をされたように、当時の日本も国際会議で行動を厳しく追及されました。・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%a6%87%e6%a8%a9%e7%9b%ae%e6%8c%87%e3%81%99%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%80%81%e6%88%a6%e5%89%8d%e3%81%ae%e6%97%a5%e6%9c%ac%ef%bc%9f-%e5%b0%82%e9%96%80%e5%ae%b6%e3%81%ae%e7%9b%b4%e6%92%83%e3%81%ab%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%bb%8d%e5%b9%b9%e9%83%a8%e3%81%8c%e6%9c%ac%e9%9f%b3%e3%80%8c%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e5%8b%a2%e5%8a%9b%e5%9c%8f%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e3%81%ae%e9%80%80%e5%a0%b4%e7%9b%ae%e6%8c%87%e3%81%99%e3%80%8d/ar-BBEj8Jf?ocid=iehp#page=2
 日経まで、こんな調子だもんなー。↓
 「藤井四段が角界の勝負堪能・・・」
http://www.nikkei.com/photo/news/article/?ng=DGXZZO18789630S7A710C1000000
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170712-OYT1T50101.html?from=ytop_ymag
https://mainichi.jp/articles/20170713/spn/00m/050/009000c
 これにも、日本政府は抗議してないね。↓
 「日本軍慰安婦博物館をソウルに建設・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0711/c94475-9240216.html
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「映画「閃光少女」に中国語楽曲提供の中島美嘉「民族音楽の魅力堪能」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0712/c94473-9240716.html
 <ここからはサーチナより。
 定番の、日本の学校給食礼賛。↓>
 「・・・網易は・・・「中国の大学生は日本の小学生にすら劣る」と論じる記事を掲載し、中国の小学校の教諭が、日本の小学校を視察に訪れた際の体験談を紹介した。 
 記事は、日本の小学校を視察に訪れた中国の小学校の教諭たちが、日本人の小学生たちと給食を一緒に食べた際の体験を紹介している。日本の学校給食は毎日献立が違っていて、肉や野菜など子どもの成長に必要な栄養が摂取できるよう計算されていたと驚きを示し、「味付けは普通だが、食材には気を使っていることが良く分かった」と伝えた。 
 さらに「日本の小学校では、白衣と帽子、マスクを身に着けて、生徒が自分たちで給食の準備をしていること」、「皆が席に着くまで給食を食べずに待っている」ことに驚いたことを紹介した。 
 また、「瓶入りの牛乳に付いているビニールと紙で出来たキャップを分別して処理していた」ことを紹介し、「日本の環境が非常に良いのは、こうした教育から来ている」と指摘。さらに「日本の小学生は給食を残さず食べているのに対し、中国の生徒は食べ残しがたくさんある」ことを紹介し、「自分達の教育が行き届いていないことに恥ずかしくなった」と主張したほか、日本の小学生たちは食べ終わった食器を自分達で片付けること、テーブルをきれいに拭くこと、食後には歯磨きをすることなどを紹介した。 
 最後に記事は、中国にある大学の食堂の様子を多くの写真と共に紹介した。写真を見てみると、テーブルの上には食器と共に食べ残しが大量に放置されていて、見るに耐えない光景であり、記事は「中国の大学生は日本の小学生に及ばない」と指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1639657?page=1
 <日本の日用品を持ち出し、その匠の精神を讃嘆。↓>
 「・・・南方都市報が・・・広東省の専門機関に依頼して、インターネットで売れ筋の10のメーカーの日焼け止めに対して、「確かに表示されている通りの効能があるのか?」について実験を行い、その実験結果が今話題になっている。
 <1~4位:日本製品、5位:米国製品、6、7位:日本製品、8~10位:中共製品>」
 <1~4位の>資生堂、カネボウ、花王ビオレ、ファンケル以外については、標記されている数値を下回る結果になった。」
http://news.searchina.net/id/1639681?page=1
 <日本の大規模専門小売店を持ち出し、その匠の精神を讃嘆。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「銀座にある12階建てのビル、なんと文具専門店だった 入ったらもう出てきたくない」とする記事を掲載した。 
 記事は「東京の銀座に、狭い12階建てのビルがある。伊東屋という名前で、日本最大の文具専門店と称されているのだ。創業は1904年で、113年の歴史を持つ。いわば銀座の栄枯盛衰を見てきた歴史的な店だ。ここには文具がなんでも置いてあるだけでなく、総合的な生活用品を売る店になっているのである」と紹介した。 
 また、日本人の文具に対する愛着ぶりについて「たとえ生活のストレスが大きくても、身の回りの文具や小物によって、喜びや癒やしを得るのだ」と説明。そのうえで、伊東屋本店のフロア構成を伝えた。1階にはグリーティングカード、2階には手紙関連の文具、3階には事務用品、4階には手帳、5階には旅行をテーマにした各種小物、6階には家庭用の生活小物や収納用品、7階にはありとあらゆる材質やデザインの紙、8階には包装紙や和紙、折り紙が売られているとしている。 
 さらに、9階は未開放のオフィスエリア、10階はレンタル利用可能なビジネスラウンジ、11階は野菜の水耕栽培ファーム、12階にはカフェがあると説明。記事は「伊東屋は銀座に不可欠な存在。商品自体はもちろん、ディスプレイや店の風格、装飾も含め、伊東屋には学ぼうとしても学べない、心で会得するほかない『匠の精神』がはっきりを表れているのだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1639730?page=1
 <(定番的だが、)日系車を持ち出し、その匠の精神を讃嘆。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日系車は決して手抜きなどしていない」と論じる記事を掲載し、中国におけるデマを否定する記事を掲載した。 
 記事はまず、「車体が10%軽くなれば、燃費は6-8%ほど向上する」と紹介し、「燃費が良い車といえば、中国人の多くが日系車を連想するだろう」と主張。一方で、一部の中国人は「日系車はシャーシをはじめ車のあらゆる部品の材料をケチっているため、軽くて燃費が良いと誤認している」と伝えつつ、米国車やフランス車と比較したうえで「日系車は決して材料や構造に手抜きを行ってなどいない」と指摘した。 
 続けて、米国車といえば頑丈で車重が重いイメージがあるとしながらも「近年は車重の軽量化を進めている」と指摘し、車の軽量化は日系車を含めた世界の各メーカーが一様に目指す方向性であると紹介した。さらに、軽量化を行うことは材料をケチったり、構造上の手抜きをすることを意味するものではなく、「各部位に適切な強度の材料を適切に使用する」ことで、車の安全性を保ちつつ、自動車の軽量化と燃費性能の向上を実現できるのだと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1639682?page=1
 <(同じく定番的だが、)日本の駅弁を持ち出し、その匠の精神を讃嘆。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本で駅弁を食べるのは楽しい」経験だと称賛し、「最もすばらしい日本の駅弁12選」を紹介する記事を掲載した。 
 記事はまず、日本の駅弁は種類が多いと紹介。じつに5000種類以上もの駅弁があると言われており、毎年新商品があるほか、各駅でそれぞれの土地の特産物を生かした期間限定の駅弁があると伝えた。 
 また、手の込んだ豊富なおかずがいっぱい詰まった駅弁は、「旅行客の大きな精神的支柱になる」と表現。食いしん坊の人は、ご当地の駅弁を買うためだけに、わざわざ電車を降りて、日本中を回る人もいると、その人気ぶりを強調した。 
 記事が紹介した「最もすばらしい日本の駅弁12選」は、北海道のいかめし弁当、鳥取のゲゲゲの鬼太郎丼、九州新幹線のさくら弁当、鎌倉の大船軒サンドウィッチ、米原の近江牛勝負刻、群馬の峠の釜めし、東京の30品目バランス弁当、米沢の牛肉どまん中、仙台の牛タン弁当、山口のふく寿司、宮城の海の輝き紅鮭はらこめし、松坂の特選元祖牛肉弁当の12種類だ。 
 記事は最後に、食欲のそそられない中国の駅弁の写真を掲載し、がっかりした様子で「同じく列車の旅と言っても、中国の駅弁はただ乗客が飢えをしのぐためにやむなく選ぶもの」と伝え、「自分で買ったものは泣きながらでも完食しなけれならないのが中国の弁当だ」と結んだ。種類も豊富で旅行の楽しみともなっている日本の駅弁。」
http://news.searchina.net/id/1639687?page=1
 <日本の農業を持ち出し、その匠の精神を讃嘆。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど「日本人の農業モデルに、冷や汗が出てきた」とする記事を掲載した。記事は、日本の農業が「冷や汗が出る」ほど優れているとする理由を3つのポイントから説明している。 
 1つ目は「行き届いたパッケージ」だ。「日本の農作物は品質が優れている。みんな色つやが良く、規格が統一されており、美しいのだ。市場では、売れるのを待つ農作物がきれいに整理され、包装されている。バラのままや、泥や枯葉が付いたままで売られることはない。そして、包装箱には製品の名前、産地、生産者の名前が記されているのだ」と伝えた。 
 2つ目は「優れた品種」を挙げた。品種の優劣は質の優劣に直結するということを日本の農家は良く知っているとし、政府が生産や流通をある程度コントロールしているコメを除き、農家が農協によって提供される市場の情報に基づいて優良品種を自ら選んで栽培していると紹介。「日本の農家の生産活動における重要な目標は質の追求だ。それゆえ、日本の農作物は良く売れ、価値も優れているのだ」としている。 
 3つ目に挙げたのは「進んだ生産管理モデル」である。記事は「進んだ生産モデル、細やかな管理が、日本の農作物の質が優れている大きな理由。日本の農家は何を栽培するにしても、まるで刺繡をするが如き細やかさが見られるのだ。水耕栽培やビニールハウス栽培のイチゴやトマトは通常の畑よりも細かい管理が要求される。その景色はまるで盆栽や鉢植えの展示会のようであり、日本の農業が『観光農業』と言われるのも決して誇張ではないのだ」と評した。 
 日本式の農業について中国のネットユーザーは「十分に土地を利用すると同時に土地を保護する理念が素晴らしい。日本人が中国の土地で有機農業をするのに、まず栽培した作物を土に帰して土壌を肥やすという作業をしたらしい。心から敬服する・・・」、「日本の農業は確かに細やかだ。罵りようがない」、「学ぶべきところは謙虚に学ばなければ」といったコメントが寄せられた。 
 また「徳島のイチゴ園で働いたことがある。一株に5粒しか育てなくて、そのイチゴはとても甘くていい香りだった」といった経験談を披露するユーザーもいた。」
http://news.searchina.net/id/1639741?page=1
 <(定番的だが、)日本の医療を持ち出し、その人間主義性を讃嘆。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「中国の医療は日本に負けているのか? どうしてますます多くの中国人が日本の病院に行くのか」とする記事を掲載した。 
 記事は、現在日本の大病院でかつてない「医療爆買い」現象が起こっており、その他のサービス業にまでビジネスチャンスをもたらしていると紹介。「10人まで付き添いが可能な医療ビザを発給し、患者のみならず、その家族までが何度も往復できるようにすることで、より多くの中国人に日本での治療や検診を受けてもらおうとしているのだ」と説明した。そして、医療ビザを利用する外国人の9割が中国人であるとし「中国人が日本の医療業界を肥やしている。治療費は大体600万円以上とのことだ」と伝えている。 
 その上で「どうしてこれほど多くの中国人が日本の病院に行くのか」と疑問を提起。「もちろん、医療のレベルや技術が優れているという点はある。しかし、最も重要なのは、サービスレベルと医療スタッフのサービス意識だ。これは、現状中国が追いついていない部分である。日本の病院と中国の病院における最大の差は、医者や病院と患者との関係にあるのだ」論じた。 
 記事は、日本の病院では処方箋を出すだけで薬は出さず、独立した薬局で薬を受け取るシステム担っており、「医」と「薬」の癒着を断ち切っていると説明。また、入院の際も通常の病室であれば部屋代を請求されることはなく、それでいて看護師によるケアもしっかりとしていると紹介した。 
 そして「中国の富裕層がお金に糸目を付けることなく求めているのは、安心できる治療、そして信用できる検査環境なのだ。どうして中国人が日本の病院に行くか、われわれは反省しなければならない。今は、細やかな部分まで気を配らなければ勝てない時代なのだ」と結んでいる。 
 中国のネットユーザーも、記事の見方に概ね賛同しているようだ。「日本のは社会サービス、中国のは営利企業。とても比べられるものじゃない」、「日本の医者は病人のため、中国の医者はお金のため」、「日本に負けるのは当然。だって、中国のどの産業も客からぼったくることが目的になっているから」、「中国の医者はみんなブラックだ」といったコメントが寄せられた。」
http://news.searchina.net/id/1639686?page=1
 <これは、画期的な記事。習ちゃんが、中共は、日本型政治体制を継受しようとしている、と高らかに宣言。↓>
 「・・・捜狐はこのほど、中国人読者に向けて、観光旅行ではなかなか知り得ない日本について紹介する記事を掲載し、「反日感情を持つ中国人も、日本がどのような国なのか、知っておくべきだ」と主張している。 
 記事は、中国人にとって「日本という国は良く知っているようで、まったく知らない国」であると伝え、日本と中国はあらゆる点で違う国であると指摘。たとえば、防衛省がかつて東京大学に輸送機C-2の改良に向けて協力を要請したが、東京大学は「軍事にかかわる研究は行わない」という長年の方針を理由に、要請を断ったことがあると紹介。さらに、「日本政府だってタダで協力させようとしたわけではないのに、日本では政府からの要請を拒絶することができる」のだと驚きを示した。 
 さらに、神奈川県の厚木基地周辺の住民が戦闘機の騒音を理由に健康被害を受けたと裁判所に提訴したことを指摘し、裁判所も早朝と夜間の戦闘機の離着陸を禁止する判決を出したと紹介。これも中国ではあり得ない判決であり、日本では国防という大義のもとでも個人の利益は決して無視されない国であり、まさに法治国家としての見本と言える国なのだと指摘した。 
 そのほかにも、中国では許されない政治体制への批判も日本では自由であり、政治的主張も自由に口にすることができると紹介、日本は個人の政治主張や主義について中国より自由がある国だと伝え、「こうした事実は反日感情を持つ中国人も知っておくべきである」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1639719?page=1
 <この日本的政治体制がいかに効果的かを、(チョイ苦しいが、)アベノミクスまで褒めて、中共人民に教え諭そうとしている。↓
 「・・・今日頭条は・・・「知ったら尊敬せざるを得ない」日本の強さの秘訣について分析する記事を掲載した。 
 記事によると、日本を「尊敬せざるを得ない」と感じる理由には2つあるという。その1つは「経済」だ。アベノミクスについて、人によって評価が分かれるものの、少なくとも「結果は出ている」と指摘。アベノミクスが始まってから、就業率の上昇と失業率の減少が顕著だからだという。これは国民が仕事を探すのをやめたのではなく、退職者以外ほとんど皆が仕事を持っているということだと説明した。 
 さらに、失業率が一定の数字を下回ると企業は高給で従業員を募集せざるを得ないため、日本経済は良い循環が生まれやすい状況にあると指摘、今の日本経済が良い傾向にあると伝えた。 
 記事が評価したもう1つの点は、日本の「科学技術力」だ。経済と科学技術は切っても切れない関係にあるが、研究開発の分野でも日本はGDPに占める研究開発費の割合や総研究費に占める企業主導の研究開発費の割合などの点で世界有数の水準を確保しているという。そのため、なぜ日本の科学技術が世界でも抜きんでているのか、なぜノーベル賞受賞者がこんなに多いのか納得できる、と称賛した。 
 記事はこのように、日本が先進国と言われるのには十分な理由があるとしたうえで、中国の国民に向けて「我々も努力しなければならない」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1639738?page=1
 <日本が「自主」外交を更に推進するよう、習ちゃんがエールを送っている。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国はアフリカへの進出で他国を圧倒しているためか、しばしば日本の存在を忘れがちだと伝える一方、「日本はアフリカの経済成長を取り込むためにアフリカ進出を積極化している」と紹>介、中国は日本のアフリカにおける影響力拡大を警戒すべきだと論じた。 
 記事は、日本のアフリカ進出は非常に遅く、アフリカ諸国における影響力も欧州や中国に比べて限定的だったと伝える一方、日本の対アフリカ援助は拡大し続けており、アフリカ開発会議(TICAD)の開催頻度もこれまでの5年に1度から3年に1度に短縮するなど、21世紀に入って以降、日本のアフリカへの関心は高まり続けていると伝えた。 
 さらに、日本はフランスなどの協力のもと、アフリカでの競争力拡大を狙っているとしたほか、政治的に安定している南アフリカへの進出を進め、南アフリカを足がかりにアフリカへの進出を拡大する狙いだと指摘した。 
 一方で記事は、中国は1951年の建国以来、アフリカへの支援を停止したことはないとし、中国国有企業を中心にアフリカの開発を支援してきたと主張、アフリカにおいて中国は非常に大きな影響力を持っていることを伝えた。さらに、日本はアジアや世界における影響力を維持し、さらに拡大するために「中国を牽制することが必要不可欠」となっていることを伝え、この牽制と自国の利益拡大に向けたアフリカとの関係強化は「中国にとっては決して歓迎すべき話ではない」と指摘し、中国は莫大な資源と経済成長が見込めるアフリカにおいて、日本の影響力拡大に警戒すべきであると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1639689?page=1
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太田述正コラム#9213(2017.7.13)
<武光誠『誰が天照大神を女神に変えたのか』を読む(その28)>
→非公開