太田述正コラム#9250(2017.8.1)
<皆さんとディスカッション(続x3421)>
<太田>(ツイッターより)
 日本の産業技術総合研究所が今年度末完成を目指している、演算性能世界一のスパコン、ABCIについて、CNNが大きく取り上げている。
 理研の京やその後継は汎用型なのに対し、ABCIはAI利用の推進やその支援が大きな目的とか。
http://edition.cnn.com/2017/06/13/tech/supercomputer-japan/index.html
 知らんかった。
 「…<日米>両首脳は2月の初会談で蜜月ぶりを世界に示したが、トランプ氏は徐々に首相と距離を置く姿勢を取った。
 5月のイタリアでの会談では日本が抱える軍事上の制約にいらだちを見せ、7月に20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたドイツ・ハンブルクでは会談の開催すら危ぶまれた。…
 両首脳は2月の会談以降、繰り返し「防衛態勢の強化」を確認している。日本が主体的な役割強化に乗り出さなければ、トランプ氏の対日観が悪化する危険性<を>はらんでいる。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%80%81%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%9b%9e%e5%b8%b0%ef%bc%9f-%e3%80%8c%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%8c%e8%a8%80%e3%81%a3%e3%81%9f%e9%80%9a%e3%82%8a%e3%81%a0%e3%80%8d/ar-AApaPEl?ocid=iehp
 おー、トランプ、ちゃんと習ちゃんの走り使いを務めてるじゃん。
 好好!
<太田>
 関連記事だ。
 そんなにひがまなくっていーんだよ。↓
 「文大統領の休暇中、北ICBMめぐり米日首脳が電話会談–トランプ大統領、就任以降に安倍首相と7回も電話会談–文大統領とトランプ大統領の電話会談は5日後・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/31/2017073102758.html
<X.1NeftY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
 中国国連大使「責任は北と米国」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00365961.html
 早くやれよと煽ってる。
 ぱっと見非合理的だけど太田コラム読んでると筋が通る。
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 一般論としては正しいが、(国外に行くときは臨時代理を置くけど、)災害現場視察等、国内で地方出張してることもあるからねえ。↓
 「民進党の野田佳彦幹事長は・・・、安倍晋三首相が28日夜、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射から官邸に戻ったのが40分後となったことについて「危機管理意識があまりにもなさ過ぎる。公邸に早く住むべきだ」と批判した。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e5%8c%97%e3%83%9f%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%80%91%e6%b0%91%e9%80%b2%e3%83%bb%e9%87%8e%e7%94%b0%e4%bd%b3%e5%bd%a6%e5%b9%b9%e4%ba%8b%e9%95%b7%e3%80%8c%e5%8d%b1%e6%a9%9f%e7%ae%a1%e7%90%86%e6%84%8f%e8%ad%98%e3%81%8c%e3%81%aa%e3%81%95%e9%81%8e%e3%81%8e%e3%80%81%e5%85%ac%e9%82%b8%e3%81%ab%e4%bd%8f%e3%82%80%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%80%8d%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%99%8b%e4%b8%89%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e5%ae%98%e9%82%b8%e5%85%a5%e3%82%8a%e9%81%85%e3%82%8c%e3%82%92%e6%89%b9%e5%88%a4/ar-AAp90yQ?ocid=iehp
 9条のもう一つの論点。↓
 「・・・大きく2つの説があって、1つは、とにかく国際的に何か紛争状態が生まれていたら、全部これは国際紛争だというものです。そして、もう1つは、例えば国連が制裁措置をするのは国際紛争とは呼ばない、という理解です。・・・
 政府解釈や憲法学の一般的傾向は・・・とにかく紛争には全部入るとしています。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/071000146/072800006/?n_cid=nbpnbo_ml
 到底、全部はマネできないなあ。↓
 「・・・<この前、>105歳で亡くなった・・・日野原氏の長寿の別の秘訣は、食事や睡眠を気にせず楽しく遊ぶことだという。日野原氏は、「子供のころは、遊ぶのが楽しかった時には食べることや寝ることも忘れるほどだった。このような態度を大人になっても持ち続けることができ、食事時間や睡眠時間などルールに厳格に従おうとして疲れを感じる必要はない」と述べた。
 また、長生きしたいと思ったら太り過ぎない方がいいという。日野原氏は、「私は朝食に1杯のコーヒー、1杯の牛乳、それに1杯のオレンジジュース、そしてオリーブ油をスプーン1杯飲む。昼食は牛乳とビスケットを少しで、忙しい時は食べない。夕食は野菜と少しの魚、白米で、週に2回肉を100グラム食べる」と自身の食生活を紹介した。
 さらに、日野原氏は盲目的に医者の言うことを信じて手術すべきではないと主張。医者は必ず治せるわけではないのだから、手術による苦痛を味わう必要は必ずしもなく、音楽や動物の存在は多くの医者が考えるよりその効果が大きいという。子供が歯痛でも遊んでいるときは痛いのを忘れてしまうのと同じで、楽しく遊ぶことで苦痛を征服することができるとした。最後に運動も重要で、日野原氏は荷物を背負って1段飛ばしで階段を上る運動をしていたと紹介した。」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%ef%bd%a2%e9%80%ae%e6%8d%95%e5%be%8c%e5%85%ac%e9%96%8b%ef%bd%a3%e3%82%92%e6%9d%a1%e4%bb%b6%e3%81%ab%e7%b1%a0%e6%b1%a0%e6%b0%8f%e3%81%8c%e6%98%8e%e3%81%8b%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%93%e3%81%a8-%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%ab%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%9c%b0%e6%a4%9c%e7%89%b9%e6%8d%9c%e9%83%a8%e3%81%8c%e7%b1%a0%e6%b1%a0%e5%89%8d%e7%90%86%e4%ba%8b%e9%95%b7%e3%82%92%e9%80%ae%e6%8d%95/ar-AAp9emn?ocid=iehp#page=2
 ポーランドとロシアの関係が更におかしくなりつつある。↓
 ・・・The Russian government has warned Poland that it will face sanctions if it removes monuments glorifying the Soviet victory in World War Two.・・・
http://www.bbc.com/news/world-europe-40775355
 日本人も、習ちゃんの走り使いしてくれそうなトランプは、それなりに評価してあげなくっちゃ。↓
 「・・・ トランプがオバマより好評だった国は、イスラエルとロシアだった。イスラエルではトランプを好意的に評価する声が56%で、オバマを7ポイント上回った。ロシアでは53%で、42ポイント増えた。」
http://digital.asahi.com/articles/ASK7L4H1SK7LULPT005.html?rm=279
 習ちゃんの対日韓陰謀的戦略は成果をあげているようだが・・。↓
 「・・・
■中国への好感度が高い国
 
1位 ナイジェリア 72ポイント
2位 ロシア 70ポイント
3位 オーストラリア、セネガル 64ポイント
 
■中国への好感度が低い国
 
1位 ベトナム 10ポイント
2位 日本 13ポイント
3位 インド 26ポイント
 ・・・
 アメリカとカナダはほぼ中立だが、カナダは好感度が高いほうに8ポイント傾いており、アメリカは好感度が低いほうに3ポイント傾いている。 
 アジア太平洋地域は、オーストラリアが昨年から12ポイント上昇して好感度を高めている以外は低調で、韓国については、2015年以来27ポイント減少の34ポイントとなり、過去最低に近い水準となった。・・・」
http://news.searchina.net/id/1641019?page=1
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 習ちゃん、若き人民達に対し、精華大より、むしろ、日本の専門学校に行ったら、とアドバイス。↓>
 「日本の専門学校に短期留学した清華大学学生、大きな収穫を得る・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0731/c94475-9249101.html
 <ここからはサーチナより。
 家電での日中共存共栄を呼び掛ける習ちゃん。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の家電ブランドはもはや中国の助けなしに再成長することは難しいとする評論記事を掲載した。記事の視点は、日本企業に対する中国の「侵略」ではなく、互いの長所を活かした新たな成長の道である。 
 記事は「ますます多くの日本の家電ブランドが中国市場からフェードアウトしつつある。日系の家電は徐々に、日系の風格をもつ中国製品になってきているのだ」と説明。中国市場は依然として家電業界においても巨大な伸びしろを秘めているものの、インターネット時代に乗り遅れた日本企業はその威神力を失っているとした。 
 日本の家電企業が衰退した背景について「中国企業の信条は『売れる製品こそいい製品だ』だが、日本企業の信条は『いい製品でなければ売れない』。これが日本の革新のリズムを遅くさせた。特に、現地市場への対応が遅れたのだ」と解説。そのうえで、スピード感がありインターネットの時代に適応した中国企業と組めば、ブランドが復活する可能性は極めて大きいと論じている。 
 記事は「人びとに容易に誤解されやすい点」として、中国企業が日本のブランドを買収したとしても、ブランドの核になるものはそのまま残されると指摘。日本企業ならではの厳しいルールや品質基準も保たれるとした。そして最後に「日系家電企業の技術は健在だが、企業管理や市場戦略においてはすでに中国に負けている。日本家電の成長には、中国企業の助けがやはり必要かもしれない」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1640983?page=1
 <日支関係史見直しへの布石か。GDPの典拠を知りたいもんだ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「抗日戦争前、わが国のGDPは日本の3倍もあった」とする一方、「なぜ日本を圧倒できなかったのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。 
 記事は、1937年に日中戦争が勃発すると中国は「敗退に敗退を重ね、危うく日本に滅ぼされるところだった」とし、当時の中国のGDPは日本を大きく上回っていたはずなのに、なぜ日本を圧倒することができなかったのだろうかと問いかけた。 
 これについて、「GDPだけでは国の強さを図れない」とし、GDPは国の経済の総括であって国力の一部に過ぎないとし、当時の中国のGDPは農業や外資によるものだったことを挙げた。また、GDPという数値だけで経済の質を把握しきるのは難しく、当時の工業生産額は日本のほうが中国より圧倒的に多かったことを伝えた。軍事力は工業力に左右されるが、工業力という点で当時の中国は日本に劣っていたため、「中国は敗退に敗退を重ね、危うく日本に滅ぼされるところだった」という見方を示した。 
 さらに記事は「当時の中国のGDPが日本以上だったとしても、国が1つにまとまっていなかった」ことは日本と戦ううえで非常に不利だったと紹介。国民党が中国を形式上は統一していたものの、実際には各地で自治が行われていたとし、国としての体制も整っていなかったと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1640991?page=1
 <興味深い客観記事。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の職場で見られる中国人にとって興味深い日本人の習慣や行動について紹介する記事を掲載した。特に、人付き合いに関する内容が多く紹介されているようだ。 
 まずは「会議に出席する場合、前の日の夜からニラを食べないようにする」。確かに、会議や重要な商談を控えている時にギョウザやキムチなど口臭の原因となる食べ物を控える人は多いのではないだろうか。続いては「女性社員はにおいのきつい香水を使わない。無香料の化粧品が喜ばれる」。会議前のニラ同様、日本の職場では香りに大きな注意を払う印象があるようだ。 
 また、人付き合いに関する内容では「日本人は他人の家庭事情について聞きたがらない。一緒に長い間仕事をしていても、同僚に何人兄弟がいるのかさえ知らないケースもある」、「日本人は喫煙時に自分のタバコを勧めず、会食の席では酒も勧めない」、「他人の衣服や所持品についていくらで購入したかを聞きたがらない」といった点が挙げられた。 
 日本では喫煙者どうしで自分のタバコを差し出しあう行動は確かに見られない。みんな自分で自分のタバコを吸うのみである。お酒については勧めるケースもあるだろう。家庭の事情やお金に関する話はトラブルの元にもなるので注意が必要だ。さらに「日本人は絶対に付き合いの浅い人を『友人』とは言わない。知り合ったばかりの相手を『友人』と呼ぶ人は好かれない」という指摘もあった。 
 記事はまた「日本では、郵便や宅配業者を使って個人の手紙や物を会社に送ってもらうことが認められていない」ともしている。」
http://news.searchina.net/id/1640959?page=1
 <これもそう。↓>
 「「面白すぎる!」日本人の使う中国語の教科書が、想像の斜め上を行っていた・・・」
http://news.searchina.net/id/1640954?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本を訪れた中国人による手記を掲載し、「日本には思いもよらなかったことが数多くあった」と伝えている。 
 記事はまず「日本で思いもよらなかったこと」の1つ目として、「京都御所が無料で見学できること」を挙げた。「歴代天皇が居住していた場所でありながら、まさか無料で公開されているなんて」と驚きを示しているが、これは中国人ならば驚くかもしれない。中国では観光地や観光施設は入場が有料であるのが一般的だからだ。 
 続けて、日本の一般家屋が「これほど小さいとは思いもよらなかった」と主張。中国では日本のホテルなどの部屋についても「非常に狭い」という指摘がよく見られるが、一般家屋やマンションの部屋について「これほど狭く、小さいとは思わなかった」と主張。一方で、狭いながらも暮らしに必要なものは全部しっかりと揃っていたことも別の意味で驚きだったようだ。 
 また、日本では「最も高さがあるビルですら高さ300メートルしかない」とし、先進国である日本には世界有数の高層ビルがなかったことも驚きだったようだ。日本は地震が多い国であるため、極端に高い建物は存在しないが、これは技術より安全性を優先しているためだ。中国には高さ600メートルを超える建築物もあるため、日本一の高さを持つビルが300メートルというのは「意外」だったという。」
http://news.searchina.net/id/1640982?page=1
——————————————————————————-
<太田>
 「DELLパソコンのThunderbirdのプロファイルをEpsonパソコンへコピペ」ですが、やはり、解する方法では「管理者・・・」のためにできず、KUROUTO・外付けHDDでもって行い、うまくいきました。
—————————————————————————————————————————————–
太田述正コラム#9251(2017.8.1)
<入江曜子『古代東アジアの女帝』を読む(その18)>
→非公開