太田述正コラム#9279(2017.8.15)
<イギリス論再び(その5)/私の現在の事情(続X92)>(2017.11.28公開)
・海
「<雨と>同様、海なしの英国は、依然英国たりうるのだろうか。
我々は、もちろん、島だ。
というか、より正確には、その島の最南端で最も豊かな部分だ。
しかし、著者が説明するように、海は、しばしば、<敵を防ぐ>堀としてでなく、イギリスについて、その異なった諸部分を相互に、そして、<イギリス以外の>世界の残りとを、結ぶ、巨大な「海洋環状道路」として機能した。
規則正しさ(orderliness)は諸干満の不変の諸時間割に慣れた民族のそれであるし、我々の不動心(stoicism)は、諸風にもまれた水夫達のそれであるし、我々の喧嘩好き(pugnacity)は造船所での諸殴り合いを反映している。
・ノルマン・コンクェスト
「フランス人の侵攻に対するアングロサクソンの対応がイギリス人の生活の多くの側面(qualities)を解明する鍵になる、との主張にはかなり根拠がある。」(A)
「<しかし、>ノルマン人侵攻者達は、結局のところ、移民達であったけれど、すぐに、イギリス性の体現者達になったのだ。」(E)
「この歴史的敗北の後、庶民は、男も女も、地下に潜り、言語と文化を通じて、民族的自恃と土着(local)アイデンティティを涵養しつつ、憎むべき侵攻者と、その下で呻吟しながら共存した。
アングロサクソンの女達は、ノルマン人の亭主達と結婚<こそ>し<たけれど、>アングロサクソンたる子供達を育てた。
しかし、一般の人々の間では、教会と王室は、侮蔑と疑念の対象であり続けることとなった。
<このような背景があるため、>イギリス人の国家当局に対する姿勢は、今なお、深甚なる相反感情(ambivalence)の下にあるのだ。」(A)
(続く)
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–私の現在の事情(続X92)–
午前中に、藤井四段の次の対戦はいつか、と調べたら、本日で、午前中からabemaTVで無償鑑賞できる、iPhoneやGoogle端末にアプリをインストールすればよい、ということを知り、即座にiPhoneでやってみたところ、簡単に鑑賞し始めることができました。
午後になって、それにしても画面が小さくて見にくいな、第一、こんなに長く動画を見ていると料金オーバーになるかもしれないと思い・・後者については、画面がコマ落ちしたりしなかったということは、月間上限データ通信量をオーバーしていなかったこと、いずれにせよ、追加料金は生じないこと、を思い出した・・、J:COM提供のLGのタブレットで鑑賞しようと思い立ちました。
それからが泥沼でした。
タブレットでアプリをダウンロードしたことがなかったのですが、abemaTVへの入り口には結構簡単に辿り着いたところ、入ろうとしたら、Playストアへ誘われ、ここからダウンロードすればいいのだな、と一安心したものの、IDに私のメインのグーグル・アカウントが表示されるも、パスワードのところで、違ってるとはねつけられてしまうのです。
で、パソコンでチェックした上で、「正しい」パスワードを入れてもはねられるので、パスワード変更をしてしまったのです。
そうしたら、DellパソコンやEpsonパソコンで(当然のことですが)メールが読めなくなって大慌て。
そちらを何とかしてから、改めてタブレットに戻り、上述の画面で変更後のパスワードを入力してみたのですが、やはり、間違っている、とはねられてしまいます。
この間、一度、既にJ:COMサポートには電話していたところ、この時、二度目の電話をし、長電話の結果、こういうことになりました。↓
「タブレットの故障の可能性もある、と先方が認め、また、私としては、タブレットの右上端の液晶がはがれかけて来ていたことも気になっていたので、この際、タブレットの交換を行う。
現在のタブレットを導入した時と同様、新タブレット・・やはりLG・・も無償で貸与されるがSTB(チューナー)用のHDDを1個実費で購入するのが条件。
(で、1TBではなく2TBの方のHDDを、14700円だか・・消費税がどうなっているのか知らない・・で買うことになった。)
但し、最初の時とは違って、初期設定費として3,000円支払う、か、毎月500円かかるメンテサービスに入ることで初期設定費をゼロにする、かのどちらかを選ばなければならなくなっているところ、後者に決めた。
(但し、一か月でこのサービスをペナルティなしに解約することが可能。)
(前回同様?、)太田宅に、タブレットは事前に宅急便で届けられるシステムで、係員が訪問して初期設定するのは29日午後。
(なお、既存のタブレットは貸与期間の2年が経過しているので、私に所有権が移っている。)
その後、新タブレットで、自分でPlayストアにアクセスしてみて、万一その時もうまくいかなかったら、上述のメンテサービスで、改めて専門の係員に来てもらう。」
前回、J:COMから買ったHDDは、その後、TVに付け替えているので、今回買うHDDはSTBに繋けば余りませんし、現在ひやひやしながら使っている、クロウト外付けHDDが完全に壊れてしまったら、すぐその後継として使える、というメリットもあります。
(それに、音楽ファイル群はOneDriveにもアップされているので、クロウトにもバックアップする意味は余りなくなっているけれど、ファイル群を大量にパソコン間、特に、DellとEpsonの間、でコピーする際に、簡単に繋ぎ変えられて非常に重宝する、という経験を最近させられたばかりですしね・・。)
というわけで、私も乗せられてしまった藤井フィーバーが、我が家に意外なアップグレードをもたらした、といったところです。
イギリス論再び(その5)/私の現在の事情(続X92)
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