太田述正コラム#9656(2018.2.20)
<皆さんとディスカッション(続x3624)>
<太田>(ツイッターより)
「…小平選手は銀メダルを獲得した韓国の李相花…選手に韓国語で話しかけたことが話題になっているが、中国語も流ちょうに話せる…中国<の>…ニュースサイトのテンセントスポーツ(騰訊体育)…」
http://news.livedoor.com/article/detail/14323740/
小平奈緒さん素晴らしいね。
習ちゃん、ここを先途、と中日韓提携戦略を発動。
<太田>
関連記事だ。↓
「小平と李の友情、日韓関係もこうなら…韓国ネット反応・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14323491/
<太田>(ツイッターより)
「…1993年…と現在…を比較すると…小学生で全体の0.17%だった不登校率が0.48%と2.8倍…中学生は1.24%から3.01%と2.4倍に増加…原因は明らかになっていない。…広義の引きこもりのうち2割が不登校をきっかけとし…長期化と高齢化が進んでいる…」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/021900146/?n_cid=nbpnbo_mlpum
原因は明白だろ。
不登校の多くは児童期引きこもりであり、不登校を含む引きこもり率増加と高齢化を含む長期化は、社会保障の充実化、より一般的には豊かな社会化、による。
そして、累次指摘しているように、引きこもりは人間主義社会への不適応・・不登校は人間社会適応訓練への不適応・・であって概ね日本特有の症状。
<F.9L9kio>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
祝!サイトのリニューアル。
Twitter部などスマホ用に特化したんですよね。
私が見るのは主にPCで、かなり見にくいので、のぞく回数は減ると思います。
悪しからず。
<太田>
山本さんに深謝。
<komuro>
≫ノーベル賞の科学部門は女性が17人も受賞してるのに日本の将棋プロにはまだ1人もいない。でもTV等への露出は女流が半分。これぞ男性差別。≪(コラム#9654。太田)
今から40年前にデパートで行われた将棋大会に参加したところ、中学生の女の子と対戦しました。
当時はまだ将棋を指す女性が少なかったため、暫くすると私らの周り見物人が20人以上集まってきました。
取りあえず(周りの期待を裏切って)アマ5級の私が勝ったのですが、居心地が悪かったですね。
今では千駄ヶ谷の将棋会館に行くと、小学3年生くらいのアマ二段の女の子と対戦して、アマ三段の私が負かされます。
もう見物人に囲まれることもありません。
あと20~30年経てば女性プロも普通にいるし、(美人はともかくとして)特別扱いはされないでしょう。
太田流に言えば、将棋界の男性差別は解消に向かっているということですね。
<太田>
ネット上でも結構話題になってますね。↓
「女流棋士5冠の絶対王者がプロ棋士を目指した結果・・・」
http://jin115.com/archives/52209681.html
肝心の藤井六段についてですが、師匠の杉本七段は「藤井聡太六段 歴史変えた3次元思考」とおっしゃってるけれど、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018022002000145.html
ちょっと違うのではないかという気がします。
藤井六段が、全盛期の谷川永世名人や羽生永世七冠に比肩しうる将棋脳を15歳で既に形成している、ということがスゴイのはもちろんであるところ、彼らより有利な点が二つあって、最初からAI相手に番数をこなしたり研究をしたりできたこと、及び、このことと若さとが相俟って、経験(≒先入観)から自由である・・白紙で最善手を見出せる・・こと、が「歴史を変えた」んだと私は考えています。
話は変りますが、熊本アンプが届いたら、2階のパソコン部屋にあるMaranzアンプは、1階のピアノ部屋のタンノイ・スピーカー専用にすることを新たに考慮中です。
切替器の使用はセッティングが面倒でやらないままでいたのですが、このままだとタンノイは宝の持ち腐れになって読者のHMさんのせっかくのご厚意を無にしてしまう、とずっと気になっていましたので・・。
で、この際、質問です。
ピアノ部屋のkomuroアンプには、スピーカーに出力する端子がもう1組あるように見えますが、これに、タンノイからのケーブルを差し込み、komuroスピーカーとタンノイ・スピーカーを切り替えて使う、という使い方はできないんでしょうか。
もっとも、これができるとなると、(切替器はもとよりですが、)Maranzアンプはピアノ部屋では使い道がなくなってしまい、「原案」通り、二階のリビングでkomuro円筒型スピーカー用に使うほかなくなりますが・・。
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[藤井六段についての追記]
AIは神様、だなんて誰も言わないんだから、この形容はオカシイ。
単に、出来悪のAI様、でしかない。↓
「・・・現役<女流>棋士、藤井六段は神様・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14326370/
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
パチパチ。
ニュース・バラエティが、どこも詳しくこの競技について説明してて、すっかりカーリング通に・・。↓
「カー娘、過去最高5勝目!ソチ銀スウェーデンに劇的逆転勝ち 決勝Tへ前進・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14324578/
<こんなこと言っちゃ叱られそうだが、美貌というより、整った顔立ち、プラス、メーク力(韓流の整形力ちゃうで)だな。
メーク力も「実力」のうちだけど・・。↓>
「カー娘・藤沢五月の美貌に韓国が絶賛! 人気女優「日本のパク・ボヨン」との異名まで 平昌五輪・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/00fujispo1802180003/
<読んでもさっぱり分からん。↓>
「「カーリングのストーンはなぜ曲がるのか?」という何百年も続いた謎を研究者らが解明・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14322114/
こりゃアカンわ。↓
「眞子さまと婚約者・小室圭さんの「結婚延期」に借金トラブル被害者が胸中告白・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/jprime_11727/
アメちゃんの中じゃ出色。
こういうアメちゃんが余りにも少な過ぎる米国が労しい。↓
「マーティ・フリードマン「日本には全く飽きない。毎日“有難さ”が溢れてますよ」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ab%e3%81%af%e5%85%a8%e3%81%8f%e9%a3%bd%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%82%e6%af%8e%e6%97%a5%e2%80%9c%e6%9c%89%e9%9b%a3%e3%81%95%e2%80%9d%e3%81%8c%e6%ba%a2%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%be%e3%81%99%e3%82%88%e3%80%8d/ar-BBJjoJq?ocid=iehp#page=2
日本での木造高層ビル計画の紹介だ。↓
A Japanese company is planning to build the world’s tallest wooden skyscraper, to mark its 350th anniversary in 2041.・・・
http://www.bbc.com/news/technology-42839463
今度は、朝日のソウル支局長がアブナイぞー。↓
「「つめの先ほどの真実もない」 韓国大統領府が「南北秘密接触」朝日報道を否定・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/20/2018022000708.html
「元産経支局長に70万円補償 ソウル地裁が決定・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/20/2018022001019.html
いじめられっ子がいじめられる理由とおんなじだろ。↓
「【社説】韓国だけを標的にする米鉄鋼関税、理由は何か・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/19/2018021900978.html
「【社説】文政権の外交・安保・通商政策、今こそ再点検すべきだ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/20/2018022001025.html
一人のジャマイカ人識者が、『クールランニング』を振り返りつつ、ピョンチャンとその映画化、にも言及している。
『クールランニング』の「テーマ」の一つは、救い主は白人じゃなきゃダメってこと、的なことが書かれてるが、恐らく、今度の映画のシナリオもその線で書かれているに違いない。↓
https://www.washingtonpost.com/news/posteverything/wp/2018/02/19/jamaicans-are-bobsledding-again-but-cool-runnings-is-still-racist/?hpid=hp_hp-cards_hp-posteverything%3Ahomepage%2Fcard&utm_term=.735f26e351d4
ひど過ぎる。↓
「フィギュア、中国人審判の不正採点疑惑が浮上 自国選手の高得点で調査へ・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14326284/
そりゃこじつけじゃん。↓
・・・a newspaper published in Warsaw in 1936・・・reported the imprisonment of a Jewish woman who insulted Polish “national honor,”・・・the new Polish law is reminiscent of dark periods in Polish history. ・・・
https://www.haaretz.com/world-news/europe/.premium-polish-historian-no-use-in-israel-engaging-poland-on-holocaust-law-1.5829045
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日中交流人士モノ。↓>
「大阪中国春節祭開幕–中日民間友好の懸け橋・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0219/c94475-9428185.html
<ここからはサーチナより。
<定番。↓>
「中国は製造業で日本を追い越した? 「それは幻想だ。差はまだ大きい」・・・」
http://news.searchina.net/id/1653802?page=1
<これもそう。↓>
「中国で日本人の自律性に感心した中国人、実際日本に行ったらさらに驚き震えた!・・・」
http://news.searchina.net/id/1653753?page=1
<はいはい。↓>
「今日頭条は・・・今年で3年目となった中国版・紅白歌合戦・・・「春節聯歓晩会」に対する日本のネットユーザーの評価について紹介する記事を掲載した。日本から高い評価を得たことが中国人としては非常にうれしいようだ。
記事によれば、2018年の「春節聯歓晩会」をインターネット生中継で視聴した日本人は5万人以上に達したという。そして、77%のユーザーが「とても良かった」と評価したことを紹介。「すごい感しかない。中国すげえ」、「なかなか面白い。少林寺武僧でるし、ジャッキー・チェンでるし」などのコメントが日本のネットユーザーから寄せられたことも伝えた。
しかし記事は、インターネット生中継であったため、同時通訳での放送であり、歌や芸術は同時通訳でも良いものの、相声(日本の漫才に相当)は通訳が難しいため同時通訳がなく、面白さが伝わらず残念だったとした。また、日本のネットユーザーから寄せられたコメントを見ると、多くの日本人が中国の有名人を知っているようであったため、「わが国の有名人は世界的に有名なのだ」と、この点はうれしく思ったようである。
中国では近年、「春節聯歓晩会」の内容はマンネリ化しており、面白みに欠けると思う人が増えてきていると記事は指摘。しかし、別の国の人が見ると「素晴らしく」思えるというのは、中国人の要求がますます高くなっているだけで、世界的に見れば「春節聯歓晩会」はやはり非常に魅力的なのだと結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1653743?page=1
<呆れたが、ま、いっか。↓>
「・・・今日頭条は・・・中国の海賊版が日本のアニメの発展を妨げてきたというのは本当なのか、疑問を呈する記事を掲載した。
この記事の中国人筆者は、道徳面からすると海賊版は問題視されているものの、日本にとってはむしろプラスになってきたと驚きの主張を展開。その理由は、ビジネスモデルが変化したからだという。これまでのビジネスは、コストに利潤を加えたものを料金として設定していたが、インターネットの時代となった現在では、小売業の概念が覆され、「革命的なビジネスモデルが誕生した」と記事は紹介。それはつまり何でも「無料」でサービスが受けられ、ときには「利用者が儲かる」ことさえあるビジネスモデルだという。
記事は、これまで数十年にわたって中国人が日本アニメの海賊版を利用してきたことは、「中国市場に対する一種の投資といえる」と独自の主張を展開。というのも、海賊版アニメを見て育った1980年代から2000年代生まれの世代が大人になり、経済的に豊かになり精神面の充実が求められるようになった今日、高額な版権を大量に購入するようになったからだという。記事は、中国の大手動画配信サイトが続々と海外作品の版権を購入するようになったことを具体例として挙げ、これらの事例は中国人たちが貧しかった頃に海賊版で親しみ、市場拡大に向けた素地ができたためだと主張した。
記事は最後に、これまで日本人はずいぶんと中国の海賊版を批判してきたが、今では間違いなく感謝しているに違いないと締めくくった。」
http://news.searchina.net/id/1653740?page=1
<自衛隊に対するエールということで・・。↓>
「景気がパッとしない日本では、自衛官が女性の就職先として注目されつつある・・・」
http://news.searchina.net/id/1653749?page=1
<かなり前にも同趣旨の記事があったが、要するに、対日歴史認識見直しのための地ならし。↓>
「なぜだ! 日本の侵略を受けた東南アジア諸国が日本を恨まない理由・・・」
http://news.searchina.net/id/1653762?page=1
<「客観」記事だがなかなか面白い。↓>
「・・・中国メディア・参考消息は・・・世界各国の人びとの「遅刻」事情について英メディアが紹介したことを伝えた。
記事は、先日英国の国際開発省副大臣がほんの少し遅刻したことを理由に辞任を表明して、メイ首相が却下する騒動がトラブルが発生したと紹介。その動画が「英国では大した反響を呼ばなかったにも関わらず、中国では議論を呼び起こした」としている。
そして、ロンドンの中国人コミュティの間では、友人待ち合わせる場合に「北京時間なのか、それともグリニッジ標準時間なのか」を決める必要があるという笑い話があると紹介。「久しくロンドンで暮らす中国人の大部分は、中国に戻ると時間に対する観念の違いを感じるようだ」と伝えた。
そのうえで、日本、ニカラグア、ルワンダ、ドイツの人がそれぞれ語る各国民の「遅刻」に対する考え方を紹介している。
まず、日本人は「必ず約束の時間より5~10分早く到着する必要がある。9時に約束していて9時に着いては遅刻とみなされるのだ。日本では、列車が1、2分遅れても、鉄道会社が謝罪を口にする」とした。続いてニカラグアについては「他の南米地域同様、時間の概念がとても緩い、ゆるすぎる。約束の時間からどれだけ遅れてもOKなのだ」と説明した。
また、ルワンダについても「時間に正確すぎると『ヨーロッパ人みたいだな』とやゆされる。9時に始まる会議に11時にやってくるというケースも少なくない。時間なんて、自分たちにはそこまで大したことではないのだ」とした。そして最後にドイツについては「時間を守るということは相当重要。8時にディナーの招待を受けたのならば、8時丁度に相手の家の扉をノックしなければいけない。5分でも送れるようならショートメールで知らせる。5分早く着いた場合も、時間を潰して定刻ぴったりになるまで待つのだ」と紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1653768?page=1
<当たり前のことしか書いてないが、だからこそ(?)、色々勘ぐれて面白い。↓>
「日本は東アジアの島国なのに「なぜ西側諸国の一員」とされるの・・・」
http://news.searchina.net/id/1653774?page=1
<ここからは今日頭条記事以外の引用。↓
これもそう。↓>
「意外や意外? 日本の歴史にはこんなにたくさんの「女帝」がいた!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1653778?page=1
<仙台を材料にした日本へ行けキャンペーン。↓>
「羽生と福原、中国で人気の日本人選手がいずれも仙台出身・・・中国メディアの新浪・・・」
http://news.searchina.net/id/1653792?page=1
<定番的な内容だが、ガス抜きというより忠告だろ。↓>
「・・・中国メディアの騰訊はこのほど、「頻発する日本企業の不祥事を受け、中国は今なお日本の匠の精神を学ぶ必要はあるのだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
記事は、日本を代表するメーカーで立て続けに問題が明らかになったことについて触れ、1つの企業で不正が発覚すると日本では他の企業も「列を作って自身の改ざんについて告白し始めた」と主張。こうした状況は日本の製造業全体の「衰退」を表しているのではないかと主張した。
続けて、日本企業で問題が頻発する要因について、終身雇用制度が崩壊し、製造現場における非正規雇用の占める割合が急激に高まっていることを指摘し、現場では熟練の作業員が減り、作業員を安く使い倒す文化の台頭が原因ではないかと分析した。
他にも、中国の製造業との違いを指摘し、「日本人は職人気質を持つため、市場が求めているものを上回る品質と機能を製品に付加している」と主張。それは、「消費者が商品に対して60点分の機能しか求めていないのに、日本企業は90点分を与えようとする」とし、日本企業が自らに強いた「品質過剰」が自らに大きな負荷をもたらし、窮地に陥ることになったのではないかと主張した。
さらに記事は、中国の消費者の多くは最低限の機能を備えていれば、品質が劣っても価格が見合っていれば購入するが、日本の消費者は品質と機能を吟味し、価格が高くても長期での使用を考慮して購入するという相違がみられると指摘。だが「品質過剰」は即ち、消費者のニーズを適切に捉えていないことを示すだけでなく、企業側に必要以上の負担をもたらすものであるとし、中国も技術革新を追求することは必要だが「品質過剰」に陥らないようにしなければならないと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1653746?page=1
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太田述正コラム#9657(2018.2.20)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その5)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x3624)
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