OHTAN.NETTOPソーシャルメディアにほんブログ村 政治ブログ 軍事・防衛へ

防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

「未分類」の記事一覧

没落する米国(追加)

太田述正コラム#761(2005.6.22) <没落する米国(追加)> (6)創造性ある人材の枯渇  昨年、四回にわたって「没落する米国」シリーズ(コラム#308、312、428、429)を書き、その没落要因として、(1 […]

中共の経済高度成長?(その4)

太田述正コラム#760(2005.6.21) <中共の経済高度成長?(その4)>  (本篇の上梓は、6月19日です。) 4 スタッドウェルの指摘  (1)どうして支那は停滞したのか   ア 支那の絶頂期として唐時代  大 […]

中共の経済高度成長?(その3)

太田述正コラム#759(2005.6.20) <中共の経済高度成長?(その3)>  (本篇は、6月18日に上梓しました。)  (2)政治的制約  ア 民主化と経済成長 以上の構造的制約論議が比較社会学者達によってなされて […]

中共の経済高度成長?(その2)

太田述正コラム#758(2005.6.19) <中共の経済高度成長?(その2)>  フランシス・フクヤマは、ヴェーバー流の文化論(文明論)は、より精緻な理論を構築できない学者が逃げ込むエセ科学である、と言って一刀両断に切 […]

ブッシュの脱北者との懇談

太田述正コラム#756(2005.6.17) <ブッシュの脱北者との懇談> 1 ブッシュの脱北者との懇談 ブッシュ米大統領は13日にホワイトハウスで朝鮮日報の記者である姜哲煥(Kang Chol-Hwan。1968??) […]

義和団の乱(その4)

太田述正コラム#755(2005.6.16) <義和団の乱(その4)>  もとより、舞台装置も整っていました。  英国とロシアは中央アジアを中心にグレート・ゲーム(Great Game)(コラム#100、725)を争って […]

義和団の乱(その3)

太田述正コラム#754(2005.6.15) <義和団の乱(その3)>   ウ 史上初の多国籍軍  義和団の乱に出動した8カ国の連合軍(注10)は、当時欧米で十字軍の再来だと言われたものですが、十字軍の当時はまだ近代主権 […]

義和団の乱(その1)

太田述正コラム#752(2005.6.13) <義和団の乱(その1)> 1 始めに 家内が上海への出張みやげに買ってきてくれた二冊の本のうち、義和団の乱(義和団事変、義和団事件、義和団起義、北清事変、The Boxer […]

私の経済政策(上田令子)

太田述正コラム#751(2005.6.12) <私の経済政策(上田令子)>  私の知人で、IT関連会社社員でかつ社会運動家でもある上田令子さんが、6/10夜に開催された東京青年会議所主催の公開討論会での発言メモとして準備 […]

トランスヒューマニズム(その3)

太田述正コラム#748(2005.6.9) <トランスヒューマニズム(その3)>  (本篇の上梓は6月7日です。なお、前回のコラム#747に「(注2-2)」を挿入して私のHPの時事コラム欄に再掲載してあります。) 4 ト […]

トランスヒューマニズム(その2)

太田述正コラム#747(2005.6.8) <トランスヒューマニズム(その2)>  (本篇は、上梓が6月6日であり、コラム#739の続きです。) 3 フクヤマ批判  (1)始めに  それでは、以上のようなフクヤマの主張に […]

日本の死刑制度

太田述正コラム#743(2005.6.4) <日本の死刑制度> 1 始めに  以前から不思議でならないのは、戦後の日本において、憲法第9条墨守勢力・・あらゆる戦争に反対し、自衛隊の保持に反対する勢力・・が強大であったとい […]

EU憲法の仏蘭国民投票での否決

太田述正コラム#742(2005.6.3) <EU憲法の仏蘭国民投票での否決> 1 始めに  フランスで5月29日(日)とオランダで6月1日(水)に国民投票が行われましたが、どちらの国でも、EU憲法条約の批准が否決されて […]

ある試作車について

太田述正コラム#740(2005.6.1) <ある試作車について>  一昨日、ご縁があって、宮城県村田町菅生のスポーツランドSUGOで開催された、ある試作車のお披露目式(高速走行を含む)に行ってきました。  この試作車は […]

風雲急を告げる北東アジア情勢(その16)

太田述正コラム#735(2005.5.27) <風雲急を告げる北東アジア情勢(その16)>  (3)ねらいの検証  小泉首相が靖国神社参拝をしなければ、中共は日本政府に言うことを聞かせた、ということになり、逆に参拝をすれ […]

ベネズエラの挑戦(その2)

太田述正コラム#733(2005.5.25) <ベネズエラの挑戦(その2)> 2 ベネズエラは第二のキューバに?  (1)チャベス政権の誕生  ベネズエラでは、1947年以来、二大政党による民主制が一応機能してきましたが […]

ベネズエラの挑戦(その1)

太田述正コラム#732(2005.5.24) <ベネズエラの挑戦(その1)> 1 カストロを救ったベネズエラ  キューバのカストロ政権については、以前(コラム#329、330で)取り上げたことがあり、その中でキューバとベ […]

壊れつつあるジンバブエ

太田述正コラム#731(2005.5.23) <壊れつつあるジンバブエ> 1 始めに  サハラ以南のアフリカについては、いずれ本格的な概括的分析をしたいと思っていますが、南アフリカ共和国のすぐ北に位置するジンバブエ(Zi […]

戦略的要衝ウズベキスタン(その2)

太田述正コラム#730(2005.5.22) <戦略的要衝ウズベキスタン(その2)>  (本篇は、コラム#725の続きです。) 3 米国へのウズベキスタンの諜報面での協力  (1)協力内容  以上のほか、余り声高に語られ […]

傭兵ホークウッド

太田述正コラム#726(2005.5.18) <傭兵ホークウッド> 1 始めに  傭兵の歴史において、ひときわ光芒を放っているのが14世紀にイタリアで活躍したイギリス人、ホークウッド(Sir John Hawkwood。 […]

戦略的要衝ウズベキスタン(その1)

太田述正コラム#725(2005.5.17) <戦略的要衝ウズベキスタン(その1)> 1 始めに  ウズベキスタンの東部のフェルガナ盆地の都市アンディジャン(Andijan/Andijon)における刑務所襲撃に端を発した […]

イラク不穏分子という謎

太田述正コラム#724(2005.5.16) <イラク不穏分子という謎>  (前回のコラム#723に(注3)を挿入する等、手を加えてHPの時事コラム欄に再掲載してあります。) 1 始めに  イラクでは、不穏分子によるスン […]

岐路に立つ中国

太田述正コラム#721(2005.5.13) <岐路に立つ中国>  (お知らせが遅れました。4月(11日)?5月(10日)のHPへの訪問者数は、25258人と、昨年11?12月の24310人を上回り、新記録を達成しました […]

イラク新政府の発足

太田述正コラム#719(2005.5.11)<イラク新政府の発足> 1 初めに   副首相1名(女性を予定)と人権相(スンニ派を予定)がまだ決まっていませんが、ようやく、イラク移行政府(Iraqi Transi […]

風雲急を告げる北東アジア情勢(その14)

太田述正コラム#718(2005.5.10)<風雲急を告げる北東アジア情勢(その14)>  とりわけ、民進党の多くの議員を怒らせたのが、この講演の中で連戦が、台湾の「独立」派が、民主主義の導入を悪用して親中勢力と反中勢力 […]

プーチンの戦勝60周年記念(その1)

太田述正コラム#716(2005.5.8)<プーチンの戦勝60周年記念(その1)>  1 始めに  明5月9日は、ソ連の対独戦勝記念日であり、今年は60周年にあたることから、ロシアのプーチン大統領は、各国首脳を […]

米国・軍事・米軍(その2)

太田述正コラム#715(2005.5.7)<米国・軍事・米軍(その2)>   (2)米国における軍隊観・戦争観の構造的な変化  ア 構造的な変化 しかし、米軍の兵士の士気が高い理由を、単に、「戦場」生活における […]

米国・軍事・米軍(その1)

太田述正コラム#714(2005.5.6) 米国・軍事・米軍(その1) 1 始めに  先の大戦が終わってからというもの、世界の平和と安定は、世界の覇権国たる米国が、巨大な軍隊を維持し、その軍隊を世界各地に前方展開させてき […]

日中対話用メモ(その5)

太田述正コラム#713(2005.5.5)<日中対話用メモ(その5)>   (前回のコラム#712に、注を一つ増やす等手を入れてHPに再掲載してあります。)  (4)日本がつくった中共の現在  ア 始めに 日本 […]

日中対話用メモ(その4)

太田述正コラム#712(2005.5.4)<日中対話用メモ(その4)>   ウ ポストネーション「的」ステートとしての戦前の日本  随分前になりますが、(コラム#28で)英国の外交官ロバート・クーパーが、国家群を、(1) […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その4)

太田述正コラム#711(2005.5.3)<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その4)>   ウ ブッシュによる「宣戦布告」 ブッシュ大統領は、4月28日、記者会見の席上、北朝鮮のミサイルへの核弾頭搭載能力に言及した上で( […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その3)

<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その3)>  (2)米国  ア 北朝鮮封鎖構想のリーク 寧辺の原子炉の稼働停止(注2)を受けて、と考えられていますが、4月18日にホワイトハウスの報道官が、「北朝鮮が六カ国協議に復帰しな […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その1)

太田述正コラム#708(2005.4.30)<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その1)> 1 始めに  このシリーズで取り上げるのは最新の朝鮮半島情勢です。 タイトルだけから言えば、「風雲急を告げる北東アジア情勢」(未完 […]

日中対話用メモ(その3)

太田述正コラム#707(2005.4.29)<日中対話用メモ(その3)>    イ 歴史認識問題総論 十年一日のごとく中共は、「「歴史を鑑(かがみ)として未来へ向かう」は、中日両国関係を処理する基本 […]

日中対話用メモ(その2)

太田述正コラム#705(2005.4.27)<日中対話用メモ(その2)>   それにしても自分の耳を疑いました。 本日(27日)王毅駐日中共大使は、講演の中で、靖国神社参拝に関する「紳士協定」が日中 […]

日中対話用メモ(その1)

太田述正コラム#704(2005.4.26)<日中対話用メモ(その1)>   (24日夜にメーリングリスト登録者数が1225名と、新記録を達成し、12月末から四ヶ月間に及んだ長期低迷期をようやく脱し […]

イラク移行政府の陣容(その2)

太田述正コラム#685(2005.4.9)<イラク移行政府の陣容(その2)>   (前回のコラム#684に大幅に加筆訂正してHPに再掲載してあります。)  (3)コメント タラバニ氏のこれまでの72年の生涯を振 […]

日本の国連安保理常任理事国入り?

太田述正コラム#678(2005.4.2)<日本の国連安保理常任理事国入り?>  1 始めに  日本が国連安保理の常任理事国入りの希望を初めて表明したのは1970年でしたが、国連分担金第三位のドイツが第二位の日 […]

選挙後のイラク(その4)

太田述正コラム#0674(2005.3.29)<選挙後のイラク(その4)>  (4)選挙は平穏に実施される結局1月30日の選挙は、自爆テロ等で40名弱の死者をだした「だけで」比較的平穏に実施されたわけですが、これは、不穏 […]

選挙後のイラク(その3)

太田述正コラム#0672(2005.3.27)<選挙後のイラク(その3)>  「旧体制派ゲリラ」(つまりはイラク不穏分子)の戦略は以上の通りですが、彼らによる攻撃がイラク文民へとシフトせざるをえなかったのはどうしてなので […]

選挙後のイラク(その2)

太田述正コラム#0670(2005.3.25)<選挙後のイラク(その2)>  (3)しかしそのスンニ派地区も早晩平穏化する  ア この分析ははずれた? 私は、選挙までにも平穏化すると分析していたわけですが、スンニ派地区に […]

選挙後のイラク(その1)

太田述正コラム#0669(2005.3.24)<選挙後のイラク(その1)> 1 昨年10月時点の分析  イラク情勢に関する、昨年10月時点の私の分析は以下の通りでした。  (1)サドル派は選挙に参加する「サドル師・・が、 […]

パレスティナ紛争終焉へ

太田述正コラム#0666(2005.3.21)<パレスティナ紛争終焉へ> 1 始めに 一年半近く前(2003.10.14)に「私は・・北朝鮮情勢とパレスティナ情勢がシンクロナイズしてきていることに着目し、両者の動向をいつ […]

反国家分裂法の採択をめぐって(続々)

太田述正コラム#0665(2005.3.20)<反国家分裂法の採択をめぐって(続々)> 1 始めに  前回反国家分裂法の採択にからむフランスの気になる動きをご紹介したところですが、今回は、ロシアと韓国の動きについてご紹介 […]

反国家分裂法の採択をめぐって(続)

太田述正コラム#0664(2005.3.19)<反国家分裂法の採択をめぐって(続)> 1 「味方」探しに必死の中共  中共は、反国家分裂法に好意的な国々等の名前を血眼になって探し回っており、新華社や人民日報は、そのような […]

分かりにくいレバノン情勢(その3)

太田述正コラム#0662(2005.3.17)<分かりにくいレバノン情勢(その3)>  (3)レバノン国民の成立  ア レバノン国民成立へ 昨年10月に米仏が協調して安保理決議を採択した背景には、内戦終結後の(ヒズボラを […]

反国家分裂法の採択をめぐって

太田述正コラム#0661(2005.3.16)<反国家分裂法の採択をめぐって>1 始めに  中共の国会、全人代は、会期最終日に反国家分裂法(anti-secession law)を採択しました。 この法律の第8条では、台 […]

分かりにくいレバノン情勢(その2)

太田述正コラム#0660(2005.3.15)<分かりにくいレバノン情勢(その2)> 3 自由・民主主義化?  (1)始めに 「レバノンでは民衆運動の高まりでシリア寄りの首相が辞任に追い込まれ、シリア軍のレバノン完全撤退 […]

ファイナンシャルタイムスの三つの記事

太田述正コラム#0657(2005.3.12)<ファイナンシャルタイムスの三つの記事> 1 始めに  ファイナンシャルタイムス(FT)は、1987末から1988年末まで一年間ロンドンに滞在した際、毎日読んだ新聞です。 残 […]

EUによる対中武器禁輸解除問題の本質

太田述正コラム#0654(2005.3.9)<EUによる対中武器禁輸解除問題の本質> 1 始めに 森岡剛さんが「EUによる対中武器禁輸措置の解除?」(コラム#613)を書かれた時から、私自身もこの重要な問題で、一言あって […]

米加関係の冷却化

太田述正コラム#0641(2005.2.25)<米加関係の冷却化> 1 始めに  カナダについては、米国カリフォルニア州のスタンフォード大学に留学していた1976年夏に、車でバンクーバー、ジャスパー、バンフ、と観光地を回 […]

アイルランドの奇跡

太田述正コラム#0632(2005.2.18)<アイルランドの奇跡> 1 始めに  色々な国家の盛衰を見ていると、ここ2??300年の趨勢に反する椿事が、この四半世紀に頻発していることに気が付きます。 誰でも知っているの […]

踊り場にたたずんで

太田述正コラム#0627(2005.2.13)<踊り場にたたずんで> 1 始めに  三連休のせいか、まだアクセスログ分析が送られてきていないので、私のホームページへの月間訪問者数はまだ分かりませんが、メーリングリスト登録 […]

米国とは何か(完結編)(その6)

太田述正コラム#0625(2005.2.11)<米国とは何か(完結編)(その6)> 5 終わりに  (1)二つの米国と米国の戦争観要するに米国においては、キリスト教原理主義的アングロサクソンとScots-Irishという […]

米国とは何か(完結編)(その4)

太田述正コラム#0623(2005.2.9)<米国とは何か(完結編)(その4)>  フレンチ・インディアン戦争が終わった1763年から米独立戦争が勃発した1775年までは12年でしたが、米墨戦争が終わった1848年から南 […]

米国とは何か(完結編)(その3)

太田述正コラム#0622(2005.2.8)<米国とは何か(完結編)(その3)> (2)南北戦争  ア 始めに 米独立戦争は、英国内における内戦であり、南北戦争は米国内における内戦でした。そして、前者が英国がフランスに勝 […]

米国とは何か(完結編)(その2)

太田述正コラム#0621(2005.2.7)<米国とは何か(完結編)(その2)>  それでは、米国が行ってきた様々な戦争の中で、AndersonとCaytonが焦点をあてている二つの事例をとりあげ、米国の戦争観がいかなる […]

イラク暫定国民議会選挙(その4)

太田述正コラム#0619(2005.2.5)<イラク暫定国民議会選挙(その4)>  しかし、この指摘を論駁するのはそうむつかしくはありません。 その後検証されたところによれば、ベトナムでの1967年の南ベトナムでの選挙の […]

イラク暫定国民議会選挙(その3)

太田述正コラム#0618(2005.2.4)<イラク暫定国民議会選挙(その3)>  (3)世界 ア正当性についての批判今回のイラクの選挙の正当性について、世界の「リベラル」勢力から投げかけられている批判(イラクのスンニ派 […]

ブッシュの一般教書演説と北朝鮮

太田述正コラム#0617(2005.2.3)<ブッシュの一般教書演説と北朝鮮> 1 一般教書演説  ブッシュ大統領は2日(現地時間)、一般教書演説を行いました。 朝日新聞は、ブッシュが「アジアや欧州の同盟国と協力して外交 […]

米国とは何か(完結編)(その1)

太田述正コラム#0616(2005.2.2)<米国とは何か(完結編)(その1)> 1 始めに  本来のアングロサクソン論、すなわちイギリス論については、重要な「歴史的起源」、「資本主義論」すらまだ書けないでおり、当分完結 […]

イラク暫定国民議会選挙(その2)

太田述正コラム#0615(2005.2.2)<イラク暫定国民議会選挙(その2)> イラクでの選挙はパレスティナでの選挙同様、被占領国家での選挙であることはさておき、経済破綻国家ないし生活保護国家での選挙なので、アラブ世界 […]