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防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

年別: 2004年

中台軍事バランス(その4)

太田述正コラム#0580(2004.12.31)<中台軍事バランス(その4)>  (前回のコラムの(注2)に手を入れて、ホームページの時事コラム欄に再掲載してあります。また、コラム#578についての読者とのやりとりが掲示 […]

中台軍事バランス(その3)

太田述正コラム#0579(2004.12.30)<中台軍事バランス(その3)> 5 補論 (1)中国海軍の外洋海軍化?先般の原子力潜水艦の日本領海侵犯事件もこれあり、沿岸海軍(coastal navy)であった中国海軍が […]

中台軍事バランス(その2)

太田述正コラム#0578(2004.12.29)<中台軍事バランス(その2)> (本篇は、コラム#534(2004.11.15)の続きです。) 4 米国との防衛協力の強化  (1)台湾米国装備購入予算大統領選挙の前から、 […]

プーチン大統領の罪状(その3)

太田述正コラム#0577(2004.12.28)<プーチン大統領の罪状(その3)> 4 自国民を虐待するロシア政府 囚人の数の全人口に占める比率が、れっきとした国の中では米国に次いで世界で二番目に高いロシアですが、衆目認 […]

プーチン大統領の罪状(その1)

太田述正コラム#0575(2004.12.26)<プーチン大統領の罪状(その1)> 1 自由でない国に転落したロシア  二年前にロシアは新しい刑法を採択しました。 欧米の刑法にならって、法の支配の精神にのっとり、検察側と […]

いかんともし難いロシア(続)

太田述正コラム#0574(2004.12.25)<いかんともし難いロシア(続)> <補足> 前回の補足をしておきましょう。 ア ロシア国民の意識  ロシアで1999年以降に実施された各種世論調査は、ロシア国民の驚くべき意 […]

いかんともし難いロシア

太田述正コラム#0573(2004.12.24)<いかんともし難いロシア> 1 ウクライナの選挙への介入  ウクライナの大統領候補のユシュチェンコ氏が毒(ダイオキシン)を盛られて危うく一名をとりとめたけれど、顔が吹き出物 […]

中国共産党と支那社会(その2)

太田述正コラム#0570(2004.12.21)<中国共産党と支那社会(その2)> 中共の一人っ子政策については、米国政府は一貫して、人権侵害だと批判してきました。この関連でブッシュ政権は、過去三年間、国連人口基金への米 […]

マキアヴェッリとヒットラー(その2)

太田述正コラム#0569(2004.12.20)<マキアヴェッリとヒットラー(その2)>  (3)結論への補注 「これまで外国の侵入に苦しめられてきた・・イタリア・・において・・救世主がどれほどの熱愛・・どれほどの復讐へ […]

マキアヴェッリとヒットラー(その1)

太田述正コラム#0568(2004.12.19)<マキアヴェッリとヒットラー(その1)> 1 始めに トマス・アクィナスがプロト欧州文明の大イデオローグであることは既にご説明した(コラム#547以下)ところですが、(この […]

中国共産党と支那社会(その1)

太田述正コラム#0567(2004.12.18)<中国共産党と支那社会(その1)> 1 始めに  支那文明や中国共産党にはまごうことなき負の側面があります(注1)が、だからといって負の側面だけをことさら強調したり、その負 […]

ブルガリアのシメオン首相(続)

太田述正コラム#0566(2004.12.17)<ブルガリアのシメオン首相(続)>  (父王の死は、ヒットラーとの会見直後の不審死でした。) 1944年の共産党系によるクーデターでシメオンの三人の摂政達とブルガリアの多数 […]

ブルガリアのシメオン首相

太田述正コラム#0565(2004.12.16)<ブルガリアのシメオン首相> (台湾の総選挙に関するコラム#562の注1の後に続く段落に大きく手を入れてホームページの時事コラム欄に再掲載してあります。また、前回のコラム# […]

ブッシュ政権新閣僚物語(その2)

太田述正コラム#0564(2004.12.15)<ブッシュ政権新閣僚物語(その2)>  (今回は、ちょっと短いですが、このところ疲労が蓄積しており、楽をさせてもらいました。)  とにかくケリク氏はジュリアーニ市長に忠勤を […]

ブッシュ政権新閣僚物語(その1)

太田述正コラム#0563(2004.12.14)<ブッシュ政権新閣僚物語(その1)>  (コラム#562の中頃の「浮動票の多い青陣営支持者(コラム#296)」は「浮動票の多い緑陣営支持者(コラム#296)」のミスプリです […]

台湾の総選挙の評価

太田述正コラム#0562(2004.12.13)<台湾の総選挙の評価> 11日に台湾で総選挙が実施されました。予想ではこれまで少数与党であった民進党と台湾団結連盟が合わせて全議席の過半数をとると考えられていましたが、多数 […]

新生アフガニスタン

太田述正コラム#0561(2004.12.12)<新生アフガニスタン> 1 5月末時点での情勢分析  今年6月にForeign Affairs誌に掲載された論考(執筆は5月末)は、アフガニスタンの絶望的な状況を描き出しま […]

胡錦涛時代の中国(その5)

太田述正コラム#0560(2004.12.11)<胡錦涛時代の中国(その5)>  (21,965→21,710→18,549、と減ってきていた本ホームページへの訪問者数が、11月10日??12月10日の一ヶ月は24,31 […]

胡錦涛時代の中国(その4)

太田述正コラム#0559(2004.12.10)<胡錦涛時代の中国(その4)>  (2)胡錦涛体制による軌道修正?  ア 反日ナショナリズム政策の放棄へ? ほぼ1年ぶりに開かれた、現地時間11月21日の日中首脳会談(於チ […]

陸幕製憲法改正案?(その2)

太田述正コラム#0558(2004.12.9)<陸幕製憲法改正案?(その2)>  結局、私は時間をかけて防衛局長を「教育」し、共同作戦計画(注2)は、おおむね原案通り、米側との調印を経て正式文書となりました。  (注2) […]

胡錦涛時代の中国(その3)

太田述正コラム#0557(2004.12.8)<胡錦涛時代の中国(その3)> 4 反日ナショナリズム政策 (1)反日ナショナリズム政策とその帰結  ア 反日ナショナリズム政策の採用 フルシチョフによる1956年のスターリ […]

陸幕製憲法改正案?(その1)

太田述正コラム#0556(2004.12.7)<陸幕製憲法改正案?(その1)> 1 始めに 陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛班に属する二等陸佐が元防衛庁長官の中谷元自民党憲法調査会改憲案起草委員会座長(衆議院議員)の求めに応 […]

胡錦涛時代の中国(その2)

太田述正コラム#0555(2004.12.6)<胡錦涛時代の中国(その2)> 3 体も心もボロボロの中国の人々  (1)体の問題昨年中国政府によって実施され、先月公表された調査によれば、中国国民の三分の一は、病気になって […]

ウクライナ情勢(その3)

太田述正コラム#0553(2004.12.4)<ウクライナ情勢(その3)>  ガーディアンの記事とは、橙陣営に結集したウクライナ市民達が求めているのは、親欧米とか親露とかを超越した、自由・民主主義確立への熱い思いだという […]

ウクライナ情勢(その2)

太田述正コラム#0551(2004.12.2)<ウクライナ情勢(その2)> 3 今次紛争  (1)根本的疑問 問題は、以上のウクライナの歴史だけで、ウクライナの選挙をめぐるこのたびの紛争について説明できるかどうかです。  […]

北方領土問題

太田述正コラム#0549(2004.11.30)<北方領土問題> 1 始めに  このところ、再び北方領土(Northern Territories)問題が話題になっています。 1970年だったかと思いますが、東大法学部の […]

ウクライナ情勢(その1)

太田述正コラム#0548(2004.11.29)<ウクライナ情勢(その1)>  (前回のコラム#547の「てにをは」を直して再掲載してあります。歴史の話はやめてくれという悲鳴が読者から聞こえてきたので、今回は現代の話をし […]

プロト欧州文明について(その4)

太田述正コラム#0547(2004.11.28)<プロト欧州文明について(その4)>  フリードリッヒは、かつてビザンツ帝国に属し、つい前までイスラム文明が栄え、多数のイスラム教徒が引き続き住んでいたシチリア島と、つい前 […]

プロト欧州文明について(その3)

太田述正コラム#0546(2004.11.27)<プロト欧州文明について(その3)>  (前回のコラム#545について、フレデリックは英語表示なのでドイツ語表示のフリードリッヒに改め、かつフリードリッヒのドイツ王及び両シ […]

プロト欧州文明について(その1)

太田述正コラム#0544(2004.11.25)<プロト欧州文明について(その1)> 1 始めに  これまで、「プロト欧州文明」(私の造語)について幾度となく言及してきました(コラム#61、65、231、457、503) […]

韓国とキリスト教(その2)

太田述正コラム#0543(2004.11.24)<韓国とキリスト教(その2)>  (2)布教への熱意 韓国のキリスト教の特徴の第二は、その過激なまでの布教への情熱です。  韓国のプロテスタント系の、かつ原理主義的な諸宗派 […]

アルジェリア紛争の教訓(その3)

太田述正コラム#0542(2004.11.23)<アルジェリア紛争の教訓(その3)>  (3)民族解放側による対民間人テロ 他方、アルジェリア独立紛争は、パレスティナ紛争におけるパレスティナ側にとって不吉な教訓を呈示して […]

アルジェリア紛争の教訓(その2)

太田述正コラム#0541(2004.11.22)<アルジェリア紛争の教訓(その2)> 3 もう一つのアルジェリア紛争  以前、もう一つのアルジェリア紛争について、「早過すぎた民主主義導入の典型的な失敗例がアルジェリアです […]

アルジェリア紛争の教訓(その1)

太田述正コラム#0540(2004.11.21)<アルジェリア紛争の教訓(その1)> 1 始めに   私がエジプトのカイロで少年時代を過ごした1950年代後半は、アルジェリア独立紛争の時代と重なっています。 帰国した翌年 […]

韓国とキリスト教(その1)

太田述正コラム#0539(2004.11.20)<韓国とキリスト教(その1)>  (前回のコラム#538の「知能指数」のところを、書き換えてホームページに再掲載してあります。 太田述正コラムのメーリングリスト登録は、ht […]

ブッシュの大統領再選(番外編2)

太田述正コラム#0538(2004.11.19)<ブッシュの大統領再選(番外編2)> 1 始めに  今回の大統領選挙の結果、米各州ごとの共和党・民主党支持傾向がより鮮明化し、かつ固定化したことがはっきりしました(コラム# […]

第三国潜水艦の領海侵犯(後日譚)

太田述正コラム#0537(2004.11.18)<第三国潜水艦の領海侵犯(後日譚)> 阿南惟茂駐中国大使が16日午前、中国外務省に出向いたところ、武大偉外務次官より、調査の結果、日本の領海を侵犯したとされた潜水艦は中国の […]

韓国の現政権の正体(その2)

太田述正コラム#0536(2004.11.17)<韓国の現政権の正体(その2)>  (前回のコラム#535で、「ノ・ムヒョン」を「ノ・テウ」と誤記してしまいました。掲示板上での二件のご指摘のほか、メールでもご指摘がありま […]

韓国の現政権の正体(その1)

太田述正コラム#0535(2004.11.16)<韓国の現政権の正体(その1)> 1 始めに  日本が、拉致事件をめぐる日朝交渉の動向に一喜一憂したり、韓流にうつつを抜かしている間にも、韓国はどんどんおかしくなっています […]

中台軍事バランス(その1)

太田述正コラム#0534(2004.11.15)<中台軍事バランス(その1)> 1 始めに 前回、原潜の領海侵犯に関し、米国は「日本を中国の「脅威」に目覚めさせて積極的に(台湾防衛等を念頭に置いた)米国の対中国軍事戦略に […]

第三国潜水艦の領海侵犯(その3)

太田述正コラム#0532(2004.11.13)<第三国潜水艦の領海侵犯(その3)>   ウ 水上艦艇攻撃訓練 ある海上自衛隊幹部は、「領海侵犯した目的はわからないが、・・領海侵犯した・・潜水艦が<上記の>曳船を標的に訓 […]

第三国潜水艦の領海侵犯(その2)

太田述正コラム#0531(2004.11.12)<第三国潜水艦の領海侵犯(その2)>  (私のホームページの掲示板で、前回のコラム冒頭で私が述べたことに関連して種々議論がなされています(#760??764)。なお、当コラ […]

第三国潜水艦の領海侵犯(その1)

太田述正コラム#0530(2004.11.11)<第三国潜水艦の領海侵犯(その1)>  (私のホームページの掲示板に、以下のような「お知らせ」の掲示をしました。(なお、先月(9??10月)はの訪問者数は21,710人でし […]

米国とは何か(つけたし3)

太田述正コラム#0529(2004.11.10)<米国とは何か(つけたし3)> 1 始めに 「現在の米国における共和党支持者=保守派≒キリスト教原理主義者は、かつての米国の独立を主導した勢力と基本的に同じであり、彼らが多 […]

ブッシュの大統領再選(番外編1)

太田述正コラム#0528(2004.11.9)<ブッシュの大統領再選(番外編1)> 1 始めに  お目当てのケリー(注)ではなく、ブッシュが大統領選で再選を果たしたことで、欧州と英国の政府関係者達は困惑しています。このま […]

ブッシュの大統領再選(その3)

太田述正コラム#0526(2004.11.7)<ブッシュの大統領再選(その3)>   ウ ゲームの放棄 ひたすら待つなんてごめん蒙る、という民主党支持者達に残された手段はゲームを放棄し、米国から逃げ出すことしかありません […]

ブッシュの大統領再選(その2)

太田述正コラム#0525(2004.11.6)<ブッシュの大統領再選(その2)> 3 民主党支持者はどうしたらよいのか  (1)追いつめられた民主党支持者  ア 状況前回と今回の大統領選挙を経て、共和党は、大統領・上院・ […]

ブッシュの大統領再選(その1)

太田述正コラム#0524(2004.11.5)<ブッシュの大統領再選(その1)> 1 予想の「的中」  今回の米大統領選挙でブッシュが買ったこと、ブッシュが勝った州とケリーが勝った州が前回の2000年の大統領選挙の時のブ […]

伊・英・米空軍の創始者の三人(その4)

太田述正コラム#0523(2004.11.4)<伊・英・米空軍の創始者の三人(その4)>  (このシリーズが次回で終わってからで結構ですが、軍事通や自衛官(現役・OB)の読者の方々のコメントをお待ちしています。) 5 三 […]

米国反仏「理論」あれこれ(その4)

太田述正コラム#0519(2004.10.31)<米国反仏「理論」あれこれ(その4)>  (こむつかしい話しが続いてうんざりされている読者の方々の顔が思い浮かびますが、もう少しご辛抱頂き、お付き合い願います。)  まず指 […]

米国反仏「理論」あれこれ(その3)

太田述正コラム#0518(2004.10.30)<米国反仏「理論」あれこれ(その3)>  (コラム#516については再度、そしてコラム#517については初めて「てにをは」を改めて、ホームページの時事コラム欄に再掲載してあ […]

米国反仏「理論」あれこれ(その2)

太田述正コラム#0517(2004.10.29)<米国反仏「理論」あれこれ(その2)>  (前回のコラム#516の「てにをは」を二カ所直してホームページに再掲載してあります。 かれこれ10日間以上、メーリングリスト登録者 […]

米国反仏「理論」あれこれ(その1)

太田述正コラム#0516(2004.10.28)<米国反仏「理論」あれこれ(その1)> 1 始めに  イラク戦に反対したフランスへの反感が米国で高まっていることはご承知のことと思います。 イラクでの「苦戦」が続く昨今、こ […]

オリンピックでのメダル獲得数(その3)

太田述正コラム#0514(2004.10.26)<オリンピックでのメダル獲得数(その3)>  (2)米国アテネでの米国の金メダル獲得数の全金メダル数に占める割合は史上最低を記録しました。これは、金メダルがより多くの国々に […]

米国独立が決まった瞬間?(その2)

太田述正コラム#0511(2004.10.23)<米国独立が決まった瞬間?(その2)> 3 どうして独立戦争に勝てたのか  どうして北米植民地側は、トレントン・プリンストンの戦い、ひいては独立戦争に勝つことができたのでし […]

英独愛読書比較

太田述正コラム#0508(2004.10.20)<英独愛読書比較> 1 始めに  前に英国とドイツでそれぞれ行われた自国の有名人人気投票をご紹介したことがあります(コラム#198)。今度は愛読書の人気投票です。前回と同様 […]

米国とは何か(続)(つけたし2)

太田述正コラム#0506(2004.10.18)<米国とは何か(続)(つけたし2)>  最後に、今年9月の体験だ。 ロンドンでバスに乗っていたところ、身なりの整った英国人女性Eが学校の制服を着た息子と一緒にいたが、そこに […]

米国とは何か(続)(つけたし1)

太田述正コラム#0505(2004.10.17)<米国とは何か(続)(つけたし1)> 1 始めに  表記のようなアングロサクソン論がらみのテーマだと、読者からの反応があったためしがないので、張り合いがないこと夥しいものが […]

米国とは何か(続)(その3)

太田述正コラム#0504(2004.10.16)<米国とは何か(続)(その3)>  (前回のコラム#503の冒頭や末尾に手を入れてホームページ(http://www.ohtan.net)の時事コラム欄に再掲載してあります […]

米国とは何か(続)(その2)

太田述正コラム#0503(2004.10.15)<米国とは何か(続)(その2)>  (コラム#501と502に訂正等を加え、ホームページ(http://www.ohtan.net)の時事コラム欄に再掲載してあります。) […]

米国とは何か(続)(その1)

太田述正コラム#0502(2004.10.14)<米国とは何か(続)(その1)>  (本シリーズは、コラム#304??307の「一応」続きです。) 1 始めに   (1)問題意識 米国が人種差別(奴隷制・黒人差別(コラム […]

飛び級と日本の公教育

太田述正コラム#0501(2004.10.13)<飛び級と日本の公教育> 1 始めに  飛び級(grade skipping)とは、本来進級すべき直近の上位学年を飛ばしてそれより上位の学年に進級することです。 日本におい […]

イラク情勢の暗転?(その8)

太田述正コラム#0500(2004.10.12)<イラク情勢の暗転?(その8)>  (前回のコラム#499の注14のcの「てにをは」等を直してホームページの時事コラム欄に再掲載してあります。なお、この時事コラム欄内のコラ […]

イラク情勢の暗転?(その7)

太田述正コラム#0499(2004.10.11)<イラク情勢の暗転?(その7)>  (本篇は、コラム#493の続きです。) 来るべき来年1月末の選挙は、米国の息のかかった現在のイラク暫定政府(注13)がそのままの姿でイラ […]

無神論と神不可知論(その3)

太田述正コラム#0498(2004.10.10)<無神論と神不可知論(その3)>  ヒュームは、奇跡を信じることは不合理であるとし、奇跡に立脚した宗教は否定されるべきことを示唆しました。また、神の存在を論理によって証明す […]

無神論と神不可知論(その2)

太田述正コラム#0497(2004.10.9)<無神論と神不可知論(その2)> (掲示板でもお示ししたように、本日まぐまぐの審査結果が発表されましたが、残念ながら私のメルマガ(人気投票12位)は選に漏れました。人気投票の […]

無神論と神不可知論(その1)

太田述正コラム#0496(2004.10.8)<無神論と神不可知論(その1)> 1 無神論について 無神論(atheism)とは、神または神々など存在しないとする信条です。代表的な無神論者として挙げられるのは、18世紀は […]

吉田ドクトリンの呪縛(その3)

太田述正コラム#0495(2004.10.7)<吉田ドクトリンの呪縛(その3)>   エ 日本及び日本人の「再生」 言うまでもなく、米国政府と台湾政府の要請や韓国の声なき声は、いずれもそれぞれの国の国益に即しているわけで […]

イラク情勢の暗転?(その6)

太田述正コラム#0493(2004.10.5)<イラク情勢の暗転?(その6)> スンニ派地区が沈静化すると見る理由の第三は、来年1月末のイラク総選挙の投票日までには必ずや米軍は、(前に一度やったように、部隊の交代時期を利 […]

イラク情勢の暗転?(その5)

太田述正コラム#0492(2004.10.4)<イラク情勢の暗転?(その5)> 4 イラクの今後 (2)スンニ派地区は平穏化する イラクが三つに分裂しないと私が考えるのは、現在荒れに荒れているスンニ派地区(注7)も、必ず […]

宗教とエントロピー

太田述正コラム#0490(2004.10.2)<宗教とエントロピー> 1 問題意識  私は、このコラムでイスラム教やキリスト教の原理主義化に強い懸念を表明(多すぎるのでいちいち引用しない)する一方で、世俗主義の強制にも反 […]

読者の皆さんへ

太田述正コラム#0489(2004.10.1)<読者の皆さんへ>  再び、このコラムを今後どうするかを考えるべき時期が来たようです。  8月のまぐまぐのコラム人気投票にエントリーするにあたって、「アングロサクソン論と軍事 […]

その後のシリア

太田述正コラム#0488(2004.9.30)<その後のシリア>  以前シリアについて書いて(コラム#97(2003.1.2付)。読んでいない方は読んでいただかないと、今回のコラムの興味が半減します)から随分時間が経ちま […]

米国とユダヤ人(その3)

太田述正コラム#0487(2004.9.29)<米国とユダヤ人(その3)> 4 最近の米国ユダヤ人事情  ユダヤ人が大いに力を貸した公民権運動が成功し、これに加えてその後アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置) […]

米国とユダヤ人(その2)

太田述正コラム#0486(2004.9.28)<米国とユダヤ人(その2)> 2 米国のユダヤ人人口世界一へ  初期においては、米国におけるキリスト教原理主義とリベラリズムの戦いの帰趨は予断を許しませんでした。 しかしユダ […]

米国とユダヤ人(その1)

太田述正コラム#0485(2004.9.27)<米国とユダヤ人(その1)> 1 ユダヤ人の到来  現在ユダヤ人の町とも言われるニューヨークにユダヤ人が初めて到着したのは偶然によってでした。 ブラジルを一時オランダが(異端 […]

イラク情勢の暗転?(その4)

太田述正コラム#0484(2004.9.26)<イラク情勢の暗転?(その4)> もう少し補足しましょう。アングロサクソン文明は、人類史上他に例を見ない個人主義文明であり(コラム#88、89)、それが近代文明たるゆえんなの […]

イラク情勢の暗転?(その3)

太田述正コラム#0483(2004.9.25)<イラク情勢の暗転?(その3)>  ここで、スンニ派地区の中で、思いがけない展開を経て、現在最もひどい状況を呈しているファルージャについて触れておきましょう。 バグダッドの西 […]

イラク情勢の暗転?(その2)

太田述正コラム#0482(2004.9.24)<イラク情勢の暗転?(その2)>  (最近、読者数の伸びが殆ど見られません。愛読者の皆さん、何度もお願いして大変心苦しいのですが、広報宣伝をぜひともよろしくお願いします。) […]

イラク情勢の暗転?(その1)

太田述正コラム#0481(2004.9.23)<イラク情勢の暗転?(その1)> 1 三つの地域ごとに異なるイラク情勢  (1)全般的情勢5月上旬(コラム#340??343)と6月初頭(コラム#371)に楽観的なイラク情勢 […]

イギリスとユダヤ人(その3)

太田述正コラム#0480(2004.9.22)<イギリスとユダヤ人(その3)> 3 イギリスとユダヤ人の二回目の邂逅  1655年に、アムステルダムのユダヤ教のラビがイギリスのクロムウェルの政府にユダヤ人のイギリス復帰の […]