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防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

年別: 2004年

日本と米国の大学比較

太田述正コラム#0378(2004.6.12)<日本と米国の大学比較>  (ホームページの掲示板にも載せましたが、5??6月(11日から10日)の本ホームページへの訪問者数が18,559人と過去最高であった三ヶ月前の14 […]

ロナルド・レーガン(その3)

太田述正コラム#0377(2004.6.11)<ロナルド・レーガン(その3)>  (コラム#375のサプライサイド経済学がらみの記述を訂正してホームページに再掲載してあります。)  第一にレーガンは、1982年に米海兵隊 […]

ロナルド・レーガン(その2)

太田述正コラム#0376(2004.6.10)<ロナルド・レーガン(その2)> 5 勧「善」懲「悪」外交  (1)ソ連 レーガンは共産主義の総本山のソ連を「悪の帝国(evil empire)」と呼び、ソ連のSS-20に対 […]

民主主義の起源(その2)

太田述正コラム#0373(2004.6.7)<民主主義の起源(その2)>  いささか先を急ぎすぎましたが、パットニー集会での結論はどうなったのでしょうか。 集会の席上でも完全な普通選挙の導入には反対論が多く、結局、施し物 […]

民主主義の起源(その1)

太田述正コラム#0372(2004.6.6)<民主主義の起源(その1)> 反民主主義的なアングロサクソンは、面白いことに、世界で最も早く民主主義を提唱した人々を生み出しています。それが、17世紀のイギリスの(日本で言うと […]

イラク終戦処理の「完了」

太田述正コラム#0371(2004.6.5)<イラク終戦処理の「完了」>  (野暮用がめっぽう忙しく、相当バテ気味です。そこで、今回はかなり肩の力を抜いて書かせていただきました。ご理解のほどを。)  私が常にイラク情勢に […]

民主主義の理論(その2)

太田述正コラム#0369(2004.6.3)<民主主義の理論(その2)> 2 民主主義は経済発展に資するのか  (1)問題の所在 スロヴィエツキのおかげで民主主義は優れた制度であってしかも十分機能しうることが明らかになっ […]

民主主義の理論(その1)

太田述正コラム#0368(2004.6.2)<民主主義の理論(その1)> 1 民主主義は機能するのか  (1)始めに 以前、アングロサクソンは民主主義嫌いだと申し上げたことがあります(コラム#91)。 フロイド(Sigm […]

第二回小泉・金会談について(その4)

太田述正コラム#0362(2004.5.27)<第二回小泉・金会談について(その4)>  (一昨日小倉に一泊し、昨日野暮用で大分県を訪れ、新貝中津市長及び広瀬大分県知事とそれぞれ旧交を温めてきました。昨夜東京に戻ったとこ […]

第二回小泉・金会談について(その3)

太田述正コラム#0361(2004.5.26)<第二回小泉・金会談について(その3)>  (4)米国の韓国放棄 以上見てきた核攻撃力、核防御力、通常兵力の強化は、第一義的には米国自身のためであり、第二義的には日本のためで […]

第二回小泉・金会談について(その2)

太田述正コラム#0360(2004.5.25)<第二回小泉・金会談について(その2)>  (最初に読者の鈴木さんからのメールを転載させていただきます。私のコラムは、その後に続きます。) ――――――――――――――――― […]

第二回小泉・金会談について(その1)

太田述正コラム#0359(2004.5.24)<第二回小泉・金会談について(その1)>  平壌で二度目の小泉・金会談が行われ、拉致問題で進展がありました。 この「意義」を理解するためには、現在の朝鮮半島状況を踏まえる必要 […]

開放的な社会礼賛(その2)

太田述正コラム#0358(2004.5.23)<開放的な社会礼賛(その2)> 3 感想  (1)北朝鮮非開放社会の最たるものの北朝鮮の惨状はご承知の通りです。 (北朝鮮は、核問題について、以前(コラム#170及び171で […]

開放的な社会礼賛(その1)

太田述正コラム#0357(2004.5.22)<開放的な社会礼賛(その1)> 1 始めに  これまで私がことあるごとに、アングロサクソンと日本の提携を主張し、ヒンズー原理主義を批判し、イスラムの病弊を嘆き、ロシア的なるも […]

 インドの政変(その2)

太田述正コラム#0355(2004.5.20)<インドの政変(その2)>  (前回のコラムの冒頭部分等での事実の誤りを訂正してホームページに再掲載してあります。) 当選者数に目を奪われず、得票率を見れば、このことは明らか […]

インドの政変(その1)

太田述正コラム#0354(2004.5.19)<インドの政変(その1)> 1 インド総選挙の結果 先般のインドの総選挙では、事前のあらゆる世論調査や評論家の予想を覆してBJPを中心とする与党連合が敗北し、国民会議派(In […]

新悪の枢軸:中国篇(その6)

太田述正コラム#0353(2004.5.18)<新悪の枢軸:中国篇(その6)> 6 展望  中国が本格的に自由・民主主義化の道を歩み始めるきっかけになるのは何なのでしょうか。 中華人民共和国が、漢人主導の「中華帝国」とし […]

新悪の枢軸:中国篇(その5)

太田述正コラム#0352(2004.5.17)<新悪の枢軸:中国篇(その5)>  (2)権力にしがみつく中国共産党 胡錦涛体制のホンネは次のようなものであると考えられています。 a:共産党による支配は継続する。b:ただし […]

新悪の枢軸:中国篇(その4)

太田述正コラム#0350(2004.5.15)<新悪の枢軸:中国篇(その4)>  (本コラムの購読者数が10日に769名に達して以来、一時772名までのびたものの、現在再び769名に戻っています。5日間も数が増えなかった […]

新悪の枢軸:中国篇(その3)

太田述正コラム#0349(2004.5.14)<新悪の枢軸:中国篇(その3)>  より深刻な問題は、中国の自由・民主主義化の停滞です。 3 人権状況改善の頓挫  (1)人権状況への懸念4月の初め、パウエル米国務長官は、中 […]

新悪の枢軸:中国篇(その2)

太田述正コラム#0348(2004.5.13)<新悪の枢軸:中国篇(その2)> 2 経済発展の代償  (1)所得分配の不平等化中国の経済発展には著しいものがありますが、その代償もまた巨大なものがあります。開放化政策が始ま […]

新悪の枢軸:中国篇(その1)

太田述正コラム#0347(2004.5.12)<新悪の枢軸:中国篇(その1)>  いよいよ、新悪の枢軸中の真打ち、中国の登場です。 1 経済発展  購買力平価による最新データ(IMF)では、中国のGNPは世界の12.6% […]

イラクの現状について(号外篇4)

太田述正コラム#0343(2004.5.8)<イラクの現状について(号外篇4)>  米軍(注8)が5月4日のタイミングで動いたのは、ファルージャ攻防戦が終わった(コラム#341)からであり、かつ5月4日にバグダッドでシー […]

イラクの現状について(号外篇3)

太田述正コラム#0342(2004.5.7)<イラクの現状について(号外篇3)> (2)サドル師の反乱収束へ「イランの影響下にあるナジャフのイスラム有識者達からの働きかけもあり、イランの政府使節がイラクに到着した前後にサ […]

 イラクの現状について(号外篇2)

太田述正コラム#0341(2004.5.6)<イラクの現状について(号外篇2)> 2 イラクの反乱収束へ  (1)ファルージャの反乱収束ほぼ一ヶ月間も続き、米側100名、イラク側600名の人名が犠牲になったファルージャ攻 […]

イラクの現状について(号外篇1)

太田述正コラム#0340(2004.5.5)<イラクの現状について(号外篇1)> 1 イラク人収用者虐待事件をめぐって  (1)始めに イラクの米軍がイラク人収用者を虐待したことが明るみに出(http://www.was […]

宗教雑感(その2)

太田述正コラム#0337(2004.5.2)<宗教雑感(その2)>  (今月27日(木)に大分県大分市に所用で行くことになるかもしれません。前日か当日の晩飯時に私を囲むオフ会に参加するご意向のある現地の読者の方がいらっし […]

宗教雑感(その1)

太田述正コラム#0336(2004.5.1)<宗教雑感(その1)>  (旧イラク軍将官をファルージャ防衛隊の司令官に任命して米海兵隊はファルージャ市内から撤退する運びとなったことから、一ヶ月近くに及んだイラクの混乱も私の […]

サッチャー時代の英国(その2)

太田述正コラム#0335(2004.4.30)<サッチャー時代の英国(その2)> 2 かつての大英帝国の最後の光芒 サッチャー政権時代のハイライトは1982年のフォークランド戦争の勝利です。私は、「戦勝の結果、第二次大戦 […]

アフリカについて

太田述正コラム#0333(2004.4.28)<アフリカについて> 1 始めに  アフリカ・・と言っても正確にはサハラ以南のアフリカ(Sub-Saharan Africa)・・については、私が土地勘がないこともあって、今 […]

ブッシュ政権の世界戦略(その3)

太田述正コラム#0332(2004.4.27)<ブッシュ政権の世界戦略(その3)>  (2)パレスティナ ブッシュ政権のパレスティナ政策については、コラム#321を参照してください。 ブッシュ政権の台湾政策にせよ、パレス […]

両極分解する米国

太田述正コラム#0331(2004.4.26)<両極分解する米国>  (コラム#327の一部に訂正、加筆を行い、ホームページ(http://www.htan.net)の時事コラム欄に再掲載してあります。) 1 始めに   […]

カストロ・米国・中南米(続)

太田述正コラム#0330(2004.4.25)<カストロ・米国・中南米(続)> 3 米国と中南米、そしてカストロ  ベネズエラの作家カルロス・ランゲル(Carlos Rangel)は、「中南米の人間にとって、少しばかりの […]

カストロ・米国・中南米

太田述正コラム#0329(2004.4.24)<カストロ・米国・中南米> 1 始めに  国連の石油・食糧交換プログラムにからむ贈収賄事件で名前が出ているジョージ・ギャロウェー英下院議員(コラム#326)は、この報道を昨年 […]

ブッシュ政権の世界戦略(その2)

太田述正コラム#0328(2004.4.23)<ブッシュ政権の世界戦略(その2)>  (2)新悪の枢軸の封じ込め これは、私がかねてから注意を喚起しているところの、ロシア、インド、中共三国を潜在敵国視しその封じ込めを図る […]

ブッシュ政権の世界戦略(その1)

太田述正コラム#0327(2004.4.22)<ブッシュ政権の世界戦略(その1)>  ブッシュ政権の任期の満了が近づきつつある現在、ようやくその世界戦略の全体像が明らかになりつつあります。 私はそれは、「自由・民主主義の […]

国際連合の実相(その2)

太田述正コラム#0326(2004.4.21)<国際連合の実相(その2)>  (2)国連平和維持活動いまや国連平和維持活動(PKO)は、鳴り物入りの国連の表看板の一つになっており、国連加盟国191カ国中、94カ国が世界の […]

国際連合の実相(その1)

太田述正コラム#0325(2004.4.20)<国際連合の実相(その1)> 1 始めに  私は1980年に日本政府の推薦を得て、国際連合事務総長によって信頼醸成措置に関する会議の日本政府専門家に任命され、同年から翌年にか […]

イラクの現状について(おさらい5)

太田述正コラム#0324(2004.4.19)<イラクの現状について(おさらい5)> (3)シリアの「自由」化シリアにおいて先般、北部の都市から始まったクルド人(シリア内に130万人が居住。うち30万人は主にトルコからの […]

イラクの現状について(おさらい4)

太田述正コラム#0323(2004.4.18)<イラクの現状について(おさらい4)> 4 フセイン政権崩壊が中東に及ぼした巨大なインパクト  米英両国によるイラク戦争の決行とその結果としてのフセイン政権崩壊以降、巨大な地 […]

イラクの現状について(おさらい3)

太田述正コラム#0322(2004.4.17)<イラクの現状について(おさらい3)> 精強な新生イラク軍を整備、運用するためには、有能な将校の確保と、権威ある統治機構の確立が必要不可欠です。 このところイラク情勢が緊迫化 […]

パレスティナ紛争の終焉

太田述正コラム#0321(2004.4.16)<パレスティナ紛争の終焉> 1 始めに  イラク情勢の緊迫化に目を奪われている間に、中東に関し、画期的な動きがありました。 パレスティナ紛争の終焉です。私は1月23日付のコラ […]

イラクの現状について(おさらい2)

太田述正コラム#0320(2004.4.15)<イラクの現状について(おさらい2)> 2 抵抗勢力 (2) シーア派急進派勢力 このような、アラブ人市民の傷ついた心情を背景に、シーア派急進派のサドル師は、マーディ(Mah […]

イラクの現状について(おさらい1)

太田述正コラム#0319(2004.4.14)<イラクの現状について(おさらい1)>  この際、基本的なことを押さえておきましょう。 1 フセイン政権崩壊一周年のイラク  フセイン政権下で数年来禁止されていたスンニ派信徒 […]

シバジ騒動(追補2)

太田述正コラム#0318(2004.4.13)<シバジ騒動(追補2)> 2 ナイポールの「過ち」  以前、ノーベル文学賞受賞者である、トリニダード出身のインド人VS・ナイポールが「インド固有のサンスクリット文化(すなわち […]

シバジ騒動(追補1))

太田述正コラム#0317(2004.4.12)<シバジ騒動(追補1)>  「シバジ騒動」の「その1」(コラム#301)??「その3」(コラム#303)でご紹介したような話は他にも沢山あります。 1 ガネシュ  ガネシュ( […]

マレーシアの思い出(その3)

太田述正コラム#0316(2004.4.11)<マレーシアの思い出(その3)>  (本稿は、コラム#295の続きです。) 5 マハティールの遺産  (1)マハティールの遺産 マハティールがかつて日本を模範と仰いだにもかか […]

新悪の枢軸:インド篇(その6)

太田述正コラム#0315(2004.4.10)<新悪の枢軸:インド篇(その6)>  (本篇は、形式的にはコラム#288の続きですが、実質的にはコラム#286の続きです。) 4 民主主義はインドの長所か  (1)アマルティ […]

イラクの現状について

太田述正コラム#0314(2004.4.9)<イラクの現状について> 1 イラク情勢に「変化」なし  私は、イラクについて、これまで(昨年11月21日付けのコラム#190や2月3日付けのコラム#248等で)申し上げてきた […]

没落する米国(その2)

太田述正コラム#0312(2004.4.7)<没落する米国(その2)>  (本稿は、コラム#308の続きです。)  米国の没落が差し迫っている理由として、しばしば挙げられるのは次の二点です。第一に、米国が外国に多額の債務 […]

英仏協商100年(その3)

太田述正コラム#0311(2004.4.6)<英仏協商100年(その3)> 3 英仏関係の今  かつてフランスの文豪ビクトル・ユーゴー(Victor Hugo)は、「英仏間には敵意(antipathy)があるわけではなく […]

英仏協商100年(その2)

太田述正コラム#0310(2004.4.5)<英仏協商100年(その2)>  エドワードは不肖の息子でした。 ビクトリア=アルバート夫妻は、エドワードにドイツ的なスパルタ帝王教育を施したのですが、エドワードは両親の期待を […]

英仏協商100年(その1)

太田述正コラム#0309(2004.4.4)<英仏協商100年(その1)> 1 始めに  4月8日に、1904年に英仏協商(Entente Cordiale=Friendly Understanding)が締結されてから […]

没落する米国(その1)

太田述正コラム#0308(2004.4.3)<没落する米国(その1)> 1 始めに  米国人は、英国人に比べて所得が高く、より大きな家に住み、生活費は安く、税金も安い、というわけで、bastard(庶子)だというのに、本 […]

米国とは何か(その4)

太田述正コラム#0307(2004.4.2)<米国とは何か(その4)> 2 博徒たるアングロサクソン 米国の文豪ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)は、小説’The Confidence-M […]

米国とは何か(その3)

太田述正コラム#0306(2004.4.1)<米国とは何か(その3)> (2)18世紀的社会意識 ア 第一の原罪米国におけるアングロサクソン至上主義とそれと裏腹の関係にある非アングロサクソン人種に対する差別意識については […]

米国とは何か(その2)

太田述正コラム#0305(2004.3.31)<米国とは何か(その2)> イ 政治意識 入れ物(政治制度)が18世紀のままなら、中身(政治意識)の方も18世紀のまま変わっていない傑作な国が米国です。 英ガーディアン紙掲載 […]

米国とは何か(その1)

太田述正コラム#0304(2004.3.30)<米国とは何か(その1)> 1 発育不全のアングロサクソン (1)18世紀的政治ア 政治制度 米国の政治制度は18世紀に英国から独立し、憲法が制定された時のままであり、現存す […]

シバジ騒動(その2))

太田述正コラム#0303(2004.3.29)<シバジ騒動(その3)> 3 騒動の経緯 レーンの本は、2003年の初めに英国と米国で出版され、同年6月にはインドでも出版されました。2003年11月にはマハラシュトラ州所在 […]

シバジ騒動(その1)

太田述正コラム#0301(2004.3.27)<シバジ騒動(その1)> 1 始めに シバジ(Shivaji)って誰だかご存じですか?インド人なら知らない人はいません。マラータ同盟、はどうですか?そう言えば、世界史でちょっ […]

台湾の総統選挙(続x3)

太田述正コラム#0299(2004.3.25)<台湾の総統選挙(続x3)> 5 連戦陣営による異議  この選挙結果に対し、連戦陣営は異議を唱えているわけですが、その異議の内容は、その後三つも増えて5項目にわたっています( […]

台湾の総統選挙(続々)

太田述正コラム#0298(2004.3.24)<台湾の総統選挙(続々)> 3 陳水扁総統銃撃事件  陳水扁総統は翌日が総統選というた3月19日午後1時45分(日本時間同2時45分)頃、台湾南部の台南市内を選挙カーで遊説中 […]

台湾の総統選挙(続)

太田述正コラム#0297(2004.3.23)<台湾の総統選挙(続)> 2 連戦陣営有利に転じた理由  2月の上旬に、かつての台湾の財閥のオーナーで、現在背任の嫌疑(そのカネで中共に投資したとされている)を受けて米国に逃 […]

台湾の総統選挙

太田述正コラム#0296(2004.3.22)<台湾の総統選挙>  3月20日に実施された台湾の総統選挙で民主進歩党(民進党)の陳水扁総統が再選されたのは、実は番狂わせでした(注1)。  (注1)投票日の三日前に英国のフ […]

マレーシアの思い出(その2)

太田述正コラム#0295(2004.3.21)<マレーシアの思い出(その2)> 3 マレーシアについての仮説  (1)仮説とその検証 第一の仮説は、マレーシアが日本を軽視している、というものです。 ある国の政治家の平均的 […]

「支那」について

太田述正コラム#0294(2004.3.20)<「支那」について> 1 始めに  本コラムで私が「支那」という言葉を用いていることについて、しばしばご批判をいただいていますので、改めて私の考えを申し上げます。  そのご批 […]

マレーシアの思い出(その1)

太田述正コラム#0293(2004.3.19)<マレーシアの思い出(その1)> 1 マレーシア訪問  1999年3月、私は官房審議官として防衛庁を代表し、クアラルンプールで開催されたマレーシアとの初の防衛定期協議に臨みま […]

張学良(その3)

太田述正コラム#0292(2004.3.18)<張学良(その3)>  1934年に蒋介石の命によって欧州から帰国した張学良は、再び華北の国民党軍の司令官となり、中共軍の討伐に従事します。しかし、将兵の間では、蒋介石がろく […]

欧州の「挑発」(その2)

太田述正コラム#0291(2004.3.17)<欧州の「挑発」(その2)> (もっとも、サパテロ氏は、6月30日までに国連が新安保理決議でイラク復興に関する権限を与えられた場合はスペイン兵を撤兵はしないとの留保をつけてい […]

張学良(その2)

太田述正コラム#0290(2004.3.16)<張学良(その2)>  (本編は、コラム#187(2003.11.11)の続編です。) 張学良は、父張作霖が匪賊であった時代にある富豪を襲撃略奪した時、人質として奪った娘を妻 […]

欧州の「挑発」(その1)

太田述正コラム#0289(2004.3.15)<欧州の「挑発」(その1)> 1 始めに 私はかねてより、アングロサクソン文明と欧州文明との抗争こそ、世界の近現代史を貫く最大のテーマだと指摘してきました。その抗争が、イラク […]

新悪の枢軸:インド篇(その5)

太田述正コラム#0288(2004.3.14)<新悪の枢軸:インド篇(その5)> 茶飲み話2:クリケット  イギリスが世界の旧植民地に残した遺産として、もっとも顕著なものの一つがクリケット競技です。このたび、殆ど15年ぶ […]

新悪の枢軸:インド篇(その4)

太田述正コラム#0287(2004.3.13)<新悪の枢軸:インド篇(その4)>  ここでちょっと休憩をしましょう。 茶飲み話1:インドの思い出  (1)暑さ 読者の中に、インドを訪れたことのある方はおられるでしょうか。 […]

新悪の枢軸:インド篇(その3)

太田述正コラム#0286(2004.3.12)<新悪の枢軸:インド篇(その3)>  そうではない、と思った方がよさそうです。 ポイントは、BJPがまだインドの中央政治で地歩を固めきっていないところにあります。 1999年 […]

新悪の枢軸:インド篇(その2)

太田述正コラム#0285(2004.3.11)<新悪の枢軸:インド篇(その2)>  (前号に書き忘れましたが、ホームページの掲示板でもお知らせしたように、私のホームページへの訪問者数が2月11日??3月10日は14,58 […]

新悪の枢軸:インド篇(その1)

太田述正コラム#0284(2004.3.10)<新悪の枢軸:インド篇(その1)> 1 インドの可能性  インドは、冷戦の終焉を契機に、初代首相のネールが採択したイギリス直輸入のフェビアン流社会主義の体制(注1)から、(政 […]

新悪の枢軸:ロシア篇(追補3)

太田述正コラム#0283(2004.3.9)<新悪の枢軸:ロシア篇(追補3)>  (2)時代を自ら切り開いたプーチン ソ連が崩壊した1991年、プーチンはKGBを辞め、故郷レニングラード(後にサンクト・ペテルブルグへと改 […]

新悪の枢軸:ロシア篇(追補2)

太田述正コラム#0282(2004.3.8)<新悪の枢軸:ロシア篇(追補2)>  このように見てくると、どうしてロシアについての米国の論調が悲観論一色になってしまっているのかが不思議に思えてくることだろう。 その理由は至 […]

ハイチの悲劇(その2)

太田述正コラム#0280(2004.3.6)<ハイチの悲劇(その2)> (3)米国 1804年にハイチが独立を宣言すると、これに恐惶をきたした大奴隷所有者たるトーマス・ジェファーソン米大統領は、ハイチに対する経済制裁を開 […]

ハイチの悲劇(その1)

太田述正コラム#0279(2004.3.5)<ハイチの悲劇(その1)> 1 破綻国家ハイチ  ハイチでは反乱勢力がジャン=ベルトラン・アリスティッド(Jean-Bertrand Aristide)大統領を亡命に追いやった […]