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防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

月別: 2005年1月

イラク暫定国民議会選挙(その1)

太田述正コラム#0612(2005.1.31)<イラク暫定国民議会選挙(その1)> 1 始めに  現在日本時間の1月30日深夜ですが、BBCやCNNのTV放送を見る限り、イラク暫定国民議会選挙では、いくつかのテロ攻撃にも […]

ブッシュの歪んだ対日歴史認識

太田述正コラム#0611(2005.1.31)<ブッシュの歪んだ対日歴史認識> ブッシュ米大統領がブレア英首相との昨年11月12日のワシントンでの首脳会談終了後の共同記者会見で、イラク等の民主化の必要性を強調する文脈で、 […]

英国現代史の恥部(その2)

太田述正コラム#0610(2005.1.30)<英国現代史の恥部(その2)>  マウマウ団は白人入植者に対する全面的な蜂起を開始します。 英国はこの1952年の時点で、既にインド・パキスタン・ビルマを独立させ、パレスティ […]

英国現代史の恥部(その1)

太田述正コラム#0609(2005.1.29)<英国現代史の恥部(その1)> 1 始めに  会田雄次の「アーロン収容所」を読んだことがある方は、先の大戦後の英国管理下の日本兵収容所におけるイギリス人の陰湿な残忍さについて […]

奴隷制廃止物語(その5)

太田述正コラム#0608(2005.1.28)<奴隷制廃止物語(その5)>  (本篇は、コラム#601の続きです。なお、北方領土問題についての議論が掲示板上で引き続いて行われているので、ご覧下さい。)  (2)現代におけ […]

ブッシュの就任演説(その3)

太田述正コラム#0606(2005.1.26)<ブッシュの就任演説(その3)>  (3)ライス発言 ブッシュ演説の中ではTyrranyとしてしか登場しない「敵」を具体的に例示したのが、演説より前に行われた自分の上院就任審 […]

ブッシュの就任演説(その2)

太田述正コラム#0605(2005.1.25)<ブッシュの就任演説(その2)>  ブッシュドクトリンとは何であるかを理解する鍵は、演説中にa: terrorという言葉が全く登場しないこと、であり、また逆にb:Tyrran […]

ブッシュの就任演説(その1)

太田述正コラム#0604(2005.1.24)<ブッシュの就任演説(その1)>  (北方領土問題については、ホームページ(http://www.ohtan.net)の掲示板上でやりとりが続いていますので、ご覧下さい。) […]

奴隷制廃止物語(その4)

太田述正コラム#0601(2005.1.21)<奴隷制廃止物語(その4)> 4 エピローグ  (1)派生した市民運動  ア 始めに 奴隷解放運動は人類史上最初の市民運動でしたが、この運動から派生した様々な市民運動が英国で […]

男女平等問題をめぐって

太田述正コラム#0600(2005.1.20)<男女平等問題をめぐって> 1 始めに  男女平等を求める運動(Feminism、Women’s Equality Movement)は、英国のメアリー・アステル […]

ハーバート・フーバー(その3)

太田述正コラム#0599(2005.1.19)<ハーバート・フーバー(その3)> 5 フーバーの余生  一市民に戻ったフーバーは、青少年の健全育成を図るための団体の会長を務め、悠々自適の生活を送りましたが、ナチスドイツが […]

ハーバート・フーバー(その1)

太田述正コラム#0597(2005.1.17)<ハーバート・フーバー(その1)> 1 始めに  スタンフォード大学に近づくと、一番最初に目に飛び込んでくるのはフーバー・タワーです。構内のフーバー研究所に建っているこの展望 […]

ハリー事件と英独関係

太田述正コラム#0596(2005.1.16)<ハリー事件と英独関係> 1 始めに  英国のヘンリー王子(以下、愛称を用い、「ハリー」と呼ぶ)がパーティーでナチスドイツ軍の格好をして、イスラエルのシャロン首相を始めとする […]

様変わりしたラテンアメリカ(その2)

太田述正コラム#0595(2005.1.15)<様変わりしたラテンアメリカ(その2)> 3 政治  (1)欧州的な政治の成熟化 かつてのラテンアメリカ諸国の政治においては、ファシスト的独裁と共産主義的独裁の二つの選択肢し […]

奴隷制廃止物語(その3)

太田述正コラム#0594(2005.1.14)<奴隷制廃止物語(その3)>  (掲示板でも呼びかけを行いましたが、コラム#549で北方領土問題をとりあげましたところ、典拠の中に出てきたJournal of orienta […]

様変わりしたラテンアメリカ(その1)

太田述正コラム#0593(2005.1.13)<様変わりしたラテンアメリカ(その1)> 1 始めに  私は、ラテンアメリカはメキシコしか行ったことがありません。 土地勘のない場所については、コラムを書くことをできるだけ控 […]

奴隷制廃止物語(その2)

太田述正コラム#0592(2005.1.12)<奴隷制廃止物語(その2)>  マンスフィールド判決が出た背景には、奴隷制を容認した原子論的個人主義哲学者のホッブスやロックの主張に強い違和感を覚える、「正邪の感覚と惻隠の情 […]

奴隷制廃止物語(その1)

太田述正コラム#0591(2005.1.11)<奴隷制廃止物語(その1)> 1 始めに  19世紀末以来、われわれは基本的に奴隷制のない世界に暮らしていますが、それは1787年にイギリスで始まった奴隷制廃止運動の賜である […]

脱北者問題(その3)

太田述正コラム#0587(2005.1.7)<脱北者問題(その3)> 4 二陣営に分裂した北東アジア (1)北朝鮮体制転覆是認派 他方で、日本も大いに変わりました。 英国・米国・ドイツは年間約2万人もの政治難民を受け入れ […]

脱北者問題(その2)

太田述正コラム#0586(2005.1.6)<脱北者問題(その2)> ハーシュマンのexit/voice(退出/言挙げ)モデル(注7)を引き合いに出すまでもなく、声を挙げても弾圧されるだけであれば、逃げ出すしかありません […]

中共の新台湾政策

太田述正コラム#0585(2005.1.5)<中共の新台湾政策> 1 始めに 先月(コラム#562)、台湾の総選挙に中共が「介入」しなかったことに注目するとともに、「中共に面子を失わせることなく政策転換を行わしめる猶予を […]

脱北者問題(その1)

太田述正コラム#0584(2005.1.4)<脱北者問題(その1)> 1 問題の背景 比較的恵まれていたはずの日本人拉致者の子供達ですら、総じて親より小さいことからも分かるように、北朝鮮の人々は日本人や韓国人に比べて生育 […]

北朝鮮の窮状(その2)

太田述正コラム#0583(2005.1.3)<北朝鮮の窮状(その2)>  (これが実質的に2005年最初のコラムです。今年も、どこまで続くか分かりませんが、引き続き本コラムをよろしくお願いします。)  日本を籠絡すること […]

北朝鮮の窮状(その1)

太田述正コラム#0582(2005.1.2)<北朝鮮の窮状(その1)> 1 始めに  一昨年、北朝鮮は事実上米国に降伏した(コラム#115、117、170、171)が、昨年5月の小泉首相再訪朝によって、2006年以降の早 […]

世界の人口動態とキリスト教原理主義

太田述正コラム#0581(2005.1.1)<世界の人口動態とキリスト教原理主義>  (掲示板でお知らせしたように、年末の3日間と年始の2日間、インターネット環境を離れますので、この間のコラムを前倒しで上梓させていただい […]