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防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

年別: 2005年

イラク不穏分子という謎

太田述正コラム#724(2005.5.16) <イラク不穏分子という謎>  (前回のコラム#723に(注3)を挿入する等、手を加えてHPの時事コラム欄に再掲載してあります。) 1 始めに  イラクでは、不穏分子によるスン […]

人類最古の職業(その2)

太田述正コラム#722(2005.5.14) <人類最古の職業(その2)> 3 売春と人身売買  世界的に見れば、売春がらみの最もホットな話題は、女性の国際人身売買です。  欧州においては、モルドバ・ルーマニア・ウクライ […]

岐路に立つ中国

太田述正コラム#721(2005.5.13) <岐路に立つ中国>  (お知らせが遅れました。4月(11日)?5月(10日)のHPへの訪問者数は、25258人と、昨年11?12月の24310人を上回り、新記録を達成しました […]

人類最古の職業(その1)

太田述正コラム#720(2005.5.12)<人類最古の職業(その1)>  1 始めに  人類最古の職業と言った場合、それが売春を指すことはご存じのことと思います。 では二番目に古い職業は? スパイ […]

イラク新政府の発足

太田述正コラム#719(2005.5.11)<イラク新政府の発足> 1 初めに   副首相1名(女性を予定)と人権相(スンニ派を予定)がまだ決まっていませんが、ようやく、イラク移行政府(Iraqi Transi […]

風雲急を告げる北東アジア情勢(その14)

太田述正コラム#718(2005.5.10)<風雲急を告げる北東アジア情勢(その14)>  とりわけ、民進党の多くの議員を怒らせたのが、この講演の中で連戦が、台湾の「独立」派が、民主主義の導入を悪用して親中勢力と反中勢力 […]

プーチンの戦勝60周年記念(その1)

太田述正コラム#716(2005.5.8)<プーチンの戦勝60周年記念(その1)>  1 始めに  明5月9日は、ソ連の対独戦勝記念日であり、今年は60周年にあたることから、ロシアのプーチン大統領は、各国首脳を […]

米国・軍事・米軍(その2)

太田述正コラム#715(2005.5.7)<米国・軍事・米軍(その2)>   (2)米国における軍隊観・戦争観の構造的な変化  ア 構造的な変化 しかし、米軍の兵士の士気が高い理由を、単に、「戦場」生活における […]

米国・軍事・米軍(その1)

太田述正コラム#714(2005.5.6) 米国・軍事・米軍(その1) 1 始めに  先の大戦が終わってからというもの、世界の平和と安定は、世界の覇権国たる米国が、巨大な軍隊を維持し、その軍隊を世界各地に前方展開させてき […]

日中対話用メモ(その5)

太田述正コラム#713(2005.5.5)<日中対話用メモ(その5)>   (前回のコラム#712に、注を一つ増やす等手を入れてHPに再掲載してあります。)  (4)日本がつくった中共の現在  ア 始めに 日本 […]

日中対話用メモ(その4)

太田述正コラム#712(2005.5.4)<日中対話用メモ(その4)>   ウ ポストネーション「的」ステートとしての戦前の日本  随分前になりますが、(コラム#28で)英国の外交官ロバート・クーパーが、国家群を、(1) […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その4)

太田述正コラム#711(2005.5.3)<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その4)>   ウ ブッシュによる「宣戦布告」 ブッシュ大統領は、4月28日、記者会見の席上、北朝鮮のミサイルへの核弾頭搭載能力に言及した上で( […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その3)

<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その3)>  (2)米国  ア 北朝鮮封鎖構想のリーク 寧辺の原子炉の稼働停止(注2)を受けて、と考えられていますが、4月18日にホワイトハウスの報道官が、「北朝鮮が六カ国協議に復帰しな […]

米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その1)

太田述正コラム#708(2005.4.30)<米単独開戦前夜(?)の朝鮮半島(その1)> 1 始めに  このシリーズで取り上げるのは最新の朝鮮半島情勢です。 タイトルだけから言えば、「風雲急を告げる北東アジア情勢」(未完 […]

日中対話用メモ(その3)

太田述正コラム#707(2005.4.29)<日中対話用メモ(その3)>    イ 歴史認識問題総論 十年一日のごとく中共は、「「歴史を鑑(かがみ)として未来へ向かう」は、中日両国関係を処理する基本 […]

日中対話用メモ(その2)

太田述正コラム#705(2005.4.27)<日中対話用メモ(その2)>   それにしても自分の耳を疑いました。 本日(27日)王毅駐日中共大使は、講演の中で、靖国神社参拝に関する「紳士協定」が日中 […]

日中対話用メモ(その1)

太田述正コラム#704(2005.4.26)<日中対話用メモ(その1)>   (24日夜にメーリングリスト登録者数が1225名と、新記録を達成し、12月末から四ヶ月間に及んだ長期低迷期をようやく脱し […]

新法王評をめぐって

太田述正コラム#701(2005.4.23)<新法王評をめぐって>   (近隣の国の話を続けて書いていたら、メーリングリスト登録者数が急速に回復して1219名になりました。新記録達成まで後6名です。申し訳ないが […]

イラク移行政府の陣容(その2)

太田述正コラム#685(2005.4.9)<イラク移行政府の陣容(その2)>   (前回のコラム#684に大幅に加筆訂正してHPに再掲載してあります。)  (3)コメント タラバニ氏のこれまでの72年の生涯を振 […]

パキスタン(その6)

太田述正コラム#683(2005.4.7)<パキスタン(その6)>   (3)経済 しかしながら、パキスタン軍とこれを支える米国だけで、パキスタンの空中分解が避けられるものではありません。 ムシャラフ政権は、さ […]

パキスタン(その5)

太田述正コラム#682(2005.4.6)<パキスタン(その5)>   これに加えてパキスタンは、インド亜大陸のすべてのイスラム教徒の母国としての「国のかたち」に執着し、「世俗国家」インドと対峙してきたのですか […]

パキスタン(その4)

太田述正コラム#681(2005.4.5)<パキスタン(その4)>    イ バロチスタン イラン及びアフガニスタンと長い国境で接するバロチスタンは、人口は657万しかありませんが、8つの地域の中で一番広く、そ […]

パキスタン(その3)

太田述正コラム#680(2005.4.4)<パキスタン(その3)>  4 地域間の対立  (1)パキスタンの各地域と言語 遠心力の第三は、これが一番深刻だという見方もありますが、「地域間の対立」です。 パキスタ […]

パキスタン(その2)

太田述正コラム#679(2005.4.3)<パキスタン(その2)>   以上が、パキスタンを引き裂く三つの遠心力の第一、「混迷する国のかたち」です。 遠心力の第二は、「宗教をめぐる争い」です。 3 宗教をめぐる […]

日本の国連安保理常任理事国入り?

太田述正コラム#678(2005.4.2)<日本の国連安保理常任理事国入り?>  1 始めに  日本が国連安保理の常任理事国入りの希望を初めて表明したのは1970年でしたが、国連分担金第三位のドイツが第二位の日 […]

選挙後のイラク(その4)

太田述正コラム#0674(2005.3.29)<選挙後のイラク(その4)>  (4)選挙は平穏に実施される結局1月30日の選挙は、自爆テロ等で40名弱の死者をだした「だけで」比較的平穏に実施されたわけですが、これは、不穏 […]

パキスタン(その1)

太田述正コラム#0673(2005.3.28)<パキスタン(その1)> 1 三つの遠心力  これまでインドについてはたびたび取り上げてきましたが、インドと同じく英領インド帝国から分かれたパキスタン、そのパキスタンから更に […]

選挙後のイラク(その3)

太田述正コラム#0672(2005.3.27)<選挙後のイラク(その3)>  「旧体制派ゲリラ」(つまりはイラク不穏分子)の戦略は以上の通りですが、彼らによる攻撃がイラク文民へとシフトせざるをえなかったのはどうしてなので […]

選挙後のイラク(その2)

太田述正コラム#0670(2005.3.25)<選挙後のイラク(その2)>  (3)しかしそのスンニ派地区も早晩平穏化する  ア この分析ははずれた? 私は、選挙までにも平穏化すると分析していたわけですが、スンニ派地区に […]

選挙後のイラク(その1)

太田述正コラム#0669(2005.3.24)<選挙後のイラク(その1)> 1 昨年10月時点の分析  イラク情勢に関する、昨年10月時点の私の分析は以下の通りでした。  (1)サドル派は選挙に参加する「サドル師・・が、 […]

モンゴルの遺産(その10)

太田述正コラム#0668(2005.3.23)<モンゴルの遺産(その10)>  (これは、モンゴルの遺産シリーズ(コラム#626、633??637、643、658、659)の完結編であると同時に、このうちのコラム#643 […]

新悪の枢軸:インド篇(その7)

太田述正コラム#0667(2005.3.22)<新悪の枢軸:インド篇(その6)>  (コラムの購読者数が、11日時点の1204名から更に減って1200名になっており、危機的状況が続いています。来月10日に私のホームページ […]

パレスティナ紛争終焉へ

太田述正コラム#0666(2005.3.21)<パレスティナ紛争終焉へ> 1 始めに 一年半近く前(2003.10.14)に「私は・・北朝鮮情勢とパレスティナ情勢がシンクロナイズしてきていることに着目し、両者の動向をいつ […]

反国家分裂法の採択をめぐって(続々)

太田述正コラム#0665(2005.3.20)<反国家分裂法の採択をめぐって(続々)> 1 始めに  前回反国家分裂法の採択にからむフランスの気になる動きをご紹介したところですが、今回は、ロシアと韓国の動きについてご紹介 […]

反国家分裂法の採択をめぐって(続)

太田述正コラム#0664(2005.3.19)<反国家分裂法の採択をめぐって(続)> 1 「味方」探しに必死の中共  中共は、反国家分裂法に好意的な国々等の名前を血眼になって探し回っており、新華社や人民日報は、そのような […]

分かりにくいレバノン情勢(その3)

太田述正コラム#0662(2005.3.17)<分かりにくいレバノン情勢(その3)>  (3)レバノン国民の成立  ア レバノン国民成立へ 昨年10月に米仏が協調して安保理決議を採択した背景には、内戦終結後の(ヒズボラを […]

反国家分裂法の採択をめぐって

太田述正コラム#0661(2005.3.16)<反国家分裂法の採択をめぐって>1 始めに  中共の国会、全人代は、会期最終日に反国家分裂法(anti-secession law)を採択しました。 この法律の第8条では、台 […]

分かりにくいレバノン情勢(その2)

太田述正コラム#0660(2005.3.15)<分かりにくいレバノン情勢(その2)> 3 自由・民主主義化?  (1)始めに 「レバノンでは民衆運動の高まりでシリア寄りの首相が辞任に追い込まれ、シリア軍のレバノン完全撤退 […]

モンゴルの遺産(その9)

太田述正コラム#0659(2005.3.14)<モンゴルの遺産(その9)>  (3)モンゴルの遺産の第二:オスマントルコ  ア 欧州の病人? 欧州の病人(Sick man of Europe)(注15)、と呼ばれながらも […]

モンゴルの遺産(その8)

太田述正コラム#0658(2005.3.13)<モンゴルの遺産(その8)> ・・特別篇:トルコ・・  (1)問題意識 慧眼の読者はお気づきになっているかと思いますが、この「モンゴルの遺産」(コラム#626、633??63 […]

ファイナンシャルタイムスの三つの記事

太田述正コラム#0657(2005.3.12)<ファイナンシャルタイムスの三つの記事> 1 始めに  ファイナンシャルタイムス(FT)は、1987末から1988年末まで一年間ロンドンに滞在した際、毎日読んだ新聞です。 残 […]

EUによる対中武器禁輸解除問題の本質

太田述正コラム#0654(2005.3.9)<EUによる対中武器禁輸解除問題の本質> 1 始めに 森岡剛さんが「EUによる対中武器禁輸措置の解除?」(コラム#613)を書かれた時から、私自身もこの重要な問題で、一言あって […]

再び日立製作所問題について

太田述正コラム#653(2005.3.8) <再び日立問題について> 1 始めに  私は、常にフィールドワーカー的に物事を見ているところ、日立シリーズへの 読者の反応に、新鮮な驚きを覚えたので、今度はこれを分析してみよう […]

議論の呼びかけ

太田述正コラム#651(2005.3.6) <議論の呼びかけ> 1 始めに  このところ、大変活発化していたHP(http://www.ohtan.net)の掲示板への投 稿が、日立のシリーズを書き出してから殆ど止まって […]

日立製作所について(その4)

太田述正コラム#649(2005.3.5) <日立製作所(その4)>  友人から連絡があり、フェア(上記)で当初の予定通り、私が口利きをしてい た主力製品が出品されたというのだ。  ただし、出品元はセクションではなく、日 […]

日立製作所について(その3)

太田述正コラム#648(2005.3.4) <日立製作所(その3)>  販売委託契約が締結されなかった結果、私の口利きで商談がまとまった場合に 私が受け取る口銭の算定方法や私が口利きをする商品の範囲も曖昧なままとなった。 […]

これが韓国社会の木鐸か

太田述正コラム#0645(2005.3.1)<これが韓国社会の木鐸か>  (コラム#644に大幅に加筆してホームページに再掲載してあります。ご参照下さい) 1 始めに  朝鮮日報の英語電子版を私は毎日読んでいます。 韓国 […]

モンゴルの遺産(その7)

太田述正コラム#0643(2005.2.27)<モンゴルの遺産(その7)>  実際、昨年立て続けにグルジアとウクライナで自由・民主主義が平和革命の形で確立したことは記憶に新しいところです(注13)が、旧ソ連圏で次に自由・ […]

陳水扁総統の変節?

太田述正コラム#0642(2005.2.26)<陳水扁総統の変節?> 1 民進党と親民党の提携  昨年12月の台湾の総選挙(コラム#562)で与党の民進党等は過半数を獲得できず、引き続き苦しい議会運営を強いられてきていま […]

米加関係の冷却化

太田述正コラム#0641(2005.2.25)<米加関係の冷却化> 1 始めに  カナダについては、米国カリフォルニア州のスタンフォード大学に留学していた1976年夏に、車でバンクーバー、ジャスパー、バンフ、と観光地を回 […]

モンゴルの遺産(その6)

太田述正コラム#0637(2005.2.22)<モンゴルの遺産(その6)> とはいえ、内戦の被害は甚大であり、公表されたばかりのアフガニスタンの人間開発指数(注9)は調査された178カ国中173番目であり、アフガニスタン […]

モンゴルの遺産(その5)

太田述正コラム#0636(2005.2.21)<モンゴルの遺産(その5)> ロヤ・ジルガは、アフガニスタンにおいて、パシュトン族・タジク族・ハザラ族・ウズベク族の長老等が一堂に会して、部族間の争い・社会改革・憲法等につい […]

モンゴルの遺産(その3)

太田述正コラム#0634(2005.2.20)<モンゴルの遺産(その3)> モンゴルは、清の崩壊後の混乱に乗じて、ソ連の後見の下、1924年にモンゴル人民共和国として独立を果たします。1928年に、ソ連によってモンゴルの […]

モンゴルの遺産(その2)

太田述正コラム#0633(2005.2.19)<モンゴルの遺産(その2)> 3 モンゴル・イスラム・民主主義  (1)イスラム ここで、モンゴルとイスラムとの違いを民主主義の観点から押さえておきましょう。 イスラムにもシ […]

アイルランドの奇跡

太田述正コラム#0632(2005.2.18)<アイルランドの奇跡> 1 始めに  色々な国家の盛衰を見ていると、ここ2??300年の趨勢に反する椿事が、この四半世紀に頻発していることに気が付きます。 誰でも知っているの […]

村上春樹(その3)

太田述正コラム#0631(2005.2.17)<村上春樹(その3)>  (2)普遍性あるユニークさ  ア 始めに 日本文明に普遍性があるからこそ、村上作品に普遍性がある、ということを指摘しましたが、それが単にアングロサク […]

日本の公立小学校の現状

太田述正コラム#0630(2005.2.16)<日本の公立小学校の現状> (コラム#627で、「台湾の英字紙、Taipei Times の無料電子版が大幅に簡素化されて弱っています」と記しましたが、昨日、元に戻りました。 […]

村上春樹(その2)

太田述正コラム#0629(2005.2.15)<村上春樹(その2)> 3 ロシアと中国での人気  (1)ロシア少し古いですが、次のような朝日新聞の2003年1月6日付の記事(http://www.asahi.com/cu […]

村上春樹(その1)

太田述正コラム#0628(2005.2.14)<村上春樹(その1)> 1 始めに  宮崎駿(コラム#419)が大衆文化(アニメ)に係る日本のソフトパワーの象徴だとすれば、村上春樹(http://books.guardia […]

踊り場にたたずんで

太田述正コラム#0627(2005.2.13)<踊り場にたたずんで> 1 始めに  三連休のせいか、まだアクセスログ分析が送られてきていないので、私のホームページへの月間訪問者数はまだ分かりませんが、メーリングリスト登録 […]