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防衛省OB太田述正ブログ

日本は自分からアメリカの属国をしています

年別: 2006年

中共の恥部(その3)

太田述正コラム#1298(2006.6.15) <中共の恥部(その3)>    (例の創価学会がらみの裁判の移送先の地裁での第一回公判期日が6月27日(午後)に決まりました。当日は、次回以降の期日の指定が行われ […]

中共の恥部(その2)

太田述正コラム#1297(2006.6.15) <中共の恥部(その2)> 3 荒涼たる国土  (1)水不足  現在、中共には農村部を中心に飲料水に困っている人が3億人もいます。また、全国の三分の二にあたる400都市が慢性 […]

ザルカウィの死(その4)

太田述正コラム#1296(2006.6.14) <ザルカウィの死(その4)> 6 ブッシュのイラク訪問  6月8日のザルカウィ死亡の直前に米国でAP通信が行った世論調査によれば、米国民の59%が米国はイラクに介入すべきで […]

中共の恥部(その1)

太田述正コラム#1295(2006.6.14) <中共の恥部(その1)> 1 始めに  それが経済高度成長のひずみか、一党独裁制の弊害か、はたまた古来の病弊か、等々をぜひお考えいただきたいところですが、現在の中共の恥部を […]

ザルカウィの死(その3)

太田述正コラム#1292(2006.6.12) <ザルカウィの死(その3)> 5 ザルカウィ捕捉まで  米国のCIA等の諜報要員、及び、米陸海空統合特殊部隊たるデルタ・フォース(Delta Force)の対テロ・コマンド […]

黒人差別と先の大戦(その2)

太田述正コラム#1290(2006.6.11) <黒人差別と先の大戦(その2)>  さて、フランクリンは、陸軍に徴兵されたらひどい目に遭うことが分かっていたので、海軍を志願することにしました。真珠湾攻撃を受けた直後で、海 […]

黒人差別と先の大戦(その1)

太田述正コラム#1289(2006.6.11) <黒人差別と先の大戦(その1)> 1 始めに 現在93歳の米歴史学者のフランクリン(John H. Franklin。1915年??)が昨年12月に上梓した自伝‘ […]

ザルカウィの死(その2)

太田述正コラム#1288(2006.6.10) <ザルカウィの死(その2)> 4 ザルカウィの特異性  (1)特異性の起源  ザルカウィ(本名はAhmad Fadil Nazal al-Khalayleh)は、ベドウィン […]

ザルカウィの死(その1)

太田述正コラム#1286(2006.6.9) <ザルカウィの死(その1)>  (本篇は、6月10日に上梓しました。) 1 始めに  米英のメディアはこの一両日、イラクにおけるアルカーイダ系テロリストの元締めであったザルカ […]

英仏の大学制度の危機

太田述正コラム#1284(2006.6.8) <英仏の大学制度の危機> 1 始めに  先進国では、どこでも、大学進学率の高まりに伴って大学の数や規模が巨大化してきており、様々な問題が生じてきています。  今回は、危機的状 […]

北城経済同友会の暴走

太田述正コラム#1283(2006.6.8) <北城経済同友会の暴走> 1 始めに  私は、靖国神社にわざわざでかけて参拝することはしていませんし、次の首相も靖国神社を参拝すべきだ、とも思っていません。このことはご存じの […]

米国のイラクヒステリー(その2)

太田述正コラム#1275(2006.6.4) <米国のイラクヒステリー(その2)> 2 イラクはどうなるか・米国はどうなることを望むべきか  (1)イラクはどうなるか  このように、イラク介入は失敗だったという見方が蔓延 […]

米国のイラクヒステリー(その1)

太田述正コラム#1274(2006.6.3) <米国のイラクヒステリー(その1)> 1 イラク介入が失敗した理由  (1)ブッシュ政権批判  米国人の忍耐のなさは今に始まったことではありませんが、イラク介入は失敗だったと […]

捕鯨再論(続)

太田述正コラム#1273(2006.6.3) <捕鯨再論(続)> 1 始めに  ガーディアンとワシントンポストにも捕鯨問題の記事が出たので、追加しておきます。 2 ガーディアン  ガーディアンの記事(台北タイムス(htt […]

捕鯨再論

太田述正コラム#1272(2006.6.2) <捕鯨再論> 1 始めに  一年ほど前に(コラム#766??768で)捕鯨問題を取り上げたところです。  この6月中に開催される国際捕鯨委員会(International W […]

アブナイ人物リスト(その2)

太田述正コラム#1271(2006.6.2) <アブナイ人物リスト(その2)> 3 暗殺されそうな有名人リスト  (1)リスト  次は、今年3月の米フォーリンポリシー誌に掲載された、暗殺されそうな有名人リスト(http: […]

アブナイ人物リスト(その1)

太田述正コラム#1270(2006.6.1) <アブナイ人物リスト(その1)> 1 始めに  Vフォー・ヴェンデッタ鑑賞記を書いたついでに、独裁者といつ暗殺されても不思議ではない世界の有名人の最新のリストをご披露しておき […]

サッカーで日本ドイツと引き分け

太田述正コラム#1269(2006.6.1) <サッカーで日本ドイツと引き分け> 1 始めに  スポーツがからきしダメな私の唯一の自慢は、東京千代田区の永田町小学校(既に廃校)6年の時、クロールの50m競泳で全校二番にな […]

東チモールの悲劇

太田述正コラム#1266(2006.5.30) <東チモールの悲劇> 1 始めに  東チモールの治安が悪化しています。  2月に国軍兵士1,400人中400人以上が給与と処遇の改善を求めてストライキを起こし、3月には政府 […]

支那化するロシア極東(その2)

太田述正コラム#1265(2006.5.30) <支那化するロシア極東(その2)>  (2)最新状況  ここまで読んできた方は、シベリア・極東、特に極東では支那人や支那系の人々であふれている、と思われたかもしれません。 […]

キッシンジャーの謎(その2)

太田述正コラム#1263(2006.5.29) <キッシンジャーの謎(その2)>  このAFP電の前段は、そのとおりであり、日中国交正常化に応じた中共の思惑もそのあたり・・日本の宗主国米国からの引き離し・・にあったことは […]

キッシンジャーの謎(その1)

太田述正コラム#1262(2006.5.28) <キッシンジャーの謎(その1)> 1 始めに  立て続けに、キッシンジャー(Henry A. Kissinger)の昔の発言が公開されたので、ご紹介しがてら、かるーくキッシ […]

支那化するロシア極東(その1)

太田述正コラム#1261(2006.5.28) <支那化するロシア極東(その1)> 1 始めに  恐るべき勢いでロシア極東部が支那化しつつあることが気にはなりつつ、これまで、一度も触れる機会がありませんでした。  そこで […]

スラム化した都市住民の叛乱(その2)

太田述正コラム#1260(2006.5.27) <スラム化した都市住民の叛乱(その2)> (2)その帰結  発展途上国の非産業化した大都市のスラムの住民を中心とする、非公式経済(アングラ経済)従事者達(露天商・日雇い労働 […]

ルソーの正体(その2)

太田述正コラム#1259(2006.5.27) <ルソーの正体(その2)>  イギリスでルソーの求めるままに何度も住む所を見つけてやったほか、王室からルソーのためにカネを引き出そうとまで腐心したヒュームに向かって、次のよ […]

スラム化した都市住民の叛乱(その1)

太田述正コラム#1258(2006.5.26) <スラム化した都市住民の叛乱(その1)> 1 始めに  対イラク戦後のイラクの状況は、われわれに知的果たし状をつきつけています。  自爆テロ・凶悪犯罪・宗派間殺戮等が日常化 […]

ルソーの正体(その1)

太田述正コラム#1257(2006.5.26) <ルソーの正体(その1)> 1 始めに  小林善彦先生は、駒場の時のクラス担任でフランス語の教師(助教授。後に東大教養学部教授を経て学習院大学教授)でしたが、ルソー(Jea […]

ジャーナリストの友人の話

太田述正コラム#1253(2006.5.24) <ジャーナリストの友人の話> 1 始めに  久しぶりにジャーナリストの友人に会ったら面白い話を色々してくれたので、その一部をご披露します。  真偽のほどは、保証しません。 […]

韓国の受験競争に思う

太田述正コラム#1248(2006.5.21) <韓国の受験競争に思う> 1 始めに  前回、日本の受験競争の低年齢化の弊害について論じ、私の、公立小中学校の学校間格差を導入することを核とした小中学校教育の改革案をお示し […]

男女比と国際政治

太田述正コラム#1245(2006.5.20) <男女比と国際政治> 1 1998年のフクシマによる問題提起  1998年9/10月号の米フォーリンアフェアーズ誌に、フランシス・フクヤマは、概要以下のような興味深い小論考 […]

米国的な日常の象徴二つ(その2)

太田述正コラム#1244(2006.5.19) <米国的な日常の象徴二つ(その2)> 3 自家用車  私は、スタンフォード大学に留学するまではペーパードライバーだったのですが、米国では、車が不可欠であるとのかねてから仕入 […]

米国的な日常の象徴二つ(その1)

太田述正コラム#1243(2006.5.19) <米国的な日常の象徴二つ(その1)> 1 始めに  米国的な日常を象徴するものには色々あるでしょうが、今回はその最たるものである、芝生と自家用車の二つを取り上げてみました。 […]

叙任権論争の今と昔(続々)

太田述正コラム#1242(2006.5.18) <叙任権論争の今と昔(続々)> 1 始めに  中共と法王庁との間の現在の叙任権論争に係るこれまでの私の記述において、「中台関係」及び「支那とカトリック教会関係史」という重要 […]

子供の近視はよくなるのか(続)

太田述正コラム#1241(2006.5.18) <子供の近視はよくなるのか(続)> 1 始めに  息子を近所の眼科医院に連れて行ったのが13日、都心の視力回復センターに連れて行ったのが16日、そしてこのコラムの前編を上梓 […]

子供の近視はよくなるのか

太田述正コラム#1240(2006.5.17) <子供の近視はよくなるのか> 1 始めに  小6の息子が学校検診で昨年に比べて急激に視力が低下していると指摘され、眼科医へ行ったところ、近視であり、眼鏡を着用した方がよいと […]

戦う朝鮮日報(続)

太田述正コラム#1239(2006.5.17) <戦う朝鮮日報(続)> 1 朝鮮日報の拠って立つ理念  朝鮮日報はこのところ、韓国のナショナリズムそれ自体を俎上に載せ、排他的ナショナリズムの超克を訴えるキャンペーンを張っ […]

少子化問題をめぐって

太田述正コラム#1238(2006.5.16) <少子化問題をめぐって> 1 少子化克服のための珍説  新アメリカ財団(New America Foundation)のシニア・フェローのシュワルツ(Bernard L. […]

中共の科学者達の堕落

太田述正コラム#1237(2006.5.16) <中共の科学者達の堕落> 1 ある中共科学者の不祥事 陳進(Chen Jin) は、2003年に中共初のデジタル信号処理プロセッサー(digital signal proc […]

叙任権論争の今と昔(続)

太田述正コラム#1236(2006.5.15) <叙任権論争の今と昔(続)> 1 おさらいに代えて  カトリックの外国人神父らが支那から完全追放されたのは、中共が支那の権力を掌握してから2年経った1951年でしたが、同じ […]

対外政策と宗教(その2)

太田述正コラム#1234(2006.5.14) <対外政策と宗教(その2)>  (ブログへのアクセスが急減し、コラム読者数が目減りしています。「経済社会の英国モデルと米国モデル」シリーズ(未完結)には経済に詳しい方からの […]

叙任権論争の今と昔(その3)

太田述正コラム#1232(2006.5.13) <叙任権論争の今と昔(その3)> (どうも、最近校正不十分のコラムを送ってしまうことが多く、反省しています。年ですかね?) 4 叙任権論争の今と昔・・終わりに代えて  まず […]

叙任権論争の今と昔(その2)

太田述正コラム#1230(2006.5.12) <叙任権論争の今と昔(その2)>  (コラム#1229にその後、若干手を入れました。) 3 中共と法王庁との間の叙任権論争 中国政府公認の宗教団体「中国カトリック愛国会(C […]

米国史の「真実」(その2)

太田述正コラム#1226(2006.5.10) <米国史の「真実」(その2)> 4 19世紀:北部も奴隷制に加担していた  どこでも、そしていつの時代でも勝利者が自分にとって都合の良い歴史を書くのであって、米国で南北戦争 […]

米国史の「真実」(その1)

太田述正コラム#1224(2006.5.9) <米国史の「真実」(その1)> 1 始めに  絶対正しい歴史などというものはなく、立場や見方が異なれば違った歴史が見えてくるものですし、新しい史料が発見された結果、歴史が根底 […]

ガルブレイスの死(その4)

太田述正コラム#1222(2006.5.8) <ガルブレイスの死(その4)>  1987年には、大企業への規制緩和の行き過ぎと放漫な銀行の貸し付け等により株式市場が過熱化しているとして、米国の株価が大恐慌以来最大の暴落を […]

ガルブレイスの死(その3)

太田述正コラム#1221(2006.5.8) <ガルブレイスの死(その3)>  (本篇は、コラム#1212の続きです。)  ガルブレイスの活躍ぶりは次のとおりです。   (以下、http://www.guardian.c […]

米経済学論について

太田述正コラム#1220(2006.5.7) <米経済学論について> 1 始めに  まだ完結していない「ガルブレイスの死」シリーズ(コラム#1211、1212)で、米経済学の裸の個人主義的偏向ないし数理的方法論偏重、総じ […]

今年中にも対イラン攻撃か(続々)

太田述正コラム#1219(2006.5.7) <今年中にも対イラン攻撃か(続々)> 1 始めに  今年に入ってからも、既に2シリーズ、計3回にわたって同じタイトルのコラムを上梓してきたところですが、最近、きな臭さが一層漂 […]

米英国民の健康度(その2)

太田述正コラム#1216(2006.5.4) <米英国民の健康度(その2)>  (お知らせしたように、4、5日は家族旅行のため、コラムの上梓はありません。この間、私のホームページやブログで過去のコラムに目を通されることを […]

米英国民の健康度(その1)

太田述正コラム#1215(2006.5.3) <米英国民の健康度(その1)> 1 始めに  壮年(55歳から64歳まで)の、最近の移民ではない非ラテンアメリカ系の白人を対象にした、米英両国民の健康度についての研究の結果が […]

二人の名立憲君主(その2)

太田述正コラム#1214(2006.5.2) <二人の名立憲君主(その2)>  (E-Magazineでの読者の方々には、コラム#1211の大部分が文字化けで送れず、ご迷惑をおかけしました。5月4日と5日は、家族旅行をす […]

二人の名立憲君主(その1)

太田述正コラム#1213(2006.5.2) <二人の名立憲君主(その1)> 1 始めに  今年即位60年を迎える、存命の立憲君主としては世界最長在位記録を誇るタイのプミポン国王と、今年即位54周年を迎えた、日本の天皇と […]

ガルブレイスの死(その2)

太田述正コラム#1212(2006.5.1) <ガルブレイスの死(その2)>  (2) ガルブレイスの米経済学批判  イギリスは、和辻哲郎言うところの人間(じんかん)主義的な個人主義の国であり(コラム#113、114)、 […]

ガルブレイスの死(その1)

太田述正コラム#1211(2006.5.1) <ガルブレイスの死(その1)> 1 始めに  著名な経済学者のガルブレイス(John Kenneth Galbraith)が4月29日に97歳で亡くなりました。  ところが、 […]

古の枢軸の時代に学ぶ中共(その2)

太田述正コラム#1210(2006.4.30) <古の枢軸の時代に学ぶ中共(その2)> 3 遠大な構想 私は昨年、胡錦涛政権は、支那の顔をした共産主義の新バージョンとして、儒教的なイデオロギーの構築を図っているのではない […]

ネパールの危機

太田述正コラム#1209(2006.4.30) <ネパールの危機> 1 始めに  ネパール王制が存続の危機に立たされています。  どうしてそんなことになったのかをふりかえってみましょう。 2 ネパールの危機  1769年 […]

戦う朝鮮日報(その3)

太田述正コラム#1208(2006.4.29) <戦う朝鮮日報(その3)> 4 対米外交  「<ブッシュ大統領と>の面会で加藤良三駐米日本大使が同席した一方、・・駐米韓国大使の姿は見あたらなかった。・・<また、>27日米 […]

戦う朝鮮日報(その2)

太田述正コラム#1207(2006.4.29) <戦う朝鮮日報(その2)> 3 対北朝鮮外交  「木曜にブッシュ米大統領は、北朝鮮に拉致され、キム・ヨンナムと結婚したとされる横田めぐみさんの母親とスターリン主義の国から脱 […]

戦う朝鮮日報(その1)

太田述正コラム#1206(2006.4.28) <戦う朝鮮日報(その1)>  (本篇は、4月29日に上梓しました。) 1 始めに  先般(コラム#1194??96、1199で)、竹島をめぐる海洋調査問題の報道を通して私が […]

古の枢軸の時代に学ぶ中共(その1)

太田述正コラム#1205(2006.4.28) <古の枢軸の時代に学ぶ中共(その1)> 1 胡錦涛の八栄八恥 中共の胡錦涛国家主席は、3月中旬に、国政助言機関たる人民政治協商会議で、若者や共産党幹部らの新たな道徳規範とし […]

古の枢軸の時代を振り返って(その2)

太田述正コラム#1204(2006.4.27) <古の枢軸の時代を振り返って(その2)>  ギリシャだけは、他の地域とは若干様相を異にしていた。  枢軸の時代のギリシャにおいては、精神的・哲学的覚醒も見られたが、人類の第 […]

英国の政治家の質の高さ

太田述正コラム#1202(2006.4.25) <英国の政治家の質の高さ> 1 始めに  英国の政治の先進性について、改めて振り返ってみることにしました。  登場するのはグラッドストーンとチャーチルです。 2 グラッドス […]