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統合幕僚監部

1 管理人 ★ 2018/12/19(水) 23:21:45 ID:kanrinin
防衛省OB太田述正の掲示板★2
https://www.ohtan.net/

470 名無し@安全保障 2019/12/19(木) 04:59:14 ID:EpkZhgZ8
補足↓

基本的人権の保障・・・「公共の福祉に反しない限り」と制限・・・他人のお金を盗んで幸せになる、という権利はみとめないhttps://www.asahi.com/articles/ASL2J5GV2L2JUEHF011.html


471 名無し@安全保障 2019/12/21(土) 12:24:07 ID:HfE8v6UB
>そんな民主党をわずか3年で交代させちまった、アホを含む「右」の奴ら
しかし失敗に終わった高速道路無料化や鳩山首相が国連で公約して
帰国してから削減方策を公募で決めようとしたCO2排出量25%削減。
そして政権交代前から民主党を悩ませてきた
西松建設事件や陸山会事件、秘書給与流用指示疑惑
などの小沢一郎氏のスキャンダルというのも大きかったように思います。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%81%E3%83%96
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%81%93%E8%B7%AF%E7%84%A1%E6%96%99%E5%8C%96
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%BE%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%BE%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E6%84%9B_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E5%B1%B1%E4%BC%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6

また小沢一郎氏の会派、一新会などの小沢グループの議員が
あたかも小沢氏親衛隊のような振る舞いをし、たびたび民主党の非小沢派や党首脳陣
とも対立し、検察審査会騒ぎの時には民主党ばかりか司法と対立してまで選挙に強い
小沢氏を守るような発言がマスコミ出演した小沢派議員から飛び出したこともあった
ように記憶しています。そうした事から政権1年目でかなり支持は落ちてたんじゃ
ないでしょうか。

472 名無し@安全保障 2019/12/21(土) 12:59:28 ID:zf3BqUC5
政権交代こそが大事だと有権者も考えたから民主党政権が成り立ったとは思うんです。しかしスキャンダルや稚拙な首相発言やいつも紛糾し党内一致をみない党内対立
から当初70%あった支持率が18%まで下がってしまった時に、
どんな民主党政権擁護に効果があったか、とも思うんです。当時のマスコミの一部は
民主党政権を擁護せず陰謀論による小沢一郎氏擁護をして全く効果を上げませんでした。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-democ0014...html
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AB%E6%BD%B0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%81%9F%E3%81%A1-%E5%AD%AB%E5%B4%8E-%E4%BA%AB/product-reviews/4093798362?pageNumber=3
消費税率を上げる事は必要だったにせよ、民主党はマニフェストで4年間上げないと
約束してしまっていた。
https://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/100329-01/100329.html
高速道路無料化失敗やいわゆる「霞が関埋蔵金」探索失敗の後では
支持をするように有権者を説得可能な理屈がちょっと思い付かない。

473 太田述正 2019/12/21(土) 14:11:19 ID:MdbR+tJG
 政治家がアホで汚くても官僚がまだ完全にダメになってはいなかったのが民主党政権時代だ。
 鳩山首相の足を外務防衛両省等の官僚達が徹底的に引っ張ったことはよく知られているが、間違っていると思ったら相手が首相であろうとリスクを顧みずにそうしたという点じゃあ、彼らにはまだ見どころがあった。
 私に言わせりゃ、実際には、鳩山首相の方が正しく彼らが間違ってたんだが・・。
 でも、今や、明らかにとっくの昔に退陣していてしかるべきところの、(官僚達が関与した)不祥事続きの安倍首相が、官僚の誰も一切反旗を翻さないもんだから、いまだに健在でしょ。
 何度も指摘しているが、政治家だけじゃなく官僚まで脳死状態になってしまったというのは深刻であり、日本は末期症状を呈していると言わざるをえない。
 全ては、自民党を恒久政権化しちまった有権者たる日本国民達のせいなんだよな。

474 名無し@安全保障 2019/12/31(火) 08:51:59 ID:POG8pR9n
「日本が最も親中」と肩を落とす香港デモ抗議者
https://news.livedoor.com/article/detail/17592625/

学生の過激化は、あさま山荘事件を連想させるからだろうか。

475 名無し@安全保障 2019/12/31(火) 23:36:19 ID:Y0gbYg6V
>東大に女子が少ない(コラム#10972)理由は、学力の標準偏差が女性の方が小さいことから来る必然であることは明らか

とはいっても「IQ換算で180未満は合格させない」という程の極端な選別がなされてはいないのではないかなと
東大の平均IQ程度で極端な差というものが生まれるのですか?

>このような、米属国民根性で非科学的なことを垂れ流す卒業生を出してきたことこそ東大の問題点だな

どの点が非科学的なのでしょうか?
自分なりに非科学的と思われる個所を考えてみましたが

男女共同参画室室長の性別を根拠に批判している箇所
"日本人の男性には、自分より優秀な理系女子と対等に関係を結べるような度量は期待できないし、期待しないのが『おりこう』な女性の『たしなみ』」といったカルチャーがあるわけで、これは日本社会全体の問題"
と根拠となる統計データも無しに主張している箇所
くらいしか見当たらなかったです

>孫武がBC5世紀の春秋時代という大昔の時点で兵法書の『孫子』を書いたということは、漢人文明がいかに戦争に長けていなかったのかを示している

孫氏の中身や国家の組織や指揮命令系統を根拠に「戦争に長けていない」というのではなくて
"兵法書の『孫子』を書いた"と書物を記した事を根拠に「戦争に長けていない」と判断するのはどういう理由からですか?
戦争に長けているからこそ兵法書という形で理論を残そうとするのではないのですか?
それらの理論が現代まで残らなくても、別の理論の土台になったり等の発展も期待できますし、より高度な戦争にも繋がります

>日本の戦国大名と違って、(日本には奴隷はいなかったけれど、奴隷を除く)

具体的なコラムは失念したけど、このコラムで過去に朝鮮半島で戦国大名が乱取りをしていたという記事を読んだ記憶があります
戦国大名が居た時代に奴隷は居たのではないのでしょうか?
wikipediaの項目にも"農民をさらい売り払うか奴隷にする"と奴隷の存在が記されています
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B1%E5%A6%A8%E5%8F%96%E3%82%8A

>夫婦別財であり、夫といえども妻の財産である着物などを勝手に売ることはできなかったのです

こちらも具体的なコラムは失念したけど、過去に江戸時代でも夫の稼いだ金は妻が管理しているというような記載があった記憶があります
実際はどちらなのでしょう?

>裁判所、検察、入管、弁護人、の全てに責任があるな。

弁護士にも責任があるのですか?
弁護士は依頼人の利益第一で、バレないと判断すれば嘘の証言をさせる等の非合法な手段さえ使う立場ではないのですか?
依頼人の利益で考えるなら、今回の出国は正式な無罪確定の次点で依頼人の利益になるものではないのですか?
正式ではない上にお金も取られるとしても実質無罪を勝ち取ることができた

476 名無し@安全保障 2020/01/01(水) 02:05:44 ID:tGPkQSy8
>実際はどちらなのでしょう?
↓は江戸の離婚率だけど当時は各々が稼ぎ財産も稼いだ本人のもの、チョロマカス奴は即離婚対象
https://m.finance.yahoo.co.jp/news/photo/detail/20 191231-00069239-money_gendai-column.view-003

477 名無し@安全保障 2020/01/01(水) 04:57:43 ID:tGPkQSy8
>戦国大名が居た時代に奴隷は居たのではないのでしょうか?
・網野史観と第一次弥生モードその14
・エロティック日本史を読むその15
辺りに書いてありますよ。

478 太田述正 2020/01/01(水) 10:04:06 ID:3Gt6ARLu
コラム#11018参照。

479 名無し@安全保障 2020/01/03(金) 19:59:17 ID:nJ6Jyt0T
中野晃一さんは上智大学の人だし、アホというかイエズス会の手先なんじゃ。

480 名無し@安全保障 2020/01/03(金) 21:22:53 ID:Pfj3OwWR
>日本の同一学年の人数を100万人とすれば、0.01%は100人であり、うち女性は7〜28人という計算になる

同じ項目に”IQの分布に男女差が見られない研究もある”とあるので高IQでの偏りは何とも言えない状況なのではないですか?
“2008年に発表された調査では、ヨーロッパ系米国人のグループでは数学のスコアの分布は男性のほうが最上部と最下部へ広く、一方アジア系米国人のグループでは分布の最上部で女性の比率が高い”
と数学での比較でもアジア系だと比率が逆転してしまったりしているので、アメリカでこうだったから日本でもとは言えないのではないですか?
下手をしたら分布の最上部で女性の比率が高い可能性も

>これらゲルマン系の人々が、19〜20世紀になるまで「兵法書」というか「戦闘論/戦争論」めいた著作を生み出していないことが理由です。

その他の国や民族と比較して兵法書と強さとの関係性が必要なのではないでしょうか?
デュプイの統計に基づいた強い国と弱い国は出す傾向に違いがあるとか

デュプイ曰く強い国かつ検索に引っ掛かりやすそうで長期間存在した”共和制時代のローマ軍”だと
ポリュアイノス著 戦略論 (共和制じゃなくて帝政)
ウェゲティウス著 軍事論 (共和制じゃなくて分裂後)
というような感じになったので強い国は兵法書は出さないのかもしれないですね
戦う事が文化として定着しているから、わざわざ書物にしなくても問題ないということなのかも

>むしろ、裁判費用等を日本が免れつつ、本人は実質有罪の結果を甘受する(永久に復権できない)ことになった、と受け止めるべきでは?

外国人の場合は違うのではないでしょうか?
帰国して普通に生活すればいいだけなので


>>476-477
支援どうもです
「網野史観と第一次弥生モードその14」を読んで労働者と奴隷のチャンポンみたいな特殊な制度なのが分かりました
ただ”江戸時代に勾引は死罪とされ、奴隷身分も廃止されたが、年貢を上納するための娘の身売りは認められた”とあるので”第一次弥生時代には、日本史上、この時代においてのみ”とは言えなくなっているのではないかと思います

481 名無し@安全保障 2020/01/04(土) 01:09:33 ID:VJhaf36Q
>第一次弥生時代には、日本史上、この時代においてのみ”とは言えなくなっているのではないかと思います

江戸時代は基本的に自力救済が行き届いています。村請制と呼ばれるような村に一定の自治を保障し、その中で年貢のとりまとめや個々の借金の保証、家族の維持と相互扶助が求められた。また↓(19〜25ページ)のように山林を開放し農民を救済したり
http://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Download/Report/pdf/2004_04_29_02.pdf
↓は余り参考にはなりませんが
https://call-of-history.com/archives/4717

まあそれでも駄目なら身売りが最終手段でしょう。いずれにしても第一次弥生モードとは別だと考えるべきかと。




482 名無し@安全保障 2020/01/04(土) 01:57:19 ID:VJhaf36Q
https://www.yurihama.jp/town_history2/2hen/3syo/02040408.htm
↑は鳥取池田家の資料ですが年貢未進(年貢を完納していないもの)に対する諸対応です。

483 名無し@安全保障 2020/01/04(土) 05:35:44 ID:VJhaf36Q
>481訂正
×江戸時代は基本的に自力救済が行き届いています。
○江戸時代は中世と異なり高度な自治が行われていました。

484 太田述正@太田述正 ★ 2020/01/04(土) 19:47:25 ID:ohtanobumasa
コラム#11024参照。

485 名無し@安全保障 2020/01/04(土) 21:52:17 ID:0ryzzSbK
>いずれにせよ、これによれば、IQ上位の男性数が女性数より多いのは事実と言っていいでしょう

納得できました

>典拠は?

デュプイのはこれです
https://www.ohtan.net/blog/archives/2978

>典拠は

ポリュアイノスが記したのは「戦略論」ではなくて「戦術書」でした
https://www.learningmilitaryscience.com/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%B3%87%E6%96%99/%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E5%AD%A6%E3%82%92%E7%AF%89%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%80%85/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%B9

ウェゲティウス著 軍事論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B2%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%82%B9

>フランスに行ったらルノーで犯した犯罪容疑で訴追される状態に変わりがないことはもとよりですが、米国に行っても企業での役職に就けない(典拠省略)、という状態が続く結果、大企業人としての復権は基本的にありえない、という趣旨ですよ

確かにそうですね
今まで稼いだお金で余生を過ごす算段かとも思いました
ですが”すっからかんになってしまっている可能性大だとよ”ということなので逃走は悪手ですね

トルコの航空会社職員が自らの裁量で書類の改竄
https://youtu.be/i9NdX6e6A_A?t=35

賄賂と思いきや脅迫
https://youtu.be/wwI-wq0tOmo

>まあそれでも駄目なら身売りが最終手段でしょう。いずれにしても第一次弥生モードとは別だと考えるべきかと。

江戸時代の様々な救済策で第一次弥生モード時に身売りするであろう人が身売りせずに済んだ人は沢山出たと思いますが、様々な対策があっても身売りが合法であるなら第一次弥生モードで黙認された餓死を回避するための身売りと何が違うのでしょう?
江戸時代でも止む無くという形で奴隷制と奴隷はあったのでは?

>売春はリスクを伴うけれど苦行じゃあありませんでした

江戸時代でも売春はリクスと苦行を伴うものだったのではないですか?

江戸時代の遊郭の闇。劣悪環境で男性に性的サービスする最下級の遊女「鉄砲女郎」とは?
https://mag.japaaan.com/archives/105013

男目線の夢妄想を取り除いたら、遊郭は単なる「生き地獄」だった
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53461

きらびやかな吉原遊郭の裏側で。性に関する切実な問題。
https://日本の歴史.com/2017/11/%E5%90%89%E5%8E%9F%E9%81%8A%E9%83%AD/

江戸時代でも苦行とされるには十分な環境だと思います
更に追加すると当時でも乳幼児の死亡を入れても平均寿命が30〜40才辺りなのに異常に短い平均寿命

江戸時代の遊女は、平均寿命が22歳程度だったといわれています。性病や過酷な環境での生活が、遊女たちの寿命を奪っていたのでしょう。
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_105913/

そんな環境だったから当時でもこうしないと人が集まらない

遊女達を全国から集めて郭へ供給する調達役。表向きは年季奉公の前借金渡しの形だが、実態は人身売買
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E9%AD%81#%E9%96%A2%E9%80%A3%E7%94%A8%E8%AA%9E

公娼だけでなく私娼も同じ

彼女たちの多くは貧困な家の妻か娘で、年季奉公の形式で働かされた
https://kotobank.jp/word/%E9%A3%AF%E7%9B%9B%E5%A5%B3-141329

最期は無縁仏

飯盛女が亡くなると投げ込み寺に捨てられ無縁仏となるのが常であったが、府中宿 (甲州街道)の称名寺には珍しく飯盛女の墓がある
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%9B%9B%E5%A5%B3

そういう世界なので仏教用語の苦界に「遊女のつらい境遇」という意味も持つようになった
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%8B%A6%E7%95%8C/

486 485 2020/01/04(土) 22:54:32 ID:4k3RSLzw
書き込みの際に抜けていたものがあったので

>いずれにせよ、ご納得いただけたようで幸いです

自分なりの何となくですが
太田さんは強い国が兵法書を出さない理由や弱い国が出す理由の答えなり推測なりありますか?

487 名無し@安全保障 2020/01/05(日) 00:15:26 ID:vm+hhGMZ
>身売りするであろう人が身売りせずに済んだ人は沢山出たと思いますが

であるなら身売りは合法だし奴隷でも奴隷制でもないでしょう。

>江戸時代でも売春はリクスと苦行を伴うものだったのではないですか?

慰安婦問題での韓国並びに欧米諸国の考え方と同様の見識かと思われます。慰安婦についての過去コラム検索すべきかと。

488 太田述正@太田述正 ★ 2020/01/05(日) 15:08:22 ID:ohtanobumasa
コラム#11026参照。

489 名無し@安全保障 2020/01/05(日) 19:51:54 ID:svLWWyJO
>>487
>であるなら身売りは合法だし奴隷でも奴隷制でもないでしょう。

人間そのものを商品にするのが奴隷なのではないですか?
江戸時代に奴隷制を認めていたかどうか、認めた上で奴隷が存在していたかどうかであって
更に昔と比べて少なかったかどうかで奴隷かどうかは決まらないと思います

>慰安婦問題での韓国並びに欧米諸国の考え方と同様の見識かと思われます。慰安婦についての過去コラム検索すべきかと。

今でも「家庭環境が原因で自尊心が持てずに売春を問題と感じない」とか「様々な理由で選択肢が奪われて仕方なく」といった問題があったりしますが、江戸時代とは価値観がかなり違うのではないのでしょうか?
それによって感じ方も違ってくるかと
幕府が倒れて数十年後に最盛期というのを考慮しなければいけませんが「からゆきさん」という人がいました

月に一度は死にたくなると感想を語り、そんなときに休みたくても休みはなかったという
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%95%E3%82%93

>日本で、匠が後継者や弟子のためにマニュアルを作ったって話、聞いたことないでしょう。
 弟子に対して、見て覚えろってんで、そもそも口では何も教えない名人だって少なくない、という話もよく聞きますよね

確かにそうですね
ということは、そういう考え方に否定的な人の価値観が増えると日本の技術力も落ちてしまう事になりそうですね
それよりも人手不足の方が深刻そうですけど

>単にローリスク・ハイリターンからハイリスク・ローリターンに至る様々な遊女がいましたってだけでしょ

ローリスク・ハイリターンの遊女というのは存在していたのですか?
トップレベルの遊女に成るにも平均寿命が20代のハイリスクな環境で生存しなければいけません
結果に関係なく遊女を選ぶ事とハイリスクは切れない関係だったのではないでしょうか
だから当時の女性にも避けられた職業だったのではないですか?

>それらの数字がいかなる根拠をもとに算出されたものであるかが問題です

三ノ輪の浄閑寺に保管されている寛保三(1743)年から、安永八(1779)年の過去帳には、遊女たちの亡くなった年齢と思われる数字がところどころに書かれてあるのですが、その平均寿命は22.7歳でした
https://www.miyabi-sougi.com/topics/62e3f8c5d44c39abf731c1bd3b98ee7f791f334b

例えば10歳の平均余命となると、長澤先生論文によれば男性52.4歳、女性50.6歳だそうです
https://note.com/jyaga0716/n/n3210d2b5c84b

という事を踏まえると遊女の平均余命が10歳辺りなのは短すぎます

>職場が都市の限定された場所にしか原則ない職種に関して、全国から働き手をリクルートする業者が活躍するのは当たり前でしょう

リクルート方法が問題なわけです
"絵にかいたような五十歩百歩であり、遊女達の「悲惨」さはその程度だったってことです"
という認識が一般的であれば、農民が様々な商品を売る感覚で遊女になる普通の家庭の人もいたはずです
ですが貧困層の人身売買でというのは「当時の女性がやりたくない職業」とみなしていたからではないですか?

>そもそも、「苦界」だって、本来、「苦しみや悩みの多い世界、すなわち人間世界。」という意味でしかないんですからね

わざわざ"苦"という漢字の入った言葉に転じさせた意味はあるのではないですか?
公界のままでも問題はないのですし
檀家にすら入れさせないレベルで一般的な人間世界と隔離された世界を
わざわざ"人間世界"を意味する苦界と呼ぶのは"苦"というものに意味があったのではないですか?

>江戸時代では奉公契約の年限は最長10年,遊女奉公も同じ

建前ではそうでも実態は違うのではないですか?

10年ほど働ければ、吉原入りの原因となった借金は帳消しになるのですが、吉原で働くための豪華な衣装代や美容費などはすべて遊女の自腹です。
豪勢さで有名になった場合、年季が明けても遊女家業でこしらえた借金の返済で仕事を続ける場合などもよくありました
https://www.miyabi-sougi.com/topics/62e3f8c5d44c39abf731c1bd3b98ee7f791f334b

490 名無し@安全保障 2020/01/05(日) 22:11:51 ID:vm+hhGMZ
>人間そのものを商品にするのが奴隷なのではないですか?
それではAV女優やグラビアモデル、芸人だって人を商品にしてるから奴隷?
奴隷制かどうかは別としても奴隷と捉えるのは少数かと↓
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1250835452?__ysp=6YGK5aWz44Gv5aW06Zq344GL77yf

>結果に関係なく遊女を選ぶ事とハイリスクは切れない関係だったのではないでしょうか だから当時の女性にも避けられた職業だったのではないですか?

ハイリスクどころか一番てっとり早く金が稼げ又生存するには都合の良い職業でしょう。
お示しの長澤先生論文と同様論文ですが『江戸時代におけ る死亡者の動向や大量死亡の実態に注目し、具体的な史料分析に取り組んだ研究は意外 に少ない。近年になって歴史人口学の研究分野で、江戸時代の人口動態解明の一環とし て、死亡動向や大量死亡を取り上げようとする動きもみられるが、発表された事例は限られている』と言うように同藩内でも寿命の差が激しく一般人と遊女との寿命の比較は的確に行えないのではないでしょうか。生まれた場所で既に寿命が決まるようなもんですし都会に出て10年生存出来れば充分ではないかと。だから五十歩百歩かと。
https://econo.chukyo-u.ac.jp/academicInfo/cerPdf/cer16_03.pdf

491 globalyst 2020/01/06(月) 00:33:21 ID:0R/6OXuj
>方法論的個人主義(の極限形たるadomism(上掲))が、近代自然科学、就中、物理学「にも内在している」(太田。コラム#11027)
は、以下の「原子論的理解」に似ているように思えます。

「物理学(、英: physics)は、…自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とする。」
https://www.icloud.com/message/current/ja-jp/index.html#view?guid=message%3AINBOX%2F4093

492 globalyst 2020/01/06(月) 00:35:06 ID:0R/6OXuj
引用すべきURLを間違えました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6

493 名無し@安全保障 2020/01/06(月) 13:12:03 ID:AVaZV5xm
昨年、中共の動画サイトのbilibiliで、「鬼滅の刃」という作品のフォロワー数が640万人、視聴数が3億4千万回という記録的な数字を達成したそうです。
https://www.bilibili.com/blackboard/topic/activity-cH2wxdXD.html?type=anime

一般層に於いても、近代日本を舞台にした作品に対する忌避感は無いみたいですね。
翻って、韓国人の近代アレルギーは何であんなに強く成ってしまったのか、ますます不思議に。

494 太田述正@太田述正 ★ 2020/01/06(月) 19:42:49 ID:ohtanobumasa
コラム#11028

495 名無し@安全保障 2020/01/07(火) 09:46:44 ID:ECidqD4X
『パプリカ』の作詞作曲だからね、念のため↓

米津玄師、2019年の年間チャートで33冠を達成しhttps://dot.asahi.com/billboardnews/2020010600049.html?page=1ていたことが明らかに

496 名無し@安全保障 2020/01/07(火) 18:08:55 ID:b9K4si21
帝国陸軍に比べて帝国海軍が無能だったとの事ですが、戦術面ではどのみち敗色濃厚だったという予測を海軍も共有していたのだとすれば、戦後に於ける発言権を少しでも得るために米国と内通していた可能性が有るのではないでしょうか。陸軍とは役割分担をしていただけではないかという事です。

497 太田述正 ★ 2020/01/08(水) 09:40:16 ID:ohtanobumasa
 先の大戦当時の帝国海軍が無能だったと私が指摘しているのは、一つには、劈頭の真珠湾攻撃とマレー沖海戦以外は、基本的に戦術的勝利を挙げておらず、「軍事」組織として無能だったことです。
 (しかも、真珠湾攻撃における戦術的勝利は不意打ちのおかげであり戦略的には大失敗でしたし、マレー沖海戦における戦術的かつ戦略的勝利はチャーチル首相や英軍の日本軽視、蔑視のおかげ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E6%B2%96%E6%B5%B7%E6%88%A6
でした。)
 そして、二つには、軍事「組織」としても無能だったことです。
 例えば、組織のメンツにこだわって台湾沖航空戦で勝利したとのウソをつきとおしたために帝国陸軍のフィリピン決戦方針が振り回される結果をもたらした
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E6%B2%96%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%88%A6
こと、や、終戦直前という極めてクリティカルな時に海軍省と軍令部が対立するという醜態を演じた(コラム#10219)こと、がそうです。
 以上を念頭に置いた上で、もう一度(典拠を踏まえつつ)お考え下さい。

498 名無し@安全保障 2020/01/09(木) 20:35:44 ID:aAEg+aNu
>講釈を垂れるのはこれくらいにしてと、遊女のリクルートの実態らしきものが「権威」なさそな典拠だがコレに出てくる

”町人衆からの志願組、そして親の跡を継ぎたい遊郭出身者”が割と来ているのなら”苦”というイメージは和らぎますね

>身請けで目出度く年季中途で抜けられる人もいたこともさることながら

確かにこの可能性は頭にありませんでした

>太夫になるような子なら、入廓した時から特別扱いしてもらえたみたいだし

太夫になれそうな遊女全般ですか?
襲名が許されるくらいの太夫であれば最初から太夫扱いのようですけど

彼女は小さい頃から妓女の見習い・世話係である「禿(かむろ・ハゲではない)」として妓楼に入り、14歳で妓女として最高の位である太夫になったといわれています
https://bushoojapan.com/jphistory/edo/2020/01/07/91381


>ここでは(ここでも?)平均の話と分散度の話とが混線してますよ

年季明けの遊女全体から遊女稼業で作った借金が理由で残った遊女の割合ですか?
調べてみても遊女や遣り手として残る人もいた
くらいしか見つかりませんでした

>それではAV女優やグラビアモデル、芸人だって人を商品にしてるから奴隷?
>奴隷制かどうかは別としても奴隷と捉えるのは少数かと

芸人は人間そのものを商品にしているのではなくて芸を商品にしているので一般的には違うと思います
人間そのものが商品になっている芸人は”プロダクションに所有”されているといった感じです
物なので報酬もあるわけもなく、プロダクション都合で転売もされる
近年で正式に物として扱われる人は少ないと思いますが、それに近い扱いを”人身売買”とみなされるのではないかと思います
外国人技能実習生やSMAPのジャニーズ事務所との契約内容等が問題になったりしました

奴隷かどうかは人身売買の対象になっているかどうかであって、売買されるまでの経緯は関係がないと思います

ローマでは哲学や詩、歴史学などに熟達した多くのギリシア人奴隷が家庭教師として、他にも医術や算術(会計術)を身に付けた奴隷が医術師や会計役として重宝され高額で売買された。また官僚制が発達する以前においては、政治家が個人として所有する奴隷が、官僚的役割を担った。こういった高い教育を受けた知的労働に携わる奴隷は「高価な財産」として、非常に高待遇を受けていた
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7#%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E

ともあるので売却先での待遇も関係がないでしょう
同ページに娘の身売りがある事や、生口は奴隷ではないかもしれないという記述
奴婢にも小作人や農奴に近いという但し書きがあるのに、娘の身売りには無い (奴隷にそぐわない可能性があるなら給料を前借している労働者という但し書きがあってもいいはず)
それどころか”このような人身売買は法的には禁じられた”と人身売買であることが強調されている

だけど身請けの所では

楼主は親元に異存のないことをたしかめたうえ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E8%AB%8B

と買い取ったはずなのに元の持ち主に許可を求めている点から、当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます

そうであったとしても「からゆきさん」で”国際的に人身売買に対する批判が高まり”とあるので、あの当時の価値観において人身売買を行っていた、よって明治という第一次弥生時代以外に奴隷は居たとなるかと思います

>生まれた場所で既に寿命が決まるようなもんですし

確かにそうですね
調査対象にされているエリアは冬季に死者数が増える地域的特質もありますし
“同じ郡内の近接した村落間・領域間で異なる実態”もあるので比較的近いエリアでも平均寿命に差が出る事もありそうです
仮に出せても格差が大きすぎると平民という大きな括りの相場も良く分からない事になります

499 太田述正 ★ 2020/01/11(土) 14:56:03 ID:ohtanobumasa
コラム#11036参照。

500 名無し@安全保障 2020/01/11(土) 22:38:21 ID:BRbl4gcQ
>当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます

それなら明治以降も同様に「からゆきさん」を人身売買という後世の価値観で見なければ良いかと。お示しの「からゆきさん」ですが「からゆきさん 」という言葉を広める端緒ともなった(『サンダカン八番娼館――底辺女性史序章』(1972) を著した山崎朋子また森崎和江がタイトルそのものを『からゆきさん』(1976)とす る本を出版している)

ですがからゆきさんを書く動機を読めばそれが如何に歪んだ、また近代化したばかりで人的なものしか輸出仕様のない状況を無視し国際的な環境を顧慮しないまま描かれた実態と程遠い創作だとわかります。↓

「・・当時、「底辺女性史」の題材を求めていた山崎は、森崎のこのエッセイ を読み、からゆきさんを「底辺女性史」の主題と定めたのだった。
『サンダカン』の副題に「底辺女性史序章」とあるように、山崎はそれまでの女性 史がエリート女性史であることに不満を抱いていた。エリート女性を対象とした従来 の女性史では真の女性史と評価することができないため、「それでは、どのような存在 がエリート女性史への強力なアンチテーゼとなり得るのか。そう考えたときわたしの 脳裏に浮かび上がってきた女性像こそ、ほかならぬ〈からゆきさん〉だったのである」 5と『サンダカン』冒頭で述べている。からゆきさんと同じく、女工や農婦、炭鉱婦、 女中なども同じく底辺に呻吟して生きた女性たちとみなしてよいとするが、山崎にと って「売春婦」とは、「もともと人間の〈内面の自由〉に属しているはずのセックスを、 金銭で売らなければならなかった存在である。労働力をひどい低賃金で売って生きる 生活と、セックスまでも売らざるを得ない生活と、どちらがいっそう悲惨であるか!」 6と強調するように、他の職業に比べて「売春婦」がより悲惨であるとし・・
二人のからゆきさんに象徴されるように、一口に「からゆきさん」と言っても、〈出 稼ぎ〉の経緯・経験は当然のことながら異なり、一括りにできるものではない。」

要はこの二人以前にまともに研究する人もおらず後陣の学者はみんな彼女らのバイアスが掛かって議論してるに過ぎず「からゆきさん」と言うものを人身売買と単純に決めつけた。実際はそのような奴隷だと言う線引きは不可能です。まあこの論文も膨張主義や殖民地主義と言った見方をして残念ですが…

https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/26725/17/lan020201300703.pdf

また国際的批判とは→「吉原遊郭の状況を大きく変えたのが、1872年(明治5)10月に発令された芸娼妓(げいしょうぎ)解放令です。この年に起きたマリア・ルス号事件(注)に関する国際裁判で、日本の芸妓、娼妓が人身売買にあたると指摘を受けた明治政府が、国際世論を考慮して急きょ講じた対策で、人身売買を禁止し、遊女を解放することをうたっています。」かと思いますが当時の西洋の基準に合わせただけで今から考えれば西洋が低レベルだっただけかと。↓も山崎や森崎と同類ですが。

http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no57/06.html

501 名無し@安全保障 2020/01/11(土) 23:38:52 ID:BRbl4gcQ
84歳の超熟女AV女優 80歳超で初撮り、息子は「好きにやってくれ」〈週刊朝日〉
http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200108-00000026-sasahi-life

如何に日本が性先進国か分かる。

502 太田述正 ★ 2020/01/13(月) 21:05:01 ID:ohtanobumasa
次回の名古屋オフ会/東京オフ会の「講演」テーマに関し、今回も回答を募集します。
的中させた方は半年間名誉有料読者にさせていただきます。
設問は、日本はどうして弥生性を維持できたのか、です。
日本には「封建制」があったから、じゃあダメですよ。
より端的に言い換えれば、設問は、元々大したことがなかった北支畑作文明にいわば敗れて日本列島に逃げ込んできたところの、「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった南支稲作文明の弥生人が、北支畑作文明の漢人に比べても「とても強」くなったのは一体どうしてか、なんですからね。

503 太田述正 ★ 2020/01/15(水) 09:07:28 ID:ohtanobumasa
「封建制」より前に「武士」が生まれたわけですが、それも回答にはなりませんからね。
そういったものをもたらしたところの、日本の「弥生性」の由来を聞いているのです。

504 名無し@安全保障 2020/01/16(木) 08:58:06 ID:jSDXoPwX
憲法の規範性が無いから拘束されない
ってところに膝をうった

今までよく解らんかったけど理解できた気がする
護憲派とは違う意見で護憲派になろうかな

505 名無し@安全保障 2020/01/16(木) 13:03:37 ID:FtwJz6We
>>500
>かと思いますが当時の西洋の基準に合わせただけで今から考えれば西洋が低レベルだっただけかと

当時の基準で人身売買なら奴隷であるのは紛れもないことになりませんか?
提供されたpdfにも”当然のことながら、「人身取引」のネットワークは日本独自のものではなかった”とあますし、様々な国でその当時の基準での人身売買が行われていた

江戸時代に関してもWikipediaの身請けとは矛盾しますが提供されたpdfによると

“他の労働の有償的提供を目的とした年季奉公とは次の4 点で内容を異にしていた。@家長権を人主から雇い主へ委譲、A転売の自由、B身請け・縁付けの権利を雇い主に委譲、C死亡後の処置も雇い主へ一任、である。法制史の研究者である中田薫は、これらの特徴が「奴婢所有権の作用にも比すべき、他人の人格に干渉し、其人格的法益を処分する人法的支配を、雇主の手に委譲して居る点に於て、此奉公契約が其本源たる人身売買の特質を充分に保存する」として、これを他の年季奉公と区別して「身売的年季奉公契約」と名付けている。建前上は年季を限った奉公契約だが、実質は自身の身体的権利と自由を大きく制限された身売りと変わらなかったのである”

と一般的な年季奉公とは"人身売買の特質を充分に保存する"別物とされている事

“また権力側は常に人身売買的要素を払拭するために、女性たちが生活のために自らの自由意志で売春という手段を選んだかのように施策してきたのは確認してきたとおりである。そうした意識は民衆にも共有されており、親や兄弟が前借金という僅かな収入を手に入れるために身売りすることは孝行として賞揚される社会でもあった”

とあるので上手く誤魔化された平民には人身売買の自覚がなかっただけで
権力者側には自覚があった事から後世の価値観ではなく当時から自覚の上での人身売買だったのではないかと思います

更に読み進めていて少し疑問に感じたことが

“日本人はな、うちらにも内地が恋しいか気持ちのあるけん、誰もが喜んで客に取ったが、ばってん、客のなかで一番いやらしかったのと違うか。うちらの扱いが乱暴で、思いやりというもんが、これっぱかしも無かったもんな”

この一文で過去コラムの一文と矛盾するのではないかと思って検索してみました

“慰安婦だってそれなりに軍人達の「尊敬」を受けていたんじゃないかと思うんだけどね”
http://blog.ohtan.net/archives/52140321.html

証言の内容と”現地人を客にすることは好まれず”というWikipediaとが矛盾しますが、おサキさんの状況から考えて一人や二人の日本人客を根拠にしているとは考えづらいので尊敬の「系譜」は明治か大正初期で死んでしまったのでは?
という疑問が出てきました

>>501
それは最近の話ではないですか?
最近の話で性先進国となると性に関する自由な意思決定を脅かされないかどうかが先進国かどうかになりませんか?

子のためデリヘルで働く母親の悲しすぎる事情
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200109-00031893-president-soci

によると“いやいやながらデリヘルでの勤務を開始”というように明らかに嫌がっているのは問題ではないですか?
その他にも自分自身が嫌である事に気づけない人達もいます

“汚いと言われていた自分に触れてくれる人がいると「気持ちが落ち着いた」。相手の言うことに応えなければいけないという思いが強く、「いやだ」と意思を示すことが頭に浮かばない。それが障害のせいだとわかったのは、風俗店を辞め発達障害の診断を受けた後だった”
https://mainichi.jp/articles/20190504/k00/00m/040/075000c?inb=ra

こういった人達が風俗で働かなくてもいいように福祉を提供するのが性先進国ではないでしょうか
福祉によって家庭環境で自己肯定感が得られなかったり抑うつ状態になったりもせず、障害者にも貧困にも支援があって仕方がなくもない
こういった状態で女性が風俗を選ぶ事はないと思います

506 名無し@安全保障 2020/01/16(木) 19:39:04 ID:jUIDiIzW
>498当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます

と仰られたのに「後世の価値観ではなく当時から自覚の上での人身売買だったのではないかと思います」とはこれ如何に??権力者は人身売買と知ってたから奴隷という考え方にシフト?

権力者側の貧農民対策は既に資料提供しましたし、まるで幕府が宣伝して遊女を増やしたと言ったもんですよ。陰謀論ですか?そもそも幕府は増える田舎からの人口移動に元いた藩迄送り返してますよ。

>上手く誤魔化された平民

んなばかな。当時傾城屋が嫌われものかつ身分も低い扱われたのは有名ですし誑かされる何てあり得ません。

>当時の基準で人身売買なら奴隷であるのは紛れもないことになりませんか?

からゆきさんは出稼ぎ、性接待含めた出稼ぎ、売春、移民、慰安婦等々ありどうやって人身売買といえるのでしょう?

>いやいやながらデリヘルでの勤務を開始”というように明らかに嫌がっているのは問題ではないですか?
その他にも自分自身が嫌である事に気づけない人達もいます

まさしく慰安婦の考え方、米国や韓国の主張そのものですよ。二度目ですが慰安婦の過去コラム検索してください。





507 名無し@安全保障 2020/01/21(火) 09:33:44 ID:p0aXt4/2
>>506
>権力者は人身売買と知ってたから奴隷という考え方にシフト?

そうですね権力側が人身売買と自覚して誤魔化しに関わっていたと書かれているので
pdfに書かれていた事をまとめると以下のようになるかと

・江戸時代には一般的な年季奉公と身売的年季奉公があった
・権力側は常に人身売買的要素を払拭しようとしており江戸時代では年季奉公化政策によって払拭を試みた
・年季奉公化政策は想像以上の成功で人身売買の内情はそのままでも庶民は「奉公へ出す」という意識を共有するようになった

一般的に奴隷が居たかどうかは「人身売買のシステムがあったかどうか、それが合法かどうか」であるかと思います
Wikipediaの奴隷の項目に娘の身売りが但し書き無しで記載されている事や、娘の身売りが人身売買であったと明言されているのは提供されたpdfやWikipediaの他にも散見される事から
この状態で身売りが人身売買ではなかったというのは無理筋ではないでしょうか
とはいっても存在しなかったらしいので、その無理筋を通すべく「当時の人の主観」から弁護を試みても覆されてしまった
といった感じですね

>権力者側の貧農民対策は既に資料提供しましたし、まるで幕府が宣伝して遊女を増やしたと言ったもんですよ。陰謀論ですか?そもそも幕府は増える田舎からの人口移動に元いた藩迄送り返してますよ。

特別に増やす目的ではなくて一般的な年季奉公と同じように感じさせるのが目的だと思います
ですので貧農民対策の実施とは矛盾はしないかと思います

>んなばかな。当時傾城屋が嫌われものかつ身分も低い扱われたのは有名ですし誑かされる何てあり得ません

pdfによると“人身売買の内実はなんら変わっていないが・・・庶民もまた「奉公へ出す」という意識を共有するようになったのである。”
とあるので権力側の年季奉公化政策は想像以上に成功して人身売買の誤魔化しが出来たようですけど
博士論文との記載もあるので、いい加減な事が記載されているとは思えないので

>からゆきさんは出稼ぎ、性接待含めた出稼ぎ、売春、移民、慰安婦等々ありどうやって人身売買といえるのでしょう?

お金の為に海外へ行った人全般を表す言葉なので色々な契約があると思います
pdfにも“森崎が「からゆきさんを身近に知る人は、売られたとも自分でとびこんだともはっきりわけられない、という」との言葉は、まさにその両義性を表しているといえる”
とあるので出稼ぎか人身売買か曖昧な部分もあるかと思います
ですが曖昧な部分があるとはいっても、その曖昧な部分のある年季奉公が当時の価値観で人身売買と非難されてしまっていては、全てではないにしても奴隷契約が存在していたという事ではないですか?

国内においても”津田と同様に司法卿の江藤新平や大蔵大輔井上馨も日本国内の娼妓奉公が人身売買同然であるという認識を共有していた””公権力は娼妓たちが人身売買的待遇にいることをじゅうぶんに認識していた・・・「地獄売女」にすべしという内容からも明らかである”とあるので明治期に入って人身売買とみなさないというのは無理があるかと思います

>まさしく慰安婦の考え方、米国や韓国の主張そのものですよ。二度目ですが慰安婦の過去コラム検索してください

今の性的な自由の話をしたのであって数十年前ではないのですけど

検索してみても今の性的な自由の話を覆すようなコラムは見つかりませんでした
米軍の調べで、ただの売春婦だったというのも「嘘偽りのない募集に応じて売春をしていた」ということを意味しているのだと推測します
当時はこれを「本人の自由意志」とできたのかもしれませんが、これが今でも問題とされないのならシングルマザーの記事が出てくることはないのではないですか?
「福祉が行き届かない事で嫌なのにデリヘルをさせられているのに自由が脅かされていないというのはあり得ない」が今の価値観ではないですか?

兵士と一緒に遊ぶこともあったというような一般労働者の様な扱いも同じだと思います
たとえ本人に売春への否定的な感情が無かったとしても、それが本当の自由意思によるものなのかはわかりません
この当時の世界に発達障害を認知して配慮することを求めるのは間違っているとも思うので「本人がそう言っているのだから」はやむを得ないと思います
ですけど今は違うのではないですか?
だから発達障害者や知的障害者を食い物にしていると記事は問題視しているのではないですか?

前に書いた事と重複しますが、今の世界で肯定される売春というのは「家庭環境に問題がなく、元々裕福であったり十分な福祉を享受して売春を強要されない状態にある上で売春をしたいと思った成人」という場合ではないですか?

508 太田述正 ★ 2020/01/21(火) 14:35:26 ID:ohtanobumasa
主張を述べる際には、定義、典拠、を常に明らかにし、簡潔にお願いします。

509 名無し@安全保障 2020/01/27(月) 00:35:14 ID:AL2uVbWC
>そうですね権力側が人身売買と自覚して誤魔化しに関わっていたと書かれているので
pdfに書かれていた事

書かれていたから今までの主張を急に変えないで欲しいです。あくまで私が引用した典拠は貴方が明治以降の人身売買の事例は「からゆきさん」であるとしたのでそれがより詳しく載っていたから出したまで。そもそも当時の日本に対して膨張主義や植民地主義と言った言葉を使って(他国と比較した形跡もない)いる時点で難ありの論文ですよ。

ですからそれ以外のwikiやpdfに身売りは奴隷であり人身売買という主張が散見されるから無理筋だと言われてもそれこそ無理筋ですよ。

>博士論文との記載もあるので、いい加減な事が記載されているとは思えないので
日本の人文社会学のレベルがどんなに低いかはコラムでも取り上げられてます。また個人的な感想ですが大学時代歴史学の講義「三行半」の授業でいかに日本の人文社会学が歪んだものの考え方をしているかをこれでもかと言われました。

>人身売買か曖昧な部分もあるかと思います
ですが曖昧な部分があるとはいっても、その曖昧な部分のある年季奉公が当時の価値観で人身売買と非難されてしまっていては、全てではないにしても奴隷契約が存在していたという事ではないですか?

貴方は明治以降の人身売買の具体例がからゆきさんだと仰って私は典拠を出してはっきり言えば曖昧すぎる事例だとしました。貴方も曖昧だと思うなら話は終わりではないですか?全てではないとしとも奴隷契約は存在した?そりゃ悪魔の証明でしょう。結明治以降の人身売買の事例は事例にすら値しないという事。

江戸時代の身売りについてもそうですが時代や価値観、他国との比較を無視して当時の公権力に多くを望み過ぎかと思いますよ。貴方も以前江戸時代は天災と飢饉が隣合わせであり生きるか死ぬかが課題でありそれに納得した筈ですし其処の所をもう少し考えていただけたら良いかと。まあそもそも売買春についても噛みあってないし…況や慰安婦についてすら


510 名無し@安全保障 2020/01/27(月) 19:15:57 ID:pX5y9w8T
>そもそも当時の日本に対して膨張主義や植民地主義と言った言葉を使って(他国と比較した形跡もない)いる時点で難ありの論文ですよ

信憑性に問題があっても身売的年季奉公契約は
中田薫「徳川時代に於ける人売及人質契約」『法制史論集』
からの引用だと思いますが、根拠にしている@〜Cの条件も事実ではないのですか?

>貴方は明治以降の人身売買の具体例がからゆきさんだと仰って私は典拠を出してはっきり言えば曖昧すぎる事例だとしました。貴方も曖昧だと思うなら話は終わりではないですか?全てではないとしとも奴隷契約は存在した?そりゃ悪魔の証明でしょう。結明治以降の人身売買の事例は事例にすら値しないという事。

当時の年季奉公による売春の相場が奴隷契約とは言い難い状況にあるなら、指摘もされないし権力者も人身売買の状態にあると認識はしないのではないかと思います

>江戸時代の身売りについてもそうですが時代や価値観、他国との比較を無視して当時の公権力に多くを望み過ぎかと思いますよ。貴方も以前江戸時代は天災と飢饉が隣合わせであり生きるか死ぬかが課題でありそれに納得した筈ですし其処の所をもう少し考えていただけたら良いかと。

「人身売買だから怪しからん」という文脈で指摘しているわけではないですよ
百年や二百年も前なら餓死を回避する為の人身売買も止む無しだと思っているので

>まあそもそも売買春についても噛みあってないし…況や慰安婦についてすら

今の話に数十年前の慰安婦の話を出している時点で噛み合わなくなるのは必然かと思われます
数十年前の普通と今の普通には差がありますし

511 太田述正 2020/01/27(月) 20:01:48 ID:5Pia/SmR
tGPkQSy8サンの投稿に少し注釈的に手を入れさせていただき、一旦ブログ(コラム#11070)にアップしたものをその後にも手をいれたけれど、tGPkQSy8サン、読み返してから投稿していただければありがたいな。

512 globalyst 2020/01/29(水) 17:16:55 ID:E4vKqM3E
>今度の社長はスペイン国籍だけかしら。(コラム#11074。太田)↓

引用の記事にも「ミラノ出身」て書いてますよ。

Wikipediaでも
Luca de Meo (Milan, June 13, 1967) …
https://en.wikipedia.org/wiki/Luca_de_Meo

となってますし、デメオ氏に関連するWikipediaのフランス語のページでは明確に

Nationalite Italien

となってます。

513 太田述正 2020/01/30(木) 13:18:15 ID:+b8KWgdR
 とんだ見落としをしちゃってたようで・・。
 Luca de Meo(1967年〜)の英語ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Luca_de_Meo
を読むと、ミラノの大学で経営学を学び、卒業論文で経営倫理について書いた、というのですから、そのことを含め、現在のルノー/日産連合の総帥としてはうってつけかも・・。

514 ブルー 2020/01/31(金) 06:45:36 ID:DBfk6bT+
日本はどうして弥生性を維持できたのか・北支畑作文明にいわば敗れて日本列島に逃げ込んできたところの、「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった南支稲作文明の弥生人が、北支畑作文明の漢人に比べても「とても強」くなったのは一体どうしてか

稲作によって日本国内でムラの間で戦争が起きるようになったから

http://www.maibun.or.jp/qa/a32.html

515 太田述正 2020/01/31(金) 09:36:51 ID:O3eUApRc
そんなん、弥生人の故郷の支那南部で、彼らの祖先が経験した戦争と原因は同じだろうし、その時に比べて頻度や規模が大きかった可能性だって考えにくいんでは?
だから、せいぜい、「「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった」頃程度の弥生性が回復できただけでは?

516 名無し@安全保障 2020/02/02(日) 19:31:14 ID:QWeMzWBb
>信憑性に問題があっても身売的年季奉公契約は
中田薫・・・引用だと思いますが、根拠にしている@〜Cの条件も事実ではないのですか?

中田薫は法制史の大家でありますが、要はいかに日本が欧州と近似しているか、またいかにして日本文明を欧州に近づけるかという思想が彼の背景にあったと思われる所日本文明とは何かとか価値観には触れずにいる事が問題ではないかと思います。
ですから彼が指し示す条件も事実というより客観性を欠いています。

> 指摘もされないし権力者も人身売買の状態にあると認識はしないのではないかと思います

いかに人文社会学が歪んでいるという事。

>餓死を回避する為の人身売買も止む無しだと思っているので
ただのセーフティネットを大袈裟に表現し過ぎでは?

>噛み合わなくなるのは必然かと思われます
噛み合わないのはもっと根本的な事です。性一般に関することや価値基準。

中田薫
「それまでの有職故実の流れを汲む法制研究に、外国との比較をする新しい方法を取り入れる。『徳川時代の文学に見えたる私法』は広く読まれている。門下に東大中世史の礎となる石井良助、唐令研究で名高い仁井田陞がいる。古代史・中世史研究家の石母田正にも大きな影響を与えた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/中田薫_(法学者)

「ヨーロッパの「封建制」を日本史に適用しようとする研究は、さらに法制史家の中田薫により行われた。中 田は東京帝国大学の法科大学で法制史研究に取り組み、法制史学の教授となった人物だが、その最初の業績は「鎌倉幕府の法制」であり、その成果を 1906 年に『国家学会雑誌』に何度かに分けて発表したが、そこでフ ランク王国のゲルマン法と日本中世の法の酷似を指摘し、ヨーロッパのマナーと日本の荘園を比較して、その 間に共通する封建制の基盤となる荘園制が存在するという説を述べた(8)」

https://www.waseda.jp/flas/rilas/assets/uploads/2018/10/461-468_Special-Feature1-3.pdf

「…中田の規定は実は充分な論証を経たものではなく…つまり日本が封建制を経た結果どうだった、こうだったというような制度としての役割や価値に踏み込んでいない。」
https://books.google.co.jp/books?id=40c5DgAAQBAJ&printsec=frontcover&source=gbs_book_other_versions_r&redir_esc=y

517 名無し@安全保障 2020/02/02(日) 19:33:04 ID:QWeMzWBb
さて当該論文「徳川時代に於ける人売及人質契」について↓反証ですが自分の考えに固執する余り論証もせずまた以前自分が書いた論文の弱点すら覆い隠そうとしています。つまり貴方が示した諸条件は身売りが人身売買契約の典拠にもなりえません。むしろ奉公人が有利でさえある。

「… 中田が、ここで進化の要素として強調しているのが、消却(居消)である… 即ち、給金という要素が消却という要素に比べて重視されていないことが問題なのである。つまり、給金は「附加 条件」であって、』変体に過ぎない」のである。何故ならば、中田が、「奉公人に対して其の労働の対価としての給金を支給するが故に、本金に対して別に利子を附」すと考えるからである。これは、田畑質入の場合、質置主が小作 をして収益を得る代りに利子を支払うというのと同じ論法といえよう。しかしながら、この場合、奉公人の労働自体 は主人の収益であつて、本来、奉公人はその労働によって収益を得るものではない。したがって、そこに利子を附加する正当性は存在しない。しかも、「債権者は奉公人の労働を利用する権利を持つて居るから、身代金に利子を附す (62)ることは出来ない」という中田の如き立場に立つならば尚更である。 そこで、特別に利子を附加する場合、その正当付けの根拠となると思われるのが給金である。つまり、「給金を支 給するが故に、本金に対して別に利子を附」すのではなく、「本金に対して別に利子を附するが故に、給金を支給す る」と考えるべきなのである。
そして、この時点で、奉公人はもはや田畑の如き質物の位置関係に立つ者とはいえないであろう。むしろ、直小作における小作人、否、雇傭契約における労働者の如き立場に近付きつつある者というべ きである。 さすれば、中田は「人身の年季売が奉公契約に変形したと云ふよりも、人身の年季売が奉公契約の名称と形式とを、 冒すに至つた」(前掲注(59))というのであるが、人身の年季売が「給金」を通じて純粋な奉公契約に移行する場合も あったのではないか。つまり、中田は、消却という指標に執着するのあまり、この可能性を看過してしまったのでは ないかと考えられるのである。そして、それは、人の物視が根底にあるように思われる。
例えば、中田は、身売から最も進化した形態であるとする身代金全部居消年切奉公の典型として、飯盛奉公契約の (63)証文を示すのであるが、そこには年季の定めがあるのみで、労働条件については主人の勝手次第といった様子である。 (64)したがって、先の有給質物奉公の方が、奉公期間中、給金を得られる分、奉公人にとっては条件がよいともいえるの である。これ、まさに具体的な労働条件を顧慮せず、人をもって物視する現れといえまいか。
… したがって、外の条件を変えないで、元利全部を消却できるように年季を延ばしさえすれば、 学 借金を返済した上に、新たに給金も取得できるということになり、雇傭契約へ近付くと考えられる。つまり、消却という消極面からのみではなく、給金取得という積極面からも考察する必要があるのではないか。 中田がかかる積極面を取り上げず、消極面のみを強調するのは、人売主(人質置主)の側に立って、奉公人を物視 するからと考えられよう。しかし、中田にしてみれば、意識的に物視したわけではない。それ、即ち、身売的或いは 身代金年季「奉公契約より人法的元素を駆除して、之を純然たる年季奉公契約に同化せしめたのは、明治維新後の立 法の努力で、其結果徳川時代に於けるが如き人法的契約」「としての特種の奉公契約は、維新後に於ては名実共総て (65) 純債権法上の雇傭契約に変化してしまったのである」と述べるところに現れている。
中田は、この種の奉公契約をもって人法的契約となし、上下的であるにせよ人的関係が存在するという印象を自他に与えているのである。したがっ て、奉公人を物視しているといっても、その意識は埋没することになる。 (66) 昭和一〇年の「徳川時代に於ける人売及人質契約補考」は、この延長線上にある論文といえよう。即ち、この論文 においても、給金の例が提示されているが、それについて、中田は分析を試みてはいない。」

518 名無し@安全保障 2020/02/02(日) 19:34:24 ID:QWeMzWBb
「…以上、奉公人にとって有利と思われる順に列記したのであるが、中田にあっては、かかる考察がみられないのである。つまり、基本的に全部消却するか一部消却するかという基準のみが重視されているといえよう。これ、即ち、奉公人の立場ではなく、売主・質置主の立場に立つ帰結である。」
「…これと関連して疑問となってくるのは、日本の場合、何故、「居消年季奉公の形式を取るに従ひ」、自己身売や自己 質入の形式が「漸次変化して来た」のかということについて何ら説明なきことである。しかしながら、これについて は、中田自身が暗示を与えてくれている。
即ち、「若し独立人(人主に従属せざる)が自ら対価を得て奉公を為さんと欲する場合には、日純然たる給金(切米)奉公を為すのも一方法ではあるが、此場合には一時に纒まつた金穀を受領することは出来兼ねる」とし、「従て此の如き窮迫の状態にある細民は勢ひ、口家属売却又は質入に模倣して、身代 (72) 金を受領して自己自身を売却し、又は質入するの途に出でざるを得ないであらう」ということ、これである。
これをみるに、居消年季奉公の形式が現れるや、その今までより好条件なることに目を付け、相手方の信用を得るため、請 人の外に人主をつけて、その条件にて奉公契約を結ぼうとした者がいたことを想像せしめる。つまり、そこには、自 己の家属を身売的奉公に差し出すのとは異なって、奉公人に主体性というものがみられる。中田がこのことについて 暗示を与えておきながら、説明するに及ばないのは、恐らく自己自身の身売的奉公契約と自己の家属の身売的奉公契 約の類似性を強調するのに終始しているからであろうと思われる。したがって、先のバビロニアの例と日本の例との 同一視が生じたのである。」

http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00224504-19961028-0091.pdf?file_id=114483

519 名無し@安全保障 2020/02/05(水) 22:49:53 ID:0YMU2mC8
韓国人は記憶の改変をしているわけではない?
https://www.youtube.com/watch?v=UnCTeSO6_Y8
韓国人とネロナムブル
https://www.youtube.com/watch?v=WQMNxYDY5Ng

上記を見て、韓国の「正義」の背景に理気二元論が有る事が解ったのですが、
論理の組み立て方が全く異なる相手とどうやったら折り合いを付けられるのか分からなくなりました。

520 太田述正 2020/02/06(木) 09:51:05 ID:I6eYsEEN
 この2つの動画をアップした人にそんな気は全くないのでしょうが、日本人の「誤解」を増幅させて日韓関係をこれ以上拗らせるつもりなのかよ、と言いたくなります。
 致命的に問題なのは、韓国と、日本以外の諸国が「折り合いを付けられ<てい>る」ように見えるのに、日本だけは「折り合いを付けられ」そうもないのはどうしてか、ということが全く説明されていないことです。
 この2つの動画へのコメントの中で、唯一、比較的正気を失うことなく、この点に触れているのは、○への投稿であるところの、下掲だけです。↓

 「yossy260411
 要するに、自分の都合の良いように考える感情が理ということ。とても付き合っていられない。よくこんな所と世界の国は付き合えるな。もしかして、これの適用対象は日本だけ。」

 そう。
 基本的に、理気二元論/ネロナムブル的論理の「適用対象は日本だけ」なのであり、しかも、その適用の仕方は次第にエスカレートしてきています。
 (さもなきゃ、日本はもとよりですが、日本以外で重要な取引先、協力先たる諸外国・・の政府、企業や国民・・とだって、良好な関係を維持することが必要不可欠な、輸出主導型の経済発展を、日韓国交正常化後の韓国が成し遂げることなど不可能だったはずですよね。)
 だからこそ、「日本<だけ>は「折り合いを付けられ」そうもない」のです。
 ●の動画の中で、中共とイランが「適用対象」になった事例が出ては来るけれど、中共官民もイラン官民もさほど怒ってはいません。
 習ちゃんが、このところ、韓国を恐ろしく冷遇しているのは、中共官民はさほど怒ってはいなけれど、「基本的に、理気二元論/ネロナムブル的論理の「適用対象は日本だけ」」で、しかもそれが「次第にエスカレートしてきてい<る>」ことを心配し、それを韓国に止めさせようとしているからだ、というのが私の理解です。
 では、一体全体、どうして、韓国は日本に対してそんなことをしているのでしょうか?
 私の過去コラム群も踏まえ、皆さん、いかが?

521 太田述正 2020/02/06(木) 09:52:56 ID:I6eYsEEN

522 名無し@安全保障 2020/02/06(木) 17:27:45 ID:d6LD/cGG
>>516
>いかに人文社会学が歪んでいるという事

ここも事実を歪めていたりしているのですか?
指摘や認識の部分は引用元が無さそうなので信憑性に疑問が出た段階で怪しくはなりますけど

>噛み合わないのはもっと根本的な事です。性一般に関することや価値基準。

その価値基準が時代によって変わっているのではないかと
今の価値基準は売春防止法の一条が分かりやすく表現されているのではないでしょうか

"この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする"
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=331AC0000000118

現代でも理論上では買春が問題がない状況というものはあり得るとはいっても
現実の売春の現場とは大きな乖離があるのではないでしょうか
売春防止法の存在や前に提供した記事が乖離している事を表しているかと思います

このような事件も起きていますし

「売春をやめさせてもらえない」 売春防止法違反で男2人逮捕
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-03484998-saga-l41

現実の売春は売春防止法の一条にある"人としての尊厳を害し"と強い親和性がある
だから売春によって尊厳を傷つけられた被害者を救うという方向性の売春防止法が現在でも存在しているのではないかと思います

刑法39条や少年法に関わる事件が起きると刑法39条や少年法への強い反発が社会全体から出たりしますが、売春防止法に同程度の反発が出た事を私は知りません

>>517-518
引用元も自説に囚われるあまりに視野狭窄に陥っているという事ですね

523 名無し@安全保障 2020/02/06(木) 21:29:19 ID:TUeLMZc+
>引用元も自説に囚われるあまりに視野狭窄に陥っているという事ですね

勘弁してください。何をどうしたらそのよう解釈するのでしょう?中田は奉公人、雇用者、両方の立場からの考察をしていないということですよ。

結局身売りは契約法上も奴隷契約と言えず、貴方が初めに示した第一次弥生モード以外にも奴隷がいたとして挙げた例はどれも当てはまりません。

そもそも話が飛びすぎです。江戸時代についてお互い納得がいったと思い、江戸以降の「からゆきさん」の典拠を出せば(からゆきさんにしても根拠になりませんでしたよね)幕府が黒幕で私が挙げた典拠から中田薫を根拠にして身売りの奴隷契約を主張して、それに対して私が反証の典拠出したら、その典拠は視野狭窄と言い放つとはね。

挙げ句の果てには売春防止法の話しますか。また話題変更ですか?今までも主張・典拠、共にまともに示さずついていけません。

524 名無し@安全保障 2020/02/07(金) 18:37:46 ID:qR1z06pN
>勘弁してください。何をどうしたらそのよう解釈するのでしょう?

引用元とは提供されたソースではなくて提供されたソースの引用元の意味です、申し訳ないです
なので"中田は奉公人、雇用者、両方の立場からの考察をしていない"という意味です

>そもそも話が飛びすぎです。江戸時代についてお互い納得がいったと思い、江戸以降の「からゆきさん」の典拠を出せば

どちらも第一次弥生モード以外に該当するので疑問となるのは問題がないのではないですか?
「第一次弥生モード以外に奴隷が存在したかどうか」なのですから

>挙げ句の果てには売春防止法の話しますか。また話題変更ですか?今までも主張・典拠、共にまともに示さずついていけません。

最初に今の話をしたのは私ではないのですけど
時代による様々な変化によって"性一般に関することや価値基準"も変化して、売春に対する認識は今と昔では違うという事ですよ

525 名無し@安全保障 2020/02/07(金) 21:54:01 ID:usI2ViTS
>日本はsocial trustは、チョー高いのに、幸福度は低いワケで、これをどう解釈するか

例えば、血で血を洗う内戦中の国に身を置いていれば、その日を生き延びられただけでも幸せと感じるはずです。
逆に、生命の危機どころか犯罪の危険性からすらほぼ無縁な日本に於いては、普通に暮らしていても自分が幸福とは思えないのでは。
戦争を放棄した戦後日本に於いてサバイバルゲームが生まれたのも、疑似的にそういった緊迫感を得たいが為でしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0

526 太田述正 2020/02/08(土) 09:28:10 ID:bN8q/IPK
 「過去5年の日本の順位 2015年 46位 2016年 53位 2017年 51位 2018年 54位 2019年 58位」
であるのに対し、2019年では、
 「トップ10  フィンランド デンマーク ノルウェー アイスランド オランダ スイス スウェーデン ニュージーランド カナダ オーストリア
  ワースト10 南スーダン 中央アフリカ共和国 アフガニスタン タンザニア ルワンダ イエメン マラウィ シリア ボツワナ ハイチ」
です。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/world-happiness-ranking-2019_jp_5c906a19e4b071a25a85e44c
 ワースト10の諸国は、「血で血を洗う内戦中」ないし「犯罪の危険性」いっぱい、の諸国ですよね。
 ですから、「usI2ViTS」説は、違うのでは?

527 ブルー 2020/02/08(土) 14:03:03 ID:KfxwEZC0
基本的に、理気二元論/ネロナムブル的論理の「適用対象は日本だけ」なのであり、しかも、その適用の仕方は次第にエスカレートしてきています。では、一体全体、どうして、韓国は日本に対してそんなことをしているのでしょうか?

最近の韓国の状況を見る限り、韓国人は自分の国の組織に対しては状況を弁えないワガママと見えるような態度をとるようです。

https://s.japanese.joins.com/jarticle/252224?servcode=300§code=320

実は韓国人には潜在的にまだ日本臣民意識があり、日本の身内のつもりでいるのではないでしょうか。

https://www.google.co.jp/search?source=hp&ei=gz0-XrCRMdGXr7wPqZ2FuAU&q=%E6%97%A7%E8%87%A3%E6%B0%91&oq=%E6%97%A7%E8%87%A3%E6%B0%91&gs_l=mobile-gws-wiz-hp.3...1841.7391..7672...0.0..0.201.2170.0j13j1......0....1.......8..41j0i131j0i4j0i131i4j0.Vl6-MN_aTV8

https://www.ohtan.net/blog/archives/3060
 

528 ブルー 2020/02/08(土) 15:01:27 ID:3RxSRJqV
日本凄すぎませんか?/何もかもが時間、予定通り 責任感持って働く国民性/清潔綺麗そして超絶安全 わざわざ不愉快な事してこない人々/幸福度低い意味がマジで分からない・日本はsocial trustは、チョー高いのに、幸福度は低い

謙虚が行き過ぎて、常に他者、他国の方が上、と思うようになったからか

https://www.social-consulting.jp/?p=6822

529 太田述正 2020/02/08(土) 15:25:42 ID:bN8q/IPK
 私は、かつて文明を共有していた日本文明、から、漢人文明へと切り替えたところの、しかし、この切り替えに失敗してしまったところの、自分達の祖先の不甲斐なさ、そして、せっかく再び日本文明へと回帰するチャンスを日韓併合によって与えられたというのに、今度は、米国文明へと切り替えようとしてこれまた失敗しつつある自分達自身の不甲斐なさ、に対する憤懣を、断ち切ろうと思っても断ち切ることができない関係にある、日本人達に対して、韓国人達がぶつけている、と、取敢えず解しています。

530 太田述正 2020/02/08(土) 15:55:05 ID:bN8q/IPK
529は、527に対するものであることに注意。
528に対しては、もう少し、皆さんのご意見を聞きたいなあ。

531 名無し@安全保障 2020/02/08(土) 17:11:49 ID:22PMhAY7
>引用元とは提供されたソースではなくて提供されたソースの引用元の意味です、....という意味です
>..第一次弥生モード以外に奴隷が存在したかどうかなのですから
>最初に今の話をしたのは私ではないのですけど

貴方がするべき事はご自分が提示した諸例に対する裏付けですよ。例えば身売りについて裏付けしたけりゃ↓を引用したり、中田の論文は正しいという典拠を示してください。
私が噛み合ってないと言ってるのはそういう所もなんですよ。残念ながら典拠出すつもりもないようですし最後の投稿にさせてもらいますね。抽象的な話してもしょうがないですし。

https://books.rakuten.co.jp/rb/11611969/

532 ブルー 2020/02/08(土) 18:57:17 ID:s8knW9YG
コロナ・ウィルス問題。

コロナウイルスはRNAウイルスと呼ばれる種類のウイルスでHIVウイルスと近似のウイルスのようです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/RNA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

RNAウイルスの中にはエンベロープと呼ばれる外殻を持つものがありコロナウイルスはそれに該当するようです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97_(%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9)

エンベロープはアルコールや石鹸など脂質を溶解する消毒薬に対して弱いようです。

http://www.med.akita-u.ac.jp/~doubutu/kansensho/virus17/kouzou.html

533 名無し@安全保障 2020/02/09(日) 14:08:20 ID:flSiopZH
>>531
中田論文に関わる流れは中田論文の引用先が博士論文という事で先走ってしまった所もありますが
今の価値観に関しては"典拠出すつもりもない"というのは無いのでは?
今の価値観がどうなっているのかのソースに記事と法律を出したのですし

534 ブルー 2020/02/11(火) 18:07:38 ID:IKj7fAdo
日本はsocial trustは、チョー高いのに、幸福度は低いワケで、これをどう解釈するか

もともと日本人にはいわゆる「勝ち組」といった状態に浮かれて勝ち誇るような態度を嫌う傾向があると思います。

https://sp.uta-net.com/song/13083/

https://ja.m.wikisource.org/wiki/%E8%81%AF%E5%90%88%E8%89%A6%E9%9A%8A%E8%A7%A3%E6%95%A3%E4%B9%8B%E8%BE%9E

そうした日本人にとって国の「幸福度」なるものは単なるプロパガンダに過ぎず、にそんなものに浸って誇る事は停滞をもたらす、と恐れているのではないでしょうか。

https://note.com/shoji_lawyer/n/n2a61491038d5

https://the-liberty.com/article.php?item_id=2145

https://note.com/shoji_lawyer/n/n2a61491038d5

535 ブルー 2020/02/11(火) 18:11:46 ID:IKj7fAdo
534の典拠、一つ貼り間違えました。

https://www.ito-tomohide.com/entry/2017/10/09/081032

536 管理人 ★ 2020/02/14(金) 22:50:11 ID:kanrinin
ブログ個別記事の上と下にオフ会申し込み貼りました。

537 太田述正 2020/02/14(金) 23:08:33 ID:VBeC3rel
サンキュー!

538 globalyst 2020/02/18(火) 19:04:51 ID:UjLZBlQ5
>そもそも、船籍は英国だろ。(コラム#11114。太田)

ちなみに、件のクルーズ船「ダイヤモンドプリンセスと姉妹船のサファイアプリンセスは三菱重工業長崎造船所が建造している。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)


539 名無し@安全保障 2020/02/21(金) 14:14:51 ID:MoK6h+u8
太田述正コラム#11111(2020.2.17)
<丸山眞男『福沢諭吉の哲学 他六篇』を読む(その58)>

「抄録」は以下のリンクですが、
https://ci.nii.ac.jp/naid/120005681830

全文は以下のリンクです。
https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=881&item_no=1&page_id=41&block_id=63

540 太田述正 ★ 2020/02/21(金) 14:53:54 ID:ohtanobumasa
サンキュー。

541 名無し@安全保障 2020/02/23(日) 03:26:31 ID:AYv19Z6O
>どうして堀がそう、正しく判断できたかに注目して欲しい。アタマが抜群に良けりゃ、断片情報だけで分かっちゃのよね。
 で、帝国陸軍の作戦サイド、つまりは杉山を含む上層部は、もっとアタマが良かったんだから・・。
 この先は、各々でよく考えてみて欲しい。

堀じゃなくても海軍の情報は信用出来ないというのは陸軍の中堅、上層部では当たり前の認識だったようです。台湾沖海戦以前から散々、輸送船狙えと酸っぱく言っていたみたいですね。海軍はまともじゃないですね。

「…研究会では第3に、攻撃目標について激しい論議が戦わされた。図演の中心兵力となった第2航空艦隊幕僚は、敵輸送船団をやっても戦局の打開はできない。捷号作戦では敵空母群の撃滅に徹底する必要がある。夜間攻撃で敵空母を覆滅するよう訓練中である旨を、力説した。 これに対し第1機動艦隊幕僚は、基地航空部隊が敵空母を主目標とするこ とに同意したが、空母が未整備であることと燃料の関係から、機動部隊(第2・第3艦隊)は当面の目標として、敵輸送船団を選ぶのが適当であるとした。同幕僚は語を継いで、水上決戦を辞さないと述べ、空母が整備されれば敵空母を目標としたいとも述べた。
これらの意見に対し、陸軍から派遣された連合艦隊参謀の島村矩康陸軍大佐は、兵力が不足し敵空母攻撃は至難であり、敵が上陸して撃退した例がない。上陸作戦中は敵輸送船団は動かないし、掩護も不十分なのを通常とする。捷号作戦では地歩を譲れない。上陸開始の場合には、その破砕に努めるべきだと主張した。 第2航空艦隊幕僚はなおも、敵空母をたたけば敵の進攻根基を撃砕できる。そのあとわが水上部隊を活躍させるべきだ。敵空母を撃滅したあと、残存のわが航空兵力も上陸阻止作戦に努める、と反論した。攻撃目標の論争に、大本営海軍部も連合艦隊司令部も、明確な解答を与えることができなかった。」

司令長官、参謀長がいないのに作戦始めますし…

「… 連合艦隊司令部は、不健全な状況にあった。司令長官の豊田は、前線視察の帰路にあって台湾の新竹基地にあり、日吉には参謀長の草鹿が残っていた。海軍部でも第1部長の中沢が、9日に南方視察から帰着したところで、「10月下旬以降」との大本営の予想は、完全に覆った。
豊田不在の日吉司令部は海軍部と協議しつつ、ハルゼー部隊に総攻撃を決意し、10日に「基地航空部隊捷1号及び捷2号作戦警戒」を令したあと、12日午前10時30分「基地航空部隊捷1号及び捷2号作戦発動」を下令した。」

終戦時の軍務局と軍令部のゴタゴタは既に始まっていたようです。

「…7月27日の図演研究会には、嶋田軍令部総長・豊田連合艦隊司令長官のほか、海軍大臣・米内光政大将<註7>も出席した。終日、活発な論議があっ た。 論議された要点の第1は、連合艦隊司令部が、作戦部隊の統一指揮を望んだことだ。すなわち、海上護衛総司令部部隊・関係鎮守府警備府部隊をも指揮して、戦力を集中したいと希望した。
この意見に対して、海軍省軍務局が反対した。その理由は、(1)軍政的事項(軍備・戦備など)で混乱が予想される、(2)連合艦隊司令部が過荷重となり、積極攻勢作戦に専念できない、(3)同司令部が権限のみを主張し、責任を負わない傾向があるなどであった。」

http://www.netga.jp/book/14self-development/business-katugakujyuku/
kansei/9-5.pdf

542 名無し@安全保障 2020/02/23(日) 04:21:49 ID:AYv19Z6O

543 名無し@安全保障 2020/02/27(木) 16:57:56 ID:Z8VHvu1E
http://bn.dgcr.com/archives/20200227110000.html

編集後記の書評にて
倉山センセも杉山構想なるものに考えが及べば日米開戦はアホだったというのがなくなるのかな
杉山構想なんてオータンの言うとおりのような気がしてきた

544 名無し@安全保障 2020/02/27(木) 22:56:34 ID:0PJ3jbWv
PCR検査における岩田教授の見解「根拠のない検査を増やすと混乱」
https://togetter.com/li/1474142

コロナウイルスPCR検査に関して、科学的に妥当なものの見方ができる人たちと不安の強い人たちとの分断について
https://togetter.com/li/1473856

文教祖が全員検査に拘る理由が分かった。

545 globalyst 2020/03/05(木) 16:29:12 ID:r/S7jlYr
<医学知識がないから判断のしようがないわ。↓>
 「新型コロナ 心臓、肝臓、脳にも異常 中国が病理診断・・・」(太田。コラム#11146)

新型コロナウイルスに感染する免疫系の暴走であるサイトカインストームを起こして、肺以外の臓器が損傷するという説明が分かりやすかった。


 フリーマン氏によると、…COVID-19に関する最初期の調査では、患者の多くが両方の肺で肺炎を起こしており、息切れなどの症状を訴えていた。

 そうなると、ウイルスの侵入を察知した体は、肺へ大量の免疫細胞を送り込み、損傷を取り除き、組織の修復に乗り出す。

 これが正常に機能していれば、炎症のプロセスは厳しく管理され、感染した範囲をとどめられる。ところが、まれに免疫系が暴走して、健康な組織も含め、あらゆるものを破壊してしまうことがある。



 2014年の研究では、MERS患者の92%に、肺以外の場所でコロナウイルスの症状が認められた。実際、SARS、MERS、COVID-19のいずれにおいても、肝酵素値の上昇、白血球や血小板数の減少、血圧の低下など、全身的な症状が見られた患者がいた。少数だが、急性腎障害や心不全を起こした例もあった。

 しかし、これは必ずしもウイルス自体が全身に広がったという意味ではない。米コロンビア大学メイルマン公衆衛生学部のウイルス学者であるアンジェラ・ラスムセン氏は、「サイトカインストーム(免疫の暴走)」が起こった可能性を指摘する。

サイトカインとは、免疫系が警告を出すために産生する物質で、免疫細胞を召集して感染箇所を攻撃するよう働きかける。指示を受けた免疫細胞は、体の他の部分を救うために感染した組織を死滅させる。

 人の体を外敵から守っている免疫系だが、体内で暴れ始めたコロナウイルスのせいで、大量のサイトカインを肺へやみくもに送り込んでしまい、大混乱を引き起こす。「銃でターゲットを撃つのではなく、ミサイルを撃ち込むようなものです」と、ラスムセン氏は説明する。すると、感染した細胞だけでなく、健康な組織までも破壊してしまう。

 こうした大混乱は、肺にとどまらない。サイトカインは血液によって全身に運ばれ、複数の臓器で問題を引き起こす。それがサイトカインストームだ。



http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/natgeo/world/natgeo-00009vKr?page=1

ナショナル ジオグラフィック日本版2020年02月21日の記事ですが、ナショナル ジオグラフィックのサイトは登録しなければ読めませんが、dmenuニュースでは全文が読めます。



546 太田述正 ★ 2020/03/06(金) 06:46:24 ID:ohtanobumasa
いや、それは若年者で亡くなった場合の話・・TV情報による・・ではないですか?
私が引用した記事は年齢が書いてなかったと思いますが、私は、通例の死亡例、つまりは、高齢者の死亡例、と受け止めたのですが・・。

547 太田述正 ★ 2020/03/07(土) 10:06:37 ID:ohtanobumasa
 「・・・新型コロナウイルス感染により全身のウイルス血症が生じる。このウイルスは主に肺を攻撃するが、症状の進展により心筋損傷、凝血機能異常、腎不全、肝不全などを合併し、複数の臓器がダメージを負ってしまう・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/0306/c95952-9665568.html
 だとすれば、複数の臓器がダメージを受けるのは、サイトカインストームの場合だけじゃない、つまりは、高齢者でもそうなることがある、と言えそうですね。
 ムツカシー!

548 名無し@安全保障 2020/03/19(木) 15:16:39 ID:04X/2fK3
NZはカトリックの影響が強かった模様

NZで妊娠中絶が犯罪から医療行為に、40年ぶりの法改正
https://jp.reuters.com/article/newzealand-abortion-idJPKBN21603O

549 名無し@安全保障 2020/03/23(月) 12:33:14 ID:4xYWDQ/7
「速水もこみち」にも劣らない?イタリア人のオリーブオイル使いすぎ事情・・・
風邪を引いた時の民間療法はどの国にもあって、・・・イタリアなら・・・
喉が痛い時にスプーン1杯のオリーブオイルを飲むというもの。・・・
https://www.excite.co.jp/news/article/E1514343564698/

・・・エキストラバージンオリーブオイルには、非ステロイド系抗炎症薬の一種である
イブプロフェンの鎮痛作用に類似した働きをもつ化合物が含まれているのである。
P Breslinたちによれば、オレオカンタールという化合物はイブプロフェンと化学構造が
異なるにもかかわらず同じ痛覚経路を抑制するのだという。また、イブプロフェンと
オリーブオイルのオレオカンタールはともに、用量依存的な咽喉刺激感をもたらす。
Breslinたちは、1日50 gのオリーブオイルの摂取は、鎮痛剤としてのイブプロフェンの
成人推奨用量の約10%に相当すると計算している。・・・
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/4835

「イブプロフェンで新型コロナが悪化する?」
臨床医に聞いて分かった“飲んではいけない薬”の真偽・・・
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/nation/bunshun-36753.html

イタリアでコロナウイルスによる死亡率が高い理由?

550 名無し@安全保障 2020/03/25(水) 17:29:20 ID:W7jYJ4Q5
英語だと良く分からないので・・・

日本人も追いかけられ唾かけられる。アメリカで広がる「アジア系差別」があぶりだしたもの
https://www.businessinsider.jp/post-209958

551 名無し@安全保障 2020/03/25(水) 20:59:56 ID:4IoY4TtA
話題になっている学習院大学卒業生代表・小堀奈穂子氏の謝辞

「…大学で自分が努力してきたと言えるならば、卒業生が謝辞を述べるべきは自分自身である。感謝を述べるべき皆さまなんてどこにもいない」
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/iss/news/20200320-1.html

彼女の一年前の論文は、男性差別社会を斬って賞を獲った。
「…社会では「女性は結婚や出産ですぐ会社を辞める」という差別を受けているというが、会社から一歩離れれば、男性だって差別の対象だ。男女が食事に行けば、ウエイターは男性のほうに伝票を持って行くし、女性に渡されるメニューには料理の金額が書いていないこともある。追加でワインを頼めば、男性にだけ金額を見せて了承させており、女性は金額を気にせずに美味しいワインを楽しめるようになっている…」
「…女性の社会進出は男性が世間から押しつけられていた「男性らしさ」からの解放であると考えてはどうだろうか。女性は「弱いふり」をしながら、男性を楯に上手く生きてきた…」
https://t.co/eVQcMNUHad


彼女、日本社会を直視しすぎて人間主義社会疲れしちゃった?

552 太田述正 ★ 2020/03/26(木) 10:05:54 ID:ohtanobumasa
 小堀さん、優秀!!!!

553 管理人 ★ 2020/03/26(木) 20:32:28 ID:kanrinin
離婚訴訟で共同親権がない。高確率で女側に親権取られる。養育費を払っているのに子供に会えない。こんな制度が変わらないのは司法利権の塊だったから。弁護士に免許はいらない。
http://agora-web.jp/archives/2044987.html

前澤友作ZOZO社長が結婚しない理由がわかる。日本の結婚制度は財産権から見ると男に不利な制度。
損する結婚 儲かる離婚 藤沢数希
https://amzn.to/3dvkifE

554 globalyst 2020/03/27(金) 10:21:02 ID:5+ZL/XTv
>男性差別社会を斬って(4IoY4TtA。コラム#11188)

こんなんのも男性差別の最たるもので、裁判所は気が狂っているとしか思えない↓

「子供を連れ去って不倫男と暮らす妻に、毎月10万円を払う不条理」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00033940-president-soci

私の義理の弟、入籍して二週間ほどで、嫁が実家に帰ってしまい、
その後、離婚の裁判で負けて、離婚することもできず、
実家ぐらしの嫁に生活費をむしり取られている。

裁判所が男性差別社会を支えている隠れた主犯のような気がずる。

555 管理人 ★ 2020/03/29(日) 18:35:52 ID:kanrinin
「女に浮気されたのに離婚できなくて全財産むしりとられた」と同じ事例があります。弟さんにこの本の感想を聞きたいです。
損する結婚 儲かる離婚
https://amzn.to/3dvkifE

556 名無し@安全保障 2020/03/30(月) 14:09:55 ID:0diYvmZ/
奮ってご参加を↓

首相に森友調査求めネット署名 自殺した近畿財務局職員の妻
http://chng.it/yBNFhJG97G

557 名無し@安全保障 2020/03/30(月) 23:22:37 ID:9VqNAfwq
この4日間の厚労省発表の新規感染者
日本国籍:135人 27%
それ以外:365人 73%
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html

中には金持ちも居るのだろうけど、おそらくはタダで医療を受けに来た人が殆どでは?

558 名無し@安全保障 2020/03/31(火) 00:52:52 ID:34pedWJD
・・・Messages soliciting prominent Chinese Twitter users to post propaganda for a payment. One proposal from a “cultural promotion media marketing agency” account bearing a photo of Japanese actress Kasumi Arimura asked the user to post text, accompanied by a photo or a video (all provided by the agency) for 400 to 2500 renminbi (about $60 to $360) per post.・・・
https://www.propublica.org/article/how-china-built-a-twitter-propaganda-machine-then-let-it-loose-on-coronavirus

中共のSNS宣伝員の求人用のアカウントの顔写真に、有村架純が使われているんだって。

559 名無し@安全保障 2020/03/31(火) 01:35:36 ID:oE/8vJeA
>志村さん21日麻酔で睡眠「それから意識なかった」・・・「東村山音頭」「カラスの勝手でしょ」「アイ〜ン」など数々のギャグを生み出し、国民的な人気タレントとして活躍https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-23300791-nksports-ent

「カラスの勝手でしょ」は誰かさんのコラムでも散見されるけど↓

>カラスの勝手でしょ。(コラム#2436)他https://www.ohtan.net/blog/archives/2745

意外と知らない!?「最初はグー」の起源https://matome.naver.jp/odai/2138935353372293701

影響力の凄い人だったんだなあと実感。

560 太田述正 ★ 2020/03/31(火) 10:38:18 ID:ohtanobumasa
 歌と同じで、小さい頃に見たり聴いたりして感動したものが自分にとっての理念型になる、ということなのかもしれないが、エノケン(1904〜1970年)、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%8E%E6%9C%AC%E5%81%A5%E4%B8%80
が座長となって演じられた「雲の上団五郎一座」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E5%9B%A3%E4%BA%94%E9%83%8E%E4%B8%80%E5%BA%A7
の一出し物(舞台)が、私の記憶では、ある年の年末だかにTVで放映され、・・それにぴったりあてはまるものが、なぜか上掲には出てこない・・文字通り捧腹絶倒したが、それが、私にとって、生まれてから現在に至るまでの最高の喜劇だった。
 何が最高だったのかを強いて言えば、それが、歌舞伎等の伝統を受け継いでいて、元ネタのパロディであって、元ネタとの相乗効果で、笑いを複雑なもの、高度なものにすることに成功していたところにあったように思う。
 その翌年にも同じ頃にTVで見たことがあるが、前年のものに比べ、面白くなくなった記憶がある。
 エノケンが年齢を感じさせた瞬間だった。
 喜劇人として、私が最高だと思ったのは、藤山寛美(かんび。1929〜90年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%B1%B1%E5%AF%9B%E7%BE%8E
だ。
 その面白さは、人生の真実、深遠のようなものを笑いを通じて垣間見せてくれるところにあったのではないか。
 これらに比べると、ハナ肇とクレージーキャッツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E8%82%87%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%84
の面白さはウクレレ漫談的なものの「オーケストラ」版であるところの、「軽い」ものに過ぎなかったし、ザ・ドリフターズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
の面白さは、エグい
https://www.tutitatu.com/%E3%80%8C%E3%82%A8%E3%82%B0%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%E3%82%84%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%80%81%E4%BE%8B%E6%96%87%E3%82%84%E9%A1%9E%E7%BE%A9%E8%AA%9E%E3%82%92%E5%BE%B9%E5%BA%95/
面白さであって、私は好まない。
 ザ・ドリフターズ解散後も、生涯、その芸はザ・ドリフターズ時代のそれに止まり続けた「偉大なるマンネリ」の志村けんの芸についても同じ感想を持っている。
 だから、正直言って、志村けんが亡くなってこれほどの騒ぎになっていることが、私にはちょっと理解できない。

561 いうはやすし 2020/04/04(土) 20:55:31 ID:Tp7vC1RO
ABC予想の記事ですが、日経の記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57648290T00C20A4CR8000/
のように、
>世界の数学者の間では「完全に証明」とはなっていない。
というのが正しいかと。

英語なら、
https://www.nature.com/articles/d41586-020-00998-2
が詳しいです。

562 太田述正 2020/04/05(日) 14:28:00 ID:G+CEem5z
望月新一≒日本のラマヌジャン、ということのようですが、ラマヌジャンの主張を理解できない(或いは、完全な証明になっていないとする)内外の数学界にも、また、今どき出現したラマヌジャンたる望月にも、どちらにも問題がありそうですね。

563 名無し@安全保障 2020/04/05(日) 16:17:00 ID:mrIyMpsN
NY在住のポカホンタス女がバイオテロ?発熱で解熱剤飲んで極秘帰国・・・
https://feizeus.com/hosoiikuyo/

【悲報】ポカホンタスさんコロナパーティーを計画・・・
http://vipsister23.com/archives/9595582.html

報道機関は取り上げていませんが、日本でも別の形で西洋ブランドの没落は起き始めている様です。

564 名無し@安全保障 2020/04/06(月) 22:38:39 ID:o6xZyXgk
>人間主義の「人」の自立性は世界一の可能性が
朱に交われば赤くなる的な事は起きづらい?

565 太田述正 2020/04/07(火) 09:01:54 ID:L+UFTdsq
 然り。
 日本固有の、「朱に交われば赤くなる(支)=水は方円の器に随う(支)=麻の中の蓬(支)=He that touches pitch shall be defiled.=Water leads itself to its vessel.=Keep good men company and you shall be of the number.(英)」系のことわざ(〇)がないだけではなく、その逆であるところの、「泥中の蓮(印)=A myrtle among thorns is a myrtle still.(英)」系のことわざ(●)すらない
http://kotowaza-allguide.com/si/syunimajiwarebaaka.html
http://kotowaza-allguide.com/mi/mizuwahouen.html
http://kotowaza-allguide.com/te/deityuunohasu.html
http://kotowaza-allguide.com/a/asanonakanoyomogi.html
ことがそのことを示しているように思う。
 すなわち、個人主義のイギリス(コラム#省略)や「外国の傍観者は、<支那>人をばらまかれた砂だという。」(孫文)
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000097290
支那で、やたらと〇系のことわざが存在するのは、実は、イギリスや支那で集団主義ベクトルが強く働いていることを反映していると考えられるのに対し、インド亜大陸には●系のことわざしかないのは、バラバラ・ベクトルが強く働いていることを反映していると考えられ、イギリスにわずかながらも●系のことわざもあるのは、集団主義ベクトルに抗う個人主義ベクトルも存在していることを示唆していると考えられる。

566 名無し@安全保障 2020/04/13(月) 12:52:05 ID:tcyFuHjO
>>565
農耕前の人間は小規模な群れで生活していたというので、他人との関係性でどうにでも変わる
朱に交われば赤くなるが基本仕様かと思っていました

567 太田述正 2020/04/14(火) 09:25:14 ID://QSoDMm
 狩猟採集社会はどんなものだったのかですが、現在の狩猟採集社会の研究等から、次のようなものだったようです。
 (相互に矛盾する話の部分等は除いた、いわば最大公約数。)↓

 「人類の歴史の 99 パーセントは、狩猟採集民の時代である」
http://www.minpaku.ac.jp/sites/default/files/research/activity/publication/periodical/tsushin/pdf/tsushin139-07.pdf
 狩猟採集社会「一般的に見て首長に権力は存在しない。首長が権力を持とうとするのを妨げる集団世論が働いているのである・・・。ただし戦時下においては一人の人間(指導者)に権力が集中する場合がある。
 ・・・彼らは生存に必要な量の倍の食料を生産できるにも関わらず、また原始農耕よりも労働時間が少ない過小生産傾向によって、余暇を生みだし生活している・・・。専門的な指導者や役人や職人といった人たちは滅多にいない・・・
 所有に対する欲望がないから平等な分配が起きているのではなく、日常の中から常に威信を平準化するプロセスが働くことで平等な関係が達成されている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E7%8C%9F%E6%8E%A1%E9%9B%86%E7%A4%BE%E4%BC%9A
 「この時代の人は、果物や獲物がなくなると住む場所を変えました。ですから土地を所有するという考え方はありませんでした。放浪生活で所持していたのは、石器や火打ち石や少量の共有の品物だけでした。そのため、個人が物を所有するという考えもほとんどなかったようです。
 自然の恵みに感謝し、獲物が得られることや災いを避けることを願って日常的に祈りが行なわれていましたが、そのほとんどは個人や小規模な集まりでの行ないであり、組織的な宗教はまだ発生していませんでした。
 人口はあまり増えず、皆が協力し合って運営しやすい小さな集団として暮らしていたので、支配者はおらず国家もありませんでしたし、法律も必要ありませんでした。
 狩猟では、獲物がどこにいるかを鋭く察知することが求められます。そのため、狩猟採集生活時代の人たちは、天候のきざしや動植物の変化の細部を観察することに長けていましたし、直感も現代人よりもはるかに鋭かったようです。薬草などについても、とても豊かな知識を蓄えて、子孫に受け継いでいました。・・・
 自然や他の生き物に対する深い尊敬の念・・・
 神なる魚である鮭を運んできてくれる川を神聖な存在だと考えています。そのため、川で洗濯をしたり汚水を流したりすることを行ないません。
 猟や漁業や、日々の食事の際には、自分たちの命を育んでくれる、他の生き物の命に対する深い感謝を、儀式によって表すことを習慣にしています。
 また、日々お世話になっている食器や道具にも魂が宿ると考え、古くなって棄てるときにも、礼を欠かないように扱います。」
https://www.amorc.jp/blog/201407111602_359.html
 「ブ ッシュマン社会には私領域が存在 しないとさえいえる。ひるがえって考えるに,「家庭」や「私領域」を「公」に対立させるという発想自体が,近代西欧社会を基準にした特殊なものなのである。」
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=18&ved=2ahUKEwib8LfBq-XoAhXac3AKHZy0DhI4ChAWMAd6BAgKEAE&url=https%3A%2F%2Fngu.repo.nii.ac.jp%2Findex.php%3Faction%3Drepository_action_common_download%26item_id%3D812%26item_no%3D1%26attribute_id%3D22%26file_no%3D1%26page_id%3D13%26block_id%3D49&usg=AOvVaw2WRZMNEEQace-tJRCxcKiM

568 太田述正 2020/04/14(火) 09:26:08 ID://QSoDMm
 「現代の採集狩猟民の調査によると、彼らには癌、肥満、糖尿病、高血圧や心臓病などの成人病はほとんど見つからない。このため先天性 の疾患など乳幼児期の生存の危機を乗り越えた成人の健康状態は比較的良好だったのではないかと思われている。唯一の例外は関節炎が多かったことで、出土した骨にそのような病変が多くみられる。健康と栄養の観点からいうと、農耕生活よりも狩猟採集のほうが、自由時間も多く、食物の栄養のバランスもよかったことが、現代の狩猟採集民から推測される」
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020501civil.html
 「狩猟時代、人間はバラけて住んでいたので、伝染病はあまりなかった。しかし、農業を始めてからは固まって住むようになり、その後都市ができて……伝染病が流行りました。
 狩猟採集民の人骨をみると、男の平均身長が180センチ近くあって、伝染病に侵された様子がほとんどないんですよね。しかし、農業を始めてからは、肘や膝の炎症に悩まされたり、腰痛に悩まされたり、伝染病に侵されていた形跡が残っています。狩猟時代の人間は体が丈夫だった……その背景には食べ物のバリエーションが豊かだったこともあるんですよ。」
https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1408/14/news007_4.html

 で、以上からだけでも、彼らが集団主義的ではなかったことが窺われると思いますが、私は、地理的意味での欧州に残る、狩猟採集社会の時代の諸洞窟壁画
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9E%E7%AA%9F%E5%A3%81%E7%94%BB
が、そのことを端的に示している、と考えています。
 つまり、彼らが、様々な芸術表現を行っていたわけであり、それは、後世の宮殿や寺院等、権威や権力の誇示のためでもなければ、(金銭的なものなど存在せず、)況やカネのためでもなく、(構成員や地域で画された共同体的なものも存在しなかったようですから)恐らくは共同体のためでもなく、それを制作した個々人の感興の表現だった、と。

 もとより、寄生虫やそれに起因する病気は蔓延していたでしょうし、狩猟等の際の負傷・・上出の関節炎もその一つ・・で命を落とす者も少なくなかったはずですから、(幼少時の死亡は除いたとしても)平均寿命は短かったでしょうが、農業革命後に生きた後世の人々の少なからざる部分が、狩猟採集社会の時代を懐かしみ理想視した、としても不思議ではありません。
 そういう観点から、私は、ヤスパースの唱えた枢軸時代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%A2%E8%BB%B8%E6%99%82%E4%BB%A3
に世界各地で出現したところの、諸賢聖、の諸主張を(ヤスパースの観点とは全く違いますが)、狩猟採集社会への精神的回帰を訴える諸主張、と、捉えているわけです。
 「ヤスパースは、「シナ人、インド人、イラン人、ユダヤ人、ギリシャ人」を「枢軸民族」と呼び、<枢軸時代において>「破開」を担い「自己の過去と直接につながりながら飛躍をなしとげた民族」としている<一方で、この>・・・「破開」以後、大帝国が崩壊すると、どこでも諸国家の相剋と動乱、さらには民族移動の時代をむかえるが、このとき新たにゲルマン人とスラヴ人、日本人、マレー人、タイ人が登場する。彼らは伝来した高度な文化と対決しつつ、それを同化し、再構成することによって独自の新文化を実現させた、とヤスパースは主張<し、>・・・ロバート・ニーリー・ベラーは、「日本は今日まで枢軸文明になったことがない。」と著書に述べ・・・S・N・アイゼンシュタットも同様の見解とされる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%A2%E8%BB%B8%E6%99%82%E4%BB%A3
ところです。
 しかし、私は、そうではなく、世界中で、日本人だけは、1万年にも及ぶ、縄文時代なる(一見矛盾する2要素からなる)「定着的」「狩猟採集」社会を経験したことによって、狩猟採集社会の人々の精神を維持し続けて、換言すれば、枢軸時代の諸賢聖が理想とした精神を維持したまま、現在に至っている、と考えている次第なのです。

569 管理人 ★ 2020/04/18(土) 18:01:55 ID:kanrinin

570 太田述正 2020/04/19(日) 06:41:33 ID:jWXt1YAd
 不思議なこともあるもの。
 どうして、ツイッター上で、
https://asiatimes.com/2020/04/why-japan-gets-no-covid-19-respect/s
と最後に「s」が付け加わった形で印字されたのか、また、どうして、その場合、
それで検索したりそのURLをダブルクリックすると
https://asiatimes.com/2015/04/s-300-exposes-russia-iran-trust-deficit/
が開いてしまうのか?

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