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管理人 ★
2018/12/19(水) 23:21:45 ID:kanrinin
470
名無し@安全保障
2019/12/19(木) 04:59:14 ID:EpkZhgZ8
471
名無し@安全保障
2019/12/21(土) 12:24:07 ID:HfE8v6UB
472
名無し@安全保障
2019/12/21(土) 12:59:28 ID:zf3BqUC5
473
太田述正
2019/12/21(土) 14:11:19 ID:MdbR+tJG
政治家がアホで汚くても官僚がまだ完全にダメになってはいなかったのが民主党政権時代だ。
鳩山首相の足を外務防衛両省等の官僚達が徹底的に引っ張ったことはよく知られているが、間違っていると思ったら相手が首相であろうとリスクを顧みずにそうしたという点じゃあ、彼らにはまだ見どころがあった。
私に言わせりゃ、実際には、鳩山首相の方が正しく彼らが間違ってたんだが・・。
でも、今や、明らかにとっくの昔に退陣していてしかるべきところの、(官僚達が関与した)不祥事続きの安倍首相が、官僚の誰も一切反旗を翻さないもんだから、いまだに健在でしょ。
何度も指摘しているが、政治家だけじゃなく官僚まで脳死状態になってしまったというのは深刻であり、日本は末期症状を呈していると言わざるをえない。
全ては、自民党を恒久政権化しちまった有権者たる日本国民達のせいなんだよな。
474
名無し@安全保障
2019/12/31(火) 08:51:59 ID:POG8pR9n
>東大に女子が少ない(コラム#10972)理由は、学力の標準偏差が女性の方が小さいことから来る必然であることは明らか とはいっても「IQ換算で180未満は合格させない」という程の極端な選別がなされてはいないのではないかなと
東大の平均IQ程度で極端な差というものが生まれるのですか?
>このような、米属国民根性で非科学的なことを垂れ流す卒業生を出してきたことこそ東大の問題点だな どの点が非科学的なのでしょうか?
自分なりに非科学的と思われる個所を考えてみましたが
男女共同参画室室長の性別を根拠に批判している箇所
"日本人の男性には、自分より優秀な理系女子と対等に関係を結べるような度量は期待できないし、期待しないのが『おりこう』な女性の『たしなみ』」といったカルチャーがあるわけで、これは日本社会全体の問題"
と根拠となる統計データも無しに主張している箇所
くらいしか見当たらなかったです
>孫武がBC5世紀の春秋時代という大昔の時点で兵法書の『孫子』を書いたということは、漢人文明がいかに戦争に長けていなかったのかを示している 孫氏の中身や国家の組織や指揮命令系統を根拠に「戦争に長けていない」というのではなくて
"兵法書の『孫子』を書いた"と書物を記した事を根拠に「戦争に長けていない」と判断するのはどういう理由からですか?
戦争に長けているからこそ兵法書という形で理論を残そうとするのではないのですか?
それらの理論が現代まで残らなくても、別の理論の土台になったり等の発展も期待できますし、より高度な戦争にも繋がります
>日本の戦国大名と違って、(日本には奴隷はいなかったけれど、奴隷を除く) 具体的なコラムは失念したけど、このコラムで過去に朝鮮半島で戦国大名が乱取りをしていたという記事を読んだ記憶があります
戦国大名が居た時代に奴隷は居たのではないのでしょうか?
wikipediaの項目にも"農民をさらい売り払うか奴隷にする"と奴隷の存在が記されています
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B1%E5%A6%A8%E5%8F%96%E3%82%8A >夫婦別財であり、夫といえども妻の財産である着物などを勝手に売ることはできなかったのです こちらも具体的なコラムは失念したけど、過去に江戸時代でも夫の稼いだ金は妻が管理しているというような記載があった記憶があります
実際はどちらなのでしょう?
>裁判所、検察、入管、弁護人、の全てに責任があるな。 弁護士にも責任があるのですか?
弁護士は依頼人の利益第一で、バレないと判断すれば嘘の証言をさせる等の非合法な手段さえ使う立場ではないのですか?
依頼人の利益で考えるなら、今回の出国は正式な無罪確定の次点で依頼人の利益になるものではないのですか?
正式ではない上にお金も取られるとしても実質無罪を勝ち取ることができた
476
名無し@安全保障
2020/01/01(水) 02:05:44 ID:tGPkQSy8
477
名無し@安全保障
2020/01/01(水) 04:57:43 ID:tGPkQSy8
>戦国大名が居た時代に奴隷は居たのではないのでしょうか?
・網野史観と第一次弥生モードその14
・エロティック日本史を読むその15
辺りに書いてありますよ。
478
太田述正
2020/01/01(水) 10:04:06 ID:3Gt6ARLu
コラム#11018参照。
479
名無し@安全保障
2020/01/03(金) 19:59:17 ID:nJ6Jyt0T
中野晃一さんは上智大学の人だし、アホというかイエズス会の手先なんじゃ。
>日本の同一学年の人数を100万人とすれば、0.01%は100人であり、うち女性は7〜28人という計算になる 同じ項目に”IQの分布に男女差が見られない研究もある”とあるので高IQでの偏りは何とも言えない状況なのではないですか?
“2008年に発表された調査では、ヨーロッパ系米国人のグループでは数学のスコアの分布は男性のほうが最上部と最下部へ広く、一方アジア系米国人のグループでは分布の最上部で女性の比率が高い”
と数学での比較でもアジア系だと比率が逆転してしまったりしているので、アメリカでこうだったから日本でもとは言えないのではないですか?
下手をしたら分布の最上部で女性の比率が高い可能性も
>これらゲルマン系の人々が、19〜20世紀になるまで「兵法書」というか「戦闘論/戦争論」めいた著作を生み出していないことが理由です。 その他の国や民族と比較して兵法書と強さとの関係性が必要なのではないでしょうか?
デュプイの統計に基づいた強い国と弱い国は出す傾向に違いがあるとか
デュプイ曰く強い国かつ検索に引っ掛かりやすそうで長期間存在した”共和制時代のローマ軍”だと
ポリュアイノス著 戦略論 (共和制じゃなくて帝政)
ウェゲティウス著 軍事論 (共和制じゃなくて分裂後)
というような感じになったので強い国は兵法書は出さないのかもしれないですね
戦う事が文化として定着しているから、わざわざ書物にしなくても問題ないということなのかも
>むしろ、裁判費用等を日本が免れつつ、本人は実質有罪の結果を甘受する(永久に復権できない)ことになった、と受け止めるべきでは? 外国人の場合は違うのではないでしょうか?
帰国して普通に生活すればいいだけなので
>>476-477 支援どうもです
「網野史観と第一次弥生モードその14」を読んで労働者と奴隷のチャンポンみたいな特殊な制度なのが分かりました
ただ”江戸時代に勾引は死罪とされ、奴隷身分も廃止されたが、年貢を上納するための娘の身売りは認められた”とあるので”第一次弥生時代には、日本史上、この時代においてのみ”とは言えなくなっているのではないかと思います
481
名無し@安全保障
2020/01/04(土) 01:09:33 ID:VJhaf36Q
482
名無し@安全保障
2020/01/04(土) 01:57:19 ID:VJhaf36Q
483
名無し@安全保障
2020/01/04(土) 05:35:44 ID:VJhaf36Q
>481訂正
×江戸時代は基本的に自力救済が行き届いています。
○江戸時代は中世と異なり高度な自治が行われていました。
484
太田述正@太田述正 ★
2020/01/04(土) 19:47:25 ID:ohtanobumasa
コラム#11024参照。
書き込みの際に抜けていたものがあったので
>いずれにせよ、ご納得いただけたようで幸いです
自分なりの何となくですが
太田さんは強い国が兵法書を出さない理由や弱い国が出す理由の答えなり推測なりありますか?
487
名無し@安全保障
2020/01/05(日) 00:15:26 ID:vm+hhGMZ
>身売りするであろう人が身売りせずに済んだ人は沢山出たと思いますが
であるなら身売りは合法だし奴隷でも奴隷制でもないでしょう。
>江戸時代でも売春はリクスと苦行を伴うものだったのではないですか?
慰安婦問題での韓国並びに欧米諸国の考え方と同様の見識かと思われます。慰安婦についての過去コラム検索すべきかと。
488
太田述正@太田述正 ★
2020/01/05(日) 15:08:22 ID:ohtanobumasa
コラム#11026参照。
>>487 >であるなら身売りは合法だし奴隷でも奴隷制でもないでしょう。 人間そのものを商品にするのが奴隷なのではないですか?
江戸時代に奴隷制を認めていたかどうか、認めた上で奴隷が存在していたかどうかであって
更に昔と比べて少なかったかどうかで奴隷かどうかは決まらないと思います
>慰安婦問題での韓国並びに欧米諸国の考え方と同様の見識かと思われます。慰安婦についての過去コラム検索すべきかと。 今でも「家庭環境が原因で自尊心が持てずに売春を問題と感じない」とか「様々な理由で選択肢が奪われて仕方なく」といった問題があったりしますが、江戸時代とは価値観がかなり違うのではないのでしょうか?
それによって感じ方も違ってくるかと
幕府が倒れて数十年後に最盛期というのを考慮しなければいけませんが「からゆきさん」という人がいました
月に一度は死にたくなると感想を語り、そんなときに休みたくても休みはなかったという
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%95%E3%82%93 >日本で、匠が後継者や弟子のためにマニュアルを作ったって話、聞いたことないでしょう。 弟子に対して、見て覚えろってんで、そもそも口では何も教えない名人だって少なくない、という話もよく聞きますよね
確かにそうですね
ということは、そういう考え方に否定的な人の価値観が増えると日本の技術力も落ちてしまう事になりそうですね
それよりも人手不足の方が深刻そうですけど
>単にローリスク・ハイリターンからハイリスク・ローリターンに至る様々な遊女がいましたってだけでしょ ローリスク・ハイリターンの遊女というのは存在していたのですか?
トップレベルの遊女に成るにも平均寿命が20代のハイリスクな環境で生存しなければいけません
結果に関係なく遊女を選ぶ事とハイリスクは切れない関係だったのではないでしょうか
だから当時の女性にも避けられた職業だったのではないですか?
>それらの数字がいかなる根拠をもとに算出されたものであるかが問題です 三ノ輪の浄閑寺に保管されている寛保三(1743)年から、安永八(1779)年の過去帳には、遊女たちの亡くなった年齢と思われる数字がところどころに書かれてあるのですが、その平均寿命は22.7歳でした
https://www.miyabi-sougi.com/topics/62e3f8c5d44c39abf731c1bd3b98ee7f791f334b 例えば10歳の平均余命となると、長澤先生論文によれば男性52.4歳、女性50.6歳だそうです
https://note.com/jyaga0716/n/n3210d2b5c84b という事を踏まえると遊女の平均余命が10歳辺りなのは短すぎます
>職場が都市の限定された場所にしか原則ない職種に関して、全国から働き手をリクルートする業者が活躍するのは当たり前でしょう リクルート方法が問題なわけです
"絵にかいたような五十歩百歩であり、遊女達の「悲惨」さはその程度だったってことです"
という認識が一般的であれば、農民が様々な商品を売る感覚で遊女になる普通の家庭の人もいたはずです
ですが貧困層の人身売買でというのは「当時の女性がやりたくない職業」とみなしていたからではないですか?
>そもそも、「苦界」だって、本来、「苦しみや悩みの多い世界、すなわち人間世界。」という意味でしかないんですからね わざわざ"苦"という漢字の入った言葉に転じさせた意味はあるのではないですか?
公界のままでも問題はないのですし
檀家にすら入れさせないレベルで一般的な人間世界と隔離された世界を
わざわざ"人間世界"を意味する苦界と呼ぶのは"苦"というものに意味があったのではないですか?
>江戸時代では奉公契約の年限は最長10年,遊女奉公も同じ 建前ではそうでも実態は違うのではないですか?
10年ほど働ければ、吉原入りの原因となった借金は帳消しになるのですが、吉原で働くための豪華な衣装代や美容費などはすべて遊女の自腹です。
豪勢さで有名になった場合、年季が明けても遊女家業でこしらえた借金の返済で仕事を続ける場合などもよくありました
https://www.miyabi-sougi.com/topics/62e3f8c5d44c39abf731c1bd3b98ee7f791f334b
490
名無し@安全保障
2020/01/05(日) 22:11:51 ID:vm+hhGMZ
491
globalyst
2020/01/06(月) 00:33:21 ID:0R/6OXuj
492
globalyst
2020/01/06(月) 00:35:06 ID:0R/6OXuj
493
名無し@安全保障
2020/01/06(月) 13:12:03 ID:AVaZV5xm
494
太田述正@太田述正 ★
2020/01/06(月) 19:42:49 ID:ohtanobumasa
コラム#11028
495
名無し@安全保障
2020/01/07(火) 09:46:44 ID:ECidqD4X
496
名無し@安全保障
2020/01/07(火) 18:08:55 ID:b9K4si21
帝国陸軍に比べて帝国海軍が無能だったとの事ですが、戦術面ではどのみち敗色濃厚だったという予測を海軍も共有していたのだとすれば、戦後に於ける発言権を少しでも得るために米国と内通していた可能性が有るのではないでしょうか。陸軍とは役割分担をしていただけではないかという事です。
497
太田述正 ★
2020/01/08(水) 09:40:16 ID:ohtanobumasa
>講釈を垂れるのはこれくらいにしてと、遊女のリクルートの実態らしきものが「権威」なさそな典拠だがコレに出てくる ”町人衆からの志願組、そして親の跡を継ぎたい遊郭出身者”が割と来ているのなら”苦”というイメージは和らぎますね
>身請けで目出度く年季中途で抜けられる人もいたこともさることながら 確かにこの可能性は頭にありませんでした
>太夫になるような子なら、入廓した時から特別扱いしてもらえたみたいだし 太夫になれそうな遊女全般ですか?
襲名が許されるくらいの太夫であれば最初から太夫扱いのようですけど
彼女は小さい頃から妓女の見習い・世話係である「禿(かむろ・ハゲではない)」として妓楼に入り、14歳で妓女として最高の位である太夫になったといわれています
https://bushoojapan.com/jphistory/edo/2020/01/07/91381 >ここでは(ここでも?)平均の話と分散度の話とが混線してますよ 年季明けの遊女全体から遊女稼業で作った借金が理由で残った遊女の割合ですか?
調べてみても遊女や遣り手として残る人もいた
くらいしか見つかりませんでした
>それではAV女優やグラビアモデル、芸人だって人を商品にしてるから奴隷? >奴隷制かどうかは別としても奴隷と捉えるのは少数かと 芸人は人間そのものを商品にしているのではなくて芸を商品にしているので一般的には違うと思います
人間そのものが商品になっている芸人は”プロダクションに所有”されているといった感じです
物なので報酬もあるわけもなく、プロダクション都合で転売もされる
近年で正式に物として扱われる人は少ないと思いますが、それに近い扱いを”人身売買”とみなされるのではないかと思います
外国人技能実習生やSMAPのジャニーズ事務所との契約内容等が問題になったりしました
奴隷かどうかは人身売買の対象になっているかどうかであって、売買されるまでの経緯は関係がないと思います
ローマでは哲学や詩、歴史学などに熟達した多くのギリシア人奴隷が家庭教師として、他にも医術や算術(会計術)を身に付けた奴隷が医術師や会計役として重宝され高額で売買された。また官僚制が発達する以前においては、政治家が個人として所有する奴隷が、官僚的役割を担った。こういった高い教育を受けた知的労働に携わる奴隷は「高価な財産」として、非常に高待遇を受けていた
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7#%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E ともあるので売却先での待遇も関係がないでしょう
同ページに娘の身売りがある事や、生口は奴隷ではないかもしれないという記述
奴婢にも小作人や農奴に近いという但し書きがあるのに、娘の身売りには無い (奴隷にそぐわない可能性があるなら給料を前借している労働者という但し書きがあってもいいはず)
それどころか”このような人身売買は法的には禁じられた”と人身売買であることが強調されている
だけど身請けの所では
楼主は親元に異存のないことをたしかめたうえ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E8%AB%8B と買い取ったはずなのに元の持ち主に許可を求めている点から、当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます
そうであったとしても「からゆきさん」で”国際的に人身売買に対する批判が高まり”とあるので、あの当時の価値観において人身売買を行っていた、よって明治という第一次弥生時代以外に奴隷は居たとなるかと思います
>生まれた場所で既に寿命が決まるようなもんですし 確かにそうですね
調査対象にされているエリアは冬季に死者数が増える地域的特質もありますし
“同じ郡内の近接した村落間・領域間で異なる実態”もあるので比較的近いエリアでも平均寿命に差が出る事もありそうです
仮に出せても格差が大きすぎると平民という大きな括りの相場も良く分からない事になります
499
太田述正 ★
2020/01/11(土) 14:56:03 ID:ohtanobumasa
コラム#11036参照。
500
名無し@安全保障
2020/01/11(土) 22:38:21 ID:BRbl4gcQ
>当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます
それなら明治以降も同様に「からゆきさん」を人身売買という後世の価値観で見なければ良いかと。お示しの「からゆきさん」ですが「からゆきさん 」という言葉を広める端緒ともなった(『サンダカン八番娼館――底辺女性史序章』(1972) を著した山崎朋子また森崎和江がタイトルそのものを『からゆきさん』(1976)とす る本を出版している)
ですがからゆきさんを書く動機を読めばそれが如何に歪んだ、また近代化したばかりで人的なものしか輸出仕様のない状況を無視し国際的な環境を顧慮しないまま描かれた実態と程遠い創作だとわかります。↓
「・・当時、「底辺女性史」の題材を求めていた山崎は、森崎のこのエッセイ を読み、からゆきさんを「底辺女性史」の主題と定めたのだった。
『サンダカン』の副題に「底辺女性史序章」とあるように、山崎はそれまでの女性 史がエリート女性史であることに不満を抱いていた。エリート女性を対象とした従来 の女性史では真の女性史と評価することができないため、「それでは、どのような存在 がエリート女性史への強力なアンチテーゼとなり得るのか。そう考えたときわたしの 脳裏に浮かび上がってきた女性像こそ、ほかならぬ〈からゆきさん〉だったのである」 5と『サンダカン』冒頭で述べている。からゆきさんと同じく、女工や農婦、炭鉱婦、 女中なども同じく底辺に呻吟して生きた女性たちとみなしてよいとするが、山崎にと って「売春婦」とは、「もともと人間の〈内面の自由〉に属しているはずのセックスを、 金銭で売らなければならなかった存在である。労働力をひどい低賃金で売って生きる 生活と、セックスまでも売らざるを得ない生活と、どちらがいっそう悲惨であるか!」 6と強調するように、他の職業に比べて「売春婦」がより悲惨であるとし・・
二人のからゆきさんに象徴されるように、一口に「からゆきさん」と言っても、〈出 稼ぎ〉の経緯・経験は当然のことながら異なり、一括りにできるものではない。」
要はこの二人以前にまともに研究する人もおらず後陣の学者はみんな彼女らのバイアスが掛かって議論してるに過ぎず「からゆきさん」と言うものを人身売買と単純に決めつけた。実際はそのような奴隷だと言う線引きは不可能です。まあこの論文も膨張主義や殖民地主義と言った見方をして残念ですが…
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/26725/17/lan020201300703.pdf また国際的批判とは→「吉原遊郭の状況を大きく変えたのが、1872年(明治5)10月に発令された芸娼妓(げいしょうぎ)解放令です。この年に起きたマリア・ルス号事件(注)に関する国際裁判で、日本の芸妓、娼妓が人身売買にあたると指摘を受けた明治政府が、国際世論を考慮して急きょ講じた対策で、人身売買を禁止し、遊女を解放することをうたっています。」かと思いますが当時の西洋の基準に合わせただけで今から考えれば西洋が低レベルだっただけかと。↓も山崎や森崎と同類ですが。
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no57/06.html
501
名無し@安全保障
2020/01/11(土) 23:38:52 ID:BRbl4gcQ
502
太田述正 ★
2020/01/13(月) 21:05:01 ID:ohtanobumasa
次回の名古屋オフ会/東京オフ会の「講演」テーマに関し、今回も回答を募集します。
的中させた方は半年間名誉有料読者にさせていただきます。
設問は、日本はどうして弥生性を維持できたのか、です。
日本には「封建制」があったから、じゃあダメですよ。
より端的に言い換えれば、設問は、元々大したことがなかった北支畑作文明にいわば敗れて日本列島に逃げ込んできたところの、「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった南支稲作文明の弥生人が、北支畑作文明の漢人に比べても「とても強」くなったのは一体どうしてか、なんですからね。
503
太田述正 ★
2020/01/15(水) 09:07:28 ID:ohtanobumasa
「封建制」より前に「武士」が生まれたわけですが、それも回答にはなりませんからね。
そういったものをもたらしたところの、日本の「弥生性」の由来を聞いているのです。
504
名無し@安全保障
2020/01/16(木) 08:58:06 ID:jSDXoPwX
憲法の規範性が無いから拘束されない
ってところに膝をうった
今までよく解らんかったけど理解できた気がする
護憲派とは違う意見で護憲派になろうかな
>>500 >かと思いますが当時の西洋の基準に合わせただけで今から考えれば西洋が低レベルだっただけかと 当時の基準で人身売買なら奴隷であるのは紛れもないことになりませんか?
提供されたpdfにも”当然のことながら、「人身取引」のネットワークは日本独自のものではなかった”とあますし、様々な国でその当時の基準での人身売買が行われていた
江戸時代に関してもWikipediaの身請けとは矛盾しますが提供されたpdfによると
“他の労働の有償的提供を目的とした年季奉公とは次の4 点で内容を異にしていた。@家長権を人主から雇い主へ委譲、A転売の自由、B身請け・縁付けの権利を雇い主に委譲、C死亡後の処置も雇い主へ一任、である。法制史の研究者である中田薫は、これらの特徴が「奴婢所有権の作用にも比すべき、他人の人格に干渉し、其人格的法益を処分する人法的支配を、雇主の手に委譲して居る点に於て、此奉公契約が其本源たる人身売買の特質を充分に保存する」として、これを他の年季奉公と区別して「身売的年季奉公契約」と名付けている。建前上は年季を限った奉公契約だが、実質は自身の身体的権利と自由を大きく制限された身売りと変わらなかったのである”
と一般的な年季奉公とは"人身売買の特質を充分に保存する"別物とされている事
“また権力側は常に人身売買的要素を払拭するために、女性たちが生活のために自らの自由意志で売春という手段を選んだかのように施策してきたのは確認してきたとおりである。そうした意識は民衆にも共有されており、親や兄弟が前借金という僅かな収入を手に入れるために身売りすることは孝行として賞揚される社会でもあった”
とあるので上手く誤魔化された平民には人身売買の自覚がなかっただけで
権力者側には自覚があった事から後世の価値観ではなく当時から自覚の上での人身売買だったのではないかと思います
更に読み進めていて少し疑問に感じたことが
“日本人はな、うちらにも内地が恋しいか気持ちのあるけん、誰もが喜んで客に取ったが、ばってん、客のなかで一番いやらしかったのと違うか。うちらの扱いが乱暴で、思いやりというもんが、これっぱかしも無かったもんな”
この一文で過去コラムの一文と矛盾するのではないかと思って検索してみました
“慰安婦だってそれなりに軍人達の「尊敬」を受けていたんじゃないかと思うんだけどね”
http://blog.ohtan.net/archives/52140321.html 証言の内容と”現地人を客にすることは好まれず”というWikipediaとが矛盾しますが、おサキさんの状況から考えて一人や二人の日本人客を根拠にしているとは考えづらいので尊敬の「系譜」は明治か大正初期で死んでしまったのでは?
という疑問が出てきました
>>501 それは最近の話ではないですか?
最近の話で性先進国となると性に関する自由な意思決定を脅かされないかどうかが先進国かどうかになりませんか?
子のためデリヘルで働く母親の悲しすぎる事情
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200109-00031893-president-soci によると“いやいやながらデリヘルでの勤務を開始”というように明らかに嫌がっているのは問題ではないですか?
その他にも自分自身が嫌である事に気づけない人達もいます
“汚いと言われていた自分に触れてくれる人がいると「気持ちが落ち着いた」。相手の言うことに応えなければいけないという思いが強く、「いやだ」と意思を示すことが頭に浮かばない。それが障害のせいだとわかったのは、風俗店を辞め発達障害の診断を受けた後だった”
https://mainichi.jp/articles/20190504/k00/00m/040/075000c?inb=ra こういった人達が風俗で働かなくてもいいように福祉を提供するのが性先進国ではないでしょうか
福祉によって家庭環境で自己肯定感が得られなかったり抑うつ状態になったりもせず、障害者にも貧困にも支援があって仕方がなくもない
こういった状態で女性が風俗を選ぶ事はないと思います
506
名無し@安全保障
2020/01/16(木) 19:39:04 ID:jUIDiIzW
>498当時の人は”人そのものを買った”という認識は無いので人身売買とするのは後世の価値観でしかないともいえます
と仰られたのに「後世の価値観ではなく当時から自覚の上での人身売買だったのではないかと思います」とはこれ如何に??権力者は人身売買と知ってたから奴隷という考え方にシフト?
権力者側の貧農民対策は既に資料提供しましたし、まるで幕府が宣伝して遊女を増やしたと言ったもんですよ。陰謀論ですか?そもそも幕府は増える田舎からの人口移動に元いた藩迄送り返してますよ。
>上手く誤魔化された平民
んなばかな。当時傾城屋が嫌われものかつ身分も低い扱われたのは有名ですし誑かされる何てあり得ません。
>当時の基準で人身売買なら奴隷であるのは紛れもないことになりませんか?
からゆきさんは出稼ぎ、性接待含めた出稼ぎ、売春、移民、慰安婦等々ありどうやって人身売買といえるのでしょう?
>いやいやながらデリヘルでの勤務を開始”というように明らかに嫌がっているのは問題ではないですか?
その他にも自分自身が嫌である事に気づけない人達もいます
まさしく慰安婦の考え方、米国や韓国の主張そのものですよ。二度目ですが慰安婦の過去コラム検索してください。
>>506 >権力者は人身売買と知ってたから奴隷という考え方にシフト? そうですね権力側が人身売買と自覚して誤魔化しに関わっていたと書かれているので
pdfに書かれていた事をまとめると以下のようになるかと
・江戸時代には一般的な年季奉公と身売的年季奉公があった
・権力側は常に人身売買的要素を払拭しようとしており江戸時代では年季奉公化政策によって払拭を試みた
・年季奉公化政策は想像以上の成功で人身売買の内情はそのままでも庶民は「奉公へ出す」という意識を共有するようになった
一般的に奴隷が居たかどうかは「人身売買のシステムがあったかどうか、それが合法かどうか」であるかと思います
Wikipediaの奴隷の項目に娘の身売りが但し書き無しで記載されている事や、娘の身売りが人身売買であったと明言されているのは提供されたpdfやWikipediaの他にも散見される事から
この状態で身売りが人身売買ではなかったというのは無理筋ではないでしょうか
とはいっても存在しなかったらしいので、その無理筋を通すべく「当時の人の主観」から弁護を試みても覆されてしまった
といった感じですね
>権力者側の貧農民対策は既に資料提供しましたし、まるで幕府が宣伝して遊女を増やしたと言ったもんですよ。陰謀論ですか?そもそも幕府は増える田舎からの人口移動に元いた藩迄送り返してますよ。 特別に増やす目的ではなくて一般的な年季奉公と同じように感じさせるのが目的だと思います
ですので貧農民対策の実施とは矛盾はしないかと思います
>んなばかな。当時傾城屋が嫌われものかつ身分も低い扱われたのは有名ですし誑かされる何てあり得ません pdfによると“人身売買の内実はなんら変わっていないが・・・庶民もまた「奉公へ出す」という意識を共有するようになったのである。”
とあるので権力側の年季奉公化政策は想像以上に成功して人身売買の誤魔化しが出来たようですけど
博士論文との記載もあるので、いい加減な事が記載されているとは思えないので
>からゆきさんは出稼ぎ、性接待含めた出稼ぎ、売春、移民、慰安婦等々ありどうやって人身売買といえるのでしょう? お金の為に海外へ行った人全般を表す言葉なので色々な契約があると思います
pdfにも“森崎が「からゆきさんを身近に知る人は、売られたとも自分でとびこんだともはっきりわけられない、という」との言葉は、まさにその両義性を表しているといえる”
とあるので出稼ぎか人身売買か曖昧な部分もあるかと思います
ですが曖昧な部分があるとはいっても、その曖昧な部分のある年季奉公が当時の価値観で人身売買と非難されてしまっていては、全てではないにしても奴隷契約が存在していたという事ではないですか?
国内においても”津田と同様に司法卿の江藤新平や大蔵大輔井上馨も日本国内の娼妓奉公が人身売買同然であるという認識を共有していた””公権力は娼妓たちが人身売買的待遇にいることをじゅうぶんに認識していた・・・「地獄売女」にすべしという内容からも明らかである”とあるので明治期に入って人身売買とみなさないというのは無理があるかと思います
>まさしく慰安婦の考え方、米国や韓国の主張そのものですよ。二度目ですが慰安婦の過去コラム検索してください 今の性的な自由の話をしたのであって数十年前ではないのですけど
検索してみても今の性的な自由の話を覆すようなコラムは見つかりませんでした
米軍の調べで、ただの売春婦だったというのも「嘘偽りのない募集に応じて売春をしていた」ということを意味しているのだと推測します
当時はこれを「本人の自由意志」とできたのかもしれませんが、これが今でも問題とされないのならシングルマザーの記事が出てくることはないのではないですか?
「福祉が行き届かない事で嫌なのにデリヘルをさせられているのに自由が脅かされていないというのはあり得ない」が今の価値観ではないですか?
兵士と一緒に遊ぶこともあったというような一般労働者の様な扱いも同じだと思います
たとえ本人に売春への否定的な感情が無かったとしても、それが本当の自由意思によるものなのかはわかりません
この当時の世界に発達障害を認知して配慮することを求めるのは間違っているとも思うので「本人がそう言っているのだから」はやむを得ないと思います
ですけど今は違うのではないですか?
だから発達障害者や知的障害者を食い物にしていると記事は問題視しているのではないですか?
前に書いた事と重複しますが、今の世界で肯定される売春というのは「家庭環境に問題がなく、元々裕福であったり十分な福祉を享受して売春を強要されない状態にある上で売春をしたいと思った成人」という場合ではないですか?
508
太田述正 ★
2020/01/21(火) 14:35:26 ID:ohtanobumasa
主張を述べる際には、定義、典拠、を常に明らかにし、簡潔にお願いします。
509
名無し@安全保障
2020/01/27(月) 00:35:14 ID:AL2uVbWC
>そうですね権力側が人身売買と自覚して誤魔化しに関わっていたと書かれているので
pdfに書かれていた事
書かれていたから今までの主張を急に変えないで欲しいです。あくまで私が引用した典拠は貴方が明治以降の人身売買の事例は「からゆきさん」であるとしたのでそれがより詳しく載っていたから出したまで。そもそも当時の日本に対して膨張主義や植民地主義と言った言葉を使って(他国と比較した形跡もない)いる時点で難ありの論文ですよ。
ですからそれ以外のwikiやpdfに身売りは奴隷であり人身売買という主張が散見されるから無理筋だと言われてもそれこそ無理筋ですよ。
>博士論文との記載もあるので、いい加減な事が記載されているとは思えないので
日本の人文社会学のレベルがどんなに低いかはコラムでも取り上げられてます。また個人的な感想ですが大学時代歴史学の講義「三行半」の授業でいかに日本の人文社会学が歪んだものの考え方をしているかをこれでもかと言われました。
>人身売買か曖昧な部分もあるかと思います
ですが曖昧な部分があるとはいっても、その曖昧な部分のある年季奉公が当時の価値観で人身売買と非難されてしまっていては、全てではないにしても奴隷契約が存在していたという事ではないですか?
貴方は明治以降の人身売買の具体例がからゆきさんだと仰って私は典拠を出してはっきり言えば曖昧すぎる事例だとしました。貴方も曖昧だと思うなら話は終わりではないですか?全てではないとしとも奴隷契約は存在した?そりゃ悪魔の証明でしょう。結明治以降の人身売買の事例は事例にすら値しないという事。
江戸時代の身売りについてもそうですが時代や価値観、他国との比較を無視して当時の公権力に多くを望み過ぎかと思いますよ。貴方も以前江戸時代は天災と飢饉が隣合わせであり生きるか死ぬかが課題でありそれに納得した筈ですし其処の所をもう少し考えていただけたら良いかと。まあそもそも売買春についても噛みあってないし…況や慰安婦についてすら
>そもそも当時の日本に対して膨張主義や植民地主義と言った言葉を使って(他国と比較した形跡もない)いる時点で難ありの論文ですよ
信憑性に問題があっても身売的年季奉公契約は
中田薫「徳川時代に於ける人売及人質契約」『法制史論集』
からの引用だと思いますが、根拠にしている@〜Cの条件も事実ではないのですか?
>貴方は明治以降の人身売買の具体例がからゆきさんだと仰って私は典拠を出してはっきり言えば曖昧すぎる事例だとしました。貴方も曖昧だと思うなら話は終わりではないですか?全てではないとしとも奴隷契約は存在した?そりゃ悪魔の証明でしょう。結明治以降の人身売買の事例は事例にすら値しないという事。
当時の年季奉公による売春の相場が奴隷契約とは言い難い状況にあるなら、指摘もされないし権力者も人身売買の状態にあると認識はしないのではないかと思います
>江戸時代の身売りについてもそうですが時代や価値観、他国との比較を無視して当時の公権力に多くを望み過ぎかと思いますよ。貴方も以前江戸時代は天災と飢饉が隣合わせであり生きるか死ぬかが課題でありそれに納得した筈ですし其処の所をもう少し考えていただけたら良いかと。
「人身売買だから怪しからん」という文脈で指摘しているわけではないですよ
百年や二百年も前なら餓死を回避する為の人身売買も止む無しだと思っているので
>まあそもそも売買春についても噛みあってないし…況や慰安婦についてすら
今の話に数十年前の慰安婦の話を出している時点で噛み合わなくなるのは必然かと思われます
数十年前の普通と今の普通には差がありますし
511
太田述正
2020/01/27(月) 20:01:48 ID:5Pia/SmR
tGPkQSy8サンの投稿に少し注釈的に手を入れさせていただき、一旦ブログ(コラム#11070)にアップしたものをその後にも手をいれたけれど、tGPkQSy8サン、読み返してから投稿していただければありがたいな。
512
globalyst
2020/01/29(水) 17:16:55 ID:E4vKqM3E
>今度の社長はスペイン国籍だけかしら。(コラム#11074。太田)↓
引用の記事にも「ミラノ出身」て書いてますよ。
Wikipediaでも
Luca de Meo (Milan, June 13, 1967) …
https://en.wikipedia.org/wiki/Luca_de_Meo となってますし、デメオ氏に関連するWikipediaのフランス語のページでは明確に
Nationalite Italien
となってます。
513
太田述正
2020/01/30(木) 13:18:15 ID:+b8KWgdR
514
ブルー
2020/01/31(金) 06:45:36 ID:DBfk6bT+
日本はどうして弥生性を維持できたのか・北支畑作文明にいわば敗れて日本列島に逃げ込んできたところの、「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった南支稲作文明の弥生人が、北支畑作文明の漢人に比べても「とても強」くなったのは一体どうしてか
稲作によって日本国内でムラの間で戦争が起きるようになったから
http://www.maibun.or.jp/qa/a32.html
515
太田述正
2020/01/31(金) 09:36:51 ID:O3eUApRc
そんなん、弥生人の故郷の支那南部で、彼らの祖先が経験した戦争と原因は同じだろうし、その時に比べて頻度や規模が大きかった可能性だって考えにくいんでは?
だから、せいぜい、「「弱」いけれども縄文人に比べれば「ちょっと強」かった」頃程度の弥生性が回復できただけでは?
516
名無し@安全保障
2020/02/02(日) 19:31:14 ID:QWeMzWBb
517
名無し@安全保障
2020/02/02(日) 19:33:04 ID:QWeMzWBb
さて当該論文「徳川時代に於ける人売及人質契」について↓反証ですが自分の考えに固執する余り論証もせずまた以前自分が書いた論文の弱点すら覆い隠そうとしています。つまり貴方が示した諸条件は身売りが人身売買契約の典拠にもなりえません。むしろ奉公人が有利でさえある。
「… 中田が、ここで進化の要素として強調しているのが、消却(居消)である… 即ち、給金という要素が消却という要素に比べて重視されていないことが問題なのである。つまり、給金は「附加 条件」であって、』変体に過ぎない」のである。何故ならば、中田が、「奉公人に対して其の労働の対価としての給金を支給するが故に、本金に対して別に利子を附」すと考えるからである。これは、田畑質入の場合、質置主が小作 をして収益を得る代りに利子を支払うというのと同じ論法といえよう。しかしながら、この場合、奉公人の労働自体 は主人の収益であつて、本来、奉公人はその労働によって収益を得るものではない。したがって、そこに利子を附加する正当性は存在しない。しかも、「債権者は奉公人の労働を利用する権利を持つて居るから、身代金に利子を附す (62)ることは出来ない」という中田の如き立場に立つならば尚更である。 そこで、特別に利子を附加する場合、その正当付けの根拠となると思われるのが給金である。つまり、「給金を支 給するが故に、本金に対して別に利子を附」すのではなく、「本金に対して別に利子を附するが故に、給金を支給す る」と考えるべきなのである。
そして、この時点で、奉公人はもはや田畑の如き質物の位置関係に立つ者とはいえないであろう。むしろ、直小作における小作人、否、雇傭契約における労働者の如き立場に近付きつつある者というべ きである。 さすれば、中田は「人身の年季売が奉公契約に変形したと云ふよりも、人身の年季売が奉公契約の名称と形式とを、 冒すに至つた」(前掲注(59))というのであるが、人身の年季売が「給金」を通じて純粋な奉公契約に移行する場合も あったのではないか。つまり、中田は、消却という指標に執着するのあまり、この可能性を看過してしまったのでは ないかと考えられるのである。そして、それは、人の物視が根底にあるように思われる。
例えば、中田は、身売から最も進化した形態であるとする身代金全部居消年切奉公の典型として、飯盛奉公契約の (63)証文を示すのであるが、そこには年季の定めがあるのみで、労働条件については主人の勝手次第といった様子である。 (64)したがって、先の有給質物奉公の方が、奉公期間中、給金を得られる分、奉公人にとっては条件がよいともいえるの である。これ、まさに具体的な労働条件を顧慮せず、人をもって物視する現れといえまいか。
… したがって、外の条件を変えないで、元利全部を消却できるように年季を延ばしさえすれば、 学 借金を返済した上に、新たに給金も取得できるということになり、雇傭契約へ近付くと考えられる。つまり、消却という消極面からのみではなく、給金取得という積極面からも考察する必要があるのではないか。 中田がかかる積極面を取り上げず、消極面のみを強調するのは、人売主(人質置主)の側に立って、奉公人を物視 するからと考えられよう。しかし、中田にしてみれば、意識的に物視したわけではない。それ、即ち、身売的或いは 身代金年季「奉公契約より人法的元素を駆除して、之を純然たる年季奉公契約に同化せしめたのは、明治維新後の立 法の努力で、其結果徳川時代に於けるが如き人法的契約」「としての特種の奉公契約は、維新後に於ては名実共総て (65) 純債権法上の雇傭契約に変化してしまったのである」と述べるところに現れている。
中田は、この種の奉公契約をもって人法的契約となし、上下的であるにせよ人的関係が存在するという印象を自他に与えているのである。したがっ て、奉公人を物視しているといっても、その意識は埋没することになる。 (66) 昭和一〇年の「徳川時代に於ける人売及人質契約補考」は、この延長線上にある論文といえよう。即ち、この論文 においても、給金の例が提示されているが、それについて、中田は分析を試みてはいない。」
518
名無し@安全保障
2020/02/02(日) 19:34:24 ID:QWeMzWBb
「…以上、奉公人にとって有利と思われる順に列記したのであるが、中田にあっては、かかる考察がみられないのである。つまり、基本的に全部消却するか一部消却するかという基準のみが重視されているといえよう。これ、即ち、奉公人の立場ではなく、売主・質置主の立場に立つ帰結である。」
「…これと関連して疑問となってくるのは、日本の場合、何故、「居消年季奉公の形式を取るに従ひ」、自己身売や自己 質入の形式が「漸次変化して来た」のかということについて何ら説明なきことである。しかしながら、これについて は、中田自身が暗示を与えてくれている。
即ち、「若し独立人(人主に従属せざる)が自ら対価を得て奉公を為さんと欲する場合には、日純然たる給金(切米)奉公を為すのも一方法ではあるが、此場合には一時に纒まつた金穀を受領することは出来兼ねる」とし、「従て此の如き窮迫の状態にある細民は勢ひ、口家属売却又は質入に模倣して、身代 (72) 金を受領して自己自身を売却し、又は質入するの途に出でざるを得ないであらう」ということ、これである。
これをみるに、居消年季奉公の形式が現れるや、その今までより好条件なることに目を付け、相手方の信用を得るため、請 人の外に人主をつけて、その条件にて奉公契約を結ぼうとした者がいたことを想像せしめる。つまり、そこには、自 己の家属を身売的奉公に差し出すのとは異なって、奉公人に主体性というものがみられる。中田がこのことについて 暗示を与えておきながら、説明するに及ばないのは、恐らく自己自身の身売的奉公契約と自己の家属の身売的奉公契 約の類似性を強調するのに終始しているからであろうと思われる。したがって、先のバビロニアの例と日本の例との 同一視が生じたのである。」
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00224504-19961028-0091.pdf?file_id=114483
519
名無し@安全保障
2020/02/05(水) 22:49:53 ID:0YMU2mC8
520
太田述正
2020/02/06(木) 09:51:05 ID:I6eYsEEN
この2つの動画をアップした人にそんな気は全くないのでしょうが、日本人の「誤解」を増幅させて日韓関係をこれ以上拗らせるつもりなのかよ、と言いたくなります。
致命的に問題なのは、韓国と、日本以外の諸国が「折り合いを付けられ<てい>る」ように見えるのに、日本だけは「折り合いを付けられ」そうもないのはどうしてか、ということが全く説明されていないことです。
この2つの動画へのコメントの中で、唯一、比較的正気を失うことなく、この点に触れているのは、○への投稿であるところの、下掲だけです。↓
「yossy260411
要するに、自分の都合の良いように考える感情が理ということ。とても付き合っていられない。よくこんな所と世界の国は付き合えるな。もしかして、これの適用対象は日本だけ。」
そう。
基本的に、理気二元論/ネロナムブル的論理の「適用対象は日本だけ」なのであり、しかも、その適用の仕方は次第にエスカレートしてきています。
(さもなきゃ、日本はもとよりですが、日本以外で重要な取引先、協力先たる諸外国・・の政府、企業や国民・・とだって、良好な関係を維持することが必要不可欠な、輸出主導型の経済発展を、日韓国交正常化後の韓国が成し遂げることなど不可能だったはずですよね。)
だからこそ、「日本<だけ>は「折り合いを付けられ」そうもない」のです。
●の動画の中で、中共とイランが「適用対象」になった事例が出ては来るけれど、中共官民もイラン官民もさほど怒ってはいません。
習ちゃんが、このところ、韓国を恐ろしく冷遇しているのは、中共官民はさほど怒ってはいなけれど、「基本的に、理気二元論/ネロナムブル的論理の「適用対象は日本だけ」」で、しかもそれが「次第にエスカレートしてきてい<る>」ことを心配し、それを韓国に止めさせようとしているからだ、というのが私の理解です。
では、一体全体、どうして、韓国は日本に対してそんなことをしているのでしょうか?
私の過去コラム群も踏まえ、皆さん、いかが?
521
太田述正
2020/02/06(木) 09:52:56 ID:I6eYsEEN
>>516 >いかに人文社会学が歪んでいるという事 ここも事実を歪めていたりしているのですか?
指摘や認識の部分は引用元が無さそうなので信憑性に疑問が出た段階で怪しくはなりますけど
>噛み合わないのはもっと根本的な事です。性一般に関することや価値基準。 その価値基準が時代によって変わっているのではないかと
今の価値基準は売春防止法の一条が分かりやすく表現されているのではないでしょうか
"この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする"
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=331AC0000000118 現代でも理論上では買春が問題がない状況というものはあり得るとはいっても
現実の売春の現場とは大きな乖離があるのではないでしょうか
売春防止法の存在や前に提供した記事が乖離している事を表しているかと思います
このような事件も起きていますし
「売春をやめさせてもらえない」 売春防止法違反で男2人逮捕
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-03484998-saga-l41 現実の売春は売春防止法の一条にある"人としての尊厳を害し"と強い親和性がある
だから売春によって尊厳を傷つけられた被害者を救うという方向性の売春防止法が現在でも存在しているのではないかと思います
刑法39条や少年法に関わる事件が起きると刑法39条や少年法への強い反発が社会全体から出たりしますが、売春防止法に同程度の反発が出た事を私は知りません
>>517-518 引用元も自説に囚われるあまりに視野狭窄に陥っているという事ですね
523
名無し@安全保障
2020/02/06(木) 21:29:19 ID:TUeLMZc+
>引用元も自説に囚われるあまりに視野狭窄に陥っているという事ですね
勘弁してください。何をどうしたらそのよう解釈するのでしょう?中田は奉公人、雇用者、両方の立場からの考察をしていないということですよ。
結局身売りは契約法上も奴隷契約と言えず、貴方が初めに示した第一次弥生モード以外にも奴隷がいたとして挙げた例はどれも当てはまりません。
そもそも話が飛びすぎです。江戸時代についてお互い納得がいったと思い、江戸以降の「からゆきさん」の典拠を出せば(からゆきさんにしても根拠になりませんでしたよね)幕府が黒幕で私が挙げた典拠から中田薫を根拠にして身売りの奴隷契約を主張して、それに対して私が反証の典拠出したら、その典拠は視野狭窄と言い放つとはね。
挙げ句の果てには売春防止法の話しますか。また話題変更ですか?今までも主張・典拠、共にまともに示さずついていけません。
>勘弁してください。何をどうしたらそのよう解釈するのでしょう?
引用元とは提供されたソースではなくて提供されたソースの引用元の意味です、申し訳ないです
なので"中田は奉公人、雇用者、両方の立場からの考察をしていない"という意味です
>そもそも話が飛びすぎです。江戸時代についてお互い納得がいったと思い、江戸以降の「からゆきさん」の典拠を出せば
どちらも第一次弥生モード以外に該当するので疑問となるのは問題がないのではないですか?
「第一次弥生モード以外に奴隷が存在したかどうか」なのですから
>挙げ句の果てには売春防止法の話しますか。また話題変更ですか?今までも主張・典拠、共にまともに示さずついていけません。
最初に今の話をしたのは私ではないのですけど
時代による様々な変化によって"性一般に関することや価値基準"も変化して、売春に対する認識は今と昔では違うという事ですよ
525
名無し@安全保障
2020/02/07(金) 21:54:01 ID:usI2ViTS
526
太田述正
2020/02/08(土) 09:28:10 ID:bN8q/IPK
527
ブルー
2020/02/08(土) 14:03:03 ID:KfxwEZC0
528
ブルー
2020/02/08(土) 15:01:27 ID:3RxSRJqV
529
太田述正
2020/02/08(土) 15:25:42 ID:bN8q/IPK
私は、かつて文明を共有していた日本文明、から、漢人文明へと切り替えたところの、しかし、この切り替えに失敗してしまったところの、自分達の祖先の不甲斐なさ、そして、せっかく再び日本文明へと回帰するチャンスを日韓併合によって与えられたというのに、今度は、米国文明へと切り替えようとしてこれまた失敗しつつある自分達自身の不甲斐なさ、に対する憤懣を、断ち切ろうと思っても断ち切ることができない関係にある、日本人達に対して、韓国人達がぶつけている、と、取敢えず解しています。
530
太田述正
2020/02/08(土) 15:55:05 ID:bN8q/IPK
529は、527に対するものであることに注意。
528に対しては、もう少し、皆さんのご意見を聞きたいなあ。
531
名無し@安全保障
2020/02/08(土) 17:11:49 ID:22PMhAY7
>引用元とは提供されたソースではなくて提供されたソースの引用元の意味です、....という意味です
>..第一次弥生モード以外に奴隷が存在したかどうかなのですから
>最初に今の話をしたのは私ではないのですけど
貴方がするべき事はご自分が提示した諸例に対する裏付けですよ。例えば身売りについて裏付けしたけりゃ↓を引用したり、中田の論文は正しいという典拠を示してください。
私が噛み合ってないと言ってるのはそういう所もなんですよ。残念ながら典拠出すつもりもないようですし最後の投稿にさせてもらいますね。抽象的な話してもしょうがないですし。
https://books.rakuten.co.jp/rb/11611969/
532
ブルー
2020/02/08(土) 18:57:17 ID:s8knW9YG
>>531 中田論文に関わる流れは中田論文の引用先が博士論文という事で先走ってしまった所もありますが
今の価値観に関しては"典拠出すつもりもない"というのは無いのでは?
今の価値観がどうなっているのかのソースに記事と法律を出したのですし
534
ブルー
2020/02/11(火) 18:07:38 ID:IKj7fAdo
535
ブルー
2020/02/11(火) 18:11:46 ID:IKj7fAdo
536
管理人 ★
2020/02/14(金) 22:50:11 ID:kanrinin
ブログ個別記事の上と下にオフ会申し込み貼りました。
537
太田述正
2020/02/14(金) 23:08:33 ID:VBeC3rel
サンキュー!
538
globalyst
2020/02/18(火) 19:04:51 ID:UjLZBlQ5
539
名無し@安全保障
2020/02/21(金) 14:14:51 ID:MoK6h+u8
540
太田述正 ★
2020/02/21(金) 14:53:54 ID:ohtanobumasa
サンキュー。
541
名無し@安全保障
2020/02/23(日) 03:26:31 ID:AYv19Z6O
>どうして堀がそう、正しく判断できたかに注目して欲しい。アタマが抜群に良けりゃ、断片情報だけで分かっちゃのよね。
で、帝国陸軍の作戦サイド、つまりは杉山を含む上層部は、もっとアタマが良かったんだから・・。
この先は、各々でよく考えてみて欲しい。
堀じゃなくても海軍の情報は信用出来ないというのは陸軍の中堅、上層部では当たり前の認識だったようです。台湾沖海戦以前から散々、輸送船狙えと酸っぱく言っていたみたいですね。海軍はまともじゃないですね。
「…研究会では第3に、攻撃目標について激しい論議が戦わされた。図演の中心兵力となった第2航空艦隊幕僚は、敵輸送船団をやっても戦局の打開はできない。捷号作戦では敵空母群の撃滅に徹底する必要がある。夜間攻撃で敵空母を覆滅するよう訓練中である旨を、力説した。 これに対し第1機動艦隊幕僚は、基地航空部隊が敵空母を主目標とするこ とに同意したが、空母が未整備であることと燃料の関係から、機動部隊(第2・第3艦隊)は当面の目標として、敵輸送船団を選ぶのが適当であるとした。同幕僚は語を継いで、水上決戦を辞さないと述べ、空母が整備されれば敵空母を目標としたいとも述べた。
これらの意見に対し、陸軍から派遣された連合艦隊参謀の島村矩康陸軍大佐は、兵力が不足し敵空母攻撃は至難であり、敵が上陸して撃退した例がない。上陸作戦中は敵輸送船団は動かないし、掩護も不十分なのを通常とする。捷号作戦では地歩を譲れない。上陸開始の場合には、その破砕に努めるべきだと主張した。 第2航空艦隊幕僚はなおも、敵空母をたたけば敵の進攻根基を撃砕できる。そのあとわが水上部隊を活躍させるべきだ。敵空母を撃滅したあと、残存のわが航空兵力も上陸阻止作戦に努める、と反論した。攻撃目標の論争に、大本営海軍部も連合艦隊司令部も、明確な解答を与えることができなかった。」
司令長官、参謀長がいないのに作戦始めますし…
「… 連合艦隊司令部は、不健全な状況にあった。司令長官の豊田は、前線視察の帰路にあって台湾の新竹基地にあり、日吉には参謀長の草鹿が残っていた。海軍部でも第1部長の中沢が、9日に南方視察から帰着したところで、「10月下旬以降」との大本営の予想は、完全に覆った。
豊田不在の日吉司令部は海軍部と協議しつつ、ハルゼー部隊に総攻撃を決意し、10日に「基地航空部隊捷1号及び捷2号作戦警戒」を令したあと、12日午前10時30分「基地航空部隊捷1号及び捷2号作戦発動」を下令した。」
終戦時の軍務局と軍令部のゴタゴタは既に始まっていたようです。
「…7月27日の図演研究会には、嶋田軍令部総長・豊田連合艦隊司令長官のほか、海軍大臣・米内光政大将<註7>も出席した。終日、活発な論議があっ た。 論議された要点の第1は、連合艦隊司令部が、作戦部隊の統一指揮を望んだことだ。すなわち、海上護衛総司令部部隊・関係鎮守府警備府部隊をも指揮して、戦力を集中したいと希望した。
この意見に対して、海軍省軍務局が反対した。その理由は、(1)軍政的事項(軍備・戦備など)で混乱が予想される、(2)連合艦隊司令部が過荷重となり、積極攻勢作戦に専念できない、(3)同司令部が権限のみを主張し、責任を負わない傾向があるなどであった。」
http://www.netga.jp/book/14self-development/business-katugakujyuku/ kansei/9-5.pdf
542
名無し@安全保障
2020/02/23(日) 04:21:49 ID:AYv19Z6O
543
名無し@安全保障
2020/02/27(木) 16:57:56 ID:Z8VHvu1E
544
名無し@安全保障
2020/02/27(木) 22:56:34 ID:0PJ3jbWv
545
globalyst
2020/03/05(木) 16:29:12 ID:r/S7jlYr
<医学知識がないから判断のしようがないわ。↓>
「新型コロナ 心臓、肝臓、脳にも異常 中国が病理診断・・・」(太田。コラム#11146)
新型コロナウイルスに感染する免疫系の暴走であるサイトカインストームを起こして、肺以外の臓器が損傷するという説明が分かりやすかった。
フリーマン氏によると、…COVID-19に関する最初期の調査では、患者の多くが両方の肺で肺炎を起こしており、息切れなどの症状を訴えていた。
そうなると、ウイルスの侵入を察知した体は、肺へ大量の免疫細胞を送り込み、損傷を取り除き、組織の修復に乗り出す。
これが正常に機能していれば、炎症のプロセスは厳しく管理され、感染した範囲をとどめられる。ところが、まれに免疫系が暴走して、健康な組織も含め、あらゆるものを破壊してしまうことがある。
…
2014年の研究では、MERS患者の92%に、肺以外の場所でコロナウイルスの症状が認められた。実際、SARS、MERS、COVID-19のいずれにおいても、肝酵素値の上昇、白血球や血小板数の減少、血圧の低下など、全身的な症状が見られた患者がいた。少数だが、急性腎障害や心不全を起こした例もあった。
しかし、これは必ずしもウイルス自体が全身に広がったという意味ではない。米コロンビア大学メイルマン公衆衛生学部のウイルス学者であるアンジェラ・ラスムセン氏は、「サイトカインストーム(免疫の暴走)」が起こった可能性を指摘する。
サイトカインとは、免疫系が警告を出すために産生する物質で、免疫細胞を召集して感染箇所を攻撃するよう働きかける。指示を受けた免疫細胞は、体の他の部分を救うために感染した組織を死滅させる。
人の体を外敵から守っている免疫系だが、体内で暴れ始めたコロナウイルスのせいで、大量のサイトカインを肺へやみくもに送り込んでしまい、大混乱を引き起こす。「銃でターゲットを撃つのではなく、ミサイルを撃ち込むようなものです」と、ラスムセン氏は説明する。すると、感染した細胞だけでなく、健康な組織までも破壊してしまう。
こうした大混乱は、肺にとどまらない。サイトカインは血液によって全身に運ばれ、複数の臓器で問題を引き起こす。それがサイトカインストームだ。
…
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/natgeo/world/natgeo-00009vKr?page=1 ナショナル ジオグラフィック日本版2020年02月21日の記事ですが、ナショナル ジオグラフィックのサイトは登録しなければ読めませんが、dmenuニュースでは全文が読めます。
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太田述正 ★
2020/03/06(金) 06:46:24 ID:ohtanobumasa
いや、それは若年者で亡くなった場合の話・・TV情報による・・ではないですか?
私が引用した記事は年齢が書いてなかったと思いますが、私は、通例の死亡例、つまりは、高齢者の死亡例、と受け止めたのですが・・。
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太田述正 ★
2020/03/07(土) 10:06:37 ID:ohtanobumasa
548
名無し@安全保障
2020/03/19(木) 15:16:39 ID:04X/2fK3
549
名無し@安全保障
2020/03/23(月) 12:33:14 ID:4xYWDQ/7
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名無し@安全保障
2020/03/25(水) 17:29:20 ID:W7jYJ4Q5
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名無し@安全保障
2020/03/25(水) 20:59:56 ID:4IoY4TtA
話題になっている学習院大学卒業生代表・小堀奈穂子氏の謝辞
「…大学で自分が努力してきたと言えるならば、卒業生が謝辞を述べるべきは自分自身である。感謝を述べるべき皆さまなんてどこにもいない」
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/iss/news/20200320-1.html 彼女の一年前の論文は、男性差別社会を斬って賞を獲った。
「…社会では「女性は結婚や出産ですぐ会社を辞める」という差別を受けているというが、会社から一歩離れれば、男性だって差別の対象だ。男女が食事に行けば、ウエイターは男性のほうに伝票を持って行くし、女性に渡されるメニューには料理の金額が書いていないこともある。追加でワインを頼めば、男性にだけ金額を見せて了承させており、女性は金額を気にせずに美味しいワインを楽しめるようになっている…」
「…女性の社会進出は男性が世間から押しつけられていた「男性らしさ」からの解放であると考えてはどうだろうか。女性は「弱いふり」をしながら、男性を楯に上手く生きてきた…」
https://t.co/eVQcMNUHad 彼女、日本社会を直視しすぎて人間主義社会疲れしちゃった?
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太田述正 ★
2020/03/26(木) 10:05:54 ID:ohtanobumasa
小堀さん、優秀!!!!
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管理人 ★
2020/03/26(木) 20:32:28 ID:kanrinin
554
globalyst
2020/03/27(金) 10:21:02 ID:5+ZL/XTv
555
管理人 ★
2020/03/29(日) 18:35:52 ID:kanrinin
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名無し@安全保障
2020/03/30(月) 14:09:55 ID:0diYvmZ/
557
名無し@安全保障
2020/03/30(月) 23:22:37 ID:9VqNAfwq
558
名無し@安全保障
2020/03/31(火) 00:52:52 ID:34pedWJD
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名無し@安全保障
2020/03/31(火) 01:35:36 ID:oE/8vJeA
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太田述正 ★
2020/03/31(火) 10:38:18 ID:ohtanobumasa
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いうはやすし
2020/04/04(土) 20:55:31 ID:Tp7vC1RO
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太田述正
2020/04/05(日) 14:28:00 ID:G+CEem5z
望月新一≒日本のラマヌジャン、ということのようですが、ラマヌジャンの主張を理解できない(或いは、完全な証明になっていないとする)内外の数学界にも、また、今どき出現したラマヌジャンたる望月にも、どちらにも問題がありそうですね。
563
名無し@安全保障
2020/04/05(日) 16:17:00 ID:mrIyMpsN
564
名無し@安全保障
2020/04/06(月) 22:38:39 ID:o6xZyXgk
>人間主義の「人」の自立性は世界一の可能性が
朱に交われば赤くなる的な事は起きづらい?
565
太田述正
2020/04/07(火) 09:01:54 ID:L+UFTdsq
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名無し@安全保障
2020/04/13(月) 12:52:05 ID:tcyFuHjO
>>565 農耕前の人間は小規模な群れで生活していたというので、他人との関係性でどうにでも変わる
朱に交われば赤くなるが基本仕様かと思っていました
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太田述正
2020/04/14(火) 09:25:14 ID://QSoDMm
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太田述正
2020/04/14(火) 09:26:08 ID://QSoDMm
「現代の採集狩猟民の調査によると、彼らには癌、肥満、糖尿病、高血圧や心臓病などの成人病はほとんど見つからない。このため先天性 の疾患など乳幼児期の生存の危機を乗り越えた成人の健康状態は比較的良好だったのではないかと思われている。唯一の例外は関節炎が多かったことで、出土した骨にそのような病変が多くみられる。健康と栄養の観点からいうと、農耕生活よりも狩猟採集のほうが、自由時間も多く、食物の栄養のバランスもよかったことが、現代の狩猟採集民から推測される」
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/020501civil.html 「狩猟時代、人間はバラけて住んでいたので、伝染病はあまりなかった。しかし、農業を始めてからは固まって住むようになり、その後都市ができて……伝染病が流行りました。
狩猟採集民の人骨をみると、男の平均身長が180センチ近くあって、伝染病に侵された様子がほとんどないんですよね。しかし、農業を始めてからは、肘や膝の炎症に悩まされたり、腰痛に悩まされたり、伝染病に侵されていた形跡が残っています。狩猟時代の人間は体が丈夫だった……その背景には食べ物のバリエーションが豊かだったこともあるんですよ。」
https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1408/14/news007_4.html で、以上からだけでも、彼らが集団主義的ではなかったことが窺われると思いますが、私は、地理的意味での欧州に残る、狩猟採集社会の時代の諸洞窟壁画
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9E%E7%AA%9F%E5%A3%81%E7%94%BB が、そのことを端的に示している、と考えています。
つまり、彼らが、様々な芸術表現を行っていたわけであり、それは、後世の宮殿や寺院等、権威や権力の誇示のためでもなければ、(金銭的なものなど存在せず、)況やカネのためでもなく、(構成員や地域で画された共同体的なものも存在しなかったようですから)恐らくは共同体のためでもなく、それを制作した個々人の感興の表現だった、と。
もとより、寄生虫やそれに起因する病気は蔓延していたでしょうし、狩猟等の際の負傷・・上出の関節炎もその一つ・・で命を落とす者も少なくなかったはずですから、(幼少時の死亡は除いたとしても)平均寿命は短かったでしょうが、農業革命後に生きた後世の人々の少なからざる部分が、狩猟採集社会の時代を懐かしみ理想視した、としても不思議ではありません。
そういう観点から、私は、ヤスパースの唱えた枢軸時代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%A2%E8%BB%B8%E6%99%82%E4%BB%A3 に世界各地で出現したところの、諸賢聖、の諸主張を(ヤスパースの観点とは全く違いますが)、狩猟採集社会への精神的回帰を訴える諸主張、と、捉えているわけです。
「ヤスパースは、「シナ人、インド人、イラン人、ユダヤ人、ギリシャ人」を「枢軸民族」と呼び、<枢軸時代において>「破開」を担い「自己の過去と直接につながりながら飛躍をなしとげた民族」としている<一方で、この>・・・「破開」以後、大帝国が崩壊すると、どこでも諸国家の相剋と動乱、さらには民族移動の時代をむかえるが、このとき新たにゲルマン人とスラヴ人、日本人、マレー人、タイ人が登場する。彼らは伝来した高度な文化と対決しつつ、それを同化し、再構成することによって独自の新文化を実現させた、とヤスパースは主張<し、>・・・ロバート・ニーリー・ベラーは、「日本は今日まで枢軸文明になったことがない。」と著書に述べ・・・S・N・アイゼンシュタットも同様の見解とされる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%A2%E8%BB%B8%E6%99%82%E4%BB%A3 ところです。
しかし、私は、そうではなく、世界中で、日本人だけは、1万年にも及ぶ、縄文時代なる(一見矛盾する2要素からなる)「定着的」「狩猟採集」社会を経験したことによって、狩猟採集社会の人々の精神を維持し続けて、換言すれば、枢軸時代の諸賢聖が理想とした精神を維持したまま、現在に至っている、と考えている次第なのです。
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管理人 ★
2020/04/18(土) 18:01:55 ID:kanrinin
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太田述正
2020/04/19(日) 06:41:33 ID:jWXt1YAd