1
太田述正 ★
2022/03/22(火) 06:46:37 ID:ohtanobumasa
防衛省OB太田述正の掲示板★3
https://www.ohtan.net/ 【成りすまし防止】password は投稿者が設定します。
名前:【 名前#password 】「 # 」は半角「 password 」は半角8文字。
名前:【 ぬるぽ#PasSwOrD 】書き込む「 ぬるぽ ◆Y.PBCjoxno 」の固定名になる。
61
文雄
2022/05/26(木) 23:15:34 ID:8FVo9h1L
何故、帝国海軍が帝国陸軍に比べて大分劣るように成ってしまったのかを考えてみました。
まず、単純な人数の違いが有り、当たり前ですが、数の多い陸軍の方が上澄みも多くなります。それでも、日露戦争の頃まではそこまで大きな差がなかったと思われるところ、それは、当時の軍人には社会の上澄みであった士族階層出身者が多く居たからではないか、と仮定しました。明治時代の帝国陸海軍の幹部には、その上澄みの中から選抜すれば良かったのだと。
その後は、軍人に成る上澄みの人達は陸海軍問わず徐々に減って行ったと思われますが、おそらく帝国陸軍は、日露戦争で少なくない幹部候補生が戦死してしまったことから、危機意識を持って幹部育成に励んだのではないでしょうか。それに人数の有利も相まって、帝国海軍との間に大きな差が生じてしまったのではないでしょうか。
以上、自分で思い付いたのはこの程度だったのですか、太田さんの見解をお聞きしたいです。
62
太田述正
2022/05/27(金) 09:18:39 ID:R0Qv0gdC
帝国海軍ダメ論は太田日本通史の落穂拾いの対象となる可能性が高いわけですが、ちょっとだけ。
陸軍だけに設けられたところの、イギリスのパブリックスクールに類似していた、幼年学校制・・授業料がかかったが広範な免除規定があった・・、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E8%BB%8D%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E5%AD%A6%E6%A0%A1 の重要性を指摘したことがあります。(コラム#省略)
ちなみに、「軍人に成る上澄みの人達は陸海軍問わず徐々に減って行ったと思われます」に関しては、陸軍については、ほぼ一貫して、「陸幼組は近代セクター(武官・官公吏(文官)・教員・警察官・会社員・医師・弁護士・政治家など)」の占有率が高く、当時のエリートの代表である高等学校生・帝大生をも上回っていた。・・・陸大恩賜組(卒業席次上位6名)の輩出数では陸幼組が中学組を「2倍から3倍」と圧倒しており、首席・次席・三席の上位3名に限ると、陸幼組68名に対し中学組は10名とさらに差が広がる。」(上掲)ことから間違いです。
63
七氏
2022/05/28(土) 19:26:46 ID:6wkVgKmA
ホームズは、それまでの警察が「前近代」方法として、怪しい人を単に(適当に)犯人にして処罰していたが、ホームズは証拠を積み上げて犯人を特定する「近代」方法を行い、その違いを見せた。もちろん、これが話題とこれまでの警察の適当さを炙り出し、称賛をあびて、かつ、今はもちろん「近代」方法が当たり前とされている。
そういう意味で、戦後日本の歴史家と呼ばれる者たちの、あまりの適当な「研究」をばさっと切り捨ててきた太田っちは、まさにおーたん・ホームズと言えますな。します
64
太田述正
2022/05/28(土) 21:21:47 ID:rxWNGoij
65
太田述正
2022/05/28(土) 21:48:42 ID:rxWNGoij
66
名無し@安全保障
2022/05/28(土) 22:23:25 ID:IkIS3yjM
>帝国海軍ダメ論は太田日本通史の落穂拾いの対象となる可能性が高いわけですが、
同じように「陸軍幼年学校が存在したのに、なぜ海軍幼年学校は設立されなかったのかを論述した文献はないか」という項目で、調べられていますが
→
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000308989 中々対象となる文献ないようですね、そもそも陸軍幼年学校を扱った文献が極端に少なく、例えば「陸軍幼年学校体制の研究 エリート養成と軍事・教育・政治」野邑 理栄子 (著)は数少ない文献の一つですが海軍との比較はまるでなく唯一目新しいのは「児玉源太郎の『欧洲巡廻報告書』に基づき否定し、陸軍幼年学校の構想が児玉の発想によるものだとし、背景に民権的・反政府的な「悪風習」を排除した教育を幼少より施すことで軍人精神教育の強化・徹底をはかろうとしたのだという。」の点でしょうかね。まさしく縄文敵弥生人をつくろうとした。
いずれにしても陸幼の研究がほぼされていない以上海軍に幼年学校がない理由が謎のままになりそう...
→「陸軍幼年学校体制の研究 エリート養成と軍事・教育・政治」書評
https://honto.jp/netstore/pd-book_02624747.html (『軍隊教育と国民教育 帝国陸海軍軍学校の研究』(高野邦夫/著 つなん出版 2010)の第二部「陸軍の教育」のp.196に「なぜ、幼年学校を設けたかの理由であるが、これは幕末以来、幕府をはじめ西南雄藩がつきあっていた当時の陸軍強国のフランス、ロシア、プロシア(オーストリア)の制度にならったものだといわれている。」と記載されている。一方、第三部「海軍の教育」のp.361-362には「戦力的にも陸軍が圧倒的に人力にたよっているのに対して、海軍は高度の科学・技術文明の所産である艦艇や飛行機なしには存在・活動し得ないので、人員も“少数精鋭主義”の名の下に平時はギリギリの人数でやっていかざるを得なかったのである。」等、陸軍と海軍の違いについての記述はあるが、幼年学校を設置しなかった理由は確認できなかった。
なお、海軍の教育としては、『図説総覧 海軍史事典』(小池猪一/編著 国書刊行会 1985)第四部「海軍教育制度沿革史」(七)「海軍特別年少兵制度」のp.229に「長期にわたり且つ特別な教育を行うという海軍にとって画期的な教育制度」として設けられた「海軍特別年少兵制度」についての記載があり、志願者応募年齢は十四歳以上であった。
67
太田述正
2022/05/29(日) 07:01:34 ID:KqTBVkBw
野邑理栄子本を読まれた、ということですか。
他にも面白そうな箇所があったら、紹介していただけるとありがたい。
68
名無し@安全保障
2022/05/29(日) 23:26:32 ID:gn0mHAH3
>野邑理栄子本を読まれた、ということですか。 他にも面白そうな箇所があったら、紹介していただけるとありがたい。
本として刊行される前の野邑の「陸軍幼年学校体制の研究」学位論文↓
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/thesis/d1/D1002502.pdf ・児玉含めて幼年学校設立の関係者は始めから幼年学校卒業者を将校の重要ポストに据えようとしていたという指摘がありました。
・筆者は新制陸軍幼年学校と旧制陸軍幼年学校とで分け改革によって実力主義だったものが学歴主義(新制幼年学校出身でないと重要ポストにつけない)に偏重したとしてますね
・個人的な感想になりますが、陸軍首脳陣の出身校が表に載ってるのですが、大将以上は幼年学校出身者少ないんですよね、杉山も中学出身ですし、筆者の「陸幼制度は閉鎖的で独善的なエリート養成制度」というのがそもそも間違ってるとしか思えない。
・筆者のこれからの研究対象が陸軍幼年学校出身と中学出身との軋轢や対立が陸軍に及ぼした影響について関心が向いてしまって非常に残念です。
・以前海軍ダメ論の手掛かりになればと示した「陸軍将校の教育社会史 立身出世と天皇」(ちくま学芸文庫)サントリー学芸賞取った本ですがどうやら、まともな学芸本ですらないないようです、「・・・教育史研究者から本書への批判の代表例は、佐藤秀夫(1999)の書評である。佐藤は、著者に対して「日本近現代教育史研究をナメンナヨといいたい」(p.130)と述べる。佐藤は、(1)近代天皇制教育の研究を進めてきた研究者(佐藤)として天皇制イデオロギーが「内面化」されたとは到底考えていないこと、(2)先行研究の恣意的な読み方への批判、(3)フォローされていない先行研究があるという点を批判する。佐藤が特に厳しく批判するのは、(2)(3)の論点である。このような
点については、駒込武(1998)も同様の批判を与えている。本書の先行研究のまとめ方が不十分であることは両者が指摘する通りであり、著者自身も「不十分であった」と認めている点でもある」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihondaigakukyouikugakkai/58/0/58_51/_pdf 書評が秀逸→「この本の親本が出た頃に、陸軍の将校だった人を取材していない、という書評を読んだ記憶があるが、平成9年に出ているのだから、昭和の陸幼・陸士の雰囲気は取材出来るのではないか?他の人が陸士・海兵出身者に行ったアンケート調査を使っているのだから、何故、同じ事をしなかったのか?著者は大正天皇の崩御を「天皇が死んだ」と書いているが、マルクス主義の公式史観を無理矢理、「独占資本の利益の代弁者」という教条的なスローガンを日本軍に結びつけた論文が引用されている陸士出身の藤原彰大尉や撫順のようなところに抑留されて新中国式の「人間改造」の対象になった将校ですら取材しなかったのだろうか?」
https://honto.jp/netstore/pd-book_31020583.html
69
管理人 ★
2022/05/31(火) 23:05:40 ID:kanrinin
70
太田述正
2022/06/01(水) 08:46:29 ID:14zmpjp3
そりゃ、宗教セクトを含め、セクトには特有のテクニカルタームがあって、聞き慣れないとそのことが邪魔をして発言全体が分かりにくいと思いがちだけれど、聞き慣れてくれば、論理明快な発言を彼女がしていることが分かってきますよ。
但し、論理明快な発言なんて世の中にはざらにあって、問題なのは、どの論理明快な発言を自分が是とする発言として選択するか、です。
71
太田述正
2022/06/01(水) 08:47:56 ID:14zmpjp3
ところで、ユーチューブを(2倍速ならぬ)3倍速で視聴するにはどうしたらいいんですか?
72
管理人 ★
2022/06/01(水) 19:16:52 ID:kanrinin
73
管理人 ★
2022/06/01(水) 19:18:36 ID:kanrinin
74
太田述正
2022/06/02(木) 10:06:34 ID:neAvTUiI
75
太田述正
2022/06/02(木) 11:40:30 ID:neAvTUiI
訂正:
私的・公的扶助であるところ、それは
→
私的・公的扶助によって
76
管理人 ★
2022/06/03(金) 01:47:46 ID:kanrinin
77
管理人 ★
2022/06/03(金) 01:49:43 ID:kanrinin
熊の楽園ができた。
リバタリアンが社会実験してみた町の話:自由至上主義者のユートピアは実現できたのか
https://amzn.to/3x0w0cN バカラで100億円負けた賭博破戒録 これは面白かった。
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
https://amzn.to/3PTJ7Ft パチンコは規制により1分間に100発以上打てない玉1個4円なので
1分間×100発×玉4円=400円×60分=2万4千円×12時間=28万8千円
理論上パチンコは1日で29万円以上は負けれないので年間に負ける最高額は
29万円×365日=1億5百85万円
実戦ではありえない。射幸性の高い機種なら1回も当たらず1日20万円負けならありえるが珍しい出来事と言える。平均で5万円負けるとして
5万円×365日=1825万円
井川意高 氏がバカラではなくパチンコにハマっても家庭崩壊して仕事を首になったと思うが破産はない。パチンコは金持ちに優しい博打です。
78
太田述正
2022/06/03(金) 17:23:16 ID:MIRgbXtN
コラム#12789参照。
79
名無し@安全保障
2022/06/05(日) 21:24:05 ID:AED9jpux
昭和戦前期ないし終戦直後の歴史は、杉山元を中心にして見るよりも、近衛文麿を中心に見た方が綺麗に整理できるような気がしてきました。また、日露開戦において近衛篤麿の果たした役割も大きなものと思えてきます。今すぐ具体的な典拠を示すことができないため、また、当座その時間もないため、この投稿は無視してくださって結構です。林千勝『近衛文麿』や嵯峨隆『頭山満』を読んでそう思いました。
80
太田述正
2022/06/06(月) 07:54:46 ID:4PC5PZ9e
少し誤解があるように思います。
私の見方は、最初に杉山構想について書いた時と現在とでは、「昭和戦前期」の歴史の中心が、杉山という一人の人間から、貞明皇后/西園寺/牧野/杉山らの中心的群像へと変化しているってことです。
前者について杉山ではなく近衛だ、というご主張が成り立つか否か・・恐らく難しいでしょうね・・ではなく、後者の中心的群像に近衛が入るかどうか、を考えていただくことをお勧めします。
また、「昭和戦前期ないし終戦直後の歴史」というあなたの考え方には基本的に同感なのですが、こちらの問題は、「終戦直後」が何を指すかです。
次回の東京オフ会「講演」原稿で明らかにしますが、私は、少なくとも、それが、「昭和戦前史ないし日本が主権を回復する直後までの戦後史」でなければならないと考えており、その場合にその「中心」ないし「中心的群像」の一人、が近衛、ということは物理的に不可能になります。
なお、このような、「昭和戦前史ないし日本が主権を回復する直後までの戦後史」史観を私が採用するに至った理由が分かるのが、私がこの前提起した謎かけへの正解であり、はっきり申し上げて、既に、皆さんの諸回答を総合すれば、正解の95%くらいまで到達しています。
後の5%分の小飛躍をする試みに、あなたに限りませんが、皆さん、ぜひ挑戦を!
81
太田述正
2022/06/06(月) 10:44:09 ID:4PC5PZ9e
書き忘れましたが、次回東京オフ会「講演」原稿で近衛篤麿や近衛文麿も取り上げますので、文麿が、ある意味通説通り、いかにダメ人間だったか、分かっていただけると思いますよ。
82
七氏
2022/06/07(火) 22:53:49 ID:rJDuJ6l9
ホームズの謎は全く分からんが、最新の西園寺シリーズ読んでると、公教育から受けてる大正から終戦までの日本の「暗」のイメージって、今まで結局、単に「異質」という時代にくらいしか感じてなかったが、いや、まさにこれは「異質」そのままの話だったということだと思った。あまりにすごいドラマだわ。あ〜〜皆読んでみて欲しいわ〜。
83
太田述正
2022/06/08(水) 08:07:25 ID:NUBGCN+V
その伝で行けば、占領期日本は、主権が完全に失われていたんだから、やっぱ、「異質」の時代だったことになるのかも。
もっとも、現在の日本も、主権はほぼ失われてるんで大差ない?
じゃ、江戸時代は?
84
七氏
2022/06/08(水) 21:33:24 ID:goKM9W+d
占領からの現在の主権ない状態なんて、一般国民にそんな意識0だから、異質ということはないと思うよ。もちろんコラム読者は異質だと感じてると思うけど。「保守」とはまた違う捉え方で。
先の戦争はやっぱり一般的には敗戦となってるわけだから、「何であんな無謀な戦争したのよ!」てな話でまとめるわけで。一般的には、普通に「軍部暴走してるし、総理暗殺されてるし、議会も一政党(という表現?)しかないし!で、負けてるし!」と、他と比べて相当な時代の「異質」と感じてると思うということで。で、もちろん私も思ってましたよ。
太田コラム読者だからこそ、そらあの3つの目的を達成するためには「異質」にならざるを得ないよな。となるけど。
まぁーーー、基本、誰も不思議に感じてない=(直近のディスカッションからすると)国民までも脳死か???てなことかも。
85
太田述正
2022/06/09(木) 09:45:01 ID:/Z56BEeR
このやりとり、やらせかって言われそうだけど、「一般国民」=「全識字国民」マイナス「太田コラム読者の多く」、であるところ、どうしてそんなことになっちゃってるかと言うと、「一般国民」は、裸の王様がありのままに見える幼児性を失っている(から先の大戦は日本の敗戦だと思い込まされたままだ)、し、見えないものは存在しないと信じている幼児性を維持している(から基地だらけの沖縄県民には自明なのに日本が米国の属国であると思っていない)、からなのよね。
ホントにタチの悪いこどおじ達であることよ。
86
名無し@安全保障
2022/06/09(木) 13:26:47 ID:/a99eINU
87
七氏
2022/06/09(木) 15:42:56 ID:lmqXnPvO
幼児性か〜。これ、深化した縄文モードとの関連性からするとどう?
軍事を放棄⇒人を殺すか自国民が殺されるかの究極の判断をする機会がない⇒腑抜け化⇒やるとは経済一辺倒⇒弥生性なんてないから、そりゃ幼児化する⇒公教育は時代を分断しているから、暗黒の戦前戦中がどうであろうと、疑問を持たないから江戸が比較してどうなんて考えるはずがないわな。
岸田がスタートアップ企業により投資するとか言ってるが、私はそもそも軍事がない中で国から民間へいくら金がまわっても、なーーーんもGAFAなんてレベル無理だと思ってますよ。やっぱり軍事で。いかに人の損失を伴うことなく敵を殲滅できるか。で、あればその技術は民間に開発してもらう。多額を補助金を払って。んま、こと、深化縄文モード日本でできるはずはない。
88
太田述正
2022/06/09(木) 20:33:13 ID:/Z56BEeR
幼児性じゃなく、こどおじ性、というか、幼児と大人の悪いとこどりをしているってこと。
89
太田述正
2022/06/10(金) 05:42:15 ID:gSMcP3WM
>>86 「家系の持つ重要性」は、現在でも、二世、三世議員達の跋扈からして言えそうですね。
その中でも、大久保利家家・・麻生太郎に繋がる・・は、幕末から現在までを貫いているという意味で注目されます。
なお、細川護熙元首相については、承りました。
90
名無し@安全保障
2022/06/11(土) 10:33:55 ID:0LQxV9vh
91
太田述正
2022/06/11(土) 11:44:15 ID:ZNhJHVKI
イイ線行ってますねー。
ポイントは、「シャーロキアン」という修飾語句がどこまでかかっているか、と、自分が「シャーロキアン」なら一体何をやってみたいと思うだろうか、です。
オフ会までちょうど2週間ですが、ここまで来たら正解はもう目前ですぞ。
92
管理人 ★
2022/06/21(火) 02:13:12 ID:kanrinin
93
太田述正
2022/06/21(火) 08:49:13 ID:DhBYEizp
日本では、被雇用者の長期雇用を狙ったところの、定期昇給制度や退職金制度という私的制度が官公庁や大企業という、ごく一部の職場に見られる、というだけであって、終身雇用を担保する公的制度があるわけじゃない
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E8%BA%AB%E9%9B%87%E7%94%A8 ので、★に出てくる人の多くも含め、一体何を言ってるのか私にはよく分らない。
「各国の「10年以上」をみてみると、アメリカ29.1%、イギリス32.0%、ドイツ41.1%と、長く勤める人の割合が・・・44.8%<の>・・・日本よりも少ない」
https://paraft.jp/r000016001638 、換言すれば、日本で依然長期雇用が多いのは事実だが、長期雇用が高度経済成長期に適合的な雇用のあり方であって、それが、ゼロ成長に近くなって久しい現在でも惰性で維持されているということなのか、それとも、何か本質的なメリットを日本人が長期雇用に感じているのか、だが、恐らく後者じゃないか、と私は考えている。
じゃあ、本質的なメリットとは何か?
☆を2倍速でチラミした印象で言うと、「起業」を「成功」させる実験を試みたところの、それに登場する「主人公」は、結構体を動かしているので、その限りにおいては健康は増進されたけれど、強烈なストレスに晒され続けたので、総合すれば、90日の間に、相当、寿命を縮めたことと思われる。
これは、そういう、起業されたばかりの企業体に雇用された人にもあてはまりそうだ。
要するに、あえて極度に単純化して言えば、長期雇用のメリットは長寿なんじゃないかってこと。
現に日本は世界一の長寿国だ。
94
太田述正
2022/06/21(火) 12:59:34 ID:DhBYEizp
95
名無し@安全保障
2022/06/30(木) 22:20:04 ID:VHBu+qCW
<古庄さん、ホントのこと言っちゃアカンがな。だから、帝国海軍とは違って海自のヒト、好きなんだけど。>
古庄さんと太田さん、接点ありましたっけ?
とはいえ、海自幹部は、優秀な人ほど、ど真ん中ストレートなことしか言えない人多いんですよね。変化球は、、、無理ですね。
だから、政治家にならないしなれないかもですね。
96
太田述正
2022/07/01(金) 11:01:17 ID:p/d5pBOb
97
太田述正
2022/07/05(火) 08:39:18 ID:UI8CLv0v
(訂正)選任部員⇒先任部員
98
ned massive
2022/07/12(火) 01:39:27 ID:aWmMhnIl
故安倍晋三氏に従一位が授与を決定した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af11be866a3f8c4a1e374cc3f0dfacbded95a3d4 じゃあ、正一位はどうなっているの?ということで調べてみると
明治以降の正一位授与は以下の通り。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E4%B8%80%E4%BD%8D 名前 叙位日
楠木正成 明治13年(1880年)7月20日
新田義貞 明治15年(1882年)8月7日
岩倉具視 明治18年(1885年)7月20日
三条実美 明治24年(1891年)2月18日
和気清麻呂 明治31年(1898年)3月18日
三条実万 明治32年(1899年)9月26日
徳川光圀 明治33年(1900年)11月16日
島津斉彬 明治34年(1901年)5月16日
毛利敬親 明治34年(1901年)5月16日
徳川斉昭 明治36年(1903年)6月27日
近衛忠煕 明治37年(1904年)3月17日
毛利元就 明治41年(1908年)4月2日
北畠親房 明治41年(1908年)9月9日
豊臣秀吉 大正4年(1915年)8月18日
織田信長 大正6年(1917年)11月17日
没後追贈がほとんどですが、
叙される理由が、ほぼ太田史観で説明できる人物ばかりです。
特に楠木正成、新田義貞、北畠親房は没後500年以上経過後での追贈ですので、
当時の大日本帝国の公定史観が南朝の系譜を引継ぎ、
聖徳太子コンセンサス→秀吉流日蓮主義→島津斉彬コンセンサス
の流れを踏襲していることがうかがえます。
逆に1917年以降、正一位授与が途絶えた理由が気になりますね。
99
太田述正
2022/07/12(火) 11:17:59 ID:S+sARcO5
100
名無し@安全保障
2022/07/18(月) 19:06:46 ID:eTHwTlr0
101
名無し@安全保障
2022/07/18(月) 22:52:34 ID:Mp1e69dA
102
太田述正
2022/07/19(火) 17:07:17 ID:tmfN57uC
103
名無し@安全保障
2022/07/19(火) 21:27:04 ID:1oUGCMbe
コラム#12881。<どうも、山上プロ、私にかなり近い考え方の人物のようだ。頭が上がらんわー。↓>
そうか。
太田さんのように山上プロを擁護している人がいたら、有識者として見込みがありそうですね。
104
US
2022/07/21(木) 18:37:33 ID:i1347EzQ
太田さん、
単なる昔の思い出話です。
私は学生の頃、原理研サークルの人たちに誘われて、統一教会の合宿に参加したことがあります。渋谷の一番大きな教会(本部?)にも行ったことがあります。基本キリスト教だと思うのですが、共産主義だけは絶対許さないっていう宗教で、関連団体に勝共連合というのがあり政治家と大変関わりが深いという話も聞きました。中身は覚えていませんが、勝共連合のビデオの中に福田元首相が出てきたのを覚えています。
サークルの人はみなまじめで穏やかな人ばかりでした。夕飯をいただけるので私は信者の集まりに数ヵ月通いましたが、最後まで入信するには至りませんでした。
US
105
US
2022/07/21(木) 18:42:54 ID:i1347EzQ
太田さん、
なんか、メールで送ろうとしたら、550-5.7.26 エラーが出たのでこちらに書き込みました。初めてなので E-Mail アドレスも入れたのですが、余計だったようです。もし可能でしたら、削除をお願いします。
US
106
太田述正
2022/07/21(木) 19:41:19 ID:lZEKSZxz
E-Mailアドレスは表示されないみたいですね。
107
名無し@安全保障
2022/07/23(土) 22:52:28 ID:3Rc+W7oK
<一度だけ会ったことがあるけど、今回の件でひでー情弱だとバレちまった櫻井よしこは、分相応に、例えば銀座の高級クラブのママとしての人生を歩んだらよかったのよ。〉(太田さん)
そういえば自衛隊の幹部候補生の時にこの人が講演に来たけど、疲れていたのに加え、つまらなさすぎて、目を閉じて貴重な休憩時間とさせていただきました。
講演の後、あまりに寝てる奴が多かったんで、副校長から「話しの内容が大したことがなかったのはわかるが、礼儀として寝るな!!」と共感されつつ、同期の皆んなでお叱りを受けたのは、今ではいい思い出です。
108
名無し@安全保障
2022/07/25(月) 18:59:47 ID:MmUFqlPV
>宗主国たる米国からの指示に逆らってまでして(#12843)
そろそろ現政権が終わるか方針転換で韓国に接近予想?
109
太田述正
2022/07/26(火) 09:15:57 ID:6VLdVKxX
統一教会からの「指示」で、統一教会と≒であるところの、文カルト、に迎合して、慰安婦合意という媚韓政策をとった岸カルト頭目の安倍氏だったけれど、文カルトにちゃぶ台返しをされた上煮え湯をぶっかけられちまった結果、岸カルト信徒達が激怒しているところ、徴用工問題が深刻化していることもあり、岸田政権やその後継自民党政権には韓国再接近政策への転換は容易にできないだろ。
110
管理人 ★
2022/08/05(金) 01:27:19 ID:kanrinin
111
太田述正
2022/08/05(金) 09:22:12 ID:wv+QGPYj
一、新聞社、就中朝日新聞、のような斜陽業種・企業、の従業員数削減、二、ゼネラリスト/スペシャリスト区分・管理、三、長期雇用志向の日本型経営のメリット・デメリット、等の話をごっちゃにしてますよ。
112
たぬき13号
2022/08/08(月) 02:09:49 ID:yPfmKz3k
やっぱ太田さんはすげぇな
エリートなのに優しく諭してくれる
高卒の俺には分からないことだらけだけど
とりあえずチャンネル桜から離れるよ
あれも一種のカルトだもんな
ありがとうね
統一教会が生まれる前に韓国で広まった様々な新宗教の教義が、どの様に統一教会へ受け継がれたのかが説明されています。↓
https://youtu.be/ELlEdigQr5g こういった切り口で深掘りする報道が無いのは、統一教会の思想は特殊なものではなく一般的な韓国人の思想と大差無い事がバレると、韓国政府から金を受け取って韓流を宣伝しカルトの入り口を作るのに協力してきた、自分達の責任問題に発展しかねないからでしょうか?
114
太田述正
2022/08/16(火) 10:26:54 ID:cu/vIUZP
動画から知識を仕入れることが大流行りのようで、困ったもんです。
統一教会の教義には、キリスト教だけではなく、韓国内にもその他の諸ルーツがある、と、動画主は主張しているところ、そりゃ大いにありうるハナシではあれど、例によって典拠が示されていないので検証のしようがないのでねえ。
いずれにせよ、ルーツとして、朝鮮半島のシャマニズムまで遡るのはアリとしても、その次に東学を持ち出している点は、東学が親日の一進会にも繋がっている点一つとっても、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%AD%A6 疑問符を付けざるを得ません。
なお、安倍暗殺以降、私は、文カルト(文在寅カルト)≒統一教会(文鮮明カルト)、であると指摘してきているわけですが、だからといって、両文カルト≒「一般的な韓国人の思想」、ということにはならないと考えています。
115
名無し@安全保障
2022/08/16(火) 20:43:23 ID:b+lGHnla
<前はちゃんと仕事してたじゃん。↓>
「・・・公安調査庁が発行した2005、06年版の国内外の治安情勢に関する報告書「内外情勢の回顧と展望」で、「特異集団」として記載されている団体は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)・・・」
<でも・・。↓>
「旧統一教会は「特異集団」 公安庁報告書、安倍政権下で項目消える・・・」
公安調査庁って弱小官庁だもん。霞ヶ関の盲腸なんでしょ。
仕方ないわ
116
名無し@安全保障
2022/08/16(火) 23:01:41 ID:cUs8X6MK
岸カルトに支配された日本の安全保障論なんて意味ないと思いますが、書店で見かけ流し読みなので悪しからず↓
「安全保障と防衛力の戦後史 1971〜2010 「基盤的防衛力構想」の時代、」で千々和泰明はその成立と終わりを
「防衛省(庁)の行政文書や関係者のインタビューを通じて、基盤的防衛力がなぜ生まれ、冷戦後も長く続いたのか、実際には脅威概念や整備・運用の考え方をめぐる同床異夢が内在しており、意味内容は変化してきたことを明らかにしている。左派から防衛政策に対する批判が強い時代において、既存の看板を外すコストが高いということが長く続いた要因であろう。
・70年代のデタント期に、ソ連の脅威低下により所要防衛力に代わる考え方が必要となり、基盤的防衛力が生まれた。脱脅威論と低脅威論の同床異夢的なところがあった。防衛当局には、三木政権のリベラルさに歯止めをかける意図もあった。
・冷戦後は、基盤的防衛力を捨て去ることが軍縮に向かうことを懸念し、「力の空白」論によって防衛力の下限を示すものとして維持された。97ガイドラインを受けた共同作戦計画の際は、脱脅威論的な考えが障害となった。
・07大綱(95年)策定は米国防総省の「東アジア戦略報告」の作成と同時期であり、日米間で連携しつつ進められていた。
・2000年以後には運用重視に変化しており、事実上基盤的防衛力の考え方は終焉していた。」(レビューから抜粋)としています。
https://books.rakuten.co.jp/rb/16709909/?l-id=search-c-item-text-03 コラム#2245で久保論文の真意とは間違った方に解釈されているとされましたが著者含めて上記↑下記論文↓
・「防衛力の在り方」をめぐる政治力学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaiseiji/2008/154/2008_154_154_62/_pdf/-char/en はその典型なんでしょうか?まあそうだからこそ千々和は(内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付主査などを経て現職)なんでしょうが...
この論文の中で「・・・当時防衛課に所属していた宝珠山昇によれば、
基盤的防衛力構想は米国の軍事力に依存するあまり「日本の防衛力はどうでもいいじゃないか
予算の範囲内で好きなものを買っとけよ、それを使って訓練しときやいいじゃないか」
という空気に支配され日本の防衛力が「属国の軍隊」に成り下がることを回避する重要な理念であった。そういうのを避けるためにあれ{限定小規模等}は入れたんです。苦労して入れているということなんです。」
と宝珠山は述べている。」
とされてますが宝珠山昇の指摘は正しいというか組織のモラルハザードを認識してたんでしょうか?何というかだいぶ昔の話ですが。
117
太田述正
2022/08/17(水) 10:32:21 ID:THB2nefJ
貴引用千々和論文を読むのは勘弁してもらいますが、「コラム#2245で久保論文の真意<が>間違った方に解釈されているとされましたが<、>著者<の千々和を>含めて<引用>下記論文・・・はその典型なんでしょうか?」へのお答えは、貴引用千々和本への読者コメント群を読んだ限りではイエスです。
また、「宝珠山昇の指摘は正しいというか組織のモラルハザード<(コラム#2245)>を認識してたんでしょうか?」へのお答えは、「・・・日本の防衛力が「属国の軍隊」に成り下がることを回避する重要な理念であった。そういうのを避けるためにあれ{限定小規模等}は入れたんです。苦労して入れているということなんです。」と、単なる避雷針として久保さんが入れた・・入れさせられた?・・と私が見ているころの、「限定小規模侵攻等」なる、ありえない御伽噺、に宝珠山さんがことさら言及していることから、ノーです。
118
太田述正
2022/08/17(水) 10:34:41 ID:THB2nefJ
119
太田述正
2022/08/22(月) 10:55:59 ID:wUfICNBc
120
太田述正
2022/08/22(月) 10:56:50 ID:wUfICNBc
しかし、そういう想定にしなかった以上は、これまで申し上げてきた理由から、日本に軍事的な勝機などゼロだったのです。
以下は付けたしですが、では、一体どうして、対英米戦などという軍事的には必敗の想定にしたのでしょうか。
対英だけ戦に勝利して英国をアジアから駆逐できたとしても、ソ連がそのままである以上、ソ連に対してアジアの全正面で、日本が(満州に加えて支那に親日政権が樹立されされたとしても)ほぼ単独で対峙しなければならなくなるだけでなく、ソ連と蜜月関係にあった米国とも(経済断交状態下での)対峙状態が続くことになり、欧州において英独間で戦争が続こうと講和がなろうと、日本はソ連及び米国と冷戦を強いられ、それが熱戦に転化すれば日本は確実に敗北するでしょうし、冷戦が長期化すれば、第二次世界大戦後のソ連同様、戦わずして敗れることになったことでしょう。
そこで、日本を軍事的に敗北させて日本列島内で米ソが対峙する状況を現出させることによって、米国を覚醒させて反ソへと転換させ、その結果として米国に全球的に対ソ抑止を担わせる、という、もう一つの戦争目的を達成するために、帝国陸軍は対英「米」開戦をしたのだ、と、私はかねてより主張している次第です。(コラム#省略。つい最近も総力戦研究所の研究結果にからんでこの話をしたばかりでした。)
三、そもそも対ソだけ開戦が最善だったなーんちゃって
独ソ戦が開始されてからの対ソ開戦のケースに話を絞りますが、対ソ開戦をしてしまっては、兵力不足で南方作戦が実行できなくなるので、自存自衛もアジア解放も達成できなくなる上に、仮に日独が勝利して、日本がシベリア、ドイツがそれ以外を占領したとしても、米国との経済断交は続き、大英帝国のブロック経済もそのままである上に、ドイツ第三帝国と植民地付きのイタリアまで残ることになり、ドイツ第三帝国という強大でしかも本来的には敵性を帯びた国とのウラル山脈での(?)対峙が黒龍江等でのソ連との対峙に代わって始まる、という悪夢の結果が将来される可能性が大ですから、そんな愚行をやるわけありませんよ。
四、その他
西進してい「タラ」論については既に批判済みですが、林自身が、日本側も予想していたドーリットル空襲
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E8%A5%B2 的なもの、まで、チャーチルにまで言及しつつ持ち出して、それが日本を東進へと誘ったと述べているのはご愛敬です。
また、容共識者が秋丸機関や近衛の周辺に多数いたという指摘もなされているけれど、当時の日本の経済学者に至っては大部分がマルクス経済学者だった(典拠省略)のですから、これも林自身が述べているように、秋丸は分かっていて使わざるをえなかったことでしょう。
問題なのは、ソ連のスパイであり、これは秋丸機関では排除できていたはずですが、近衛の周辺にはいたわけであるところ、こちらの方も、あえて帝国陸軍が泳がしていた可能性すらあることを以前記した(コラム#省略)ことがあります。
いずれにせよ、容共識者達は、先の大戦の帰趨に影響を及ぼしていない、というのが私のスタンスです(コラム#省略)。
例えば、林が御執心の風見章についても、(疑問符が付く歴史学者らしいけれど、)小田部雄次が、「日中戦争に対し不拡大派として活動」した、
https://kotobank.jp/word/%E9%A2%A8%E8%A6%8B%E7%AB%A0-4414 としているところです。
いずれにせよ、致命的なのは、林もまた、先の大戦に日本は敗北したという誤った前提に立っていることであり、そんな誤った前提にたって、その原因をいくら追究してみたところで、非生産的な結論しか導き得ないのであって、彼が、数多の先の戦争論の大量のゴミの上に新たなゴミを投下しただけに終わったのは当然でしょう。
繰り返しで恐縮ですが、私の、日本史関係の過去コラム群・・基本的には、オフ会「講演」原稿収録過去コラム群だけでよろしい・・に目を通され、その粗探しをしていただくと共に、先の大戦日本勝利論を唱えている私以外のしかるべき人の発見に努めていただければ、大変ありがたいですね。
121
名無し@安全保障
2022/08/22(月) 20:52:53 ID:1NsJYJM+
〉ドイツ第三帝国と植民地付きのイタリアまで残ることになり、ドイツ第三帝国という強大でしかも本来的には敵性を帯びた国とのウラル山脈での(?)対峙が黒龍江等でのソ連との対峙に代わって始まる、という悪夢の結果が招来される可能性が大ですから、そんな愚行をやるわけありませんよ。(太田さん)
それはそれで面白そうですね。
現状のような日本の脳死は免れた…というか脳死してる余裕はなかったでしょうね。
結局何が言いたいかっていうと、杉山らは、アジアの平和と日本の脳死を天秤にかけて前者をとったってこと。
結果論だけど、もうちょっと将来の日本人に宿題を残してもよかったんじゃねーの。
122
太田述正
2022/08/22(月) 23:07:46 ID:wUfICNBc
<OF>
<昔から、>貴兄は、(英語)書籍の読書量の多さと際立った速読力と読解力は有名でしたが、現代のネット時代に於いてもその様な力には翳りがなく、幅広く、深くネット上でも情報を得たり発信したり頑張っておられる様子ですね。
私は純粋数学、ORの応用(経営工学、環境・インフラ計画)の研究をして来ましたので、日本の歴史や時事問題は専門外で、読書量も少なく知識も浅いので、退職してからネットを活用し、歴史や時事問題関連のYouTubeに凝って知識を整えています。
さて、貴兄の議論には同意し難い点が幾つかありました。
⇒あのー、私がORのこういう新刊本が出ましたよ、と貴兄にお伝えすることはアリでしょうが、ORの具体的な話について、貴兄に議論をふっかけたら、貴兄、どう思います?
長年の御交誼に免じて直言をお許しいただきたいが、それは貴兄が老いた、ということです。
但し、それ以上の老化を防止するためにも、せっかく生じた歴史に対するご関心を引き続き失わないことを強くお勧めします。(太田)
1。真珠湾攻撃がなく、南進して石油を獲って東南アジアの国々を解放する中で、ケソン政権を保存したマニラへの攻撃(ハワイ島を含めアメリカ国土ではなく)、また真珠湾攻撃直前のマレー沖海戦で英国艦隊を破滅させたのにアメリカが動かなかったのも、それらだけで反戦世論の大きいアメリカが日本との「総力戦」に這入る口実になり難かったからではないのでしょうか。
⇒例えば、ここ↑で、「真珠湾攻撃「直前」のマレー沖海戦で英国艦隊を破滅させた」なんてことを平気で書いちゃうんですからね。(太田)
2。この戦争は日本の経済的国力から精々2年で終える必要だったし、もし交渉で終戦しておれば、その後の生存方法は、その時点での状況を見て、大東亜共栄圏の活用、ドイツとの何等かの共栄等で何とか生き延びられたのでは。またアジアの国々の解放を見て他の地域の国々の白人列強国からの独立運動が起こる可能性もあり、戦後の新しい状況下では何等かの交渉やギヴ・アンド・テイクで中期的な平和は訪れたかも知れないのでは。
⇒米国が「総力戦」をしないとか米国と「交渉で終戦」とかおっしゃるところを見ると、米国がどういう国か、当時米国経済がどういう状況だったか、を御存じなさそうであるところ、仮にそれは咎めないとしても、日本の対米開戦直後に、日本の同盟国のドイツが(条約上の義務がないにもかかわらず)米国に宣戦布告し、米国には「総力戦」を行う以外の選択肢が失われたことを御存じないとしか思えませんねえ。(太田)
3。林氏が述べているのは、チャーチルの手紙に動かされてルーズベルトが仕掛けたドーリットル空襲(殆ど被害もなかったが突然の急襲で日本にショックを与えた)で、山本五十六が前から主張し今まで海軍に強く反対されていた「ミッドウェイ海戦」に火が付き、結果的に日本軍の西進を阻むことになった。
⇒大海戦を先延ばしにすればするほど兵力量的に日本側が不利になっていくだけだったので同じことです。(太田)
4。林氏が先の対戦が敗戦と主張しているかどうか知りませんが、東北大学名誉教授・田中英道先生は著わされた「戦後日本を狂わせたOSS日本計画」の中で、大東亜戦争は「敗戦ではなく終戦」であったとおっしゃっています。天皇陛下の玉音放送も「終戦の詔書」とです。
⇒前者については典拠を教えてください。
後者については、私が、大昔に先の大戦に日本は勝利したのではないか、と考え始めるきっかけの一つでした。(太田)
最後に、『オフ会「講演」原稿収録過去コラム群』のサイトをもう一度お教えください。
⇒私は、自分が書かなければならないと思うことを書いていて、それを皆さんにもご披露しているだけであり、読まれ易く、とか、売り込む、といった気は全くないので、件の一覧も作っていません。
私自身は視聴してみたことすらないのですが、オフ会幹事諸君がオフ会の時の私の「講演」をユーチューブにアップしている
https://www.youtube.com/user/nobumasaohta ので、そこから、個々の会の日にちを特定した上で、
https://www.ohtan.net/blog/ でもって同じ日にちのコラムを見つけてください。
なお、該当コラムを読まずして動画を見ても多分さっぱり分からないと思いますよ。
というか、動画の視聴はお勧めしません。
念のため。(太田)
123
太田述正
2022/08/23(火) 10:43:27 ID:G1PVH1mP
>>121 杉山らは、ちゃんと宿題を残してくれたんだけど、恐ろしくも畏くも、全く私心なくして、チョー出来悪答案を書いちゃったのが昭和天皇で、しめた、と、その答案をカンニングして、私利私欲のためにそれを日本脳死化に繋がる悪魔的答案に書き換えた上で、それを実行に移し、日本を予定通り脳死させつつ、その日本に依然君臨し続けてるのが岸カルト、ってワケ。
124
名無し@安全保障
2022/09/08(木) 21:49:34 ID:d5shX7Gh
杉山らを再評価することこそ、これからの日本には必要だと思う。
一方で、当該再評価は、(岸カルトよりは大いにマシではあるが、)昭和天皇等の近現代の天皇達がいかにちんけな存在であったかを浮き彫りにさせるんだよなぁ。ホント人間天皇だよ。
125
太田述正
2022/09/09(金) 11:08:05 ID:XrWzYMHj
杉山構想にしても岸カルトにしても、太田コラム読者の間では常識だが、世間一般の中では、そんな言葉を口にする人はまだキチガイ扱いだろな。
なお、岸カルトについては、次のオフ会「講演」原稿で初めて具体的な説明を行うところ、言葉だけが先行していて、若干フクザツな思い。
126
名無し@安全保障
2022/09/11(日) 23:02:42 ID:ekFR0Zek
127
名無し@安全保障
2022/09/13(火) 01:00:54 ID:FUdvonCf
古川貞二郎元官房副長官が亡くなりました。平成前期までの官僚の理想型のような評が報道で目立ちますが、太田さんは何か接点などありましたか?脳死日本の官僚の一人という感じですか?
128
太田述正
2022/09/13(火) 06:50:42 ID:heJ/c0A0
接点は、1998〜1999年の官房審議官の時に防衛事務次官の代理として、当時の首相官邸での古川さんが主宰する事務次官会議に出席したことがあったけれど、それだけですね。当時の官房副長官・・筆頭事務次官!・・のポストが旧内務省枠だったので厚生省出身の古川さんが官房副長官になれた、という認識でした。
129
名無し@安全保障
2022/09/18(日) 22:21:30 ID:YHqyp81Y
130
名無し@安全保障
2022/09/19(月) 21:58:38 ID:hecdfdzp
文系学者の脳死は、占領体制や軍備の積極的放棄という思想に、思考を停止して順応することが求められ、そうでなければ学界からパージされるという恐怖感を感じながら、その順応を「理論化」し「正義」とすることができて初めて残っていける世界に生きることを選んだ人達の集まりになったから起こったことのような気がします。
それはそのような言論が必然的に求められる度が高いメディア、文系学界、政治家(屋)、官僚の順に深化していったと。典拠があればよいのですが、ないので聞き流してください。
131
太田述正
2022/09/20(火) 08:57:24 ID:k9PiLFax
日本のメディア(ジャーナリスト)は、戦後、戦前とは180度変わった検閲に晒されたわけですが、おかげで、むしろ、脳死は直ぐには起こらなかったと私は見ており、よって、最初に脳死が生じたのは文系学者だ、と、申し上げている次第です。
で、ジャーナリスト達に比べれば相対的に自由度が高かったにもかかわらず、どうして最初の脳死が文系学者達に一斉に生じたかについては、次のオフ会「講演」原稿で取敢えずの私の仮説をご披露する予定なので、それをお読みください。
132
名無し@安全保障
2022/09/20(火) 11:31:17 ID:2vQVUe7n
講演原稿の一覧のようなものは、私も欲しいなと思っていたので、この際メモ帳にまとめたところ、 ウェブサイトの講演動画一覧のページ
https://www.ohtan.net/video/ に原稿とセットで掲載されていることに後から気が付きました(汗) ただ、オフ会参加者との質疑応答等も参考になることが多いので、それらを一覧でまとめたものを結局整理しました。
133
名無し@安全保障
2022/09/20(火) 11:36:02 ID:2vQVUe7n
134
太田述正
2022/09/20(火) 13:41:51 ID:k9PiLFax
講演原稿の一覧、ずっと前に山本さんに作成をお願いしたことがあって、反応がなかったのですが、やってくれてたんですねー、ありがたい。
また、2vQVUe7nさん、オフ会次第も含めた一覧を新たに作っていただき、ありがとうございました。
135
太田述正
2022/09/20(火) 13:52:51 ID:k9PiLFax
えーと、「講演」動画ですが、動画アップが始まって以降の「講演」のうち、収録はしてもアップされなかったものもあるのではないかと思います。
どなたか、確認していただければ、と、思います。
また、2vQVUe7nさん、動画がアップされ始める前のものとそれ以降でアップされていないものとを含めた全「講演」原稿がオフ会次第とともに貴まとめには収録されているのでしょうか。
136
2vQVUe7n
2022/09/20(火) 16:38:17 ID:h4lj3uLR
137
太田述正
2022/09/20(火) 18:20:03 ID:k9PiLFax
了解。
138
太田述正
2022/09/21(水) 09:50:54 ID:NyVKYk+V
今後は、私自身の手で更新し、有料読者向けのコラム・バックナンバーの目次のすぐ後の場所に収録することにしました。
139
管理人 ★
2022/09/22(木) 01:08:12 ID:kanrinin
141
太田述正
2022/09/22(木) 13:24:31 ID:gPDCErwL
>>139 1968〜69年の東大紛争に関して言えば、実家云々とは関係なく、通過儀礼、遅れて来た反抗期、レクリエーション、が組み合わさったものだった。
142
太田述正
2022/09/22(木) 13:25:28 ID:gPDCErwL
>>140 さすが新幹線のぞみ。
「年齢や性別は不明」(上掲)
143
名無し@安全保障
2022/09/23(金) 16:15:39 ID:qR67y2Ii
もし日本が「普通の国」になって国軍や集団的自衛権を保持することになったら、理想的な安全保障環境を作るために、必要な軍備や同盟はどのようなものだろうか。
前者はNPT脱退で核武装、後者はNATO加盟とか言う人がいそうだけど両立は難しそう。考えるだけ詮無いな。
144
管理人 ★
2022/09/26(月) 19:16:55 ID:kanrinin
20年ほど前に岡田英弘氏の「歴史とは何か」を読んで歴史を正しく理解できていないことを理解できたが、著作集を読み返してキリスト教とローマ帝国の関係が未だにわからない。
「油をそそがれたもの」の意味の「メシヤ」をギリシア語に訳すと、「クリストス」となる。この「クリストス」が、日本語訳の『新約聖書』では「キリスト」となった。「キリスト」がすなわち「メシヤ」であり、ローマの支配を打倒してユダヤ人のヤハヴェ信仰を守護する王なのだから、「キリスト教徒」は、すなわちユダヤ教徒で、ナザレのイエスこそがメシヤだったと信じるユダヤ人だ、ということになる。実際、『新約聖書』の「使徒行伝」では、ギリシヤ語の「クリスティアノス」(クリスチャン)がこの意味で使ってある。
そういうわけで、ユダヤ教のイエス派がキリスト教であり、イエスをキリストとして受け入れるということは、すなわちユダヤ人のローマ打倒運動に加わることを意味した。ところがどういうわけか、こういった反ローマが本質のキリスト教が、紀元三九二年になって、こともあろうにローマの国教になってしまった。正直に言って、どうしてそういうことがありえたか、納得のいく説明を聞いたことがない。
キリスト教徒は、イエスは神の御子だから、イエスの教えが地上にあまねく行われるのは当然だと思い込んでいる。なんの疑問も持たない。だから、ちゃんとした論理的な説明が必要だとも思わないのだろう。
岡田英弘 著作集 歴史とは何かT p169
https://amzn.to/3xSxRSa イスラム神権帝国を目指すイスラム聖戦士が最大の敵であるアメリカのビルに突っこんだら「テロリストは皆殺し」と絶滅宣言したアメリカ合衆国の国教がイスラム教になり共和制から神権制に移行した。
現在の言葉で言い直すとこうなるがどうしてこんなことができたのかわからない。
145
太田述正
2022/09/26(月) 22:43:17 ID:W3hB1Ih5
146
太田述正
2022/09/26(月) 22:44:25 ID:W3hB1Ih5
後半について:
トランプの米国のことを言っておられるのでしょうが、トランプの支持層の多くは福音主義キリスト教信徒・・私の言う原理主義的キリスト教信徒・・であるところ、彼らは、理の当然として、進化論を信じず、同性愛を否定し、妊娠中絶を否定すると共に、米国建国時の米国民のホンネを抱懐していて、極端に個人主義的/反社会主義的、にして、白人至上主義者/人種主義者、である人々です。(コラム#省略)
イスラム教がいかなる宗教か(コラム#省略)には立ち入りませんが、原理主義的キリスト教がイスラム教的であるとは(トランプの支持層の人々が聖典に従った日常生活を送っているわけではないという一点だけでも)言えませんし、全くもって聖職者らしからぬトランプが指導している点だけとっても、トランプ大統領下の米国といえども、神権制的ではなかったわけであり、バイデン大統領下の米国については言うまでもありません。
147
名無し@安全保障
2022/10/08(土) 09:26:07 ID:uaG733gY
148
名無し@安全保障
2022/10/09(日) 22:28:53 ID:FbEbbmhz
ロシアがこんなに追い込まれているそもそもの原因は、日本にある。
それをプーチンに誰かぜひ教えてあげて、杉山らに一泡吹かせることができるかもよ。
プーチンに死花を咲かせてやろうではないか!
149
管理人 ★
2022/10/11(火) 18:36:48 ID:kanrinin
150
太田述正
2022/10/11(火) 22:41:26 ID:IWZggqbu
その動画、なかなか味わい深いですね。
但し、山本さんは「日本仏教が原典から歪んでいる」とおっしゃるが、植木雅俊氏自身が、「昭和の日本で出版され<、私(太田)自身が読んだところの、>岩波文庫版『法華経』には、サンスクリット本からの日本語訳も掲載されているが、誤訳が散見され、岩波文庫の誤訳の箇所を、鳩摩羅什による漢訳と比較すると、鳩摩羅什はサンスクリット文法をふまえて意味を正確にとらえ、適切な漢訳を作ったことがわかるとしている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E8%8F%AF%E7%B5%8C のですから、大した歪みは鳩摩羅什訳じゃあ生じていないってことですよ。
覚えておられないのかもしれませんが、私見では、日本仏教の最大の歪みは、日本人・・基本的にはみな縄文人・・は人間主義者であって既に悟っているので、悟りを勧める仏教など必要ないにもかかわらず、仏教が、国家鎮護や個人的御利益に資するものとして日本に導入され、やがて、神仏習合の形で、日本に定着してしまったところにあるわけです。
ついでに、これも覚えておられないかもしれませんが、私見では、厩戸皇子は、縄文人の中から縄文的弥生人を創り出そうとしたけれど、創り出される縄文的弥生人が縄文性(人間主義性)を維持したり回復したりするために仏教が役に立つのかもしれないと考えたけれど、後世の人々はついにそれを支那仏教の中で発見することはできなかったものの、更に後になって出現した栄西なる仏僧が、神社的環境を日常生活の中に取り入れることで、それに成功するわけです。
但し、日本の仏教は、日本人の美意識の向上や芸術の発展・・上出の動画にも日蓮信徒の長谷川等伯
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E7%AD%89%E4%BC%AF の話題が登場する・・に大きな役割を果たしましたし、日蓮の思想ないし日蓮主義の形成を通じて、日本のみならず、世界に決定的な変化をもたらすことになったということも、申し上げてきたところです。
151
名無し@安全保障
2022/10/13(木) 20:11:53 ID:icVhKPkS
152
太田述正
2022/10/14(金) 14:51:17 ID:2qFpND+/
同意。
153
名無し@安全保障
2022/10/17(月) 10:34:54 ID:CurUJu0Q
154
太田述正
2022/10/17(月) 11:36:41 ID:Sd66LGN7
日本人元義勇兵がインタビューに応える場面から、TVで見てたな。
155
名無し@安全保障
2022/10/18(火) 18:01:48 ID:ehPsKPFK
自衛隊は立派な人材を失った。(太田さん)
↑
もちろん、被害者のことだよな。
156
太田述正
2022/10/18(火) 20:34:45 ID:w/Si0NaX
女性である被害者の方ね。
157
岩国 太郎
2022/10/19(水) 18:56:37 ID:rxg2RgeZ
北海道にロシア軍が上陸するとか?陸幕はまだこの方針を金科玉条にしているのか?
158
太田述正
2022/10/19(水) 19:22:45 ID:3bHOZBZm
典拠を付けよう!
159
名無し@安全保障
2022/10/25(火) 13:22:01 ID:Q9Dw/mt+
160
太田述正
2022/10/25(火) 21:43:37 ID:7QurFFZ1
161
名無し@安全保障
2022/10/26(水) 00:22:51 ID:UeYZ8NJV