タイトル | : コラム#1721(未公開)のポイント |
記事No | : 286 |
投稿日 | : 2007/04/07(Sat) 22:25 |
投稿者 | : 太田述正 |
コラム#1721(2007.4.6)「日進月歩の人間科学」のさわりの部分をご紹介しておきます。
笑いの本質については、<これまでの>・・どの理論も笑いをおかしさと関係のあるものととらえてきました。 ところが<実は、>・・笑いは、大脳の中の幸福回路を刺激すると同時に、他人に対して、自分が遊んでいるのであって、闘っているのではないという信号を送っているというのです。 ・・エライ人が下手な冗談を言っても大笑いするけれど、同じくらいか自分より目下の人が見事は冗談を言ってもちょっとしか笑わない、という具合に、人間は、他人との上下関係に応じて、笑うか笑わないか、あるいはどれくらい笑うかを無意識的に調整している、というのです。 <また、>・・19世紀より前に、・・分離的健忘症(dissociative amnesia)ないし記憶抑圧(repressed memory)、ありていに言えば、嫌な記憶を忘れる症状・・についての記録は、世界中を探しても一切ないことから、この症状は19世紀の欧米文化の中から生み出されたものであることが、ほぼ明らかになりました。
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