タイトル | : Re: 官制談合について・感想 |
記事No | : 35 |
投稿日 | : 2007/02/11(Sun) 21:02 |
投稿者 | : 田吾作 |
すぐには回答できない問題ですが、私の意見は「日本型官製談合とはなにか」ということです。政・官側と業者側の利害関係はご説明により分かりましたし、政権交代の必要性も判りますが「官製談合」を必要あらしめる現状とはいったい何かが分かりません。 「・・その一つは、米軍の仕事は日本独特の談合など入り込む余地のまったくない、国際入札に基づいて行われていたことである。工事の発注は米軍総司令部直属のO,E,D(オキナワ・エンジニアリング・ディス卜リ クト)と呼ばれる工作隊が担当。工事現場にはインスペクター(監察官)と呼ばれる軍人が絶えず目を光らせ、さらにその上には大佐クラスのコンストラクト・オフィサーがいて、不正などの入り込む余地などまったくないばかりか、競争原理に裏打ちされた合理的システムによって動いていた。また米軍の指示通りに工事をしない現場には、米軍が工作チームを独自に派遣して自ら工事を強行し、後で『フォースアカウント軍勘定』という名目の、高額の金を徴収されるようなことも体験した」 (「金融腐敗の原点」 立石 勝規 著 株式会社徳間書店発行 ISBN4-19−890775−7 P214より引用)
公然と長期に渡り行われている物事はその「善悪」の判断は別にして、個人や組織の判断ではどうにもならない必然性があるものと私は考えますが、その必然性のありようが分かりません。
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