タイトル | : コラム#1707をめぐって |
記事No | : 355 |
投稿日 | : 2007/04/30(Mon) 21:07 |
投稿者 | : 太田述正 |
これは、 http://blog.kaisetsu.org/?eid=544800 からの転載です。(太田) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<海舌> (従軍慰安婦問題)米国務省報道官の言『犯した犯罪(crimes)の重さを認めるという率直かつ責任ある姿勢でこの問題に対応することを心から期待している』
ポイント
われわれは日本の人々がこの問題に引き続き取り組み、犯した犯罪(crimes)の重さを認めるという率直かつ責任ある姿勢でこの問題に対応することを心から期待している
while leaving the comfort women hanging, it raises questions among American intellectuals about how truly democratic Japan is and how truly committed it is to human rights."(訳 海舌:従軍慰安婦問題を放置したままでは、日本の民主主義が本物かどうか、日本が真面目に人権問題を処理するのか、米国の知識層は疑問に思う。)
◆これらは、当然、
クマラスワミ報告
1。日本帝国陸軍が作った慰安所制度は国際法に違反する。日本政府はその法的責任を認める。 2。日本の性奴隷にされた被害者個々人に補償金を支払う。 3。慰安所とそれに関連する活動について、すべての資料の公開をする。 4。被害者の女性個々人に対して、公開の書面による謝罪をする。 5。教育の場でこの問題の理解を深める。 6。慰安婦の募集と慰安所の設置に当たった犯罪者の追及を可能な限り行う。 (96.2.6 朝日ニュース速報)
と
2007.04.29 Sunday マクドゥーガル報告
〇第二次世界大戦中、日本政府・軍隊は、二十万人を超える女性を「慰安所」で強制的に性的奴隷とした。この犯罪は、人道にたいする罪としてのみ適切に表現できる。 〇「慰安所」の責任者の訴追や慰安婦への法的賠償のメカニズムをつくる必要がある。 〇日本政府は、人道にたいする罪となるものにたいし、責任がある。 〇日本政府は、賠償問題は平和条約や賠償協定で解決ずみとの議論をしているが、日本政府は、軍の関与を認めることを最近まで怠り、アジア各国と平和、賠償の交渉時、この点で沈黙していた。日本が責任消滅のため、平和条約に依拠することは許されない。 〇十分な救済を提供するために必要な最終措置をとることは、日本政府にかかっている。
を背景に語られているのであり、これらの報告書の誠実、且、完全な履行を求めているのである。
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