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タイトルコラム#1790(未公開)のポイント
記事No459
投稿日: 2007/06/01(Fri) 16:13
投稿者太田 述正
 コラム#1790(2007.6.1)「20世紀の14大演説」のさわりの部分をご紹介しておきます。
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 コラム#1786で、英ガーディアン特選、20世紀の14大演説の話をちょっとしましたが、もう少し話を続けることにしましょう。
 改めて、この14演説のリストを、演説のタイトルとその年月日、そして簡単な紹介とともに掲げておきます。
<リストは省略>
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 ガーディアンは、この14演説を選定した基準を、概要以下のように記しています。
 
 キケロ(Cicero。コラム#1767)は雄弁家として有名であり雄弁術の本を書いた。彼は雄弁術を高い役職に就いたり裁判で勝訴したり共和制ローマの政策の変更をもたらすために用いた。しかし、共和制ローマが帝政へと移行するという時代の大転換期において、その雄弁術は彼の身を守ることはできず、結局首をはねられてしまった。
 アントニウス(Mark Antony)の妻フルヴィア(Fulvia)は、キケロの首から雄弁でならした舌を引っ張り出して彼女のヘアピンを何度も突き立てたと伝えられる。
 そこで今回、われわれは、雄弁な演説のうち、時代と響き合うところがあるものだけを選んだ。
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 しかし、あるガーディアンの読者の、「<錚々たる>お歴々の演説と並んで、スペンサーによる、王室の取るに足らない一員についての泣き言を採用した神経を疑う」という批判はあたっています・・。
 ガーディアンは自ら設定した基準を厳格に適用しなかったという誹りを免れないのではないでしょうか。
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 この14演説は、英国人が英国人のために選定したものであり、アングロサクソン中心という偏りがあるだけに極めて困難なことではありますが、将来、同様の試みが為された際に、日本人の演説が一つでも選ばれることを祈念しつつ、本コラムを終えたいと思います。