タイトル | : Re^2: 日本人は韓国人よりも単一民族的 |
記事No | : 479 |
投稿日 | : 2007/06/05(Tue) 15:13 |
投稿者 | : 遺伝子専門家 |
> コラム#1635(2007.1.25)で典拠に基づいて私が記したことへの反論ですね。 > 異なる集団の雑種度を比較するのに、ミトコンドリアDNAを使う方法が適切なのか、おっしゃるように、「造血細胞の移植確率」を使う方法が適切なのか、ここは専門家のご意見をうかがうほかはないのではないでしょうか。
多民族かどうかどうか、歴史時代において混血が多かったかどうかを正確に測るのは、「造血細胞の移植確率」のほうを適用したほうが正確です。
ミトコンドリアDNAのほうを適用する場合は、ミトコンドリアDNA的にみて「多人種」かどうか測るのには良いですが、
「多民族」かどうか、歴史時代において混血が多かったかどうかを正確に測るのには適さないと思います。
というのは、太田さんが例に出したミトコンドリアDNAのほうを適用する場合は、印象操作にカラクリがあって、あれでは「韓国人に多いタイプ」というのが出てきますが、ここで注意しなければいけないのは
「韓国人に多いタイプ」≠「韓国人にしかないタイプ」 「韓国人に多いタイプ」≠「韓国人系」
「韓国人に多いタイプ」=「韓国人の中で最も比率が高いタイプ」
だということです。
つまり、韓国人のDNAでは、韓国人固有のものは全く存在しなくて、その「韓国人に多いタイプ」というのは、日本人や中国人にも存在するタイプだということです。
そして、ここで、また注意しなければいけないのは、韓国と日本・中国では分母(人口)が全く違うわけで、そういうふうに考えたら、韓国人に多いタイプというミトコンドリアDNAは、人口から見たら、中国がナンバー1の保有国であり、日本がナンバー2の保有国わけです。
つまり、
「韓国人に多いタイプ」=「韓国人の中で最も『比率』が高いタイプ」
であって、
人口から見たら、「韓国人の中で最も比率の高いタイプ」は
中国>>>>>日本>>韓国
なわけです。
こういうに考えると、全く印象が代わってくるのです。
よって、多民族かどうかどうか、歴史時代において混血が多かったかどうかを正確に測るのは、「造血細胞の移植確率」のほうを適用したほうが正確です。
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