あちこちに書き散らかすのは止めて下さいね。 まとめて回答をします。>貴方は執筆当時、ガゼルAHが非武装であったことに気付いていなかった。そしてそれに気付いた後、「無誘導のロケット弾でも搭載可能なら対戦車攻撃力にカウントしていいんだ」と強弁を始めた。 ガゼルを対戦車へり、ひいては対戦車攻撃力としてカウントしたかどうかすら記憶にない、と申し上げているでしょう。 もし、カウントしたのであれば、それなりに根拠があったはずだけれど、今、ミリバラが手元にないこともあって、確かめようがありません。>太田氏はHEAT弾の構造と効果について理解されていますか? 常識の部類に属します。 なお、私はこのやりとりの中では、「徹甲弾」を「装甲の貫徹を目的とした砲弾」という一般用語として用いているのであって、HEAT弾等と対置されるものとして用いてはいません。>徹甲弾(AP弾)と成型炸薬弾(HEAT弾)の違いを理解してください。 対置した場合の、両者の違いもまた、常識の部類でしょう。ところで、>ロケット弾の「徹甲弾」は対施設破壊用(コンクリート用)です。戦車を破壊する気ならHEAT弾頭が必要です。ハイドラやSNEBは各種弾頭が用意されているので設定はありますが、基本的にHEAT型を使うことは殆ど無く、HE弾頭を使うのが主流です。と、HEAT弾を用いたロケット弾もある、とおっしゃっているのはあなたご自身です。>アルゼンチン軍はフォークランドに戦車を揚陸していませんので、必要がありません。 アルゼンチンの艦艇の撃破のために英軍は対戦車ロケットを使っています。弾種までは分かりませんがね。http://www.britains-smallwars.com/Falklands/land-war.htmガゼルにはたまたま出番がなかったのでしょう。
> ガゼルを対戦車へり、ひいては対戦車攻撃力としてカウントしたかどうかすら記憶にない、と申し上げているでしょう。> もし、カウントしたのであれば、それなりに根拠があったはずだけれど、今、ミリバラが手元にないこともあって、確かめようがありません。貴方は著書で対戦車ヘリの数を「英国:269機」「日本:90機」としています。日本の90機は分かります、AH-1Sの数だから。ですが英国269機とは、リンクスやガゼルを全てカウントしていないと出て来ない数値です。リンクスはATMを運用できるのでカウントしても構いませんが、ガゼルは駄目です。> >太田氏はHEAT弾の構造と効果について理解されていますか?> > 常識の部類に属します。> なお、私はこのやりとりの中では、「徹甲弾」を「装甲の貫徹を目的とした砲弾」という一般用語として用いているのであって、HEAT弾等と対置されるものとして用いてはいません。軍事用語として「徹甲弾」とは「砲弾の運動エネルギー(Kinetic Energy)により装甲の貫徹を目的とした砲弾」であり、装甲の貫徹を目的とした砲弾全てを指す用語ではありません。軍事関係者でHEAT弾を徹甲弾(AP弾)扱いする人は皆無です。「徹甲弾」とは軍事用語です。「一般用語として用いている」等といった不思議な答弁は行わないで下さい。これは軍事常識の範疇の筈です。> と、HEAT弾を用いたロケット弾もある、とおっしゃっているのはあなたご自身です。ええ、そして無誘導のそれは、RPG7を担いだ歩兵を能動的な対戦車攻撃力としてカウントするのと同じで意味が無い、と申し上げています。ちなみにアメリカはハイドラ70ロケットのHEAT弾頭型を生産中止してしまいました。碌に使えないからでしょうね。> アルゼンチンの艦艇の撃破のために英軍は対戦車ロケットを使っています。弾種までは分かりませんがね。> http://www.britains-smallwars.com/Falklands/land-war.htmミラン対戦車ミサイルでしょう、アルゼンチン軍が12.7mm機関砲で狙撃を行ってきた時も、これを反撃で使用しています。つまり英軍は陣地攻撃用に対戦車兵器を持ち込んだわけです。そういった用途であれば弾頭はHEATではなくHEを選択した方が効果は高い(陸上自衛隊も重MATで舟艇を狙う場合はHE弾頭で起爆させる)のですから、元々HEが基本装備のヘリ搭載ロケット弾にわざわざHEATを入れてくる必要がありません。> ガゼルにはたまたま出番がなかったのでしょう。その後の湾岸戦争、アフガン対テロ戦争、イラク戦争でも「たまたま」が続いたと強弁するのは無理があります。
整理すると、以下のいずれかが典拠付きで「証明」されれば、私が論駁される、ということですね。1 1999〜2000年当時(以下、「当時」という)、英陸軍はガゼルに搭載可能なロケットポッドを保有していなかった。2 当時英陸軍は、上記ロケットポッドを保有していたが、このロケットポッド用のAP弾もHEATも保有していなかった。3 当時英陸軍は、上記HEATは保有していなかったが上記AP弾は保有していた。しかし、この弾に対戦車能力はなかった。4 当時英陸軍は、対戦車能力を有するAP弾、または、(当然対戦車能力を有するところの)HEATを保有していたが、(いずれも、一、一部の戦車にしか有効でない、あるいは、二、自殺的攻撃となる、等の理由から、)ガゼルにロケットポッドを装着し、そのロケットポッドからこれらの弾種を対戦車用に発射することもありうる、という運用構想は持っていなかった。
> 整理すると、以下のいずれかが典拠付きで「証明」されれば、私が論駁される、ということですね。> > 1 1999〜2000年当時(以下、「当時」という)、英陸軍はガゼルに搭載可能なロケットポッドを保有していなかった。> 2 当時英陸軍は、上記ロケットポッドを保有していたが、このロケットポッド用のAP弾もHEATも保有していなかった。> 3 当時英陸軍は、上記HEATは保有していなかったが上記AP弾は保有していた。しかし、この弾に対戦車能力はなかった。> 4 当時英陸軍は、対戦車能力を有するAP弾、または、(当然対戦車能力を有するところの)HEATを保有していたが、(いずれも、一、一部の戦車にしか有効でない、あるいは、二、自殺的攻撃となる、等の理由から、)ガゼルにロケットポッドを装着し、そのロケットポッドからこれらの弾種を対戦車用に発射することもありうる、という運用構想は持っていなかった。いいえ、「1999〜2000年当時、ガゼルAHは非武装だった」という時点で、ガゼルを対戦車ヘリの頭数に入れた太田氏の著書の記述は間違いである、と言えます。またその後、「無誘導のロケット弾でも対戦車機動攻撃力にカウントしている」点も、間違いであるといえます。誘導ミサイルを運用できる対戦車ヘリと、無誘導のロケット弾程度しか運用できないヘリでは、攻撃力として比較できるようなものではない筈です。そもそもの問題点は、太田氏が著書で、対戦車ヘリコプターの頭数を英軍269機、自衛隊90機と計算したことにあります。ここから間違っています。
やれやれ、JSFさん、議論から退出されるのですね。 まことに残念です。 どなたか、JSFさんの代わりに私を「論駁」できる方はいらっしゃいませんか。 日本での軍事論議の質を向上させるためにも、伏してお願いします。
> やれやれ、JSFさん、議論から退出されるのですね。> まことに残念です。いいえ、議論から逃げているのは太田氏の方ではありませんか?> どなたか、JSFさんの代わりに私を「論駁」できる方はいらっしゃいませんか。> 日本での軍事論議の質を向上させるためにも、伏してお願いします。太田氏は、英軍の対戦車ヘリを269機とした内訳を説明してください。