タイトル | : ヨセ |
記事No | : 112 |
投稿日 | : 2007/03/08(Thu) 04:51 |
投稿者 | : バグってハニー |
まんまですね(新共同訳)。ちなみに英語ではYoseでもJoseでもなくJosesです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Joses ヨセフ(Joseph)の変化した形ですが、新約を通してマルコによる福音書に二回だけ出てくる珍しい名前なので、そのあたりがキャメロン説の補強材料になっているのではないでしょうか。
マルコではヨセはまず、イエスの兄弟の一人として言及され、その後、磔の場面でそれを見守った女性の一人、マリアの息子として二度目の言及が行われます。素直に読むとマリアを母に持つイエスとヨセの兄弟、ということでキャメロン説の通りなのですが、ややこしいのはヨハネによる福音書でここでは同じ磔の場面に三人のマリアが登場します。イエスの母マリアとそのマリアの姉妹でクロパの妻マリアとマグダラのマリア。カトリックの解釈ではこのクロパのマリア(ヨハネ)と小ヤコブとヨセの母マリア(マルコ)が同一人物だとしています。というのは、クロパはアラム語アルファイのギリシャ語訳、つまりクロパの妻マリアとはアルファイの妻マリア。だからマルコに登場するマリアの息子小ヤコブは十二使徒の一人アルファイの子ヤコブである、というわけです。この解釈ではキャメロン説とは異なり、ヨセ(とヤコブ)はマルコに書かれているようにイエスの「兄弟」ではなく、イエスの従兄弟ということになります。わかった? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2_%28%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%91%E3%81%AE%E5%A6%BB%29 。
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