英国国防省

防衛庁キャリアとしては、初めて二度目の留学を経験することになり、家内を伴ってロンドンに赴きました。

私はバッキンガム宮殿近くの大学校へ、家内はシティーへと、日本にいた時と同様の「共稼ぎ」生活が始まりました。

このRoyal College of Defence Studiesという大学校の学生の構成は、大佐や准将の位の軍人を中心にシビリアンも含まれており、イギリス人と外国人がほぼ同数でした。実に優雅で格式の高い学校であり、そのことは、ヨルダンのフセイン国王(当時)が講師として毎年やってこられていたことでも何となくお分かりになることでしょう。

私にとっては、大学校もさることながら、ロンドンという、歴史に充ち満ちた大都会で一年間を過ごせた経験は、何物にも代え難かったと思っています。