タイトル | : 仕方ないなぁ…… |
投稿日 | : 2007/06/09(Sat) 20:18 |
投稿者 | : 通りすがりの逸般人 |
トドメをくれてやりますか。
JSFさん、申し訳ありませんがネタを一つ横取りします。
太田氏は(少なくとも対戦車戦闘に使用される兵器に関しては)決定的に知識が欠けています。理由は以下の通りです。
太田氏は#525で以下のように発言なさいました
> ロケット弾ポッドを装着した汎用ヘリの乗員が、有事において、戦車の装甲を打ち抜ける徹甲弾も携行していた場合、戦車を攻撃しない、とは考えられないと私は思います
この発言は、どんな形での弁解も不可能な完全な誤りです。何故なら、ロケット兵器は(ごく限られた例外を除いて)絶対に徹甲弾など装備出来ないからです。
#解っている人へフォロー:
#LOSATの事は知ってます(^^; が、LOSAT知ってる人がこんなバカな事を言い出すワケが無いでしょ?
徹甲弾は、自身の運動エネルギーを用いて目標の装甲を貫通することを目的とした弾頭です。大きくは
(1)自身の硬度と質量で装甲を貫く
(2)専ら運動エネルギーのみを用いて貫く
で二種類に分類されますが、いずれの場合も大きな運動エネルギーを弾頭に持たせることが必須条件です。
もう解りましたね? 少なくともヘリコプターに搭載できる程度のロケット兵器では、絶対に徹甲弾として必要な運動エネルギーを弾頭に与えることは出来ないのです。
これは、現在論議になっている話題が過去のものである限り、どんな可能性を考慮に入れたとしても絶対に覆せない事実です。ロケット推進で徹甲弾として用いる事が出来るほど弾頭に運動エネルギーを与えられる兵器は、2007年6月9日現在も実用化されていないのですから。
こんな基本的な知識すら、貴方はご存知ではなかったのですか?
太田氏には、(少なくとも対戦車戦闘に用いられる)兵器に関する基本的知識が完全に欠落しています。これ以上、不毛な官僚的答弁をお続けになることはお止めになり、誤りは誤りとしてお認めになられることを強く希望します。
申し上げておきますが(全面的には賛成しないものの)私は太田氏のお考えがまったく意味の無いものとは思っておりません。太田氏とは若干異なる捉え方ですが、私も日本の自衛隊が非常に歪な形で発展してきてしまった事を憂慮している一人です。だからこそ、太田氏には誤りを認める勇気を持って欲しいのです。
兵器の知識が無いからといって軍事を語ることが出来ないわけではありません。しかしそれには、ソクラテスの「無知の知」を弁えていることが大前提となるはずです。太田氏には三度、今後のご自身のコミュニケーションのあり方について、ご再考いただく事を強く求めます。